スピネル
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| スピネル spinel | |
|---|---|
ベトナム産
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| 分類 | 酸化鉱物 |
| 組成 | MgAl2O4 |
| 晶系 | 等軸晶系 |
| 色 | 無色 |
| 条痕 | 白色 |
| 光沢 | ガラス光沢 |
| 硬度 | 7.5 - 8 |
| 比重 | 3.6 |
| 劈開 | なし |
| ウィキプロジェクト 鉱物 | |
スピネル (spinel) は、鉱物の一種で、尖晶石(せんしょうせき)ともいう。マグネシウムとアルミニウムの酸化物で、組成式は MgAl2O4。等軸晶系で八面体の結晶。モース硬度は8。比重は3.60。無色または半透明で、赤色、青色、緑色、黄色、褐色などがあり、宝石として加工される。石灰岩、片麻岩、蛇紋岩、かんらん岩中に存在する。
目次 |
[編集] 宝石としてのスピネル
産地としては、ミャンマー、スリランカが有名である。ミャンマー産のレッドスピネルのよい色のものは秀逸であるが、価格が非常に高い。それ以外にも、青色、ラベンダー色、ピンク、そしてそれらの中間色のものがよく産出される。青色のものはしばしば鉄分をふくみ、ややくすんだ青になる。が、それもまた面白いものがある。スリランカではレッドスピネルは少ないが、その代わりピンクのきれいなものが良くとれる(それ以外の色のものもあるが黄色は合成石でしか存在しない)。
それ以外の産地として有名なのは中央アジアのピンクスピネルであり、これは大変希少である。マダガスカルからも少量産出することが知られている。
特殊効果としてはキャッツアイ効果、カラーチェンジ、スター効果がある。すべてスリランカのものが有名である。ただし、キャッツアイにせよ、スター(4-rays、6-raysの両方がある)にせよ、ほとんどの石は地色がチョコレート色なので、コレクターアイテム以上の使い道は期待できない。カラーチェンジについては、コバルトを含有したもののなかで、美しいブルーからピンクに鮮やかに変色するものがまれにある。ただ、これもコバルトスピネルが希少なものであり、この上、カラーチェンジがあるからといって価格があがるということはないと思われる。
長い間、ルビーとレッドスピネルは混同されていた。たとえば、イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている「黒太子のルビー」はルビーではなく、レッドスピネルである。
石言葉は「内面の充実・安全」。
[編集] スピネル型結晶構造
スピネル型結晶構造をとる化合物には、電子材料として重要なものが多い。
- フェライト - AFe2O4、A はMn、Ni、Cu、Zn 等
- NTCサーミスタ - Ni、Mn、Co、Fe などからなる複合酸化物
- マンガン酸リチウム - LiMn2O4、リチウムイオン二次電池の正極材料
[編集] スピネルグループ
- スピネル (spinel) - MgAl2O4
- 鉄スピネル (hercynite) - FeAl2O4
- 亜鉛スピネル (gahnite) - ZnAl2O4
- マンガンスピネル (galaxite) - MnAl2O4
- 磁鉄鉱 (magnetite) - FeFe3+2O4
- 磁苦土鉄鉱 (magnesioferrite) - MgFe3+2O4
- ヤコブス鉱 (jacobsite) - MnFe3+2O4
- クロム鉄鉱 (chromite) - FeCr2O4
- クロム苦土鉱 (magnesiochromite) - MgCr2O4
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 黒田吉益・諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年。ISBN 4-320-04578-5。
- 松原聰 『日本の鉱物』 学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰・宮脇律郎 『日本産鉱物型録』 東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 978-4-486-03157-4。
[編集] 外部リンク
- Spinel Group (mindat.org) (英語)
- Spinel Mineral Data (webmineral.com) (英語)
- Spinelグループ(地球資源論研究室)
最終更新 2009年11月1日 (日) 04:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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