スクラッチビルド

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スクラッチビルドscratch building)とは、模型製作方法のひとつ。プラモデルなどの組み立てキットを作るのではなく、各種材料を用いて部品を自作することである。文字通り素材から削り出して作るケースが多いことからその名がついたとされている。スクラッチと略されることが多い。一部の部品だけでなく模型全体を自作する場合は特にフルスクラッチビルドという。

目次

[編集] 技法

スクラッチビルドの手法は大ざっぱに言えば板材による箱組み、ブロック材からの削り出し、粘土材の盛りつけなどを必要に応じて取捨選択することが一般的である。特に決まった手順は存在しないので、最終的に形になりさえすれば、材料、工具、工作方法いずれも製作者のアイディアと好み次第でどのようなものを使ってもよい。細かな技法については多岐にわたるため本項では扱わない。模型雑誌に掲載される製作記事を参照されたし。

材料については、身の回りにある生活用品およびその廃材の利用や、既存キットのパーツを流用してもよい。ただし製作者の技量が低いと、流用パーツと自作パーツの工作精度の違いから、流用した箇所が丸分かりとなり、ちぐはぐな作品になりかねない。逆に言えば、工作精度から流用箇所が判別できない、即ち工業製品並みの工作精度を持つ作品は高く評価されることになる。

また、作品における流用パーツの割合と加工度によっては、スクラッチビルドではなくキットの改造作品と見なされたり、ミキシングビルド(後述)と呼ばれることがあるが、それらの境界はあいまいである。模型雑誌によっても異なるが一部では、全て自作した作品をフルスクラッチ、それ以外はひっくるめてスクラッチビルドと表すなど記述がまちまちで分かりづらい。厳密な定義が存在しない関係上表現が難しいが、セミハードフルと段階分けすることで自作パーツの分量や加工度合を把握しやすい。

  • スクラッチビルド
    • セミスクラッチ
    • ハードスクラッチ
    • フルスクラッチ

[編集] ミキシングビルド

複数の製品から部品を流用・加工して、流用元とは全く異なるものを作り出すことをいう。部品の流用を主たる工作方法とする点でスクラッチビルドとは区別される。ただし、ミキシングビルドで作られた作品もスクラッチビルドとされることも多く、用語の明確な使い分けは確立されていない。単に流用部品を組み合わせるだけでは完成しないため、不足する部品をスクラッチビルドで作り出したり、流用パーツを改造しなくてはならないことが境界をあいまいにしている原因といえる。

[編集] ミキシングビルドの例

[編集] 他分野での用語の流用

上記のような由来から、「フルスクラッチ」については『部品レベルから自前で構築する』『既存の枠組みを使わず構築する』などの意味合いを出す目的で、他分野でもよく使われる。(企画業務全般、ソフトウェア開発、ビジネスモデル構築、映像・ドキュメントなどメディア製作など)

また、対立概念のミキシングビルドに相当するものとしては、業界ごとに用語は異なる。 既存部品を自在に組み合わせることこそが主役であるというようなWebプログラミングの分野にあってはマッシュアップなどと呼ぶ。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年7月26日 (日) 12:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【スクラッチビルド】変更履歴

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