センブリ

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センブリ

センブリ(2004年10月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: リンドウ科 Gentianaceae
: センブリ属 Swertia
: センブリ S. japonica
学名
Swertia japonica
シノニム
Ophelia japonica
和名
センブリ(千振)

センブリ(千振 Swertia japonica )はリンドウ科センブリ属二年草薬草として利用され、生薬名は当薬(とうやく)という。

目次

[編集] 特徴

九州から北海道までの日当たりの良い山野の草地に自生する。草丈は普通5 - 30cm。茎の太さは1 - 2mmで断面は四角く、根元から数本に別れて生える。1 - 3cmほどの細長い線形の葉が対生する。発芽した芽がそのまま越冬し、翌年の9 - 11月頃に多数の花を咲かせる。花は五弁で、白く縦に紫色の線がある。

[編集] 利用

薬には開花期の全草を用いる。乾燥させ、煎じてまたは粉末にして飲む。薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、脱毛など。日本薬局方に収載されている苦味チンキの材料のひとつである。

センブリの名前の由来は「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされている。その由来の通り非常に苦味が強く、最も苦い生薬(ハーブ)といわれる。苦味成分はスエルティアマリン、スエロサイド、アマロゲンチン、アマロスエリン、ゲンチオピクサロイド、などの苦味配糖体(くみはいとうたい)である。中でもアマロスエリンは天然物で屈指の苦い物質である。

ドクダミゲンノショウコと共に有名な薬草である。小種名 japonica の通り、日本固有の植物であり、生薬名「当薬」も和語である。日本固有の生薬であり、漢方薬には用いられない。

観光地の土産物店などで、乾燥したものが売られていることを見かけるが、乾燥品は医薬品と見なされるので、薬事法許可無く販売することは薬事法違反になる。

[編集] センブリ茶

センブリ茶は非常に苦いことで有名で、テレビ番組(『笑っていいとも!』など)の罰ゲームなどでよく使用される。

[編集] 「センブリ」にまつわる話

当薬を胃薬に用いるようになったのは、蘭学に影響しているといわれている。シーボルトが、近江路の製薬所で俵に入ったセンブリを「ゲンチアナ」と間違えたという有名な逸話があるが、ヨーロッパでは、ゲンチアナのような苦い薬を、胃腸薬に使用していた。

しかし、上記の苦味配糖体以外には、特に薬効成分は含まれておらず、苦味が舌を刺激して、食欲増進などに効果があると言われるほかには、特に胃の疾患には効果が無い。それでも胃の万能薬としてもてはやされているのには、「苦ければ胃によく、漢方薬である」という誤解が氾濫しているからだと考えられる。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月17日 (木) 14:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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