ゼロバンク

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ゼロバンクZEROBANK)とは、現在愛知県岐阜県三重県東京都神奈川県千葉県埼玉県の各都県にあるサークルKサンクスに設置(傘下の99イチバや、同じユニーグループであるユーストアとラフーズコアの一部店舗にも設置)しているコンビニATMである。株式会社ゼロネットワークスが、それぞれの地域で幹事銀行3社(大垣共立銀行、三重銀行、東京スター銀行:2007年10月現在)と提携し、運営している。

なお、ゼロバンクの名称は、株式会社ゼロネットワークスの登録商標である。

目次

[編集] 沿革

ゼロネットワークスは開業にあたり大垣共立銀行(ネットプラザ支店)と提携し愛知県・岐阜県において営業を開始した。加えて2006年5月26日から三重銀行と提携し三重県で営業を開始、さらに2006年7月19日から新たに東京都・神奈川県・千葉県及び埼玉県を営業区域として東京スター銀行との提携が開始された。ATMは東京都内の3店舗を皮切りに同日設置開始され、2007年2月末までに対象都県内のイーネットATM未設置の大半の店舗に設置された。

都道府県域毎にサービス提供の中核となる幹事銀行(幹事行)と提携し、各幹事行がそれぞれ定める時間帯について接続するゆうちょ銀行を除くすべての民間金融機関の預金払戻を無料で扱う事を特色に、各都道府県域毎に幹事行の預金者に対し自行ATMに準じた独自のサービスを提供する。このため、同じゼロバンクATMにおいても、幹事行(都道府県域)の違いにより営業内容が異なる。愛知県・岐阜県・三重県では営業開始以前にサークルKサンクスの一部店舗においてイーネットATMが導入されていたが、置き換えられた。なお、サークルKサンクスの静岡県内店舗については、一部店舗にイーネット静岡信用金庫のATMが設置されているがゼロバンクATMはない。これはイーネットの発足母体が同県本拠のスルガ銀行であることと関連があるとされている。

[編集] サービス内容

幹事行に接続する全ての民間金融機関のキャッシュカードを利用し、幹事行の定める時間帯において手数料無料で払戻しできる。無料となる時間帯は管理銀行毎に異なる。ICキャッシュカードは管理銀行を問わず対応していないため磁気ストライプによる取引となる。

[編集] 管理銀行による取扱条件の違い(全管理銀行の比較)

差異のある取扱条件 管理銀行
大垣共立 三重 東京スター
新銀行東京新生銀行あおぞら銀行
商工中金ジャパンネット銀行セブン銀行
ソニー銀行イーバンク銀行住信SBIネット銀行
じぶん銀行のキャッシュカード
使用不可 使用不可 使用不可
シティバンク銀行イオン銀行
三菱東京UFJ銀行[1]のキャッシュカード
使用可 使用可 使用不可
北陸銀行のキャッシュカードでの
入金
使用可 使用不可 使用不可
ゆうちょ銀行のキャッシュカードでの
入金
使用可 使用可 平日のみ
使用可
時間帯 MICS手数料
平日8:00~8:45 0円 0円 105円
平日8:45~18:00 0円 0円 0円
土曜日9:00~14:00 0円 105円 0円
上記時間帯以外 105円 105円 105円


なお、機器保守のため以下の時間帯で取り扱い停止となる。

  • 大垣共立銀行三重銀行管理ATM
    • 毎週月曜日から土曜日の午後11時55分から翌日の午前0時5分まで
    • 毎週日曜日の午後9時から翌月曜日の午前7時までの間
  • 東京スター銀行管理ATM
    • 毎週月曜日の午前0時15分から6時15分までの間

[編集] 愛知県・岐阜県内設置分(大垣共立銀行管理)

[編集] 民間金融機関

  • 月~金曜日(平日)の午前8時~午後6時、および土曜日(平日)の午前9時~午後2時が無料時間帯である。
  • イオン銀行のキャッシュカードも利用できる。
  • 他の都道府県域においてゼロバンク幹事行である各行の口座の取扱サービス、取扱時間および手数料は、一般の民間金融機関に準ずる。

[編集] 大垣共立の口座

  • 上記に加え土曜日(平日)の午前8時~午前9時についても払戻しが無料。
  • 預入が利用できる。平日・土曜・休日にかかわらず終日手数料は無料。
  • ゴールド総合口座およびスーパーゴールド総合口座は平日・土曜・休日にかかわらず24時間払戻手数料が無料。
  • 24時間(保守時間帯を除く。以下同じ)預入および払戻しが可能。

[編集] 北陸銀の口座

  • 預入が利用できる。平日の午前8時~午前9時、および土曜・日曜・休日の午前9時~午後5時の間取り扱い、手数料は終日無料。

[編集] ゆうちょ銀行

  • ゆうちょ銀行(旧・郵便貯金)は日曜および休日の午後8時から翌日の午前7時までを除き、24時間預入および払戻しが可能。ただし手数料は民間金融機関と異なり、無料とならない。

[編集] 三重県内設置分(三重銀行管理)

[編集] 民間金融機関

  • 月~金曜日(平日)の午前8時~午後6時が無料時間帯である。
  • イオン銀行のキャッシュカードも利用できる。
  • 他の都道府県域においてゼロバンク幹事行である各行の口座の取扱サービス、取扱時間および手数料は、一般の民間金融機関に準ずる。

[編集] 三重銀の口座

  • 預入が利用できる。平日・土曜・休日にかかわらず午前0時5分~午後8時の間取り扱い、手数料は終日無料。
  • 24時間払戻しが可能。併せてとくとくプラン優遇対象口座については24時間払戻手数料が無料。

[編集] ゆうちょ銀行

  • ゆうちょ銀行(郵便貯金)は払戻を月~金曜日(平日)の午前8時~午後9時、および土曜・日曜・休日の午前8時~午後8時の間、および預入を平日・土曜・休日にかかわらず午前8時~午後8時の間取り扱うが、手数料は民間金融機関と異なり、無料とならない。

[編集] 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県内設置分(東京スター銀行管理)

[編集] 民間金融機関

  • 月~金曜日(平日)の午前8時45分~午後6時、および土曜日(平日)の午前9時~午後2時が無料時間帯である。
  • 他の道府県域においてゼロバンク幹事行である各行の口座の取扱サービス、取扱時間および手数料は、一般の民間金融機関に準ずる。
  • なお東京スター銀行は第二地方銀行協会加盟行のため、現在東海3県のゼロバンクで利用できるシティバンク銀行のキャッシュカードは、関東1都3県のゼロバンクでは利用できない。

[編集] 東京スターの口座

  • 24時間(保守時間帯を除く。以下同じ)払戻し、預入が可能。預入の手数料は終日無料。
(ただし預入ついては、平日19:15以降・土曜・日曜・休日の取り扱いに関しては「当日ご融資の約定返済」・「公共料金の引き落とし」等の決済には充当されない。)

[編集] ゆうちょ銀行

  • ゆうちょ銀行(郵便貯金)は平日・土曜午前0時から午前0時5分と日曜・休日午後8時10分~翌午前6時30分までの間を除き、払戻しが可能。ただし、入金については平日午前8時~午後7時の間のみの取り扱いとなる。なお手数料は民間金融機関と異なり、無料とならない。

[編集] 提携外金融機関(共通)

ゼロバンクATMを利用できる提携金融機関は、各幹事行の全国キャッシュサービスによる接続先に限られる。

[編集] 自動機納入会社

ゼロバンクの自動取引装置は、大垣共立・三重の両銀行管理機に沖電気のCP21V型(独自仕様)が採用された。同機はみずほ銀行ビューアルッテクレディセゾンなどにおいて採用実績があり、ゼロバンク向け筐体の外板色は黒色である。一方東京スター銀行管理機では富士通製小型ATMが採用されている。同機は既に同行が西友CGC等に設置する店舗外ATMに採用されている。尚現時点ではICカードには対応していない。

[編集] 既存のコンビニATMとの違い

  • イーネットローソンATMセブン銀行など主だったコンビニATMは主要な都市銀行や設置先各地の地元の地方銀行第二地方銀行など複数の金融機関と提携して共同出張所の形式で展開しているのに対し、ゼロバンクは展開地域において単一の金融機関との提携である(そのため当該金融機関以外での利用は出金などに限られる)。しかしながら前述のように(東京スター銀行がゼロバンク提携以前から展開している様に)MICS提携での他行利用を無料ないし時間外手数料のみで出来るようにしたことは、利用者のみならず提携銀行側にとっても画期的であろう(利用者の負担が無くても、銀行間の手数料収入があるため)。
  • 他のコンビニATMによる利便性などにより「都市銀行などに顧客を奪われる」などといった懸念からコンビニATM導入に消極的ないし否定的な一部の地方銀行の中にも、ゼロバンクの形式でなら次のような利点から導入の検討が行われると考えられる。
    • 手数料収入が確保される(現状、幹事行が無料で取り扱った取引についても、口座金融機関から105円の手数料が支払われるシステムとなっている)。
    • 他行利用の基本手数料を無料とする一方、他行取引を出金などのみに制限することで、自行の優位性を保てる。

[編集] 一部銀行の動き

基本手数料無料では結局他行を利することには変わらないという姿勢からか、四国など一部の県ではサンクスの店舗内や駐車場内に自行ATM(当然他行の利用では必ず手数料がかかる。そのうえ深夜には使えない)を設置する例も出てきている。最近では他の「手数料無料ATM」も含め、利用される他行の一部からは「ATMのただ乗り」という批判も挙がっている(ゼロバンク以外のATMでは他行利用は通常有料となっている大垣共立銀行三重銀行に対しても一部で反発がある)。

こうした中、三菱東京UFJ銀行は、東京スター銀行とのATM相互利用契約を2006年10月をもって解除することを通告、さらに他行にも契約解除の動きがあると報じられた。以前は、ATMの他行庫取引に関して、都銀・地銀・第二地銀・信金・信組といった業態別契約のため、特定行庫を対象にした契約解除は不可能であったが、2004年に始まった統合ATMの運用により、個別行庫毎の契約になったため、これが可能になった(なお、三菱東京UFJ銀行とのATM・CDオンライン提携契約は2008年11月3日をもって終了(引出手数料の無料提携は2008年11月1日午後2時をもって終了)した[2])。

ゼロバンクを展開する地域銀行はいずれも本拠地における2番手以下であり、自行より預金量の多い他行顧客を通じて収益を獲得しようとした目論見は、メガバンクを中心とする契約解除という強硬な反発を招いた。一部幹事行が手数料有料化を検討中と報じられる中、ゼロバンクが銀行としての利益の顧客還元のあり方に一石を投じたことは間違いない。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 2008年11月4日より東京スター銀行管理機で使用不可となる。
  2. ^ 株式会社東京スター銀行との間のATM・CDオンライン提携契約の解約について三菱東京UFJ銀行:2008年9月19日付けプレスリリースより、PDFファイル)

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月20日 (日) 05:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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