スポーツ用サポーター
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スポーツ用サポーター(スポーツようサポーター)はスポーツの際に着用されるサポーターで、特定の体の部分を保護するという機能、テーピング効果をもたらす機能、体の局部が露出するのを防止する機能があると考えられる。
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[編集] 特定の体の部分を保護する機能
特定の体の部分を保護する機能は、冷えや衝撃からの保護が考えられる。
[編集] 関節部の保護
まず、関節部を冷えや衝撃から保護する場合がある。これは、膝の保護、肘の保護、手首の保護、ももの保護、腰の保護、足首の保護、肩の保護、手のひらの保護、ふくらはぎの保護である。これらは、サポーターを関節部につけることによって、冷えやすい関節部を覆い熱の放出を防止することができ、あるいは関節部を覆うことで球技などにおけるボールなどの衝撃体からの衝撃を吸収され怪我を緩和することができる。あるいは、既に怪我をしている場合に、関節を固定したり包帯・テーピングの代わりに傷害部を圧迫・固定することに用いることもできる。
この場合のサポーターの材質としては、ナイロン、アクリル、ポリウレタンである場合が多く、伸縮性に富む素材が用いられる。
[編集] つま先部の保護
あるいは、足裏のつま先部を衝撃から保護する場合がある。剣道競技に多く用いられ、この場合の材質としてはコットン、レーヨン、皮といった柔らかい素材が用いられる。
[編集] 睾丸部の保護
次に、男性の睾丸を衝撃から保護する場合がある。この場合のサポーターは、特にアンダーサポーター、局部保護サポーターと呼ばれる。
これには、各種競技に用途が限定された場合(相撲用、ベースボール、武道格闘技)と用途の限定されない場合(一般競技用)がある。
[編集] 一般競技用
一般競技用サポーターは、腰ベルト部分が太く7センチ前後とられズレ落ちにくく設計され、股間を大きく覆うように三角形に膨らみを持たせた形態の布が股下に伸び、その布が、左右の腰の横の部分から伸びた2本のベルト状の伸縮素材が、お尻の部分を両側から持ち上げるような形で、股間の布部分とつながれている。
一般競技用場合の布質は、熱を蓄積しやすい睾丸・陰茎部分を、不快な蒸れから守るために、熱を放出しやすいコットン素材が用いられている点が、関節を冷えから保護する場合のサポーターと対照的であり、特徴的である。
[編集] 相撲用
相撲用サポーターは、一般用サポーターに近い形をしているものの、少し形態を異にする。このサポーターは、腰ベルトや前部分の股間の布は一般競技用と共通するが、一般競技用の後ろ側の2本のベルトでなく、一本のある程度の太さを持ったベルトが尻の谷を辿るように、ベルトの背中部分とつながれている。この場合の布質も、一般競技用と同様、熱を蓄積しやすい睾丸・陰茎部分を、不快な蒸れから守るために、熱を放出しやすいコットン素材が用いられている。
[編集] 野球用・武道・格闘技用
野球用・武道・格闘技用サポーターでは、高速なボールや、打撃などによる強い衝撃が睾丸に加えられる可能性があるため、睾丸部分を特に硬質ポリエチレン性のファウルカップと呼ばれるカップをつける場合がある。このカップは、前面から見ると逆二等辺三角形で、睾丸にあたる部分が丸みを帯びた膨らみがもたれ、その上部に陰茎を収納する余裕を持たせた程度の平面部がある。なお、このカップには、熱を放出するために数箇所の空気孔が設けられ、睾丸・陰茎の蒸れを防いでいる。このカップは、一般競技用に似た形のアンダーサポーターに、装着することで用いられる。
この場合のアンダーサポーターは、カップの重さを支えるためにベルトが10センチ程度と太めになっている。カップはアンダーサポーターのベルト部分に直接ボタンで装着する場合と、ナイロンネットを素材とするアンダーサポーターの股間部分の内側にカップを収納する場合がある。
[編集] 肌の保護
さらに、衝撃ではなく、相撲のまわしが硬い場合に、直接肌に触れることで肌に擦過傷をもたらすことを防ぐ目的で、肌の保護をするという場合がある。
これは、硬いまわしが会陰部や臀部・睾丸・陰茎の肌に擦れる痛みが生じることがないように、まわしが肌と触れる部分がちょうどサポーターで覆われるような形態となっている。このような機能からも、素材はコットンが用いられている。
[編集] テーピング効果をもたらす機能
傷害を負った部分を覆うことで衝撃から保護するという機能のほかに、特に筋肉・靭帯・腱などの可動部を伸縮性のある素材で、固定することで、その部分が適切な範囲で動くことが出来るようにすることで、包帯の代用をするものである。
このように固定させつつも動きを許すことで、怪我の予防や、リハビリをすることを可能とする。あるいは、強くサポーターを装着することで、応急措置をも可能とする。
[編集] 体の局部が露出するのを防止する機能
スポーツ用の下着に相当する。性的羞恥心を気にせずにスポーツが出来るようにする機能がある。ただし、衣装によってはどうしてもこれが露出してしまい、この理由で性的羞恥心を生じてしまう場合は着用しない場合がある。
[編集] 水泳競技用
これは主に水泳競技用のサポーターが持つ機能である。競技以外にも水着着用の際には幅広くサポーターが使用される。競泳や水球などの水泳競技では、身体には水着だけを装着する。水着着用時には目的に向かって真剣に競技や競技以外の事に専念する場合が多いが、真剣に専念するがあまり水着が脱げたり水着によるが股部がずれてしまう場合がありうる。水着が脱げたり(水着によっては)股部がずれてしまった場合、水着着用者の陰部や性器が露出されてしまい、水着着用者自身が性的羞恥心を覚えるのは勿論、時にはそれを見た者に精神的不快を生じさせたりする場合もあり、不適当である。このようなことを防止するために、水着着用者がサポータを水着の下に着けることで、陰部や性器の露出を防止することができる。
あるいは、たとえ、水着が脱げなかったとしても、性器や陰部を目立たなくするという機能ももっている。特に競泳では、水流に対して低抵抗素材が用いられるために、水着は薄手で身体への密着性を持つ素材が多い。また、低抵抗を目指す場合、水着の部分を可能な限り少なくするというべきだとの考え方から、腰の部分を可能な限り細くし、股間部分の布面積を可能な限り少なくする設計を持つ場合がある。このような場合、陰部や性器のふくらみや凹凸が間接的に透けて見えてしまうために、陰部や性器を露出したのと同じ程度に、競技者自身が性的羞恥心を覚える場合がある。これを防止するために、競技者がサポーターを水着の下に着けることで、陰部や性器のふくらみや凹凸が目立つ度合いを少なくすることが出来る。これは、競技以外で水着着用時でも水着によっては陰部や性器のふくらみや凹凸が間接的に透けて見えてしまうために、サポーターを水着の下に着けることで、陰部や性器のふくらみや凹凸が目立つ度合いを少なくすることが出来る。
このようなサポーターは、男女で水着の形態が異なるのに対応して、サポーターも男女で形態を異にしている。
[編集] 男性用サポーター
男性用の水泳用アンダーサポーターは、男性用であってもスポーツパンティー・スポーツショーツと呼ばれる場合もあるように、外観は女性用下着であるショーツに似た形態をしている。多くの場合、白色で、素材は伸縮性の富むポリプロピレンである。伸縮性があるために、脱げにくく、あるいは陰茎や睾丸といった男性器を押さえつけることができ、膨らみを目立たなくすることが出来る。
男性用水泳アンダーサポーターは、水着の形態にも対応して、腰の部分を細くし股繰りを上部に切り込んだハイカットの形態も設計される場合がある。
[編集] 女性用サポーター
女性用の水泳用アンダーサポーターは、上半身用と下半身用のセパレート・タイプと全身用のボディスーツ・タイプがある。
[編集] 上半身用
バストパッドとも呼ばれるように、胸を覆う形態である。素材はポリエステルが用いられる。ブラジャーの形態と、パッドを女性用水着の内側に縫い付けたり差し込んで装着する場合がある。このようにパッドを水着の内側に装着することで、胸ポチにならないようにすることができる。なお、パッドには厚さ等に関係なく、乳房が水着の伸縮力に押しつぶされないよう形状を整える効果があるため、水泳競技の際には乳房による水流抵抗を増加させてしまうこととなる。そのため、競技の際にパッドを着用することは一般的には行われていない。
なお、このバストパッドのサイズは、S・M・Lのようなサイズ形式で示されることが多く、下着のブラジャーのサイズの様にアンダーバスト(65, 70, …)とカップの大きさ(A, B, …)で厳密に示されてはいない。但し、一部のバストアップ機能を強化したパッドの場合には、乳房とカップの大きさがマッチしなければ本来のバストアップ効果を得られないため、カップの大きさによりサイズが表示されている。
この他バストパッドの他にニプレスを着用する場合もある。
[編集] 下半身用
スポーツアンダーショーツと呼ばれるように、女性用下着のショーツと似た形態である。スイムショーツやスイムパンティー、スイムガードルなどと呼ぶ場合もある。男性用と異なり女性用は色が白であるとは限らず、ピンク色なども設計されている。これは下着のショーツに近いことから、デザイン性を考慮したと共に、白であると汚れが目立ってしまうということを考慮されているものである。男性とは異なり、女性は性器からの分泌物が排出されることがあり、性器に密着させるサポーターは汚れやすいといえる。仮に白であれば、粘性の高い分泌物等がサポーターに付着すると、洗浄しても落ちにくくなってしまう。
また、このようなデリケートな女性器に密着させることから、素材はポリエステルのみならず、コットンも用いられている。つまり、女性器の密着する部分をコットンにすることで、デリケートな性器に不快を生じさせないようにし、あるいは女性器から排出される粘性の高い分泌物がポリエステルに付着するのを防止することができる。女性用のサポーターは男性用と異なって伸縮性のあるポリプロピレンを用いていない。仮に伸縮性素材を用いれば、臀部や陰門付近の谷部分が圧迫され、恥丘部分の膨らみが強調されてしまう。あるいは、陰唇部分を圧迫することで女性器に不快を生じさせる。これでは、陰部や性器の露出や間接的に透けること、メコスジを防止するという目的を達成できなくなってしまう。そこで、伸縮素材ではなく、かつ撥水性のあるに留まるポリエステルを用いている。
なお、女性用アンダーショーツも、男性用と同様、水着の形態に対応して、股繰りを上部に切り込んだハイカットの形態も設計されることがある。又、女性用においてはハイレグ用の水着に対応する為Tバックタイプも多く生産されており流通・使用されている。
第一次性徴後期頃 - 第二次性徴初期頃の女性用に「キッズインナーショーツ」が一部のメーカーから出ている。
[編集] 相撲用サポーター
また、前述のように相撲用サポーターは、睾丸を衝撃から保護する機能を有しているが、同時に性器の露出も防いでいる機能をも有すると考えられる。
相撲競技の際には、まわししか身に着けない場合がある。相撲は相手方のまわしをつかんで相手方の姿勢を崩そうとすることがあるために、まわしの着け方が不十分であると外れてしまう場合がある。まわしがはずれてしまうと、陰茎や睾丸などの男性器・女性器が露出してしまう。これでは、競技者自身のプライバシーや、それを見た者に精神的不快を生じさせたりする場合もあり、善良の風俗が害されてしまう。
そこで、まわしの下に相撲用サポーターを着けることで、たとえまわしが外れても性器・陰部が露出することがないようにすることができる。
[編集] 水泳や相撲以外
水着以外でも、ユニフォームやトレーニングウェア、体操着、レオタードなどで用いられる場合が多い。この場合は、単に水泳競技用サポーターを転用するのではなく、一般競技用のアンダーショーツサポーターがある。
[編集] 男性用サポーター
これは睾丸を衝撃から防止するアンダーサポーターの形態とは異なり水泳用のスポーツショーツの形態と同じであるが、素材は水泳用の素材とは異なりコットン・レーヨン・ポリエステルが用いられている。
陸上用ランニングパンツは、足を動かしやすいように足繰り部分がかなり広く開けられている。このために、ランニングパンツの下に履く下着の形態によっては、陰茎や睾丸といった男性器がはみ出し外部に露出したりする可能性がある。あるいは、ランニングパンツの下に履いている下着を見られる可能性もある。これでは、競技者自身の性的羞恥心や、それを見た者に精神的不快を生じさせたりする場合もあり、善良の風俗が害されてしまう。
そこで、ランニングパンツの下にアンダーサポーターを履くことで、性器や下着の露出を防ぐことが出来る。これらは、コットン・レーヨン・ポリエステルの素材が用いられている。熱を蓄積しやすい睾丸・陰茎部分を、不快な蒸れから守るために、熱を放出しやすく透過性を持たせ、また汗が乾きやすい素材を用いている。
[編集] 女性用サポーター
[編集] 上半身用
スポーツブラジャー(スポーツブラ)が用いられることが多い。陸上用などのランニングシャツは脇繰り部分が広く開けられている。このために、ランニングシャツの下に着けるブラジャーの形態によっては、ブラジャーがずり落ちたりして乳房や乳首が露出されてしまう可能性がある。たとえ、そのようなことがなかったとしても、胸ポチになったり、下着が露出または衣装から透き出てしまう可能性がある。これでは、競技者自身の性的羞恥心や、それを見た者に精神的不快を生じさせたりする場合もあり、善良の風俗が害されてしまう。
そこで、ランニングシャツの下に、ずり落ちにくいスポーツブラジャーを着けることで、乳房や乳首の露出を防ぐことができる。あるいは、女性の嗜好に沿ったデザインを反映した下着としてのブラジャーが見られるよりも、そのような嗜好やデザイン性を排除されたサポーターとしてのスポーツブラジャーを着ける方が、性的羞恥心や精神的感情・善良の風俗を害する度合いが低いといえる。
このようなスポーツブラジャーは、サポーターと同様にスポーツ用に製品化されており、その素材はコットン・ポリエステルの素材が用いられている。コットンは、デリケートな乳房部や乳首に接触する部分に用いられ、ポリエステルはそれ以外の部分に用いられている。乳房部の谷間や、乳房部とその下の谷のアンダーバストの部分には女性は特に汗をためやすい。この部分に熱を調整しやすく乾きやすい素材を用いて、通気性を良くし、メッシュを施すなどして競技者を不快に感じさせないように設計されている。メーカーによっては第二次性徴期の女性に適用したジュニア用のスポーツブラジャーもある。
[編集] 下半身用
女性用ショーツサポーターはあまり一般的ではない。これは、男性が陰茎や睾丸がはみ出し外部に露出してしまう可能性が高いのに対し、女性器は、たとえランニングパンツの股繰り部分が広く開けられていても、はみ出したり露出しにくいことが原因として考えられる。また、女性用陸上ショーツサポーターをスポーツ用に製品化するよりも、それに代替されるような機能を有する下着としてのショーツが優れていることも考えられる。たとえ、スポーツ用に陸上用ショーツサポーターを製品化しても熱を調整しやすく汗の乾きやすい素材であるからには、通常の下着としてのショーツやサニタリーショーツ(月経(生理)時に使う専用のショーツ)に近い形態となると考えられることから無意味であると考えられるからである。
[編集] 競技内容・競技者の年齢によるサポーターの必要性の違い
以上のような機能からみると、競技者にサポーターが必要ない場合がありうる。特定の体の部分を保護するという機能や、テーピング効果をもたらす機能は、競技者の年齢にかかわらず必要不必要が判断されることになろう。なぜなら、年齢にかかわらず、体の部分を保護する必要性があることには変わりは無いし、年齢が低ければ低いほど身体は脆弱でありその分保護の必要性は高まるからである。
しかし、サポーターの持つ体の局部が露出するのを防止する機能は、競技によっては、あるいは競技者の年齢によっては不必要な場合がありうる。例えば、水着の場合は水着が脱げたり水着の股部の形状から股部がずれて性器や陰部が露出する恐れが無い場合に限られるが、第一次性徴期の男女の場合、裏布(股布・胸当て裏布)のみで充分であり、間接的に陰部や性器の膨らみ、女子の胸ポチが見えることを防ぐ機能を果たす必要性が低い場合があり、第二次性徴期以降、性器や女子の乳房が発達し、陰部や性器の膨らみが股布のみで防げなくなったり、胸当て裏布だけでは胸ポチが防げなくなってからサポーターを着用するようになる。着用し始める時期は体格や水着の種類によって異なり、男性と女性の下半身用は水着の股部の形状や股布の厚さによって、女性の上半身用は胸当て裏布の厚さによって着用し始める時期が異なってくる。また、水着の股部の形状や裏布の厚さによっては体格問わずサポーターが不要の場合もある。
もっとも、競技が相撲であれば、たとえ第一次性徴期の場合であってもサポーターによって露出を保護する必要性もあろう。なぜなら、相撲競技の際にまわしがとれてしまえば、たとえ陰茎や睾丸・陰部の発達が不十分であっても、それらは露出してしまうのであり、児童のプライバシーや善良の風俗が害される可能性があるからである。
最終更新 2009年8月18日 (火) 10:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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