スーパーの女
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| スーパーの女 | |
|---|---|
| 監督 | 伊丹十三 |
| 製作 | 伊丹プロダクション |
| 脚本 | 伊丹十三 |
| 出演者 | 宮本信子 津川雅彦 三宅裕司 小堺一機 伊東四朗 他 |
| 音楽 | 本多俊之 |
| 撮影 | 前田米造 浜田毅 柳島克巳 高瀬比呂志 |
| 編集 | 鈴木晄 |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | 1996年6月15日 |
| 上映時間 | 127分 |
| 製作国 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
『スーパーの女』は1996年の日本映画。伊丹十三による脚本・監督作品。
目次 |
[編集] 概要
スーパー大好き主婦が幼馴染の経営するダメスーパーマーケットを立て直していくというサクセスストーリーである。全体的にコメディタッチにストーリーが展開してゆくが、後半には冷凍トラックとデコトラという異色の組み合わせによるカーチェイスシーンもあり、アクション映画の要素も併せ持つ娯楽作品に仕上がっている。
そして最も大きな特色は、2008年現在意識の高まりを見せつつある食の安全や食品偽装といったテーマを、その10年以上前に既に描いていたという点である。例えば
である。さらにこの作品ではいわゆる牛肉偽装事件が発覚する前から生産地の偽装について取り上げており、伊丹十三の先見性を世に知らしめる事となった。この映画による影響で改善されたスーパーマーケットも数多くあったといい、試写を見たあるスーパーの店員達はその上層部に「私たちはこの店をこんなスーパーにしたいんです」と訴えたという逸話も残っている。このような経緯もあり、社員教育・研修用の素材ビデオとしても活用されている。
原作は「小説スーパーマーケット」。著者の安土敏こと荒井伸也は、1996年当時、スーパーマーケットチェーン「サミット」の社長であり、この映画の制作には同社が全面協力している。
また伊丹十三にとっては前二作(『大病人』『静かな生活』)が興行的に失敗に終わったため、「この映画では失敗が許されない」と覚悟をもって臨んだ作品であったが、結果的には大ヒットを記録した。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
おかっぱ頭の井上花子は、あるスーパーマーケットの中で小学校時代の友人(幼馴染)・小林五郎と再会する。
花子は「もう一つスーパーを見て欲しい。」と五郎に言われ付いて行った先のスーパーのダメぶりを五郎に愚痴るのだが、実は五郎がそのスーパー「正直屋」のオーナーだった。
五郎は花子にスーパーの悪いところを直してくれと頼み、花子はレジチーフとしてスーパーに勤務。近所で繁盛しているライバル店のいんちきスーパー「安売り大魔王」と戦う事になる。
最初はスーパーのレジ係として勤務した花子だが、職人気質な人達がチーフに就いている各部門で問題が続発し、特に精肉部・鮮魚部とは事あるごとに対立する。やがて実績を買われて副店長に昇進した花子は顧客の意見を聞き反映する試みを行い、製品のリパック(店頭に置いてあった製品を回収し再度ラップし、また店頭に置く事)の禁止を店舗会議で直訴し五郎も承諾させ、正直屋の商売方針を改善。徐々に来る客も増えていった。
旗色が悪くなった安売り大魔王の社長は、以前から内通していた正直屋の店長に「必要な人員をごっそり引き抜いてくるように」と言い、ある朝、正直屋の朝礼で店長がその話を出した。当初は先行きの不安感から店長側に付く者が多かったが、花子が安売り大魔王の現状と正直屋の展望の話をし、スーパーの売り手としての自覚を持った店員は花子の説得で大半は店に残る決意をする。その中には花子と販売戦略の違いから対立していた鮮魚部のチーフもいた。
結局、正直屋を出る事になったのは店長と精肉部のチーフの他数名だけだった。この精肉部のチーフは出入りの屑肉処理業者を使い店に納入されている高級国産牛を不正に横流しし、私腹を肥やしていた。閉店後、従業員と食事に行っていた花子たちは精肉部のチーフと店長が店の肉を持ち出そうとしている一報を聞き、阻止しようと店に向かうが手違いから店長たちの乗る冷凍車に閉じ込められてしまう。トラックをヒッチハイクした五郎と店長たちの冷凍車とのカーチェイスを繰り広げたのち警察も応援に加わり店長達を追い詰める事に成功し、店長と精肉部のチーフは逮捕された。行き着いた先がとある漁港で正月も漁に出る事を知った花子は漁師の好意で初荷を全て買取る契約をする事に成功した。
年が明けて1月2日。正月商戦において盛況に沸く正直屋は閑古鳥の鳴く安売り大魔王に見事に勝利を収めた。
[編集] キャスト
- 正直屋
- 井上花子:宮本信子
- 小林五郎:津川雅彦
- 小林一郎:金田龍之介
- 店長:矢野宣
- 精肉部チーフ:六平直政
- 鮮魚部チーフ:高橋長英
- 青果部チーフ:三宅裕司
- 惣菜部チーフ:あき竹城
- レジ係チーフ:松本明子
- レジ:山田純世
- 販促部長:小堺一機
- 精肉部助手:柳沢慎吾
- 精肉部助手:金萬福
- 鮮魚部助手:伊集院光
- 青果部助手:津久井啓太
- 青果部:アゴ勇
- パートさん:原日出子
- パートさん:絵沢萠子
- 駐車場係:里木佐甫良
- 五郎の父の遺影:沢村国太郎
- お客さま
- その他
- 安売り大魔王
[編集] その他スタッフ
- 製作者:玉置泰
- プロデュース:川崎隆
- 製作デスク:吉川次郎
- アドバイザー:荒井伸也
- 撮影協力:サミット
- 助監督:中村隆彦、山内健嗣、中村義洋
- デジタル合成:島村達雄、山崎貴、渋谷紀世子(白組)、武坂耕二(IMAGICA)
- 音響効果:斉藤昌利(東洋音響カモメ)
- ウィッグ製作:アデランス
- 特殊メイク:江川悦子、寺田まゆみ、神田文裕、山田陽
- 技斗:高瀬将嗣
- カースタント:タカハシレーシング
- スタジオ:日活撮影所
- 現像:IMAGICA
- 協力:オール日本スーパーマーケット協会
- スペシャルサンクス:関西スーパーマーケット北野祐次社長
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最終更新 2009年10月7日 (水) 02:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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