トヨタ・スプリンタートレノ

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スプリンター・トレノ (SPRINTER TRUENO) は、トヨタ自動車が生産していた自動車で、1600ccクラスの小型のスポーツクーペである。

カローラレビンと車台を共用する姉妹車である。

目次

[編集] 歴史

[編集] TE27型(1972年 - 1974年)

トヨタ・スプリンタートレノ
TE27
製造国 日本
乗車定員 5名
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン 2T-G型 1.6L 直4 DOHC 115ps/14.5kgm
2T-GR型 1.6L 直4 DOHC 110ps/14.0kgm
最高出力 2T-G型 115ps/6,400rpm
2T-GR型 110ps/6,000rpm
最大トルク 2T-G型 14.5kgm/5,200rpm
2T-GR型 14.0kgm/4,800rpm
変速機 5速 MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
後:非対称半楕円リーフスプリング
全長 3,965mm
全幅 1,595mm
全高 1,335mm
ホイールベース 2,335mm
車両重量 865kg
-このスペック表は試行運用中です-

1972年3月スプリンタークーペ「SL」、「SR」に対し、よりスポーティなホットモデルとして登場した。当時、スプリンタークーペには「普通」のモデルも存在したため、グレードでの区別を超えた、あくまで高性能バージョンとして用意されたサブネームが「トレノ」であった。

搭載エンジンは、上位車種であるセリカ1600GTから移植された2T-G型1600ccDOHCエンジンが搭載された。正確に言えば、レギュラーガソリン仕様の2T-GR型(110ps)とハイオクガソリン仕様の2T-G型(115ps)が設定されていた。外観上の特徴として、当モデルと姉妹車のレビンには、トヨタ製の市販乗用車として唯一のオーバーフェンダーを装備している。

レビンともども、いわゆる旧車趣味における人気車種の一つであり、現在でもこのモデルはイベントでもトヨタ車中、最多の参加台数となることが多いようである。

また、1973年4月のマイナーチェンジの際に追加された「トレノJ(ジュニア)」には、2T-B型1600ccOHVエンジン(105ps)が搭載されており、こちらはDOHCが不要な層に向けた廉価モデルであった。レビンにも同様のモデルが存在した。

[編集] TE47型(1974年 - 1975年)

トヨタ・スプリンタートレノ(GT)
TE47
スプリンタートレノ
スプリンタートレノ
製造国 日本
乗車定員 5名
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン 2T-G型 1.6L 直4 DOHC 115ps/14.5kgm
2T-GR型 1.6L 直4 DOHC 110ps/14.0kgm
最高出力 2T-G型 115ps/6,400rpm
2T-GR型 110ps/6,000rpm
最大トルク 2T-G型 14.5kgm/5,200rpm
2T-GR型 14.0kgm/4,800rpm
変速機 5速 MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:独立懸架ストラット式コイルスプリング
後:非対称半楕円リーフスプリング
全長 4,070mm
全幅 1,600mm
全高 1,300mm
ホイールベース 2,370mm
車両重量 925kg (GT 935kg)
-このスペック表は試行運用中です-

1974年4月、トレノとして初めてのフルモデルチェンジ。カローラがE30型、スプリンターがE40型と分かれたことから、レビンはTE37型、トレノはTE47型を名乗ることになった。また、レビンはクーペに替わり、クラス初の2ドアハードトップにラインナップされたことにより、歴代モデルの中で唯一このモデルのみ、レビンとトレノのボディ形状が異なっている。

基本的にグレード名扱いだったレビン/トレノだがトレノのみ豪華装備のGTというグレードが誕生し、レビン/トレノ系で初のグレード展開となった。エンジンはTE27型に引き続き2T-G型/2T-GR型エンジンを搭載したが、TE27型と比較してホイールベースが35mm延長され、さらに車両重量が60kg増加してしまったため、TE27型ほど強いスポーツ性を発揮することができなかった。

1975年、2T-G型/2T-GR型エンジンが昭和50年排出ガス規制をクリアできず生産中止されたため、その年の11月にトレノはレビンとともに生産中止となり、このモデルは短命に終わった。販売台数が少ないうえに人気が低く、いわゆる旧車としてレストアされている例はごく稀である。

[編集] TE61型(1977年 - 1978年)

トヨタ・スプリンタートレノ(GT)
B-TE61
製造国 日本
乗車定員 5名
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン 2T-GEU型 1.6L 直4 DOHC 110ps/14.5kgm
最高出力 110ps/6,000rpm
最大トルク 14.5kgm/4,800rpm
変速機 5速 MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ストラット式コイルスプリング独立懸架
後:非対称半楕円リーフスプリング
全長 4,070mm
全幅 1,615mm
全高 1,310mm
ホイールベース 2,370mm
車両重量 950kg (GT 955kg)
-このスペック表は試行運用中です-

電子制御燃料噴射(EFI)と酸化触媒を使うことで、2T-G型エンジンを昭和51年排出ガス規制に適合させることに成功し再び同エンジンの生産が可能になったため、1977年1月、レビンとともに復活した。この時期、レビンはTE51型、トレノはTE61型を名乗った。

マイナーチェンジ時に、カローラにクーペシリーズが、スプリンターにはハードトップが追加され、それぞれ同様の車種体系となった。レビンは、ハードトップではなく、クーペに設定されたため、TE27以来の同一ボディを使用することとなった。ただしAピラーから前半部分のフロントフェンダー、ボンネット、フロントグリル等はそれぞれ独自のデザインとなっており、この手法は伝統的に最終型のAE111型までに続くことになる。

なお、トレノと同時にスプリンターのリフトバックにも2T-G型エンジンを搭載し、「1600GT」を名乗った。型式はトレノと同一のTE61である。

[編集] TE65型(1978年 - 1979年)

トヨタ・スプリンタートレノGT
TE65(衝撃吸収バンパー装着車)
製造国 日本
乗車定員 5名
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン 2T-GEU型 1.6L 直4 DOHC 115ps/15.0kgm
最高出力 115ps/6,000rpm
最大トルク 15.0kgm/4,800rpm
変速機 5速 MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ストラット式コイルスプリング独立懸架
後:非対称半楕円リーフスプリング
全長 4,245mm
全幅 1,615mm
全高 1,310mm
ホイールベース 2,370mm
車両重量 965kg
-このスペック表は試行運用中です-

1978年4月に登場。昭和53年排出ガス規制をクリアして型式変更したもの。この時期、レビンはTE55型、スプリンタートレノはTE65型を名乗ることになる。型式は変わっているが外観はTE61型と大差はない。車両重量はTE27型を110kg上回り965kgとなったうえ、年を追うごとに強化される排出ガス規制のあおりを受け、TE27型のようなスポーツ性とは程遠いものとなった。

[編集] TE71型(1979年 - 1983年)

トヨタ・スプリンタートレノ
TE71
製造国 日本
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドア クーペ
エンジン 2T-GEU型 1.6L 直4 DOHC 115ps/15.0kgm
最高出力 115ps/6,000rpm
最大トルク 15.0kgm/4,800rpm
変速機 5速 MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ストラット式コイルスプリング
後:ラテラルロッド付4リンクコイルスプリング・スタビライザー
全長 4,255mm(トレノS 4,190mm)
全幅 1,625mm
全高 1,325mm
ホイールベース 2,400mm
車両重量 975kg(後期 990kg)
トレノS 955kg
-このスペック表は試行運用中です-

1979年3月、フルモデルチェンジが行われた。ボディは3ドアハッチバッククーペのみで、最後の2T-G型エンジン搭載モデルとなる。#E7系へのモデルチェンジに伴い、乗用車系のリアサスペンションが同じリジッド方式ながらリーフリジッドから4リンクコイルへと進化し、操縦性のアップに貢献した。スプリンターのセダン及び2ドアハードトップやリフトバックにも2T-G型エンジン搭載グレード「GT」が設定され、また1981年8月より発売の後期型からはトレノ単体にもサンルーフを標準装備した豪華装備の「アペックス」及び、衝撃吸収バンパーをDXなどに装着されていた単純構造のバンパーへ変更するなどし軽量化を図るとともに機械式LSDを標準装備した「S」というグレードが設定された為「トレノ」という名称の意味が変化し出したモデルでもある。

[編集] AE85/AE86型(1983年 - 1987年)

AE86型(3ドア)

1983年5月、E80系カローラ&スプリンターシリーズのフルモデルチェンジが行なわれる。

この代よりE80系カローラおよびスプリンターのセダンとハッチバックは前輪駆動レイアウト(FF式)に移行したが、走りを最優先したスポーツモデルであるレビン・トレノは当時のFF駆動方式に対して、スポーツカーとして求められる高い走行性能や官能的なフィーリングにおいてはまだ未知数であったことや当時の生産工程の改編スケジュールの都合といった要素が絡んだこともあってセダンとハッチバックは実用重視のFFレイアウトを採用し、走りを重視したレビン・トレノに関しては従来どおり後輪駆動(FR)レイアウトといった“2本立て”でリリースする事を決定した。

カローラ&スプリンター史上、後にも先にも同じファミリー内でFFとFRという駆動方式の大きく異なる車種がリリースされたのはE80系だけである。

前述の事からシャシーは先代TE71型のものをベースとしているが隅々に渡って改良が行なわれ、TE71のネックだった1トンに迫る重量は大幅に軽減された。エンジンは旧式化した「2TG型」の後継機となる「4A-GE」型を新規開発する。ボディは2ドアクーペと3ドアハッチバックの2本立てで、トレノでは当時のスポーツカーの“アイコン的存在”ともいえるリトラクタブル式ヘッドライトを採用してレビンとの差別化を図った。

また、このAE85型/AE86型はレビン・トレノとして最後の後輪駆動車であるため、今日では希少な「国産軽量コンパクトFRスポーツ」としてハチロクファン以外にもコアな自動車ファンから非常に人気が高い[要出典]

[編集] AE86型

トヨタ・AE86の項も参照。

その形式名称から双子の兄である「レビン」とともに“ハチロク”と呼ばれ、幅広い世代に親しまれている。

このモデルから最終モデルのAE111型に至るまで一貫して4A-GE型1600cc直列4気筒DOHCエンジンが搭載されている。最高級グレードである「"GT APEX"」の3ドアハッチバックの白黒ツートン仕様車(当初はGT APEX専用カラーであったが、1984年のマイナーチェンジ以降はGTVとAE85型のSRにもオプション設定されるようになった)がコミック「頭文字D」の主人公(藤原拓海)の愛車ということも手伝って一部の自動車ファン(特にAE86の“現役時代”を知らない若い世代の自動車ファン)の間で再びAE86型の人気が高まった(ちなみに、アニメ版で主役の藤原拓海を演じた声優である三木眞一郎も実際に所有している)。

だがそれ以前にAE86型の性能を褒め称え、そしてその後の“ハチロク”人気を高めることに貢献した人物こそが元レーシングドライバーの土屋圭市氏であるともいわれる。彼は1984年の「富士フレッシュマンレース」で自身がドライブする「ADVANトレノ」で6連勝を果たす。その速さは並みいるライバル達を寄せつけぬものであり、当時の自動車雑誌にも“ハチロク使いの名手”として度々紹介されていた。ちなみに土屋自身もフルチューンしたAE86型トレノを現在も所有しており、ザッカー誌のインタビューで「トレノとNSXだけは絶対に手放さない」とまで語っている。

1984年、一部改良。目立った部分ではドラミラーを可倒式へ変更し、オプション設定の一部変更等が行なわれる。

1985年、マイナーチェンジ。 新意匠の前後バンパー(コーナリングランプを追加。新意匠前後バンパーにより全長が若干ながら伸びている)やリアコンビランプといった外装部分をはじめ、新意匠のフロントシートやブラック×グレーの内装色など内外装ともに質感を向上させるリファインが行なわれた。 また、歴代トレノ初となるAT仕様も追加されたが製造台数は少ない。

1986年、AE86型レビン・トレノで唯一となる特別仕様車「ブラックリミテッド」が400台限定で発売。3ドアの最上級グレード「GT-APEX」をベースとしてモノトーンのブラック外装色にゴールドのエンブレムステッカー、及びドアサイドに張られた「BLACK LIMITED」のステッカーとピンストライプ、リアガーニッシュにプリントされた「BLACK LIMITED」の文字やゴールドに塗装された専用の14インチアルミホイール(GX70系マークⅡと共通部品)が外観上の特徴となる。内装はメーターの照明や目盛りがオレンジ色に変更された専用品となり、フロントシート表皮の材質が一部変更され、オレンジ色で「APEX」の刺繍が入れられる。またシートバック部分にはオプションでも設定のないネット状のポケットが装備されるなど、形状こそ「GT-APEX」のものと共通だが細かな部分で標準車と差別化を図っている。そしてステアリングのホーンパッドにはゴールドで「TWINCAM 16」の文字が入れられ、シフトノブのシフトパターンの文字もオレンジ色で統一、さらにワインレッドの専用フロアマットを装備するなどして内装・外装ともに隅々まで“特別感”を演出した。また、オプション設定だったパワーウインドウがAE86型で唯一標準装備されているのも「ブラックリミテッド」の特徴である。

1987年、トヨタオート多摩(現:ネッツトヨタ多摩)が2ドアトレノをオープンカーに改造した「スプリンタートレノ・コンバーチブル」を地域限定発売した。

またレースゲーム「グランツーリスモ4」には、通常のカタログモデル(前期型)と“しげの秀一バージョン”なるAE86トレノのチューニングカーが登場する。この“しげの秀一バージョン”はしげの氏自身が所有する愛車をモデルとしたものであり、大ヒット作品「頭文字D」の主人公である藤原拓海の愛車をモデルとしたものではない。

[編集] AE85型

通称「ハチゴー」と呼ばれる。AE70型より受け継いだ3A-U型1500ccSOHCエンジン搭載モデル(AE85型)も「トレノ」の名称を得て、3ドアモデルは「トレノSR」、2ドアモデルは「トレノSE/リセ/XL」として販売された。AE86型と比べると仕様面で大きく劣った為に人気は今ひとつであった。ただし、AE86型よりも軽く、また安く手に入るため、一部のマニアにはAE86型並みの改造を施す為のベース車として使われる。最大出力が130psのAE86型に比べ、こちらのAE85型は83ps/5600rpm(後期型は85ps)である。

[編集] AE91/AE92型(1987年 - 1991年)

AE92型 GT-Z(前期型)
AE92型 北米仕様(4A-FE型エンジン搭載車)

1987年5月に登場。このモデルから前輪駆動化され、ボディも2ドアクーペに1本化された。

[編集] AE92型

当時、4A-GE型エンジンの最高出力は120ps/6,600rpm 14.5kgm/5,200rpm(ネット表示)。1989年5月のマイナーチェンジでT-VIS廃止に伴うポート形状の変更に加え高圧縮化され、ハイオクガソリン指定となり、140ps/7,200rpm 15.0kgm/6,000rpmを得ることとなる。このモデルからスーパーチャージャー付き4A-GZE型エンジン搭載のグレード「GT-Z」が登場した。通称「キューニー」。4A-GZE型エンジンは前期型で145ps/6,400rpm 19.0kgm/4,400rpm後期型で165ps/6,400rpm 21.0kgm/4,400rpmを発生した。

[編集] AE91型

普及グレードであるAE91型には、5A-FE型1500ccハイメカツインカムエンジン(片プーリー、片ギア駆動による鋭角DOHC)が搭載された。後期型では95psの出力を得ている(5A-F⇒5A-FE)。グレードは上位からXi/G/リセ/L。また、後期型にはEFIをチューンした5A-FHE(EFI-S、105ps)搭載ZSも登場した。通称「キューイチ」。

[編集] AE100/AE101型(1991年 - 1995年)

1991年6月に登場。同時にレビンもモデルチェンジ。グレード構成は下記の通り(レビンも同様)。

[編集] AE101型

「GT」、「GT APEX」に搭載される4A-GE型エンジンが1気筒あたり5バルブ(吸気3、排気2)の20バルブに進化。通称「トイチ」「ヒャクイチ」。

  • SJ ・・・ 1600cc、4A-FE型エンジン搭載。最高出力は115ps/6000rpm。
  • GT ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は160ps/7400rpm。GT APEXに比べ、パワーウインドウ等の快適装備が簡素化されており、競技向け車両である。後期型は5速MTのみ。
  • GT APEX ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は160ps/7400rpm。オプションとして、スーパーストラットサスペンション装着車も存在した。
  • GT-Z ・・・ 1600cc、スーパーチャージャー付4A-GZE型エンジン搭載。最高出力は170ps/6400rpm。スーパーストラットサスペンション、ビスカスLSDを標準装備。変速機はMTのみであった。ただし、過給器(スーパーチャージャー)付きの4A-GZE型エンジンは16バルブのままである。

カローラ・スプリンタークラスであるのにもかかわらず、バブル景気を反映し「GT APEX(スーパーストラットサスペンション装着車)」と「GT-Z」は販売価格が200万円を超えていた。

なお、「GT APEX」は1991年度のグッドデザイン賞を受賞している。

[編集] AE100型

通称「ヒャク」、「イチマルマル」。

  • S ・・・ 1500cc、5A-FE型エンジン搭載している。最高出力は前期後期共に105ps/6000rpm。

[編集] AE110/AE111型(1995年 - 2000年)

トヨタ・スプリンタートレノ
AE110/111
AE111型 XZ(後期型)
製造国 日本
乗車定員 4名
ボディタイプ 2ドア クーペ
エンジン 5A-FE型 1.5L 直列4気筒
4A-FE型 1,587cc 直列4気筒
4A-GE型 1,587cc 直列4気筒
最高出力 5A-FE型 100ps/5,600rpm
4A-FE型 115ps/6000rpm→110ps/5800rpm
4A-GE型 165ps/7,800rpm
変速機 5速 MT
6速 MT
4速AT
駆動方式 FF
サスペンション 前:
全長 4.305mm
全幅 1,695mm
全高 1,305mm
ホイールベース 2,465mm
車両重量 990kg - 1,110kg
-このスペック表は試行運用中です-

1995年6月にモデルチェンジし、AE11#型が登場。BZ系グレードには通称「黒ヘッド」と呼ばれる4A-GE型エンジンを搭載する。エンジン制御方式を、エアフローメーターを使用するLジェトロからAE92以来のDジェトロに戻し、燃焼室形状の変更、4連スロットル径の拡大などの改良により、4A-GE型エンジンの最高出力は165psに向上した。テレビCMには武田真治が「オレのトレノ」のキャッチコピーで出演した。また、プラットフォームは変更されず、スーパーストラットサスペンションも先代より引き継がれたが、ボディは先代に比べ70kg軽量化され、走りのパフォーマンスは向上した。

このモデルからスーパーチャージャー付のグレードは廃止され、グレード構成もそれまでのGT系に代わり、新たにBZ系と呼ばれるようになった。これまでの「GT APEX」に代わる装備を充実したグレードはBZ-Gとなり、かつてのGTやGT-Vのように装備を抑え、走行性能を重視したグレードはBZ-Vとなる。スーパーストラットサスペンションはBZ-Vに標準、BZ-Gにオプション装備される。また、ハイメカツインカムを搭載するベーシックグレードも4A-FE型1600ccエンジンを搭載するモデルはXZ、5A-FE型1500ccエンジンを搭載するモデルはFZ(型式名はAE110)を名乗った。

1997年のマイナーチェンジでは、初の自社開発となる6速MTが採用されたが、同時に衝突安全ボディ「GOA」の採用により車両重量がモデルチェンジ前と比べ若干重くなり、軽快感はやや失われた。グレード名称も一部変更され、BZ-G スーパーストラットサスペンション装着車がBZ-Rとなり、それまでのBZ-VはBZ-R V仕様と改称された。

折からのクーペ販売不振のため、2000年8月、このモデルをもってトレノの生産・販売は終了した。

[編集] AE111型

通称は「ゾロメ」「ピンゾロ」。

  • XZ ・・・ 1600cc、4A-FE型エンジン搭載。最高出力は115ps/6000rpm(後期型は110ps/5800rpm)。
  • BZ-G ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は165ps/7800rpm。

[編集] 1995年〜1997年まで発売されたグレード
  • BZ-V ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は165ps/7800rpm。スーパーストラットサスペンション標準装備。
  • BZ-G スーパーストラットサスペンション装着車 ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は165ps/7800rpm。

[編集] 1997年より発売されたグレード
  • BZ-R V仕様 ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は165ps/7800rpm。スーパーストラットサスペンション標準装備
  • BZ-R ・・・ 1600cc、4A-GE型エンジン搭載。最高出力は165ps/7800rpm。スーパーストラットサスペンション標準

装備。

  • マイナーチェンジによりヘッドライト、テールランプがブラックアウト化された。

[編集] AE110型

通称は「ヒャクトオ」、「イチイチマル」。

  • FZ ・・・ 1498cc、5A-FE型エンジン搭載。最高出力は100ps/5600rpm

[編集] 特別仕様車
  • FZリミテッド (1995年12月)・・・ FZをベースとし、運転席SRSエアバッグ&専用ウレタン・4本ステアリングホイール、ストップランプ付リヤスポイラー、UVカットドアガラス、を特別装備し、専用色ライトマリンブルーマイカメタリックを設定した。
  • FZリミテッド・XZリミテッド (1996年12月)・・・ FZ・XZをベースとし、デュアルエアバッグ、ストップランプ付リヤスポイラー、電動格納式リモコンカラードドアミラー、ワイヤレスドアロックリモートコントロールなどを特別装備した。

[編集] 車名の由来

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月26日 (月) 03:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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