セイコーマート

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株式会社セイコーマート
Seicomart Company, Ltd
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 セイコマ・セコマ
本社所在地 日本
〒064-8620
札幌市中央区南9条西5丁目
パーク9・5ビル
電話番号 011-511-2796
設立 1974年6月
業種 小売業
代表者

代表取締役会長 赤尾昭彦

代表取締役社長 丸谷智保
資本金 4億2804万円
売上高 1525億2900万円(2007年12月期)
従業員数 275名
決算期 12月
外部リンク http://www.seicomart.co.jp/
  
店舗例(セイコーマート八雲東雲、北海道二海郡八雲町

セイコーマート(Seicomart)は、主に北海道を地盤とする日本のコンビニエンスストアチェーンである。本社所在地は札幌市中央区1971年にコンビニエンスストア業態の最初の店舗を開店しており、日本国内ではセブン-イレブンよりも先駆けで最古参の部類に入る。

名前の「セイコー」とは、チェーン全体を「成功」させるという意味を込めるとともに、前会長であった西尾長光の西と光の2文字からとられている。愛称として「セイコマ」や「セコマ」と略されることがある。

目次

[編集] 概要

[編集] チェーンの特徴

セイコーマートは地場の酒販関係者の集まりから派生したものであり、大手流通チェーンが設立母体であるセブン-イレブンや、ローソンのように商社の資本参画による経営ノウハウ・資本力で全国展開されている現在のコンビニ業界においては異色といえる。

当初の優位点は、酒類販売免許を得にくい全国チェーンに対し、酒販店からの転業が中心で、また北海道内では旧産炭地で廃業した酒販店の免許を多く転用できたため、ほぼ全店で酒類販売をおこなえた点にあった。また、子会社の問屋「セイコーフレッシュフーズ(旧:丸ヨ西尾)」や日販品(弁当類)製造発売部門を分社化した「北燦食品」といった事業別会社によるセイコーマートグループを形成し、道内物流の足がかりを整え、的確なマーケティングを行ってきたことで、他の酒販店系チェーンを抑え、北海道におけるコンビニチェーン店舗数道内シェア第1位(2006年9月時点)[1]を獲得している。1980年代に酒販店舗をセイコーマートへ転換する形で茨城県・埼玉県(#本州(関東エリア)参照)と、近畿地方へ進出したが、近畿地方については既に撤退し、関東エリアについては店舗の成り立ちから、フランチャイズ展開はかなり限定されている。

24時間営業をあまり重視しない方針のため、郊外はもちろん都市部(札幌市は例外)でも24時間営業ではない店舗が多い。午前6時~24時など、それに準じた営業時間の店舗もある。酒造・酒販業界から発祥した経緯もあって、当初から酒類取扱店舗の率が極めて高い。酒類を取り扱わない店舗は、病院大学庁舎といった公共施設に入居する店舗のみで極めて少数である。

他のコンビニエンスストアにはあまり見られない、新聞広告による特売チラシや特価品などが多いのも特徴。販売形態において個人店舗の名残を比較的残す店舗も多い。

[編集] 商品の特徴

『新鮮で安全な商品を低価格でお客様へご提供する』を基本理念としており、他のコンビニチェーンと比べて、生鮮食品酒類の品揃えに重点を置き、プライベートブランド以外の商品は定価より数円程度の割引を行うなどしている。

[編集] ワイン

店舗の発祥が酒屋であることからワイン販売に力を入れており、1990年代後半からのソムリエやワインが流行するムーブメント発生以前の1990年代前半には、丸ヨ西尾が輸入発売元となりフランス・イタリアなどから独自に買い付けたワインを店舗で販売しており、現在はハーフボトル500円程度の廉価なテーブルワインを中心に数多く取り揃えている。また、「十勝ワイントカップ」や「ドン・ペリニヨン (ワイン)」など流通量が比較的少ない他メーカーのワインも取り扱っている。

[編集] セイコーフレッシュ

1995年に始まったリテールブランド(プライベートブランド相当)「セイコーフレッシュ」は、チルド弁当おにぎりサンドイッチといった日配品をはじめ、ソフトドリンク、牛乳豊富牛乳公社)、コーヒー牛乳北海道保証牛乳)、鶏卵、アイスクリーム、米など約800商品(2004年)にまで拡大している。品質の高さと安価が顧客の支持を受けている。

[編集] ホットシェフ

一部店舗(北海道内では大半の約440店舗・関東エリアの極一部)で取り扱っている。略称はH・C(HOT CHEF)。訓練を受けた店員が、店内の厨房で弁当・おにぎり・ホットスナックを手作りし、温かいまま販売するサービスである。レジ近くの保温ショーケースに作り置きを陳列する他、ショーケースに無い商品もリクエストによって調理してもらえる場合がある。日配品(食品工場で作られた弁当類)とは味付けが異なるため、人によっては好まれている。店内でおかず類を加熱するだけではなく、弁当自体の調理をするコンビニはセイコーマート以外(とりわけ本州)では珍しく、同様のサービスはココストアの「ココ・デ・キッチン」やデイリーヤマザキの「デイリーホット」等で実施されているが、いずれも店舗数は少数である。

HCの「大きなおにぎり」という商品は字の如くボリュームのあるおにぎりで、食事に時間の無い時やドライバーに売れ筋の特徴的な商品の一つである。さらに上回る大きさ(茶碗1杯分程度の米飯使用)の「超でっかいおにぎり」という商品も存在する。

[編集] 店舗展開

店舗名は、他のチェーン店のように地名によるもののほか、経営者の名字・屋号・入居している施設名、およびそれらを複合させたものもある。基本的には店舗名の末尾に「店」はつけずに「セイコーマート○○」と呼ぶが、便宜上「店」をつけて呼ぶこともある。

[編集] 北海道地区

北海道内では最多の店舗数を誇り、[1](以前道内での売上高の首位はセブン-イレブンであったが、持株会社化に伴い非公表となったため、現在は不明)セブン-イレブンやローソン等の大手チェーンが進出していない道内末端の地方にも積極的に店舗を展開している。宗谷支庁全域・留萌支庁の一部・上川支庁の一部(日本海側は遠別町以北・内陸は音威子府村以北・オホーツク海側は枝幸町以北)はセイコーマートのみが出店している。 

逆に道内で出店のない自治体は、※占冠村比布町、※初山別村、※幌加内町、※浦臼町月形町赤平市、※神恵内村真狩村乙部町であり、2009年10月現在まだ出店がない。※印の町村はコンビニ自体が存在しない。

[編集] 他チェーンとの提携

道内にSPARを約100店舗展開する北海道スパー株式会社、北海道函館市周辺に14店舗を展開する地場コンビニの株式会社ハセガワストア、北海道根室市内に4店舗を展開する地場コンビニの株式会社タイエーは業務提携もしくは傘下の関係にあり、後述のセイコーマートクラブカードを共通利用できるほか、「ホットシェフ」を取り扱う一部の道内店舗では、ハセガワストアやタイエーの「やきとり弁当」と同一商品が併せて販売されている。

[編集] 北海道ファミリーマート

大手チェーンのファミリーマートの筆頭株主である伊藤忠商事と、セイコーマートの子会社である食品・酒類卸の丸ヨ西尾とは従前より資本関係があり、道内に店舗を持たなかったファミリーマートとはDVD仕入れや歳暮商品取り扱いなどで提携関係にあった。2006年、ファミリーマートと丸ヨ西尾は合弁でエリアフランチャイズ北海道ファミリーマートを設立し、同年7月に第1号店を札幌市に開店、北海道へ進出することとなった。今後はセイコーマートの既存の店舗網や流通網と、ファミリーマートの全国ブランド力を生かし、すでにコンビニ過密状態と言われる北海道において両チェーンとの共存共栄をはかっていくこととなる。

[編集] 本州(関東エリア・他地域)

本州では地場系コンビニチェーンや酒販店が業態変更をして、セイコーマートのフランチャイズ入りする形で店舗展開を行い、現在は関東エリアとして茨城県埼玉県に店舗を展開している。関東地区は業態変更したフランチャイズ会社がセイコーマート店舗に携わってきたが、2000年までに札幌のセイコーマート直轄の埼玉・茨城地区担当部門(水戸市)による運営に移っている。

関東エリア店舗は、駅や商店街から遠く離れた郊外の住宅地や幹線道路沿いに点在しており、道内のように市街地中心部には店舗を構えていない所が特徴的である。埼玉県内は近年閉店した店舗が複数あり、縮小傾向がみられる。
茨城県では、関東発祥の旧ホットスパーコンビニエンスネットワークス・現ココストアイーストと従前から競合しており、酒販の充実さや店内調理の「コ・コ・デ・キッチン」の提供をはじめ、出店地域(茨城・埼玉)と立地位置(郊外住宅地・ロードサイト)がセイコーマートと酷似している。なお、セイコーマートが運営する「北海道スパー」と2008年3月まで関東に存在した「ホットスパー」では、店舗面積などの条件が異なっており、看板ロゴ以外の共通項は無い。

2003年までは滋賀県京都府兵庫県南西部、鳥取県東部にも別会社によって店舗を展開していたが、これらの店舗は一部の例外を除き、ファミリーマートへ譲渡された。

取扱商品や店舗レイアウトは北海道店舗と殆ど同じであるが、北海道限定が建前であるガラナ飲料は取り扱わず、弁当類は土浦市に所在する北燦食品関東工場で製造されたものが販売されているなど、細部では異なる。

[編集] 店舗数

詳細は「コンビニエンスストアの店舗数一覧」を参照

[編集] サービス

[編集] ポイントカード

2000年に、日本国内のコンビニで初の本格的なフリークエント・ショッパー・プログラム (FSP) である「セイコーマートクラブカード」を道内店舗に導入し、翌2001年には関東地区店舗にも展開した。買い物金額に応じたクラブポイント加算や指定商品の値引きなど、上位顧客の購買動向の情報収集に効果を上げている。2007年度までは店舗に設置のマルチメディアキオスク端末「クラブステーション」で値引き指定商品毎に値引きクーポン券を発券するサービスが有ったが、これは廃止され、替わりにPOSレジで対象商品をスキャンすると自動的に値引きされる方式へ統合された。 ただし、加算されたポイントは日用雑貨といった景品としか引き換えることが出来ず、商品券への引き換えや買物代金に充当するといった使い方は出来ない。

  • この効果に気付いたセブン-イレブンは2003年に北海道限定でポイントカードを導入し追従したものの、FSPとして充分に機能せず、大きく遅れをとり、nanacoの導入に伴い2007年5月で加入・ポイント加算を終了した。
  • ローソンでは2002年より、同様のポイントカード機能を付帯したクレジットカード「ローソンパス」を全国展開しているが、2006年11月より北海道地区限定でクレジット機能無し・現金払い専用のマイローソンポイントカードを先行展開してきた(2007年1月より全国展開)。
  • サークルKサンクスでは、電子マネーEdyカード「KARUWAZA CLUB」を2004年7月より北海道・東海限定で先行展開し、そのうち北海道では実験導入の一環としてポイントサービス「カルポイント」を先行して付帯していた(KARUWAZA CLUBは2005年4月より、カルポイントは2006年4月より全国展開)。

[編集] レジクーポン

店舗によっては販促活動として、パンやおにぎり・弁当などを購入すると、同じ製品を対象としたレジクーポンが発券される場合がある。

[編集] カード決済

[編集] 提携クレジットカード

2004年より、ジェーシービーと提携しクレジットカード機能を加えた「セイコーマートクラブカードプラス」の展開を開始(関東地区店舗では扱っていない)。このカードはリボルビング払い専用カードの「JCB Arubara」をベースにしているため、カード利用代金の支払方法がジェーシービー側の「月づき払い(カード利用残高の内最低支払額以上全額までの任意額で口座引き落とし)」または「あるとき払い(全国のセイコーマート(クラブステーション)やローソン(Loppi)に設置されているマルチメディアキオスク端末でカード利用残高の内最低支払額以上の任意の金額を指定してレジで支払う)」のどちらかであり、利用残高全額を支払わない場合の残高についてはリボルビング払いとされ、手数料(利息相当)が加算される点に留意が必要である。

ポイントサービスについては、ジェーシービーが発行元のプロパーカードに付帯する「OkiDokiポイント」となり、セイコーマート以外のJCB加盟店で200円につき1クラブポイントが積算される。セイコーマートでクレジットで支払う場合はクラブカードポイントが2倍になる。

[編集] 他社クレジットカード・デビットカード

  • 道内店舗では、JCB、VISAAMEXMasterCard日専連。ハセガワストアではJCB、JACCS、ハコセン、J-Debitによる支払いに対応。
  • 関東エリア店舗ではクラブカードプラスを含め、カード決済に一切対応していない。

[編集] 電子決済

[編集] コンビニATM

  • イーネット - 北海道の一部の店舗。管理銀行は北海道銀行北洋銀行のいずれか。
    • 設置店舗には「北海道銀行」「北洋銀行」「北陸銀行」の看板を掲げている。
  • 北洋銀行店舗外ATM - 北広島白樺店のみ(北洋銀行北広島団地支店の跡地に建てられたため、ATMのみが残されている。)
    • かつては札幌市内2店舗(南9条店、流通センター店)にも設置されていた(イーネットと北洋銀行の提携に伴いイーネットATMに置き換えられた)。
  • 稚内信用金庫出張所 - 稚内市内2店舗(みどり店、南稚内店)

[編集] 宅配

[編集] 沿革

  • 1971年8月 - 札幌市北区に1号店オープン。
  • 1974年6月 - 株式会社セイコーマート設立。
  • 1987年 - 埼玉県酒類販売と合弁で埼玉セイコーマート株式会社設立。宮崎商店と合弁で兵庫セイコーマート株式会社設立。
  • 1988年 - マミーチェーンとエリアフランチャイズ契約を結ぶ。
  • 1989年3月 - 滋賀酒販と合弁で株式会社京滋セイコーマート設立。
  • 1992年 - マミーチェーンを茨城セイコーマート株式会社に社名変更。
  • 1998年 - 茨城セイコーマートを合併。
  • 2000年 - 埼玉セイコーマートを合併。
  • 2002年 - セイコーフレッシュフーズ株式会社が、納入業者の丸ヨ西尾を吸収合併(商法上の存続会社は丸ヨ西尾とした。2009年4月にセイコーフレッシュフーズに戻した。)
  • 2003年1月~5月 - 京滋セイコーマートをファミリーマートに譲渡。株式会社エスサーフ(旧・滋賀酒販)は、ファミリーマートのフランチャイジーとなる。
  • 2004年1月 - ハセガワストアと資本・業務提携に合意。
  • 2004年 - イーネットコンビニATMサービスを稼動。
  • 2004年 - JCBのクレジットカード。セイコーマートクラブカードプラスの提供開始。
  • 2004年5月~7月 - 兵庫セイコーマートをファミリーマート(一部ローソンなど他チェーンに変更した店舗もある)に譲渡。
  • 2006年 - サークルKサンクスのエリアフランチャイズ・栄興サンクスが展開していた道東エリア37店舗のうち大部分の営業権を譲り受ける。それを受け、北海道内の店舗が900店を達成。
  • 2006年 - 札幌及び札幌近郊にQUICPayサービス開始。
  • 2008年 - 北海道と「連携と協働に関する包括協定」を締結。

[編集] 特徴のある店舗

層雲峡
  • 南9条札幌市中央区南9条西5丁目に所在する、セイコーマートグループ各社の本社が入居する「パーク9・5ビル」にある店舗(外見上2棟に見えるが、連接されている)。
  • 南8条札幌市中央区南8条西4丁目に所在する、セイコーマートグループ第一位の売り上げを誇り、店内で飲食を行える「イートイン」が存在する店舗。
  • 流通センター札幌市白石区の配送センター敷地内に併設された店舗。
  • うちやま歯舞 … 根室市街から納沙布岬に向かう途中の根室市歯舞にある日本最東端にあるコンビニ。
  • とみいそ … 稚内市街から宗谷岬に向かう途中の稚内市富磯にある日本最北端にあるコンビニ。
  • くどう松前郡松前町城下通りにある。城下町をイメージして店頭、看板を瓦屋根で装飾。
  • 日高沙流郡日高町新町にある。国道274号国道237号の交点に位置し、道東と札幌、富良野を結ぶルートの要衝であるうえ、どの方面からやって来た場合も休息に丁度良い位置であるため利用者が多い。大型バスが何台も駐車できる非常に広い駐車場や、パーキングエリアの公衆トイレ並みの大きなトイレを備えている。
  • 上士幌 … 熱気球で知られる上士幌町にある店舗。街の景観に合わせて熱気球をかたどった看板が壁に貼られている。
  • 層雲峡上川町層雲峡温泉街にある店舗。景観に配慮して外の看板を茶色で統一。しかし一部利用者からはおなじみであるオレンジの看板でないことからわかりづらいといわれている[2]
官庁庁舎内の店舗
  • 合同庁舎札幌市北区の札幌第1合同庁舎地下1Fにある店舗。
  • 第3合同庁舎札幌市中央区の札幌第3合同庁舎内にある店舗。
  • 北海道庁札幌市中央区の北海道庁本庁舎地下1階にある店舗。売り場面積90坪を誇り、薬剤師が常駐して医薬品も取り扱う。テナント料は有料。
ホテルの建物内の店舗
離島の店舗
  • 利尻鬼脇沓形(以上利尻島)、香深礼文島奥尻奥尻島)… 価格は北海道本土より若干高めである。
野幌PA(下り)
高速道路パーキングエリア内の店舗

[編集] 店舗例ギャラリー

[編集] 関連会社

[編集] 提供番組

北海道ローカル

[編集] その他

[編集] 脚注

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  1. ^ 好調コンビニ業界に起きる変化。ローソン、am/pm買収で変わる勢力図 日経トレンディネット 2009年5月12日
  2. ^ 開店当時のニュース報道(STV どさんこワイド)にて
  3. ^ 「Kitaca」がスタートした北海道の電子マネー動向レポート BB Watch 2008年10月27日

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月17日 (火) 16:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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