ゼロセン (漫画)
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| ゼロセン | |
|---|---|
| ジャンル | 学園ヤンキー漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 加瀬あつし |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 週刊少年マガジン |
| 発表期間 | 2008年34号 - 連載中 |
| 巻数 | 5巻(以下続刊) |
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『ゼロセン』は、加瀬あつしによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて2008年34号より連載されている。従来、加瀬あつしの作品は、典型的なダメ男が成り上がっていく、といったストーリーが主であったが、この作品はそれらとは一線を画する。
目次 |
[編集] 概要
太平洋戦争時代から蘇った旧日本軍兵士である旭歳三(あさひ としぞう)が中学教師となり、その大和魂をもって現代の不良学生を教育する。作者の過去作と同じくギャグ描写が多いが、ギャグの少ないシリアスな展開もある。タイトルは同じく教師ものの漫画である『ごくせん』になぞらえており、松本学園に着任時にゼロセンに乗って登場したため、旭歳三には「ゼロセン」という呼び名がつく。
[編集] あらすじ
太平洋戦争時の1943年7月。北太平洋のとある極寒の島では日本軍の守備隊が米軍の攻撃の中で撤退を行っていた。そして最後の大発(上陸用舟艇)が島を離れたその時、米軍の攻撃によって船体が破損し、浸水が始まる。指揮官である芹沢少佐は負傷兵である松本菊造二飛曹に銃を向け、艇を軽くするために島に戻るように強要するが、その芹沢を殴りつける男がいた。松本たちの隊長である旭歳三中尉である。上官反抗罪で銃殺される以上日本に帰る意味は無いと、自ら海に飛び込み島に戻る旭。部下たちを救うため、島に残る道を選んだのである。
それから60数年後。事業に成功し大企業である松本重電の会長となった菊造は、長年の捜索の末に島の洞穴の中で、艦砲射撃による雪崩で奇跡的に凍結保存されていた旭を発見する。そして現代医学の粋を結集し、最終的には菊造の孫である千代のおかげで、ついに蘇生に成功する。
繁栄する日本の街を見て当初は自分の生きる意味は既に無いと自決をしようとする旭であったが、暴走族による一般人へのリンチと、それを通報もせずに見物するだけの人々を見て「物が豊かになった代わりに心は貧しくなった」と考え、生きる意義を見出す。菊造に「軍服を脱がずウチの中学の不良共をサムライに変える教師になってくだされ」と依頼され、松本グループの所有する千葉の私立松本学園中学に教師として赴任する。
松本学園は、窓ガラスがほとんど割られ落書きだらけ、派手な変形学生服を着こんで染髪ピアスをしたヤンキーが多数跋扈するような超不良中学であった。松本学園の中でもとりわけ問題のある生徒5人は、松中ゴッドハンドと呼ばれ、松本学園の中でボス的な存在となっている。彼らを含め、その他問題生徒のみを旭は集め「3年Z組」を作りその担任となる。その中で旭は一癖も二癖もある生徒たちと激しくぶつかりつつも、「Z組法度」や「幕張旭日維新隊」を作るなどの独特な教育によって彼らを導いていく。
[編集] Z組法度
- 一、士道ニ背ク事ヲ許サズ
- 一、組ヲ脱スルヲ許サズ
- 一、勝手ニ金策ヲ致スベカラズ
- 一、酒、薬物ヲ取扱ウベカラズ
- 一、私ノ闘争ヲ許サズ
- 右条々相背候者 厳罰申付ベク候也
[編集] 登場人物
[編集] 松本学園教職員
- 旭 歳三(あさひ としぞう)
- 本作の主人公にして65年の時を経て現代によみがえった大日本帝国軍人。通称ゼロセン。日本海軍航空隊海軍中尉であり、敵機に果敢に挑む姿から「軍鶏」の異名を持つ撃墜王の一人でもある(撃墜スコアは大小合わせて35機)。あらゆる現代医学の蘇生術を試んでも目覚めなかったが、千代が手を滑らせ股間を握ると同時に目を覚ます。屈強な肉体と強靭な精神力を持ち、ビンタ一発で人を数メートル吹っ飛ばしてしまう程の怪力を持つ。また、剣術もかなりのもので、普段携帯している日本刀で道路標識の鉄柱を居合い切りで切断するほど。馬術にも長け、軍馬を手足の如く操る。一方で、異常に旺盛な性欲が弱点で、色目にすぐ釣られてしまう軟派な面もある。ベニヤ板の木目で自慰ができ、衣服の上からも勃起がはっきりわかるほどの性欲の持ち主。他にも、ストレス耐性の弱さ(円形脱毛症)もある。
- 大正7年生まれで、昭和18年に冷凍保存されたことから、肉体年齢は25歳ほどと思われる。旧日本軍の記録で昭和18年に戦死した事になっており、戸籍上「死亡」した事になっているため、現代の法律では裁く事ができない。
- 自身の体を張ってバラバラだった生徒たちの絆を作り、犬猿の仲であったピーポとチャッキーの仲を取り持った事により、Z組の殆どの生徒から尊敬の眼差しで見られるようになる。しかし旭本人からすると、これを機にうわさを聞きつけた婦女子とお付き合いできるかもという不純な動機も時折ある。一見すると自他共に厳しい完全な軍人気質に見えるが、実際はかなりズボラで不真面目な性質であり、パイロットになったのも「飯が美味くて、髪が伸ばせて、女にモテるから」と語っている。現在誰も利用しない茶道室で生活している。また、戦時中大空に散った部下達を「弟達」と呼び、その写真を肌身離さず携帯している(職員室の机にもコピーしたらしい写真が貼り付けられている)。
- 血液型:B型 好きなもの:おはぎ、カレー 好きなタバコ:光、誉 特技:昼間の星が見つけられる
- 松本 菊造(まつもと きくぞう)
- 松本重電の会長であり、松本学園の理事長。86歳。太平洋戦争中は、旭の部下であり、二飛曹であった。上司であり、命の恩人でもある旭を長年探していた。当初はボケ気味だったものの、旭が復活したことで覇気を取り戻す。旭に対する恩義は深く厚く、旭のために零戦をはじめとする様々な要求物を提供し、時には旭とともに零戦に搭乗し、操縦を任されることも。
- 松本 千代(まつもと ちよ)
- 松本菊造の孫。22歳。松本重電の社長令嬢だが、かと言って決して両親から甘やかされてはおらず、自立を迫られている様子。お嬢様気質も全く無く、かなり強気な今時の若い女性。また、旭を目覚めさせた張本人である。菊造より旭の補佐役を任じられ、Z組の副担任をすることになり、着任当初は規格外すぎる生徒たちに怯えていたものの、次第に生徒たちとも打ち解けるようになる。美人の為かZ組の生徒の憧れの的のような存在になっている。旭に対しそれなりに好意は持っているようだが、旭本人としては孫のような千代にそれほど関心は持っていない。因みに料理はあまり上手く作れなく、殆ど冷凍食品で済ませている。
- 吉本
- 旭の松本学園での同僚。旭が着任する前の生徒指導主任で、非行に走る生徒たちを持て余していた。強面でサングラスをかけているため、旭との初対面時にはヤクザに間違われてしまった。旭に生徒から没収したエロ本ばかり読んでいる事を指摘され、上履きに書かれた名前の「吉」の字が消えかかって「エロ」と見えた事から、「エロ本」と呼ばれてしまった。本人曰く、弟が一人居るらしい。
- キース・ブライアン
- アメリカ空軍嘉手納エアベース所属の中尉。現在は横田基地に勤務している現役のパイロットで、音速のジェット機を操縦する。旭の噂を聞き、ボランティアで松本学園の英会話講師をかって出た。
[編集] 松本学園中学3年Z組生徒/幕張旭日維新隊
松本学園中学の3年生の中から、松中ゴッドハンドを中心に不良だけを選抜したクラス。後に維新隊として発足する。
維新隊の活動目的は、主に巷に問題になっている少年犯罪を生徒達の手で解決するもので、旭の本心としては「落ちようのない黒いシミになる前の灰色のシミを落としたい」として、少年犯罪を同年齢の者達で解決する事により犯罪に手を染めた少年少女に更正させる機会を与え、隊員たちも心身ともに鍛えたいという考えがある。そのため警察沙汰になる前に解決できれば全て不問とするが、逆にひったくり事件のマーサーの様な救い様のない外道に対しては容赦ない仕打ちを与えた上で警察に身柄を引き渡す。
尚、任務失敗やZ組法度に対する不祥事など、旭に「士道、最モ不覚」と判断された場合、個の責任ではなく総員罰直(連帯責任)とし、仲間に罪を負わせる負い目を感じさせるとしてトイレ掃除等の罰を与えられる。
ゴッドハンドと呼ばれる生徒はその名の通り5人だが、以下に記述する木村・木戸・斉藤の3人を除く2人については現時点ではまだ登場していない。
[編集] ピーポ派/一番隊
- 木村 錦(きむら にしき)
- 通称、ピーポ(「赤サイレンの警告音」という意味を込めてのあだ名だと思われる)。松中ゴッドハンドの一人で、幕張旭日維新隊発足後は1番隊隊長になる。左肩に彫った不動明王のようなタトゥーと、リーゼントに後ろ髪を三つ編みにした髪型が特徴。背部に不動明王の刺繍の入った真っ赤な短ランとひときわ太いボンタンを着用。その姿で喧嘩の地方遠征を行ったため「赤い喧嘩屋」との呼び名がつく。身長は低いが、その分身軽で、かなり筋肉質である為、不良高校生数人相手でも余裕で全員倒してしまう程の喧嘩の実力を持つ。凶暴な喧嘩屋として恐れられ、それは他のゴッドハンド・服部・ゴンを除くZ組の不良誰しもがまともに目も合わせられないほど。しかし自分の血を見る事にはめっぽう強いが、人の血を見る事は苦手という意外な一面を持つ。
- 伝説の暴走族「悪命」の再度の旗揚げの取り合いで、以前はチャッキーとは特に敵対しており、首元には彼との喧嘩の際に入れられた傷がある。しかし、「悪命」及び新見の一件で、チャッキーとは和解し、旭の事も「悪命の看板より強い存在」と認めるようになり、自身のまとう圧力にも磨きがかかる。仲間の能力を最初から低く見て、頼ろうとしない事が欠点であったが、旭の授業と服部・ゴンの心からの叫びにより、それに気付き、欠点を克服する。また、チャッキーほどではないが、意外と結構モテる。
- 血液型:B型 性格:凶暴イケイケ 凶器:鉛のコブシ 好きなモノ:喧嘩、素手ゴロ、タイマン、練乳 嫌いなモノ:椎茸 将来の夢:拳王
- 服部(はっとり)
- ピーポ派ナンバー2。暴走族「死天王」の期待のルーキー(自称)。モヒカンとラインアートの髪型が特徴。お調子者で、かなりの女好きだが喧嘩の時には容赦のない一面も見せる。ピーポに対し忠実で、ピーポのことを「ピーチャン」と呼ぶ。ケータイのメール早打ちが得意で、両手でケータイを扱う「携帯二刀流」はもちろんのこと、その状態で別々の相手に違う内容のメールを送るといったスゴ技を見せる。
- 中山ヨシオ(なかやま よしお)
- ピーポ派ナンバー3。通称、ゴン。暴走族「死天王」の一員。サングラスにアゴひげが特徴。喧嘩の実力はあるが、三枚目の役回りになることが多い。やはりピーポに対し忠実。ちょっと変態である。現代に甦った旭の教育ビンタの最初の犠牲者。
- 永倉(ながくら)
- 元々はピーポ派というわけではなかったが、幕張旭日維新隊発足後は一番隊の隊員となる(他にもこのような者が数人いる)。左右を刈り上げた茶髪のオールバックの髪型が特徴。脇役の中では登場回数が多いが大した活躍はなく、主に敵前逃亡などのシーンで他の一番隊員の先頭になる事が多い。
- その他隊員
- 吉村・井上・島田・河合・横倉・谷
[編集] 斉藤派/二番隊
- 斉藤 永吾(さいとう えいご)
- 松中ゴッドハンドの一人で、幕張旭日維新隊発足後は2番隊隊長になる。額にある十字の傷と、中学生にも関わらずきっちり生え揃ったヒゲが特徴。長ランを着用し、来賓用スリッパをカスタムして履いている。体重130kgを超える巨漢で、拳でトイレの扉を突き破り、扉の向こうにいる相手を殴り飛ばせる程の怪力の持ち主。坊主頭にヘアタトゥーという強面で口数も少ないが、カツアゲしている生徒を拳で制裁するなど、卑怯な事を嫌う正統派ヤンキーである。外見も性格もかなり大人びており、時には物事を誰よりも冷静に判断するが、そのせいで同級生からは「年寄り臭い」と言われることも。仲間への面倒見がいい為、仲間や一般生徒からも「さん」や「君」と敬語で呼ばれ慕われている。
- 実家は土建屋で、それによりトラックを運転出来るが、実は真っ直ぐしか走れない。本人曰く「曲がった事が嫌いだから」。バイクも好きであり、特にGS400が好きなようであるが、実際に所有しているのかは不明。俳句好きという意外な一面もあり、「第十回 伊藤園俳句大賞」に当選し、缶茶にも載った(ペンネームは「斉藤EIGO」)。また、小学生の時、ボーイスカウトにいた経験を持ち、その当時から今も晶に想いを寄せていたが、晶が静岡の自立支援施設で集団生活する事を自分で決心した際には、笑顔で彼女の背中押し、見送った。
- 血液型:O型 好きなモノ:カテキン、俳句、GS400 好きな女性のタイプ:広末涼子、森山良子 好きな唄:河島英五『時代おくれ』 夢:俳句甲子園全国制覇、バイクで奥の細道一人旅
- 竹田 銀次郎(たけだ ぎんじろう)
- 斉藤派ナンバー2。斉藤と同じく恰幅が良く大柄だが、筋肉質な斉藤に対し、この男はどちらかと言えば肥満体である。髪型も斉藤と似ている。好戦的な性格で、そのことを斉藤にたしなめられることも少なくない。口は悪いが斉藤のことを慕っており、彼に殴られて、せっかく捕まえた引ったくり犯を取り逃したときも笑って彼を許した。
- 藤堂(とうどう)
- 元々は斉藤派というわけではなかったが、幕張旭日維新隊発足後は2番隊の隊員となる(他にもこのような者が数人いる)。トップの部分だけ後ろに流した金髪の長髪で、それなりにイケメンな風貌。脇役の中では登場回数が多いが大した活躍はなく、ある程度の喧嘩の実力はあるものの、斉藤にはさすがに頭が上がらない様子。
- 山崎(やまざき)
- 藤堂同様、元々は斉藤派というわけではなかったが、幕張旭日維新隊発足後は2番隊の隊員となる。茶髪でポニーテールにしている。
- その他隊員
- 篠原・山南・原田・伊東・大石・市村
[編集] チャッキー派/三番隊
- 木戸 千秋(きど ちあき)
- 「千秋」をもじって通称、チャッキー。松中ゴッドハンドの一人で、幕張旭日維新隊発足後は3番隊隊長になる。口元のピアスと金髪が特徴。前ボタン3つの極短ランに、Tシャツを着用。長身かつ美形な顔立ちをしたイケメンだが、性格は極めて冷酷非道であり、狡猾な策略家。しかし強がりな部分もある。ピーポとは「悪命」の看板を狙って対立していた。顔が汚れる喧嘩を嫌い、卑怯なやり方を好む冷血漢であったが、ピーポをヤクザに売った事へのケジメとして、旭に真っ向勝負を挑む。だが教育ビンタを何度も食らい、自慢のイケメンが腫れあがってしまう程に叩きのめされてしまう。しかしピーポはそれを見てチャッキーの事を許し、チャッキーも「ワリィ…」と強がりな自分からの精一杯の謝罪の言葉を口にし、最後は和解する。
- そのルックスから学校内外問わず女性人気が高く、F組にかなりの美少女である彼女(?)もいるが、あまり熱心には相手にしていない様子。ケータイのメール打ちに関しては、片手でさらに手元を見なくても恐ろしく早く打つ事ができ、その早さは服部すら凌ぐ。ド派手なカスタム仕様のマジェスティ250に無免許で乗り回している。また、普段凶器としてホチキスを携帯しており、幕張旭日維新隊発足後は尋問時の拷問器具として使用している。
- 血液型:AB型 性格:冷血残忍 凶器:ホチキス 好きなモノ:うめえ棒 嫌いなモノ:スリルのない人生 モットー:一日一悪 夢:一度イルカに乗りたい
- 松原(まつばら)
- チャッキー派ナンバー2。ドレッドヘアにサングラスが特徴。「覇王」の刺繍をした長ランを着用。身長183cmの長身。坂井を除いたZ組の不良達の中では一番最初に旭に心を開いたが、その事でチャッキーの反感を買ってしまう。しかしチャッキー派といえども、そこまでチャッキーに忠誠的ではない様子。実家はペンキ屋で当初は家業を嫌っていたが、旭に心を開いてからは休日に自分から手伝うようになった。
- 黒田・野口(くろだ・のぐち)
- 茶髪のセミロングで右頬に刃物傷のある方が黒田で、茶髪のセミロングで、カチューシャで後ろに流しているのが野口。あだ名は黒田が「クロ」で、野口が「ピースケ」。共にチャッキー派で、パシリ的存在。チャッキーと同じく「イマドキの不良」といった外見だが、外見だけの不良であり、あまりにも冷血残忍なチャッキーに内心かなり恐れている。
- その他隊員
- 平間・加納・足立・田村・関川・根岸
[編集] その他の生徒
- 坂井 五郎
- 不良と呼ぶには程遠いおとなしい生徒。いつもニット帽をかぶっている。憧れの旭の指導を受けるため、自らZ組入りを志願。軍事関連の事が大好きなオタクで、Z組の生徒の中で最も早く旭が本物の軍人である事に気付いた。猟奇的なところがあり、問題児だらけのZ組の中で別の意味で旭に危険視されている。情報収集に長け、二次大戦時のモールス信号も打てることから、幕張旭日維新隊発足後は旭日維新隊監察役として敵地に侵入して偵察する他、隊員の行動を逐一旭に報告している。
- 血液型:AB型 趣味:軍オタ、画像収集、ラブプラス 尊敬する人物:坂井三郎、リヒトホーフェン、シャア・アズナブル やめたいこと:みんなのATM、すぐ騙されること 夢:防衛大臣
[編集] その他の人物
- 芝田 真五(しばた しんご)
- 太平洋戦争時代、開戦時から旭の部隊に二番機として所属し、松本と共に僚機を務め、旭を尊敬し付き従っていた。旭に対し心の底から心酔しており、それにより時には旭に迷惑をかけることも多い。だがそんな芝田を旭も弟のように可愛がっていた。前髪の真ん中にハート型のハゲがある。
- 旭が眠りについた同年の昭和18年に戦死したが(最終階級は二飛曹)、偶然にも旭が目覚めた現代に柴犬として生まれ変わり(ハート型のハゲもそっくりそのままある)、とある家でラッキーという名前で飼われていたが、旭の零戦を見て前世の記憶を思い出し、文字通りの「忠犬」として旭に従うことにした。この時、前世の人間である時の記憶を繰り返し思い出していた影響か、すっかり犬離れしてしまい、飼い主も判別できないほど顔が変わっていた。犬ながらに鋭い嗅覚と運動能力を持ち、ごく普通に会話もできる。
- べジータ&ナッパ
- 本名不明。いつも2人組でツルんでいるチンピラで、茶髪のオールバックでサングラスを掛けているのがべジータで、長身でお腹だけメタボ体型で、顔の右側に十字の刃物傷があるのがナッパ。二人ともかなり凶暴な性格でタチが悪く、傷害・カツアゲ・パチスロ・窃盗で生活しているようなもので、暴力沙汰のエピソードには事欠かないほど。電車内を我が物顔で横暴していたところを松原に注意されて逆上し、暴行を加えたが、電車の外から突入してきた旭によって倒される。その後も、旭のゼロ戦に対して金属窃盗しようとしていたところを、犬と化した芝田に噛み付かれたり、芝田を捕獲しようとしたところを再び旭に成敗されたりと、完全なかませキャラになっている。ちなみにべジータは痔瘻持ちである。
- 新見(にいみ)
- 伝説の暴走族「悪命」のOB(第十二代総長)であり、暴力団員。ピーポとチャッキーの「悪命」旗揚げの試練として、2人に人殺しの依頼を突きつける。しかし裏では、チャッキーと共謀しており、自身が組の資金を使い込んだのが幹部にバレそうになっていたため、悪命の旗を条件にピーポをヒットマンとして利用することで、その幹部の暗殺を計画していた。だが旭のおかげでピーポが暗殺を思い留まると、ピーポを拉致監禁し、自分をワナにかけようとしたチャッキーをも逆に謀って、極道の裏事情に足を踏み入れてしまった2人をコンクリート詰めにしようする。さらには2人を助けに来た旭に対し、躊躇い無く刃物や拳銃を用いるなど、残忍な性格の持ち主。しかし最後は旭に倒される。
- ケンロー
- 素行の悪さで有名な、千葉郊外の暴走族「幻影旅男(げんえいりょだん)」の初代総長。しかし、整った顔立ちと茶髪の長髪に加え、長身だが比較的スマートであるため、一見すると暴走族の総長らしかぬ風貌をしている。卑怯かつ残忍で、ピーポ率いる幕張旭日維新隊1番隊を徹底的に痛めつけようとしたり、自身が危なくなると仲間を盾にする場面も見られたが、最後は旭に田んぼのかかしにされる。
- マーサー
- 本名「伊東マサシ」。表向きは大学生だが、ひったくりグループのリーダー格。編み込みとパーマのヘアスタイルで、いかにも今時な風貌。遊ぶ金欲しさにゲーム感覚でひったくりを行い、ひったくりの為なら年寄りの女性に大怪我させる事すら躊躇わない極めて卑劣な男。たとえ仲間が逮捕されても自分に火の粉が降りかからない様、仲間内にも自分の本名や素性すら教えない狡猾な性格をしている。ひったくりチームのネットワークを持ち、地元である木更津のVIPカー愚連隊「悪羅悪羅(オラオラ)」(コミックス版では「爆爆(バクバク)」に変更されている)にも顔が利く。
- 一時はチャッキー率いる三番隊に追い込まれ、自分に惚れている晶を利用し、彼女に全ての罪を被せ警察に自主させる形で逃れようとする。しかしそれに激怒した斉藤と旭は木更津に乗り込み、マーサーは旭が駆る軍馬により追い詰められ、「悪羅悪羅」に護ってもらおうとしたが、斉藤と、斉藤の気持ちを汲み加勢に来たピーポとチャッキーの三人の「ゴッドハンド」によりあっけなく「悪羅悪羅」は全滅、最後のあがきも無駄に終わり、恐怖と絶望と大後悔の中、怪力の斉藤と旭の鉄拳、挙句の果てに軍馬の蹴りまで食らい、顔が酷く変形する程に打ちのめされ、体に「この者真犯人」と書かれた上に警察署前に捨てられ、逮捕された。
- 晶(あきら)
- ひったくりグループの一員。とても不良少年とは思えないほど、ごく普通の美少年といった風貌だが、実は少女である。決して性同一性障害というわけではなく、父親の母親へのDVが原因で、女である事が損だと感じるようになり、男勝りな性格になってしまう。斉藤とは以前、スカウト運動仲間であり、晶はカブスカウトにおり、当時から男子用の制服を着ていた。しかも、実は斉藤の初恋の相手である。
- 自分と同じ境遇(当然、これは晶を利用するためのマーサーの真っ赤な嘘)であるマーサーに惹かれ、彼の身代わりという形で全てのひったくりの罪を被り、警察に自主したが、斉藤たち維新隊が主犯格であるマーサーの身柄を警察に突き出し、意識が回復した老婦人の証言のおかげもあり、保護観察処分で済む。そして保護司のいる静岡の自立支援施設へ入る事になり、自分も性別から逃げないと、これからは女性らしい格好をすると決め、斉藤の励ましを受けて静岡へ旅立った。
- エリ
- 太平洋戦争時代の看護師の女性。出身は船橋。旭が転属する前に所属していた東部ニューギニアの前線基地に勤務しており、旭との交流も多かった。白衣の天使として隊員からの人気も高い美しい女性。密かに旭に恋心を抱いており、旭自身も彼女に想いを寄せていたのだが、旭が北方の島へ転属した一ヶ月後、マラリアにより亡くなってしまう。しかし旭は、彼女の存在のおかげで、現代においても精一杯生きていく事を決意する。戦時中、旭が転属する日、旭から「形見」ともらったマフラーを逆に5銭銅貨と10銭銅貨を縫い付けて「お守り」にして渡し(死(4)線を越えて、苦(9)戦を超えてくださいという願い)、新見の銃撃から旭の命を救った。
[編集] 旭が使用する乗り物
- 21型零式艦上戦闘機「零戦」
- 旭が主に搭乗する乗り物で、松本菊造が旭の松本学園着任を記念して贈呈したものである。銃火器も装備しており、当時の設計図を元に新造したものだが、エンジンをはじめ、現代の製造・加工技術で新造したため加工精度が進化している分飛行能力が向上していると思われる。本来21型は単座だが、シートの後ろに狭いながら一人分入れるスペースがあり、時として菊蔵が入り、いざという時は代わりに操縦する。
- 当初は濃緑色だったが、後に新撰組のダンダラ模様と胴体に「Z」のロゴ、そして尾翼に歳三をもじって「Z-1043(トシゾー)」の機体番号に塗り替えた。
- 普段は松本学園の駐車場に停めており、離着陸の際はグラウンドを滑走路として利用し、離陸の時はグラウンド脇の崖下へ落下、その時に発生する浮力で離陸する。
- 軍馬
- マーサー率いるひったくりグループを取り押さえるべく、小回りが利きちょこまかと走る原付スクーター相手に零戦では不可能と判断した旭が松本菊造に依頼して取り寄せた馬。大きな体躯に額に三日月状の模様がある。
- 軍馬ながらに恐れを知らない荒々しい気性と、疲れ知らずな俊足と車の渋滞や障害物すらすり抜け、跳躍して回避する機動性を持ち、瞬く間にひったくりグループが乗るスクーターに追いつき動きを封じた。
[編集] 備考
- 本作中において、度々旭歳三が零式艦上戦闘機に搭乗し飛行しているが、自家用操縦士などの免許及びあらかじめ飛行することを国家に対して申請する飛行届なしに飛行した場合、重大な犯罪になるため注意が必要である。
- 作中の零戦の塗装は、一般的に知られている上面が濃緑で下面が灰色である。しかし昭和18年当時、機体色をこのように塗り分ける事が決まっており、ラバウルや空母搭載機には順次塗り替えが進んでいたため、設定上過ちとは言い切れない。
- 毎号扉絵にて、第二次世界大戦時の戦闘機に乗る旭歳三と機体解説がされている。
- 少年誌の掲載作品であるせいか、犯罪行為となる描写(喫煙、万引きなど)には注釈がつけられる事がある。
[編集] 単行本
- 2008年10月17日発売 ISBN 978-4063840582
- 2009年1月16日発売 ISBN 978-4063840919
- 2009年4月17日発売 ISBN 978-4063841305
- 2009年7月17日発売 ISBN 978-4063841633
- 2009年11月17日発売 ISBN 978-4063842166
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年12月4日 (金) 20:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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