スチームパンク

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スチームパンク英語:Steampunk)とは、サイバーパンクより派生したSFのサブジャンルのひとつ。

サイバーパンクの旗手ウィリアム・ギブスンブルース・スターリングによって書かれた『ディファレンス・エンジン』がその代表作とされる。

目次

[編集] 概要

スチームパンクは、本来の意味あいとしては「産業革命の原動力となった蒸気機関が、現実の歴史の絶頂期のありようを超越して発展した技術体系や社会を前提としたSF作品」などと形容することができ、反理想郷を描いた物だった。前出の『ディファレンス・エンジン』などはこの前提に合致する。

その世界観の基本として、一般的には動力源として(内燃機関と比較した際に小型化がより困難な外燃機関である)蒸気機関が普及があり、よりコンパクトな内燃機関や大出力の電動機などが発展・普及した現実の技術史を参考にしながらも、これら制約の大きな動力をどのように発展させ、またそれらによって成立する社会を描くか、言ってしまえば、どのようにして「有り得たかもしれないホラを吹くか」が、スチームパンク作品の面白さの一つと言える。

一方、これらの作品や舞台を単にそのスタイルのみ模倣した作品がスチームパンクを名乗ることもあり、現在では(とくに日本の漫画やアニメ、ゲーム作品などにおいては)スチームパンクを標榜していながら内燃機関や電力などが用いられるなど、単にレトロ風の技術やスタイル・デザインの記号として「スチームパンクという造語」が用いられる例も少なくない。

これらの現状を内包する「広義としてのスチームパンク」においては、時系列としてはおおむね19世紀から20世紀初頭にかけて、産業革命から世界大戦頃までの社会を舞台とする作品が多い。主要な動力源として蒸気機関が用いられており、人体改造(人体への歯車埋め込み、インプラント)、階差機関(ディファレンス・エンジン)や解析機関などの機械式(歯車式)計算機(コンピュータ)、飛行船などの飛行機械、マスコミュニケーションの存在(ニュースペーパーラジオ放送)などがガジェットとして登場する例が多く、また作品によっては、当時の未発達な科学的知見にもとづく誤解や後に修正ないし撤回された学説(例えばエーテル宇宙論など)をネタとして採用する作品のほか、オカルト的な魔術霊魂ホムンクルスなどと呼ばれる人造人間を取り扱う作品も存在する。

このように、現実の歴史や技術史を超越したテクノロジー(技術体系)を前提とした世界や社会を描く作品は俗にテックパンクとも呼ばれ、メジャーなところでは(コンピュータの)ネットワークと人格、電子技術と人体が融合して発展した世界を描くサイバーパンク作品や、あるいは鉄塔や電線、真空管などのガジェットに傾倒するエレクトリックパンクといったマイナーなサブジャンルも存在する。中には『ぜんまいざむらい』のように、ぜんまい仕掛けのからくりに傾倒した、スプリングパンクあるいはからくりパンクと呼べるような作品も存在する。

[編集] スチームパンクの歴史と系譜

スチームパンクというジャンルを成立・確定させた作品は、前出の『ディファレンス・エンジン』である。

ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』はスチームパンク以前に書かれた作品だが、後にスチームパンクの先駆的作品として認められるようになった。

また、1960年代に制作されたアメリカのテレビシリーズ『ワイルド・ワイルド・ウェスト』はスチームパンクとは見なされていないが、これを原作として作成された1999年の映画『ワイルド・ワイルド・ウェスト』はスチームパンク作品のイメージの一環と見なされている。これらの誤解をもとに「スチームパンクとは『ワイルド・ワイルド・ウェスト』のような世界を描いた作品である」と言われる事もある。

[編集] 代表的なスチームパンク作品

[編集] 海外小説

[編集] 日本小説

[編集] 漫画・アニメ・映画・ゲーム

[編集] 関連項目


最終更新 2009年10月29日 (木) 17:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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