スズキ・エスクード

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エスクード(Escudo)は、スズキから発売されているSUV自動車1988年に登場し、ライトクロカンというジャンルを築きあげた車である。

目次

[編集] 概要

カナダではゼネラルモーターズとのジョイントによるCAMIオートモーティブで、また、スペインではサンタナ・モトールで生産される世界戦略車でもあり、車名も国により様々で、初代がサイドキックSidekick:北米)、ビターラVitara:欧州)、2代目は4気筒モデルがビターラ、V6・ロングモデルがグランドビターラGrand Vitara)、3代目はグランドビターラの名称で販売されている。

また、ゼネラルモーターズとの提携の一環で、以前は北米市場で、「ジオ」、「アスナ」、「シボレー」、「ポンティアック」、「GMC」などを通じてOEM供給されていた。

このクラスのSUVは、乗用車感覚で使われることが多いが、エスクードは一貫して強固なラダーフレームを採用している。これは、設計のしやすさと、堅牢性を両立させたためである。

2005年、フルモデルチェンジされた3代目ではセパレートフレームを止め、モノコックボディーに頑丈なラダーフレームを溶接し、一体化した、「ビルドイン ラダーフレーム」と呼ばれるユニボディー構造となった。

高級車を生産していないスズキにとって、2007年日産・セレナのOEM車ランディが登場するまでは日本国内における事実上のフラッグシップモデルであった。    

[編集] 歴史

[編集] 初代(1988-1997年)

スズキ・エスクード(初代)
コンバーチブル
 
 
ノマド
 
5ドア V6
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 1988年1997年
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5名
 
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
5ドアハッチバック(ノマド)
2ドアコンバーチブル
 
ハイブリッド
 
エンジン G16A型 直4SOHC
1.6L 82hp/5,500rpm 13.1kg-m/3,000rpm、2000ccV6、2000cc直4ディーゼルターボ、2500ccV6、2000cc直4
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 5MT / 4MT / 3AT
 
駆動方式 4WD
 
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:トレーリングアーム+センターAアームリジッド
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 3,560mm、3975mm(ノマド)
 
全幅 1,635mm
 
全高 1,665mm、1,700mm(ノマド)
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2,200mm、2480mm(ノマド)
 
車両重量 1010kg、1210kg(ノマド1.6L)
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
ステアリング位置 {{{ステアリング位置}}}
 
 
 
本体価格 {{{本体価格}}}
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
 
車台共有車 ジオ・トラッカー
ポンティアックサンランナー
スズキビターラ/グランドビターラ
マツダ・プロシードレバンテ
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

1988年5月の発売当時、SUVのほぼ空白地帯であった1600ccクラスにスズキが満を持して投入したモデル。

当初は3ドアのコンバーチブルと、ハードトップだけのラインアップであった。日本国内では、ハードトップに登録区分の違いによる、4ナンバーのバンが設定された。

直線を基調とした欧州調のスタイルと、泥臭さを感じさせない乗用車感覚の内装、それに、低価格とが相まって、後発となるダイハツ・ロッキーの追従を許さない、大ヒットとなった。このモデルの誕生がなければ、トヨタ・RAV4や、ホンダ・CR-Vの存在もなかったかも知れない、とさえ言われている。

意欲的な思想はサスペンションにも現れており、フロントは乗用車では一般的なストラットとコイルスプリングの組み合わせで、リアは、リジッドアクスルの位置決めに、初代レンジローバーのような「センターAアーム」を用いている。この形式の採用例は、当時の日本車ではこの初代エスクードが唯一であり、クロスカントリーなどのオフロード走行では、フロント独立懸架の弱点である、ホイールストロークの短さを、良く動くリアが補っている。

1989年にはスポーツ用品のブランドを冠した特別仕様車が登場、5月に夏期限定車「ヘリーハンセンリミテッド」、10月に冬季限定車として「ゴールドウィンリミテッド」が設定される。

1990年9月に追加された5ドア車は、ロングツーリングにも使えるイメージから、「遊牧民」を意味する「ノマド」のサブネームが付けられ、これもまたヒット作となった。

1994年12月のマイナーチェンジの際には、内装が従来の角張ったものから丸みを帯びたものとなり、スズキ初の2000ccV6エンジンと、2000cc直4ディーゼルターボを積むモデルが追加された(ただし、レジントップ仕様とコンバーチブル仕様(いわゆる幌仕様)には、V6エンジンとディーゼルエンジンはなかった)。追加モデルは、フロントのデザインが、独立グリルに変更された。また、重量と出力の増加に対応すべく、フレームの強化、ストラットタワーバーの追加、タイヤサイズとトレッドの拡大などの対策が採られている。トレッド拡大によるオーバーフェンダーの装着で全幅は広がり、前後バンパーの大型化により全長も伸びたが、室内容積は従来モデルと変わっていない。ディーゼルエンジンはスズキの内製ではなく、マツダからRF型の供給を受けている。またその見返りとして、マツダヘプロシードレバンテとしてOEM供給を開始した。

1995年には、エスクードを種車に、北米市場を狙った2シーターの派生モデル、X-90が発売された。デタッチャブルルーフを持つ、オフロード版のカプチーノといった趣きのクルマであったが、商業的には失敗作で、日本国内では完全に珍車扱いされ、北米市場を含め、売れ行きは本家のエスクードと比べて散々なものであった。

1996年には、2500ccV6エンジンモデルが追加され、2000ccエンジンはV6から直4となる。また、この時から5ドア車の「ノマド」の名称が消滅し、3ドア、5ドアという呼称となった。

[編集] 2代目(1997年-2005年)

スズキ・エスクード(2代目)
5ドア
 
 
コンバーチブル
 
グランドエスクード
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 1997年2005年
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5名
 
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
5ドアハッチバック
2ドアコンバーチブル
 
ハイブリッド
 
エンジン G16A型 直4SOHC
1.6L 107hp/6,000rpm 14.7kg-m/4,500rpm
J20A型 直4DOHC
2.0L 140ps/6,500rpm 19.0kg-m/4,000rpm
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 5MT / 4AT
 
駆動方式 FR/4WD
 
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:5リンクリジッド
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 3,810mm(3ドア)、4,090mm(5ドア)、4,640mm(グランドエスクード)
 
全幅 1,780mm
 
全高 1685mm、1,740mm(グランドエスクード)
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2,200mm(3ドア)、2,480mm(5ドア)、2,800mm(グランドエスクード)
 
車両重量 1,270kg、1,680kg(グランドエスクード2.7L)
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
ステアリング位置 {{{ステアリング位置}}}
 
 
 
本体価格 {{{本体価格}}}
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM シボレー・トラッカー
 
車台共有車
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

1997年にフルモデルチェンジ。この変更はGMからの要請によるもので、スズキによるスタイリング案ではない。スズキのデザイナーは、涙を飲んでクルマを仕上げたという。[要出典]セパレートフレームを持つことは初代と同じであったが、リアサスペンションが新設計ではあるが5リンクリジットとなりラテラルリンクを持つ陳腐なものへと後退した。インテリアではリヤシートがダブルフォールディング分割となっており、フロントシートのヘッドレストを外して倒すことでフロントからリヤシートバックまでのフルフラットシートが可能となるなど、先代モデルに比べて居住性が大きく向上している。当初のラインナップは1600cc、2000cc、2500cc、2000ccディーゼルと初代のラインナップをほぼ引き継いでいたが、2500ccと2000ccディーゼルは5ドアのみとなり、コンバーチブルは国内向けモデルからは消えた。 引き続きマツダへのOEM供給も行われたが、トリビュートの発売を機に2000年に終了する。 なお、アメリカ市場向けに2700ccに排気量を拡大、車体を延長して3列目のシートを追加し7人乗りとしたグランドエスクードが、2000年に派生モデルとして登場している。

1998年10月15日にエアロパーツを装着した特装車「V6スペシャル」を発売。(限定300台) 1998年11月20日にスポーティな外観とマルチメーターなどを装着した特別限定車「G-リミテッド」を発売。(限定1,000台) 1999年6月10日にスポーティーな外見と上級仕様のオーディオを装着した特別限定車「Sリミテッド」を発売。(限定1,000台) 2000年4月13日に一部改良を実施。1.6L・3ドアに2WD車を設定。「優-低排出ガス(☆☆)」の認定を受ける。グレード体系は3ドアは1.6Lのみ。5ドアは2.0LとV6-2.5Lとなる。 2000年12月12日に仕様変更を行った。3ドアは2.0Lにグレードアップし、全グレードの値下げを実施。また、V6-2.7Lエンジン、3列・7人乗りの派生モデル「グランドエスクード」を発売。 2001年6月18日にアウトドアレジャーや旅行の用途に特化した特別仕様車「2.0 5ドアヘリー・ハンセンリミテッド」を発売。(限定500台) 2002年1月9日に「エスクード」の5ドア・2.0L車をベースに、ファッションデザイナー山本寛斎が外内装をファッショナブルにアレンジした特別仕様車「KANSAI」を発売。 2002年6月25日に昨年に引き続き、特別仕様車「ヘリー・ハンセン」リミテッドを発売。(限定500台) 2002年11月18日国際スキー連盟(FIS)とタイアップし、専用エアロパーツやキーレススマートシステムなどを装備した特別仕様車「FISフリースタイルワールドカップリミテッド」を5ドア・2.0L車に設定し、発売。 2003年6月18日2.0L・5ドア車に特別仕様車「ヘリー・ハンセンリミテッド」を発売。 2003年10月18日に昨年に引き続き、「2.0 5ドア FISフリースタイルワールドカップリミテッド」を発売。 2004年5月20日 に専用デザインの前後バンパーとフォグランプを装備したスポーティな外装とLEDランプ付ドアミラーなどを装備した特別仕様車「2.0 5ドア S-エディション」を発売。


[編集] 3代目(2005年-)

スズキ・エスクード(3代目)
5ドア フロント(前期型)
 
 
5ドア リア(前期型)
 
車内
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2005年
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5名
 
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
5ドアハッチバック
 
ハイブリッド
 
エンジン 前期型(2005.5-2008.6)
M16A型 直4DOHC
1.6L 106hp/6,000rpm 14.8kg-m/4,500rpm
J20A型 直4DOHC
2.0L 145ps/6,000rpm 19.7kg-m/4,000rpm
H27A型 V6DOHC
2.7L 184ps/6,000rpm 25.5kg-m/4,500rpm
後期型(2008.6- )
J24B型 直4DOHC
2.4L 166ps/6,000rpm 22.9kg-m/4,000rpm
N32A型 V6DOHC
3.2L 224ps/6,200rpm 29.0kg-m/3,500rpm
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 5MT / 5AT / 4AT
 
駆動方式 4WD
 
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4,005mm(3ドア)、4,420mm(5ドア)
 
全幅 1,810mm
 
全高 1,695mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2,440mm(3ドア)、2,640mm(5ドア)
 
車両重量 1,600kg(2.4L 5MT車)
1,620kg(2.4L 4AT車)
1,710kg(3.2L車)
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
ステアリング位置 {{{ステアリング位置}}}
 
 
 
本体価格 {{{本体価格}}}
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM
 
車台共有車
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

2005年5月16日 8年ぶりのフルモデルチェンジで3代目に。北米ではGrand Vitaraを名乗り、グランドエスクードの2代目の扱いとなる。ラダーフレームからモノコックフレーム(ただしラダー構造はフロアパンに残されており、スズキではこれを「ビルトインラダーフレーム」と呼称している)へ、パートタイム4WDからフルタイム4WDへと、根本から変更となるが、HI-LO切り替えの副変速機は健在。「グランドエスクード」は販売終了し、エンジンは2000ccと2700ccの2種類で、5ドアのみとなる。グレードは3種類で、「2.0XE」、「2.0XG」、「2.7XS」がある。同クラス他車種のほとんどはAT車のみのラインナップであるのに対して2000ccのみ5速MT車もあわせてラインナップされている。

2006年6月12日 新グレード「1.6XC」発売開始。輸出向けのみに設定されていた3ドア車が日本市場に再投入された。これは欧州向けモデルをベースにしていると思われ、エンジンは1600cc のプレミアムガソリン仕様で、変速機は5速MTのみ。価格は176万4000円。ただし、5ドアモデルに装備されている副変速機は、1.6 XC では省略されている。また、5ドアには「ハイグレードサラウンドシステム」や専用フロントグリルアルミホイールなどを装備した特別仕様車、「スーパーサウンドエディション」を発売した。

2006年12月5日 スポーツ用品ブランド「サロモン」のイメージにあわせ、ウィンタースポーツを楽しむユーザーに向けた特別限定車「2.0 / 2.7 サロモンリミテッド」を発売(限定750台)。

2007年5月15日 V6 - 2.7 Lエンジンを搭載した新グレード「2.7 XG」を発売。これに伴い、3ドアモデル「1.6 XC」の国内での販売を終了。

2007年6月5日 アルカンターラを使用したシート表皮と専用フロントグリル、電動サンルーフなどを装備した特別限定車「2.0/2.7 ヘリー・ハンセンリミテッド」を約5年ぶりに発売(限定800台)。

2007年11月6日 昨年に引き続き、特別限定車「2.0/2.7 サロモンリミテッド」を発売。(限定1,000台)今回は「SALOMON」の刺繍が入った撥水加工済専用シートなどを装備する。

2008年6月26日 マイナーチェンジを実施。エンジンを大型化し、スズキ車では初めてのロータリーバルブ式可変吸気システムや、バランサーシャフトを搭載した直4 2.4 Lと、高出力と低燃費を両立させた給排気VVTシステムを搭載したV6 - 3.2 Lの2種類に。フロントバンパーやフロントグリルを新しくし、燃費計や渡航可能距離などを表示するマルチインフォメーションディスプレイを装備したメーターを採用。また、「2.4 XG」と「3.2 XS」のHDDナビ装着車には「カーウイングス」が3年間無料に設定される。エンジンの変更や改良にもかかわらず、価格は3代目登場時と替わらない、税込194.25万円(2.4 XE・5MT車)からと、極めてコストパフォーマンスにも優れており、2.4 Lには引き続き5速MT車が設定されている。また、電動サンルーフやESPなどを装備した特別限定車「2.4ヘリーハンセンリミテッド」を発売。(限定1,000台)

2008年11月5日 特別限定車「サロモンリミテッド」の第3期モデルを発売。今回は2.4Lのみの設定で、フロントアンダースポイラーとルーフレールにはシルバーを用い、専用フロントグリルと軽量18インチアルミホイールを装着し、スポーティーな印象となった。また、電動サンルーフやESPを装備している。(限定1,000台)

2009年6月1日 一部仕様変更を実施。「3.2 XS」「2.4 XE」の販売を終了。

2009年6月9日 世界中のサーファーが支持するサーフブランド「オニール」とタイアップした特別限定車「2.4 オニール リミテッド」を発売。「2.4 XG」をベースに、クロームメッキの専用フロントグリルや車体色+銀色2トーン塗装のフロントアンダースポイラー、電動サンルーフ、軽量18インチアルミホイール、ロゴ入り専用防水シート&ドアトリムクロス、ESP等を装備した。(限定600台)

[編集] パイクスピーク

「雲に向かうレース」とも称されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに出走するためのスペシャルマシンが存在し、1994年から出走。ドライバーにはモンスターの異名を持つ田嶋伸博が起用され、また優秀で経験豊富なエンジニアとして、エスクードより前に製作されたスズキ・カルタスの時代に世界でも類を見ないツイン・エンジンレイアウトを実現させており、その能力はこのエスクードにも遺憾なく発揮されている。

1994年から参戦を始めたエスクード・パイクスピーク仕様の全てに共通することは、エスクードのデザインの面影を多少残しているものの、あくまで名前を借りている程度のことに過ぎず、エンジンのみならずフレームそのものを全て一から設計、製作された、ワンオフのレーシングカーということである。エントリークラスは、改造範囲無制限、安全さえ保障されればほとんどなんでもありのアンリミテッド・ディビジョンにのっとっている。パイクスピークの地理的特性として、山頂4000m以上の高地で行われるために酸素が薄く、登頂するほどパワーダウンの傾向が強くなるので、このクラスのエンジン出力はあらかじめ非常に高く設定されている。エスクードも例外ではなく、参戦当初から800馬力のハイパワーを誇っている。

1995年にはこのエスクードを駆る田嶋が、天候不良のためゴール地点の標高が引き下げられ、コースが短縮されたことが好影響したことなどもあり、見事総合優勝を遂げている。

また2006年には、5年ぶりにパイクスピークに参戦した田嶋が、1995年同様に天候不順のためコースが短縮された中で再び総合優勝を飾った。このマシンはツインエンジン仕様ではないが、搭載されるV6ツインターボエンジンの出力は940馬力(公称値)と言われ、相変わらずのハイパワーを誇る。

2007年からはパイクスピーク参戦車両をスズキ・XL7に変更し、エスクードの出場は2006年をもって終了している。

[編集] ダカール・ラリー

エスクードもプライベーターでダカール・ラリー(通称パリダカ)への参戦実績がある。

神奈川県綾瀬市にあるスズキ・ジムニーやエスクードのショップ「アピオ」を経営する尾上茂が1997年から2005年までパリダカに参戦、3回完走している。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ
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[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月1日 (日) 22:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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