スティルインラブ

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スティルインラブ
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2000年5月2日
死没 2007年8月2日(満7歳没)
サンデーサイレンス
ブラダマンテ
母の父 Roberto
生国 日本北海道門別町
生産 下河辺牧場
馬主 (有)ノースヒルズマネジメント
調教師 松元省一栗東
競走成績
生涯成績 16戦5勝
獲得賞金 4億3777万8000円
  

スティルインラブは、日本競走馬繁殖牝馬。2003年にJRA牝馬三冠を達成した。半兄に1996年のラジオたんぱ賞に優勝したビッグバイアモンがいる。

目次

[編集] 戦績

[編集] 2歳・3歳時代

2002年11月30日阪神競馬場第3競走の牝馬限定新馬戦でデビュー。2着のキタノスザクに3馬身1/2差をつけて勝利。

2003年の初戦、紅梅ステークスは直線半ばから鋭く延びて2勝目を挙げ、一躍クラシック候補に。しかし、次走桜花賞トライアルチューリップ賞では直線行き場を失って失速、残り100mで追い上げるが2着。

そして迎えた桜花賞では、エアグルーヴの仔・アドマイヤグルーヴと並ぶ単勝オッズ3.5倍になったが支持率の差で2番人気。鞍上の幸英明はチューリップ賞の失敗を踏まえ積極策でレースを展開し、2着のシーイズトウショウに1馬身1/4差をつけて勝利する。続く優駿牝馬でも、またもアドマイヤグルーヴの2番人気になるが、2着のクイーンカップ優勝馬チューニーに1馬身1/4差をつけ優勝。

秋初戦、ローズステークスでアドマイヤグルーヴの5着と大敗し、本番の秋華賞では3度アドマイヤグルーヴの2番人気となる。しかしここでもアドマイヤグルーヴの猛追を振り切り、メジロラモーヌ以来の牝馬三冠を達成した。続くエリザベス女王杯では宿敵アドマイヤグルーヴにハナ差で敗れるも、同年のJRA賞では最優秀3歳牝馬を受賞。

[編集] 古馬時代

4歳は金鯱賞から始動。半年ぶりの実戦の上、初の牡馬相手、さらに負担斤量57キロと様々な不利もあって8着に敗れる。続く宝塚記念は出走馬中唯一の牝馬として出走するも、見せ場なく8着と敗れた。その後、北九州記念では生涯初の負担斤量58キロが響いいたのか、まさかの12着。休養を挟んで臨んだ府中牝馬ステークスでは先行馬を捕らえきれずに3着に敗れたものの、久々に優勝争いに食い込んだ。しかし続く大一番のエリザベス女王杯ではまたしても見せ場なく9着に敗れる。

5歳になっても現役を続け、前年と同様に金鯱賞より始動するも6着。続く宝塚記念では後方から追い込み、同じ牝馬で1つ年下のスイープトウショウの9着に敗れた。なお、ライバルのアドマイヤグルーヴはクビ差の8着であった。そして、3冠牝馬のプライドをすべてをなげうって臨んだ府中牝馬ステークスでは出遅れ、まさかの17頭立ての17着の最下位に敗れた。これが決定打となり、エリザベス女王杯という大一番も控えていたが、陣営はその前に引退を決意。現役を退くこととなり、2006年1月7日京都競馬場で引退式が行われた。

結局、古馬になってからは、勝つことどころか掲示板に載ったのは4歳時の府中牝馬ステークスの3着のみだった。現在もなお古馬牝馬GIタイトルは2つと少ないが、この当時はさらにエリザベス女王杯の1つと少なく[1]、獲得賞金と負担斤量の問題から、使えるレースが少なかったのは同馬にとって不幸であった。

[編集] 競走成績

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2002 11. 30 阪神 2歳新馬 16 8 15 1.7 (1人) 1着 幸英明 53 芝1400m(良) 1.22.2(35.3) -0.6 (キタノスザク)
2003 1. 19 京都 紅梅S 15 3 5 4.1 (2人) 1着 幸英明 54 芝1400m(良) 1.22.1(34.3) -0.1 (モンパルナス)
3. 8 阪神 チューリップ賞 GIII 16 3 6 1.7 (1人) 2着 幸英明 54 芝1600m(稍) 1.36.0(35.9) 0.1 オースミハルカ
4. 13 阪神 桜花賞 GI 17 5 9 3.5 (2人) 1着 幸英明 55 芝1600m(良) 1.33.9(35.1) -0.2 シーイズトウショウ
5. 25 東京 優駿牝馬 GI 17 2 3 5.6 (2人) 1着 幸英明 55 芝2400m(良) 2.27.5(33.5) -0.2 (チュ-ニー)
9. 21 阪神 ローズS GII 12 8 11 1.9 (1人) 5着 幸英明 54 芝2000m(良) 2.02.0(35.1) 0.5 アドマイヤグルーヴ
10. 19 京都 秋華賞 GI 18 8 17 3.2 (2人) 1着 幸英明 55 芝2000m(良) 1.59.1(34.9) -0.1 (アドマイヤグルーヴ)
11. 16 京都 エリザベス女王杯 GI 15 3 5 3.0 (1人) 2着 幸英明 54 芝2200m(良) 2.11.8(35.3) 0.0 アドマイヤグルーヴ
2004 5. 29 中京 金鯱賞 GII 12 7 10 9.2 (5人) 8着 幸英明 57 芝2000m(良) 1.59.1(36.2) 1.6 タップダンスシチー
6. 27 阪神 宝塚記念 GI 15 6 11 42.3 (10人) 8着 幸英明 56 芝2200m(良) 2.12.6(35.9) 1.5 タップダンスシチー
7. 18 小倉 北九州記念 GIII 13 5 6 6.8 (4人) 12着 幸英明 58 芝1800m(良) 1.45.3(36.1) 1.2 ダイタクバートラム
10. 17 東京 府中牝馬S GIII 16 3 5 2.9 (1人) 3着 幸英明 57 芝1800m(良) 1.46.4(33.9) 0.2 オースミハルカ
11. 14 京都 エリザベス女王杯 GI 18 7 15 5.1 (3人) 9着 幸英明 56 芝2200m(良) 2.14.3(34.6) 0.7 アドマイヤグルーヴ
2005 5. 28 中京 金鯱賞 GII 10 6 6 28.6 (4人) 6着 幸英明 56 芝2000m(良) 1.59.5(33.8) 0.6 タップダンスシチー
6. 26 阪神 宝塚記念 GI 15 8 14 160 (14人) 9着 幸英明 56 芝2200m(良) 2.12.7(36.3) 1.2 スイープトウショウ
10. 16 東京 府中牝馬S GIII 17 3 5 10.0 (5人) 17着 幸英明 57 芝1800m(良) 1.48.2(33.9) 1.5 ヤマニンアラバスタ

[編集] 繁殖牝馬として

競走馬引退後は北海道・下河辺牧場にて繁殖牝馬として生活を送っていた。2007年2月20日、初年度の配合相手であるキングカメハメハを父とする牡馬を出産。

しかし同年7月25日、急激な腹痛を発症し、その後2回の開腹手術をするも同年8月1日に3度目の腹痛を起こし、翌8月2日の朝に亡くなる。産駒は結果として上記の牡馬1頭のみとなり、牝系は残せなかった。

8月12日には、当時騎乗停止中だった幸英明騎手が下河辺牧場を訪れ、祭壇に手を合わせた。

[編集] 死因

死因は、小腸の一部が腸の中に滑り込み、腸が二重になってしまい腸閉塞を引き起こす、「腸重積」という病気によるものであった。

[編集] 血統表

スティルインラブ血統 サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系)/(Hail to Reason3×3=25.00% Almahmoud4×5=9.38%)

*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wihing Well
1975 鹿毛
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

*ブラダマンテ
Bradamante
1986 栗毛
Roberto
1969 鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Rarelea
Sulemeif
1980 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Barely Even Creme Dela Creme
Dodge Me F-No.10-d

[編集] エピソード

  • 桜花賞・オークス・秋華賞は、人気面ではいずれも2番人気であった。(1番人気はいずれもアドマイヤグルーヴ)
  • 通算5勝したが、1番人気で勝ったのは新馬戦のみ。逆に、その他の1番人気になったレースは全て敗れている。
  • GI三勝以外に、GII・GIII勝ちはなかった。

[編集] 脚注

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  1. ^ 2006年から春の牝馬限定GIであるヴィクトリアマイルが施行された。

最終更新 2009年11月4日 (水) 23:30 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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