セーラーファイト!
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『セーラーファイト!』は、1993年(平成4年)から1996年(平成8年)まで、中京テレビの深夜番組『今甦る!昭和ヒーロー列伝』内で放送されていた特撮作品。全22話。中京テレビのディレクター・喜井竜児が監督した作品で、昭和時代の特撮(昭和40年代 - 50年代)のファンは思わず納得するような内容になっている。
1997年(平成9年)には続編の『蘇るマルサン怪獣帝国』(ビデオのみ)が、2003年(平成15年)12月20日には『セーラーファイト!2003』が放送されている。
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[編集] 解説
『昭和ヒーロー列伝』は90分枠で昭和時代の特撮ヒーロー番組を3話放送する番組だったが、元の番組は各話24分程度なので、CMの時間を含めても10分程度の時間が余ってしまう。当初はディレクターである喜井のトークで穴埋めをしていたが、『トリプルファイター』を取り上げた際に「こんなんだったら僕らでも撮れるよね」と思い立ったのが企画の始まりだという。そのためヒーロー列伝で放送された初期シリーズはオープニングテーマも含めて1話4分程度の超短編であった。
「ファイト!」というタイトルではあるが、本格的なアクションシーンはほとんど無い。喜井によると、「アクションやると着ぐるみが痛むでしょ。痛んだ着ぐるみを補修する費用が捻出できないから、なるべく闘わないように闘わないようにしてたんです(笑)」とのこと。
登場人物のセリフはオールアフレコで、役者本人ではなく代々木アニメーション学院名古屋校の生徒が吹き替えで担当していた。
[編集] あらすじ
[編集] 地球防衛軍編
- 第1話 - 第6話に該当
- かつて昭和時代、人類は地球防衛軍を組織し、ヒーロー達と連携して平和を守っていたが、平成になると地球防衛軍の存在意義すら危うくなり、大リストラが実施された。日本支部は隊員数わずかに3名。基地もプレハブ倉庫という有り様。そんな状況を見かねたマミズ参謀は、新兵器の配備を決定した。それが93式万能サポートロボット・セーラーファイターだった。
[編集] さすらいのファイター編
- 第7話 - 第13話に該当
- オーバーホールの際のミスにより、セーラーファイターは記憶喪失となって防衛軍基地には戻らず、何かを求めるかのように旅立ってしまう。セーラーファイターの怪獣攻撃本能を利用しセーラーファイターを回収しようとする地球防衛軍であるが、新隊員Drフージィはその妨害を始める。
[編集] コスモバージョン編
- 第14話 - 第17話に該当
- 大破したセーラーファイターは大改造を受け、コスモバージョンへのチェンジが可能となった。打倒セーラーファイターに燃えるDrフージィの企てに、総裁ジェネラルマミー率いる謎の侵略帝国「ズーマ帝国」が協力を申し出た。ズーマ帝国とは何者なのか…。
[編集] 猛攻!ズーマ帝国編
- 第18話 - 第22話に該当
- 銀河系の平和を守る宇宙警察はズーマ帝国調査の為に宇宙刑事ケンちゃんを再び派遣し、地球防衛軍に捜査協力を要請した。それに対し、あらゆる誤解から自暴自棄となったマミズ参謀は総裁ジェネラルマミーとして本格的な地球征服を計画。防衛軍に寝返ったDr.フージィに代わり残忍な凶悪宇宙人となっていた「イド星人」と手を結び、本格的な攻撃を開始するのだが…
[編集] 蘇えるマルサン帝国編
- 突然、防衛軍に「怪獣新聞」が届く。それはかって、マルサンという所から発行されていた伝説の新聞である。そこには人類を恨むトルトス海人が怪獣軍団を引き連れて地上に進攻すると予告されている。その予告通り、マルサン怪獣軍団が続々と出現して人類の平和を脅かす。セーラーファイターをはじめとする地球防衛軍必死の抵抗もマルサン怪獣には歯が立たない。その時、人類の平和を守るため正義の超人・ウルトラエース (ウルトラマンAではない) が現れた。
[編集] セーラーファイト!2003
- セーラーファイターは改修され、セーラーファイター1号(ノーマルタイプ)とセーラーファイター2号(コスモバージョン)の2体となった。そんな中、Dr.フージィの一人娘。フジイウイは、仕事に忙しく家庭を顧みない母親を困らせる為に、怪獣注射で怪獣ナルトンを作り出してしまう。
[編集] 登場人物
[編集] 地球防衛軍編〜猛攻!ズーマ帝国編
- セーラーファイター
- 演 - 大久保覚子、声 - 小林智子
- 正式名93式万能サポートロボット。防衛海軍の戦闘兵器として開発されたが、電力使用量の莫大さから廃棄処分となるも、建設会社に引き取られ作業用ロボットとなるもバブル経済の崩壊による倒産の憂き目に遭い地球防衛軍に配備されたセーラー服女子高生型サポートロボットで、家事から戦闘までこなす。家庭用電源を必要とし、背中にはコードとプラグがあり初期では電源供給かバックパックがないと自由に活動できなかったが、改修後はその必要性がなくなった。必殺武器は万能型掘削機セーラーダイナマイト、セーラニウムヨーヨー。Vシネマ『コスプレ戦士キューティ・ナイト』、『ガメラ』のビデオ(1990年代販売)特典映像に友情出演している。
- セーラーファイター・コスモバージョン
- 演 - 大久保覚子、声 - 小林智子
- 第14話より登場。大改修を受けたセーラーファイターが、「コスモバージョンアップ」の掛け声で変身するモード。必殺技は胸からの光線技コスモアタック。防衛軍の膨大な費用を投入してのパワーアップだったため、パワーアップに見合った成果が上げられなければクビになるハメに陥ったマミズ参謀がズール帝国を作る原因となった。
- サブマリーナ
- 演 - 大久保覚子
- 第12話に登場。正式名93式自走魚雷。セーラーファイターの妹的存在であるロボットで、狙ったターゲットに特攻して自爆する戦法を使う。
- マミズ参謀
- 演 - 真水稔生、声 - 坂東聖
- 極端な規模縮小を余儀なくさせられた地球防衛軍の参謀。セーラーファイターを配備した。保守的な性格。様々な新兵器を持ってくるものの、防衛軍の隊員たちからは疎んじられている。セーラーファイター・コスモバージョンの投入により面子が危うくなり、活躍のためにジェネラル・マミーを装いDr.フージィにあらゆる兵器を提供するのだが…
- Dr.フージィ(フジイ隊員)
- 演 - 藤井晶子、声 - 田中みすず
- バイオテクノロジーの権威であるマッドサイエンチスト。内定していた地球防衛軍への就職をセーラーファイター配備によって取り消され、セーラーファイターを倒すことで防衛軍に就職しようと野望を燃やす。怪人カプセルや防衛軍の兵器でファイターに挑むもなぜか詰めが甘くすぐ失敗に終わる。第7話より地球防衛軍所属になるが、セーラーファイト復帰までの補欠だったため、正式隊員になるべく密かに防衛軍が入手していたG細胞、MG細胞を悪用して、次々と怪人カプセルや怪獣の卵を造り出すが、やはり詰めが甘く全て失敗。結局第13話でクビにされてからは、ジェネラルマミーの手下としてセーラーファイト打倒に執念を燃やすが、第19話で怪人を装って受けた防衛軍新隊員面接に合格、正式隊員となった。
- サカモト隊長
- 演 - 坂本充、声 - 森泰彰
- 地球防衛軍日本支部の頼れる纏め役、セーラーファイターの電気代・のん気な部下二人とヘンテコな上司と、怪獣や宇宙人とはまったく関係無い所で気苦労が絶えない悲しき中間管理職。作品内で唯一の切れ者であるが、意外と力押しに弱い半面も持つ。マミズ参謀に正論を説き過ぎたせいか、シリーズ後半においてその姿を見る事は無くなった。趣味は俳句らしい。
- キタガワ隊員
- 演 - 北川雅一、声 - 吉田進
- お調子者でサカモトに「このすっとこどっこい!」と窘められる事多数。停電でセーラーファイターが動かないのを故障と勘違いしたことが原因でオーバーホールに出してしまう。
- イナガキ隊員
- 演 - 稲垣信輝、声 - 松本薫
- 性格は先が見えないほどの猪突猛進。TVシリーズでは最後まで出演している。
- ジョン隊員
- 演 - 森英二
- 地球防衛軍ロスアンジェルス支部から研修のために来日。無口。ロボットであることも知らずセーラーファイターに好意を持ってしまい結婚まで考えていたが、イナガキから真相を聞かされショックのあまり帰国。その後ロスアンジェルス支部でのサイボーグプロジェクトに志願し、機械の体を得るも人間の体との拒絶反応とファイターへの一途な愛情から脱走兵となり再来日。苦しみの中セーラーダイナマイトで自らの命を絶ってしまった。
- ミキ博士
- 演 - 三木理
- 地球防衛軍日本支部の科学顧問。Dr.フージィに負けず劣らずのマッドサイエンチストで状況を把握してないような無責任な言動が多い。
- マミズミキ
- 演 - 朝倉美紀、声 - 坂野奈々
- マミズ参謀の娘で高校生。ふとしたことからセーラーファイターと友達になる。父親思いだったが、父がズーマ帝国としての野望に走ってからは音信不通の模様。
- ジェネラル・マミー
- 演 - 真水稔生
- 悪の組織「ズーマ帝国」の総統。Dr.フージィのスポンサーとなり、世界征服を企む。その正体は、地球防衛軍のマミズ参謀である。元々「ズーマ帝国」はセーラーファイター・コスモバージョンを活躍させる為にマミズ参謀が作った架空の組織であったが、様々な誤解から本気で地球を侵略することとなる。
- イド星人
- 演 - 三木理、拓植峰之、高畑和也、声 - 戸谷圭一
- 数年前に地球侵略をしようとしていた異星人兵士のひとりだったが、改心していた。戦死していた戦友の遺骨を拾おうと来訪したところを防衛軍に拘束され、セーラーファイターに救われ地球を後にした。が、その後性格が変貌し、マミーの手下となって地球を征服しようと目論むが・・・・・・・・・
- 宇宙刑事ケンちゃん
- 演 - 古怒田健志、小林洋文
- サイターマ星雲コシガヤ星出身の宇宙警察所属の宇宙刑事で、地球防衛軍と協力してズーマ帝国に立ち向かう。元々は特撮雑誌『宇宙船』の読者コーナーのイラストキャラクターだった。『ゼイラム2』にも登場する。
[編集] 蘇えるマルサン帝国編
- セーラーファイター
- 演 - 舘昌理恵
- ウルトラエースと協力してマルサン怪獣帝国に立ち向かう。
- 怪傑透明ウルトラエース
- 演 - 破李拳竜
- マルサンの怪獣ソフビオリジナルヒーローで、ウルトラマンAの初期名称ウルトラエースを現在のウルトラマンエースに名前に変えたきっかけとされている。
- サトコ参謀
- 演 - 香坂真帆
- 地球防衛軍の新人参謀。
- 深海人類トルトス海人
- 演 - 三木理
- 深海に棲息する海底人。100万年前に人類によって海底の奥深くに追放された。海底に「マルサン怪獣帝国」を築く。このヌイグルミは後の『ボイスラッガー』に流用されたという。
[編集] セーラーファイト!2003
- セーラーファイター1号
- 演 - 成瀬彩香
- 雑用専門セーラーファイター。ノーマルタイプ(青)。巨大電池を背中に装備し、コンセントで電源を供給している。必殺技はセーラーダイナマイト。
- セーラーファイター2号
- 演 - 大久保覚子
- 戦闘用セーラーファイター。コスモバージョン(赤)のパーツを改修して作られた。必殺技はセーラーダイナマイト。
- Dr.フージィ
- 演 - ふじいあきこ
- バイオテクノロジーの権威であるマッドサイエンチスト。仕事に忙しく、家庭を顧みない。
- フジイウイ
- 演 - 喜井初
- Dr.フージィの一人娘。母親への怒りから、怪獣注射で怪獣ナルトンを作り出してしまう。
[編集] 製作
- 中京テレビ
- ビデオは東海東映ビデオ販売が販売。
[編集] 外部リンク
- 怪獣好きが高じて実現に至った「一人マーチャンダイジング」とは--テレビ・ディレクター喜井竜児氏に聞く(毎日コミュニケーションズ) - 監督・喜井竜児へのインタビュー記事。本作の制作秘話も掲載されている。
- 世界一(自称)充実している「セーラーファイト!」のページ
最終更新 2009年12月2日 (水) 02:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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