スイレン属

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スイレン属

ヒツジグサNymphaea tetragona
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: スイレン目 Nymphaeales
: スイレン科 Nymphaeaceae
: スイレン属 Nymphaea
  • 本文参照
スイレン
熱帯産スイレン
やや上方から撮影した花

スイレン属(-ぞく、学名:Nymphaea)は、スイレン科の属の一つで、水生多年草。単にスイレン(睡蓮)と呼ぶことが多い。

日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生する。日本全国の池や沼に広く分布している。白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われる。

目次

[編集] 特徴

水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる。葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入る。葉の表面に強い撥水性はない。多くの植物では気孔は葉の裏側にあるが、スイレンでは葉の表側に分布する。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつける。

[編集] 熱帯産と温帯産

産地で大まかに分けると、熱帯産と温帯産に分けられる。園芸ルートで一般的な物は温帯産、アクアリウムルートで一般的なものは熱帯産である。

温帯産は水面のすぐ上に花を付けるが、熱帯産は水面から高く突き出た茎の先端に花をつけるので、区別は容易である。また、熱帯産には夜や早朝にしか花を咲かせない種もある。
温帯産種と熱帯産種には塊根にも大きな違いがある。熱帯産の塊根は、下にあるタイガーロータス塊根部の写真のように、丸みを帯びた『球根型』をしたものが多いが、対して、温帯産はワサビの根のような細長い塊根を持つものが多い。

[編集] 人間とのかかわり

[編集] 観賞用として

多数の園芸品種がある。

熱帯スイレンと呼ばれるものは、原産地はエジプトとされ、熱帯から亜熱帯にかけて約40種が分布し、交配によって多数の園芸種が存在する。

よく似たハス(蓮:以前はスイレン科とされた)と混同されるが、現在は別のハス科とされ、全く系統が異なることが明らかになってきた。 ハスは水面から高く花柄が伸び、葉に撥水性がある。またハスの根はいわゆるレンコン(蓮根)である。

[編集] 神聖なるハス

古代エジプトの壁画や彫刻に「神聖なるハス」という言葉が残されている[要出典]が、エジプトにハスは自生しておらず、スイレンがそれに該当する。 古代エジプトにおいて神聖なるものとされていたスイレンだが、特に青スイレンは日の出とともに花が開き、日没とともに花を閉じる規則性から「太陽の花」という異名をつけられていた。

[編集] スイレンをモチーフにした作品

印象派の画家クロード・モネの大作「睡蓮」も有名。「睡蓮」において描かれている睡蓮は前述の温帯スイレンである。

[編集] 温帯産

[編集] 温帯産園芸種

日本において、一般的なスイレンは、いくつかの野生種を交配、品種改良し、作出された園芸種である。花の色、葉の色、模様、様々な姿の品種が存在する。

[編集] 熱帯産

[編集] タイ・ニムファ

葉が真紅に染まる東南アジア原産のスイレン。一般的にはアクアリウム水中葉を観賞するが、戸外で保温が可能なら、花を楽しむことが可能である。

[編集] タイガーロータス

タイガーロータス
水中葉の水槽中での様子
タイガーロータス
水から上げて根を撮影したもの

西アフリカ熱帯域原産のスイレン。一般的にはアクアリウムで水中葉を観賞する。葉のカラーバリエーションは、暗めのワインレッドをした『レッド』と、緑に茶色の斑が入った『グリーン』がある。

[編集] セイロン・ヌパール

インド、ラオス原産。ヌパールと呼ばれるが、スイレンの仲間である。葉は、黄緑色のグリーンと、濃い赤のレッドがある。

ウィキメディア・コモンズ

[編集] ティナ

園芸種。小型だが非常に花付きが良く育てやすい。ムカゴで増えるため繁殖も容易。 色は青みがかった紫だが、生育条件によって変化することもある。昼咲き。 初心者用として最も有名な熱帯スイレン。

[編集] Gallery

最終更新 2009年7月9日 (木) 18:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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