スバル・フォレスター
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フォレスター(Forester )は、スバルブランドを展開する富士重工業が製造・販売するクロスオーバーSUVである。1997年に発売を開始した。
目次 |
[編集] 概要
乗用車であるインプレッサをベースにしている。高速道路から林道まであらゆる走行シチュエーションが考慮されている。 その一方、車高を下げて舗装道での安定性を高めたクロススポーツシリーズや「STIバージョン」も設定され、オフロードからオンロードまであらゆるシーンに対応する。他社のオフロード車風SUVよりも全高が低いので、クロスオーバーSUVと称される。一方SUVとしては、同社のアウトバックがあげられている。
全てのグレードで、同社のアイデンティティといえる縦置き水平対向エンジンと四輪駆動を組み合わせる「シンメトリカルAWD」が採用される。 発売時はターボ+AWDのみの設定で、クロスオーバーSUVのハイパワー化の先駆者となった。
インプレッサの特別仕様車として生産・販売された「インプレッサ グラベルEX」の実質的な後継車種である。
[編集] 歴史
[編集] 初代(SF系:1997年~2002年)
| フォレスター(初代) | |
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前期型(1997年2月 - 2000年1月)
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| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドア クロスオーバーSUV |
| エンジン | EJ20型 水平対向4気筒 2.0L SOHC EJ20型 水平対向4気筒DOHCターボ 2.0L EJ25型 水平対向4気筒 2.5L |
| 変速機 | 5MT/4AT |
| 駆動方式 | フルタイムAWD |
| サスペンション | 前後ストラット |
| 全長 | 4,460mm |
| 全幅 | 1,735mm |
| 全高 | 1,595mm 1,580mm(2.5 T/25) 1,535mm(2.0 S/tb-STi II) |
| 車両重量 | 1,360-1,430kg |
| 先代 | インプレッサ グラベルEX |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
- 1995年11月:東京モーターショーにコンセプトカー「スバル・ストリーガ」として出展。
- 1997年2月:発売(SF系)。スバル初のSRSサイドエアバッグ(前席)を採用した。ちなみに、フォレスターのインパネは、同年秋のインプレッサが年次改良を受けた際に流用された。
- 1997年7月:NA車を追加。2.0Lで最高出力は135psだった。
- 1998年9月:エンジンを改良。同時に2.5L NA車「T/25」が追加された。
- 2000年1月:マイナーチェンジ実施。外観のリフレッシュに加えて、足回りのセッティングも見直された。
- 2000年5月:新グレード「S/tb-STi」発売。エアロパーツが装備され、STIによって走りのチューニングが施されたモデルだった。
- 2000年12月:全車にデュアルSRSエアバッグが装備された。同時に、「S/tb-STi」のマイナーチェンジとして「S/tb-STi II」が追加。225/45ZR17タイヤ、新デザインのBBSホイールを採用。サスペンション、ストラットの改良、ブッシュ硬度向上などを実施。タイヤ及びサスペンションの改良に併せ、ステアリングギヤ比を、従来の19.0~15.2:1から16.5:1に変更。液入り中空タイプエンジンマウントを採用。新デザインのロータイプルーフレール・ブラックモノトーンのインテリアを採用。スムーズな回頭性を発揮するVTD-AWD[1]が装備された。
[編集] 2代目(SG系:2002年~2007年)
| フォレスター(2代目) | |
|---|---|
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2代目フォレスター(前期型)
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| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドア クロスオーバーSUV |
| エンジン | EJ20型 水平対向4気筒 2.0L EJ20型 水平対向4気筒ターボ 2.0L EJ25型 水平対向4気筒 2.5L DOHC インタークーラーターボ |
| 変速機 | 5MT/6MT/4AT |
| 駆動方式 | フルタイムAWD |
| サスペンション | 前後ストラット |
| 全長 | 4,485mm |
| 全幅 | 1,735mm |
| 全高 | 1,590mm 1,550mm(クロススポーツ・STI) |
| ホイールベース | 2,525mm |
| 車両重量 | 1,320-1,500kg |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
- 2002年2月12日:フルモデルチェンジ。SG系。エクステリアはキープコンセプトの感があるが、初代と比べて10~30kg軽量化した。EJ20型ターボエンジンは最大出力が250ps→220psとデチューンされたが、街乗りでの扱いやすさは向上した。また、EJ25型の2.5L NAがなくなった。NA MT車には引き続き、ランカスターと同様のデュアルレンジ機構(トランスファーにより低速化するもの)を装着している。
- 2002年10月:タウンユースを意識したモデル「クロススポーツ」が追加された。車高が1,550mmに抑えられているほか、フロントに倒立式ストラットサスペンションやサマータイヤが採用されていた。しかし、最低地上高は170mmで、SUVとしての高い走破性も確保されていた。
- 2003年2月3日:一部改良。「L.L.Bean EDITION」が設定された。
- 2003年3月:GM インドにシボレーブランドでフォレスターを供給。
- 2004年2月3日:一部改良。スライド式リヤシートリクライニングなどが新たに採用された。また、「STiバージョン」が追加された。
- 2004年7月5日:特別仕様車「WR Limited 2004」を追加。WRブルーのボディカラー+ゴールドペインテッドホイールが採用されていた。
- 2005年1月27日:フルモデルチェンジ並みの大幅なマイナーチェンジを行う。このときに一旦は「クロススポーツ」シリーズと「STiバージョン」は一時販売を停止、同年5月に「STIバージョン」、同年7月に「クロススポーツ」がそれぞれ販売を開始した。NA車含め、全車が4輪ディスクブレーキ装着、しかもフロントに2ポットキャリパーが採用となり、制動性能を高めた。ただし、NA MT車のデュアルレンジ機構はこの時に廃止された。
- 2005年12月25日:一部改良。同時に、特別仕様車「エアブレイク」が追加された。「2.0X」をベースに、HDDナビゲーションシステムや大型ガラスサンルーフが装備されていた。
- 2007年1月22日:一部改良。新ボディカラー「スティールシルバー・メタリック」と「ダークグレー・メタリック」が設定された。また、EJ20ターボ車が「クロススポーツ」のみの設定となった。同時に、特別仕様車であった「エアブレイク」がカタログモデルとなり、新たに特別仕様車「10th ANNIVERSARY」が追加された。「2.0X」のAT車をベースに、HIDロービームランプや215/55R17タイヤ+アルミホイールなどが装備されていた。これに伴い、「2.0XS」が廃止された。
- 2007年8月3日:特別仕様車「ALCANTARA-Style」を追加。「クロススポーツ2.0i」をベースに、アルカンターラ/ファブリックシート、運転席8ウェイパワーシートなどが装備されていた。
- 2007年8月ごろ:国内向けターボ車の生産を終了した。
[編集] 3代目(SH系:2007年~)
| フォレスター(3代目) | |
|---|---|
| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドア クロスオーバーSUV |
| エンジン | EJ20型 水平対向4気筒 2.0L DOHC EJ20型 水平対向4気筒ターボ 2.0L DOHC |
| 変速機 | 5MT/スポーツシフトE-4AT |
| 駆動方式 | フルタイムAWD |
| サスペンション | 前:ストラット/後:ダブルウィッシュボーン |
| 全長 | 4,560mm |
| 全幅 | 1,780mm |
| 全高 | 1,675mm |
| ホイールベース | 2,615mm |
| 車両重量 | 1,430-1,480kg |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
先代よりも車高が高くなり、よりSUVらしくなった。ボディーサイズは、2代目の後席の居住性に関するユーザーからの要望を酌む目的もあって若干拡大しながらも、リアオーバーハングを抑え込んでいる。また、この代からサイドアンダーミラーが全グレード標準装備となった。
先代までのキャビンの薄いステーションワゴンとSUVのクロスオーバー的なスタイルから純粋なSUVへの転身は、主マーケットである北米では高評価を受けたが、日本の旧型オーナーにとっては、肥大化・重重量化と受け止められ、否定的な意見も見られる。 しかしながら、見た目とは裏腹に重量増加は最小限に抑えられており、SG型の最終型クロススポーツ(MT)とSH型の初期型XT(MT)ではその差は20kgとなっている。(1440kg→1460kg) また、ミラーtoミラーの間隔は先代より1cm狭められており、最小旋回半径の小径化(5.4m→5.3m)と共に、取り回し性は同等レベルを確保している。
エンジンは日本仕様に限り2.5LのDOHC16バルブAVCSターボを廃止し、2.0LのNA・DOHC16バルブAVCSと2.0Lの同ターボ。NAエンジンはSOHCからDOHCとなり、スバル初のレギュラー仕様のDOHCエンジンとなった。ターボエンジンはSF型からSG型へのモデルチェンジ時にダウンした馬力を再び上げる(220ps→230ps)と共に、最大トルク発生回転数の低回転化(3500rpm→2800rpm)と、発生トルクそのものの増大(31.5kg・m→32.5kg・m)によって重量増を補っている。またターボグレードにはSI-DRIVEが採用された(NAが2グレード、ターボが1グレードの計3グレード)。それぞれに4ATと5MTの設定がある。
シャシーはインプレッサと同様にSIシャシー(Subaru Intelligent Chassis)、サスペンションはリアサスペンションがダブルウィッシュボーン式となった。ドアも従来のサッシュレスドアから、サッシュドアに変更された。
- 2009年 1月27日:一部改良。 オプション設定であったサイドエアバッグ、カーテンエアバッグをXT・XSグレードには標準装備にし、また全グレードにリヤフォグランプを標準装備し安全性を向上させている。
[編集] 車名の由来
「フォレスター」は、英語の「森に住む人」「森をはぐくむ人」に由来する。
- 本来はコンセプトモデル同様に「ストリーガ」として、全世界統一ネームで発売される予定だったが、ストリーガの語源の一つである「Strega」(スペイン語で「魔女」)について、欧州では魔女がネガティブなイメージを持つこと、あるいは魔女狩りの暗い歴史を想起させる事からこれとは無関係な「フォレスター」に変更した。ストリーガの持つ語感が「ストーカー」「ストリーキング」を連想させるため不採用となったという説もある。また、実は漫画版『風の谷のナウシカ』のキャラクターである「森の人」が由来であるという説も一部ではささやかれている。
[編集] 脚注
- ^ 不等・可変トルク配分電子制御AWD
[編集] 関連項目
- スバル・レガシィ
- スバル・インプレッサ - プラットフォームを共有する
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月1日 (日) 05:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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