スチル写真

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スチル写真(still picture)、もしくは、単にスチル(still)とは、動きのない写真のこと。通常、ある一瞬を撮影したものだが、数十分もの長時間露出でもスチルには違いない。それに対して、動きのある映画を指す語はシネ(cine)、シネマ(cinema)かムービー(movie)。

特に機材の話題であれば、スチルとシネと呼ぶことが一般的。例えば、三脚雲台は、スチル用雲台とシネ用雲台がある。パン棒(パンハンドル)の長さや形状も違うが、もっとも異なる点は、スチル用雲台なら縦画面・横画面を切り換えられること。(いわゆる3way)シネ用雲台は縦画面に切り換えられる必要がない。(2way)

また、英語では単にstillと呼ぶことが一般的で、丁寧にstill pictureと呼ぶことはまれ。比較的規模の大きな辞書でなければstill pictureという見出しは立っていない。

日本語においてはスチールが一般的な表記で[1]、一般的に「スチル写真」とは呼ばず、「スチール」と呼ばれることがほとんどである。

以下、特に映画分野のスチル写真について記述する。


スチル写真(スチルしゃしん)あるいはスティル写真(スティルしゃしん)とは映画の1シーンを撮影した写真、またはその撮影風景などを記録したもの、もしくはそれらを撮るスタッフを指す。また近年では、デジタルビデオカメラのように動画と静止画が同時に撮影可能なカメラがあるため、「静止画」に対して指す場合もある。

"movie" ( moving picture の短縮形)たる「活動写真」(映画)に対して、英語で「静止した」を意味する "still"より、「静止した写真」としてこの言葉が用いられたと考えられる。

初期のスチル写真は撮影所の専属スタッフやカメラマン、もしくは近辺の写真館などが撮影していた。これらの写真は配給会社を通して映画館出版社に配られ、宣伝材料として用いられた。防音ケースに入れたカメラを用いるか、望遠レンズを用いることで同時録音の妨げにならないように撮影する技術が求められる。騒音にシビアな場合、リハーサル中に撮影したり、シネフィルムのネガをプリントすることで、本番中の撮影を避けることがある。またスチル写真用に撮影風景を再現して撮影することもある。

近年では映画館にこれらのスチル写真を配るということは減ってきているが、雑誌などでのタイアップなど宣伝材料としての活躍の場は多い。また映画の公開に合わせて、写真集などの関連書籍を作ることが多くなってきており、プロの写真家に依頼することも増えてきている。

[編集] 脚注

  1. ^ 『新明解国語辞典 第6版』(三省堂)、『日本語大辞典 第2版』(小学館)、『日本語大辞典 第2版』(講談社)、『大辞泉』、以上の国語辞典においてはいずれもスチールの項目のみであり、スチルの見出しは無い

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月3日 (水) 05:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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