スバル・レックス
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レックス (Rex) は、スバルブランドを展開する富士重工業が生産、および販売していたスバル・360、R-2に続く軽自動車である。
目次 |
[編集] 概要
レックスは、初代が1972年にR-2のモデルチェンジ版として登場されたのを皮切りに、20年以上もの長い期間にわたり販売された。これまでのスバル・360やR-2に比べると、よく言えば落ち着いた、悪く言えば凡庸なデザインのクルマであった。初代こそ若干のアクがあり、スバルらしさを残していたものの、2代目、3代目はスズキ・アルトやダイハツ・ミラといった他社の強力なライバルと対抗するためか、比較的おとなしめの外観となっている。
スズキやダイハツには及ばなかったが、オーソドックスな商品構成で、オイルショック・排ガス規制・2度の規格改正等の波を受けながらも、時代に応じた技術で様々な改良を受けて代を重ね、一定のシェアを確保し続けてスバルの経営に貢献した。
2009年現在、富士重工が製造した軽乗用車のうち、同一の商標のままフルモデルチェンジを受けたのは(途中に別の商標を挟むR-2とR2を除けば)レックスのみとなっている。
[編集] 歴史
[編集] 初代(1972年-1981年)
| スバル・レックス 初代 |
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|---|---|
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前期型
後期型
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| 乗車定員 | 2-4人 |
| ボディタイプ | 2/4ドア セダン 3ドア ハッチバック |
| 駆動方式 | RR |
| 全長 | 2995mm |
| 全幅 | 1295mm |
| 全高 | 1255mm |
| ホイールベース | 1920mm |
| 車両重量 | 500kg |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
- 1971年に追加された水冷R-2をベースとし、1972年7月に発売された。駆動方式はRRを採用し、当初は2ドアセダンのみの展開(このためR-2は空冷セダンとバンを残し併売された)。エンジンは2サイクルで、キャブレターの仕様により3種が設定されていた。デザインは前年発売のレオーネに似た、ウェッジシェイプを強調したもので、主に当時の若者層に対してアピールしていた。なお、後発のバン・ワゴンを含む2ドアモデルのアウタードアハンドルは独特のグリップ形状をしている。グレード展開は、シングルキャブ32馬力仕様(上からカスタムL、スーパーL、ラグジュアリー、デラックス、スタンダード)、シングルキャブ35馬力仕様のTS(ツーリング・スポーツの略)、ツインキャブ37馬力仕様がGSRとなっていた。カスタムLとスーパーLには、アイドリング時のパラパラ音を減少させるスバルISVを装着している。
- 1973年3月 - 4ドアセダンを追加。ディビジョンバーのないリヤドアウインドウが特徴。グレード展開はカスタムL、スーパーL、ラグジュアリーの3種。同時に、シングルキャブ32馬力仕様全車にスバルISVを拡大設定。
- 1973年10月 - マイナーチェンジ。公害対策のため、エンジンをEK33型2ストロークエンジンからEK21型4ストロークエンジンに変更。このときスポーティーグレードはカタログ落ち。最上級グレードであるカスタムLにフロントディスクブレーキと4輪ディスクホイールを採用。
- 1974年2月 - カスタムLに5速MTを装着したカスタム5と、2人乗りバンを追加。
- 1974年9月 - ワゴンを追加。ベースモデルはバンスーパーL。バン発売時から4人乗り仕様の要望が高かったが、後席のヘッドクリアランスを稼ぐため背もたれを寝かせた結果、荷室長が減少、乗用登録のワゴンとなった。同時にナンバープレートの大型化に対応。軽自動車初のブレーキモニターをセダンカスタムL・カスタム5・スーパーL・ワゴン・バンスーパーLに採用。
- 1975年4月 - バン4人乗りを追加。荷室高[1]の拡大を狙ってハイルーフを採用。ボンネットタイプのモデル(乗用・商用ともに)でハイルーフをカタログ上で謳ったのはレックスが国産初。4人乗りの発売に伴い、バン2人乗りを廃止。
- 1975年12月 - 既存の360cc4サイクルエンジンで51年排出ガス規制適合(SEEC-T)。同時にラインナップを一新し、3ドアワゴンを廃止。
- 1976年5月 - 軽自動車の規格改定に伴い、500ccに排気量をアップ(EK22型エンジンに換装)するとともにボディを拡幅。
- 1977年5月 - 53年排出ガス規制に適合、同時にフルスケールの550cc(EK23型エンジン)になった。
- 1978年3月 - 2ドアセダンにリヤガラスハッチを装備した「スイングバック」を追加。
- 1979年10月 - スズキ・アルトの対抗車種として、バンに装備を省いて48万円に値下げした「ファミリーレックス」を追加。
- 1980年3月 - 電磁粉体クラッチを用いたクラッチペダルレスの「オートクラッチ」を追加。
[編集] 2代目(1981年-1986年)
| スバル・レックス 2代目 |
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|---|---|
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3/5ドア ハッチバック |
| 駆動方式 | FF/4WD |
| 全長 | 3195mm |
| 全幅 | 1395mm |
| 全高 | 1350mm |
| ホイールベース | 2255mm |
| 車両重量 | 565kg |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
- 1981年10月 - に発売。初代との最大の違いは、スバル360時代から続いていた駆動方式・RR方式(リアエンジン、リアドライブ)をFF方式(フロントエンジン、フロントドライブ)へと変更したこと。これにより、室内空間の問題が改善される。ホイールベースは大きく、当時の軽規格では最大クラスであった。スズキ・アルト等で設定され、当時流行していた4ナンバー・ボンネットバン型(2BOX)はレックス・コンビというネーミングで設定された。この代より、これまでの吊り下げ式クーラー(オプション)から、ヒーター一体型のビルトインエアコンが採用(オプション設定)。
- 1982年 - フジサンケイグループの通信販売部門「ディノス」と提携して、業界初の通販モデル「ディノス・レックス」が登場。
- 1983年10月 - 3ドアセダンモデルとコンビに4WDが追加された。FFと4WDの切り替え式で、走行中でも低速であれば、シフトノブ内の赤いスイッチで切り替えが可能。
- 1983年12月 - コンビのFF仕様にターボモデルを追加。なお、軽クラス初のフロントベンチレーテッドディスクブレーキを採用。
- 1984年9月 - マイナーチェンジ。ヘッドランプを丸形2灯から角形2灯へ変更。同時に4WDターボも設定。
- 1985年9月 - 助手席回転シートを装備したカラフルな女性向仕様レックス・uとレックスコンビ・i、標準エンジンの5速MT仕様車をそれぞれ追加。ボンネットバン型全盛期ながら、レックスでは5ドアセダンのSXが販売の中心となった。
[編集] 3代目(1986年-1992年)
| スバル・レックス 3代目 |
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|---|---|
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前期型
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| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3/5ドア ハッチバック |
| 駆動方式 | FF/4WD |
| 全長 | 3195mm |
| 全幅 | 1395mm |
| 全高 | 1360mm |
| ホイールベース | 2255mm |
| 車両重量 | 590kg |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
- 1986年11月 - 3代目発売。3ドア車がレックス・コンビ、5ドア車がレックス・セダンとなった。
- エンジンは先代と同様のSOHC直列2気筒だが、1気筒あたり3バルブ仕様(吸気2バルブ、排気1バルブ)エンジン搭載のスポーティグレード(VXなど)も存在した。4ナンバーバンの「コンビ」には女性向けグレード「VIKI(ヴィキ)」が設定された。パッケージングは大幅に見直され、特に居住空間は従来型以上に拡大されている。また従来のオートクラッチから2速フルATとなった。
- 1987年1月 - 5ドアセダンフルタイム4WD車とコンビ5ドアヴィキを追加。フルタイム4WDはビスカスカップリングをリアデファレンシャルギアに2個付けたものであり、前後輪の駆動力配分のほかにLSDの機能も兼ねたものだった。
- 1987年6月 - ECVT車を追加。ホワイトで統一した限定車ヴィッキーをセダン・コンビ共に発売。このグレードは度々発売された(1989年6月まで)。セダンのヴィッキーは5ドアのみだが消費税導入後は3ドアセダンにも追加された。
- 1988年3月 - スポーティーグレードにスーパーチャージャーを追加。エンジンは2気筒3バルブEGIインタークーラー付きスーパーチャージャーでネット出力値は55馬力。3ドアバンコンビと5ドアセダンに設定。既存グレードは30馬力仕様&2速AT仕様は廉価版のみとし、他は36馬力の3バルブ仕様に変更。コンビにもフルタイム4WDを追加。
- 1988年5月 - 電動キャンバストップ装備の3ドアセダンを追加。スーパーチャージャーと標準仕様の2タイプ。
- 1989年6月 - マイナーチェンジでエンジンを直列4気筒のEN05型(標準仕様38馬力・スーパーチャージャー仕様61馬力)「クローバー4」へ変更。ATは全車ECVT化される。[2]
- 1990年4月 - 軽規格変更に伴いエンジンを660ccに拡大(スーパーチャージャー仕様64馬力・標準仕様42馬力・EMPi仕様<MT48馬力・ECVT46馬力>)。前回のマイナーチェンジからそれほど時間のたっていないレックスはヘッドライトの変更とバンパーを含む前端部分の延長等にとどまった。4ナンバー車は「コンビ」の商標が廃止されて「レックス・バン」に改称される。
- 1992年3月 - 生産終了。後継車はヴィヴィオ。
[編集] 車名の由来
- 「Rex」はラテン語で王様の意味。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年10月31日 (土) 16:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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