スズキ・SX4

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SX4(エスエックスフォー)はスズキフィアットが共同開発した乗用車である。

目次

[編集] 歴史

[編集] 初代(2006年-)

スズキ・SX4
5ドア(輸出仕様)
セダン(輸出仕様)
インテリア(輸出仕様)
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
(インドは除く)
4ドア ノッチバックセダン
エンジン M15A型 直4DOHC 1.5L
J20A型 直4DOHC 2.0L
変速機 4AT
5MT(海外のみ)
駆動方式 FF/4WD(5ドアのみ)
サスペンション フロント
マクファーソンストラット+コイル
リア
トーションビーム+コイル
全長 SX4
1.5E 4115mm
その他グレード 4135mm
SX4セダン
1.5F/G 4490mm
全幅 SX4
1.5E/F/G・2.0S 1730mm
1.5XF/XG・2.0XS 1755mm
SX4セダン
1.5F/G 1730mm
全高 SX4
1.5E/F/G 1585mm
2.0S 1570mm
1.5XF/XG・2.0XS 1605mm
SX4セダン
1.5F/G 1545mm
ホイールベース 2500mm
車両重量 SX4
1.5E (2WD) 1180kg
1.5E (4WD) 1240kg
1.5L車 (2WD) 1190kg
1.5L車 (4WD) 1250kg
2.0L車 (2WD) 1250kg
2.0L車 (4WD) 1310kg[1]
セダン
1.5L車 (2WD) 1190kg
-このスペック表は試行運用中です-
2005年12月1日
同日に欧州での生産が開始され、併せて実車の写真が公開された。
フィアットとの共同開発ではあるが、スズキの生産拠点で製造が行われ、エンジン(ディーゼルを除く)およびプラットフォームもスズキのスイフトと同じものが使用されるなど、非常にスズキ色の強い車である。フィアットでは姉妹車フィアット・セディチ」として販売されている。デザインはイタルデザインが担当している。車両コンセプトは異なるが、エリオの後継車種に相当する。
他にはない全高1585mmという独自のボディスタイルで、「ハッチバック」とも「トールワゴン」ともつかぬ独自のポジションを往く。但し「X○」系のグレードには「SUV」的要素が取り入れられており、カテゴリ的には「クロスオーバーSUV」に当て嵌める事ができる。 また、全幅が1730~1755mmのため、日本国内では全車3ナンバーとなる。
また、WRCへの参戦も視野に入れたボディは、同社スイフト比でねじり剛性で10%以上、曲げ剛性では20%以上、リヤサスペンションの取付剛性も190%以上強化された。
2007年3月ジュネーヴモーターショーセダンモデルが発表された。[1]
中国インドでは2007年3月に発売され、日本では同年7月に発売された。これによってエリオセダンは2007年3月に販売終了となった。

[編集] 年表

[編集] 欧州仕様

2005年3月
ジュネーヴ・モーターショーで正式に発表された。
量産車はクロスカントリーカー色の強い「アウトドアライン」と、より都会的なイメージの「アーバンライン」の2タイプが用意される。また、2007年からのWRC参戦も発表され、競技用車両(SX4 WRCコンセプト)が参考出品車として出展されている。
製造はハンガリーマジャールスズキで行われ、年間6万台(うち3分の2がスズキ向け、残りがフィアット向け)の生産を見込んでいる。エンジンはガソリン2種類 (1600cc・2000cc) と、フィアット製の1900ccディーゼルターボが用意される。

[編集] 北米仕様

2006年4月
ニューヨーク国際オートショーで発表。
エンジンは2000ccガソリン1種類のみ。製造は日本の相良工場で行われる。

[編集] 日本仕様

エンジンはガソリン2種類 (M15A型1.5L・J20A型2.0L) を用意。北米仕様と同じく相良工場で製造される。全車にFFとパートタイム4WDが設定される。トランスミッションは現在のところ4速ATのみ。
2006年7月4日
国内での発売開始。発売当時のグレードは廉価グレードの「1.5E」、スポーツ色を高めた「1.5G」、「2.0S」、欧州でのアウトドアラインにあたる「1.5XG」の4グレード。
2006年10月11日
アウトドアラインに、新グレード「2.0XS」追加。
2006年12月5日
スポーツ用品ブランド「サロモン」のイメージに合わせ、ウィンタースポーツを楽しむユーザーに向けた特別限定車「1.5サロモンリミテッド」発売。(限定1,000台)
2007年3月
ジュネーヴモーターショーでセダンモデルが発表。エリオセダンの後継車。発表後、日本および北米に先駆けて中国およびインドで先行発売される。
2007年5月15日
新グレードとして、お買い得グレードの「1.5F」、ルーフレールとアンダーモールを装備した廉価のアウトドアグレード「1.5XF」を追加。
2007年6月5日
アルカンターラを使用したシート表皮とディスチャージヘッドランプなどを装備した特別仕様車「1.5ヘリーハンセンリミテッド」発売。(限定1,000台)
2007年7月24日
4ドアセダンの「SX4セダン」を追加。1.5L・FFのみで2Lの設定はない。グレードは「1.5F」と「1.5G」の2種で、後者に関しては15インチアルミホイールディスチャージヘッドランプなどが装備されている。外観ではフロントバンパーフロントグリルがセダン専用デザインとなっているほか、セダン専用色として同社のパレットソリオなどにも採用されている「ノクターンブルーパール」を用意。
2007年11月6日
昨年に引き続き、特別限定車「1.5サロモンリミテッド」を発売。(限定700台)
2008年6月26日
昨年に引き続き、特別限定車「1.5ヘリーハンセンリミテッド」を発売。今回は防水シート・防水ドアトリムなど内装のいたるところに「ヘリーハンセン」のロゴが入っている。また、ディスチャージヘッドランプやオートライトシステムなどを装備している。(限定700台)
2008年10月
仕様変更。5ドアタイプは廉価グレードの「1.5E」を廃止。また、ボディカラーは「パールメタリックカシミールブルー」を廃止。セダンタイプも仕様変更された。
2009年5月20日
一部改良。グレード形態を整理し、5ドアタイプは「1.5G」と「1.5XG」の2グレードとなり2.0L車は廃止。セダンタイプは「G」の2WD車のみの設定となった。M15A型エンジンに可変吸気システムが追加されたことで最高出力・最大トルクをアップ。メーターパネルを自発光式に変更し、時刻・外気温・燃費を表示するインフォメーションディスプレイを追加。また、LEDターンランプ付ドアミラーを追加し、その他一部の装備を変更。さらに、5ドアタイプはリアシートの収納方法の変更と荷室ボードの追加で使い勝手を向上すると共に、フロントグリルとアルミホイールのデザインを変更。

[編集] WRC(世界ラリー選手権)参戦

SX4 WRC (2007年)
SX4 WRC (2008年)

前述の通り、2006年3月のジュネーブモーターショーで2007年8月からのWRCへのフル参戦が発表され、WRカーのコンセプトカーが参考出品車された。その後、2006年7月4日の日本での新車発表会の場においてプロトタイプが展示され、テスト走行の動画も公開された。2006年7月現在、一部の自動車雑誌などにこのプロトタイプの走行写真が掲載されている。実際のマシンの開発やレースでのチーム運営は田嶋伸博率いるスズキスポーツが担当する。

なお、WRCは2007年シーズンを全9戦の開催とし、2008年シーズンを2007年8月から開催するウインターリーグ制の導入を検討していたため、スズキはこれにあわせて2007年8月からのフル参戦を予定していた。しかし、2006年7月5日に国際自動車連盟 (FIA) はウインターリーグ案を白紙撤回、2007年はこれまでどおり全16戦で行われることになった。そのため、当初の予定より半年早く参戦するか、逆に半年遅らせるかの選択を迫られた。

2006年7月20日、スズキは当初より半年遅らせ2008年からのフル参戦を発表した。そのため、2007年はテストを目的としたスポット参戦になる見方が強くなっている。

2007年はフランス(コルシカ)10月12~14日とGB(イギリス)11月30日~12月2日にテスト参戦した。

そしてフル参戦となった2008年は、シーズン初戦であるラリー・モンテカルロにて、SX4 WRCを駆るパー・ガンナー・アンダーソンがポイントを獲得するという快挙を成し遂げた。 その後はエンジンやサスペンション等、至る所にトラブルが発生し、前半戦はどちらか1台が走りきるのがやっとで、2台ともリタイアというイベントもあった(スーパーラリー規定で復帰は可能)。そこでフィンランドからは、それまで発生していたトラブル抑止と軽量化(車重は1230kgで変わらず)を狙った改良版を投入した。地元の日本(北海道)で10月31日から開催されたラリージャパンでは2台とも完走している。

2008年12月15日、スズキは2009年以降のWRC参戦休止を表明している。

[編集] SX4-FCV(燃料電池自動車)

SX4-FCV
(東京モーターショー2009出展車)

SX4はスズキ初の普通乗用車サイズの燃料電池自動車のベース車にもなっており、2008年6月24日にSX4-FCVの国土交通大臣認定を取得、同年7月の洞爺湖サミット・環境ショーケースでお披露目された。ワゴンRFCV/MRワゴンFCV同様ゼネラルモーターズ製の燃料電池(最高出力80kW)を搭載するが、スズキの燃料電池自動車では初めてエネルギー回生吸収および動力アシストを採用するためキャパシタを搭載する。最高速度は時速150km、設計航続距離は250km。

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[編集] 車名の由来

S」はSPORTまたはSPORTYのそれぞれの頭文字、「X」はX(=CROSS)-OVER(クロスオーバー)の頭文字、「4」は4WDと4SEASONS(四季)のそれぞれの頭文字を組み合わせて命名されている。 尚、SX4という車名は各国共通である。

[編集] 脚注

  1. ^ 「1.5E」は最廉価グレードで装備が少ないため他の1.5L車より10kg軽くなる。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月17日 (火) 00:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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