ゾナー
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ゾナー(Sonnar )とは、ツァイス・イコンのルートヴィッヒ・ベルテレがエルノスターを改良して1929年に発明したカール・ツァイスのレンズである。レンズコーティング技術が実用的でなかった戦前、3群構成として空気境界面を減らすことによりプラナーに比べ格段に高コントラストな画像を得ることを可能にしたが、一方で製造に大きなガラス塊を必要とし、特に第2群は3枚のレンズを高精度に張り合わせる必要があるため非常に高価となった。レンズをコンパクトにできるが、望遠構成に近くバックフォーカスが短めになるので、一眼レフカメラではガラス塊だった後群が空気に置き換えられ望遠レンズに使用されるに留まっている。また非対称型構成であり糸巻き型の歪曲収差が発生しやすい。名称由来はツァイスの工場が郊外にあった都市ゾントホーフェン(Sonthofen )から来るという説と太陽(ゾンネ、Sonne )から来るという2つの説が知られる。
現在カール・ツァイスではベルテレがゾナーの前に設計したエルノスター型レンズにもゾナーの名称をつけている。
[編集] 製品一覧
[編集] コンタフレックス(Contaflex )用
戦前のライカ判レンズ交換式二眼レフ用で、戦後のライカ判レンズシャッター式一眼レフには使用できない。
- ゾナー5cmF1.5
- ゾナー5cmF2
- ゾナー13.5cmF4
「コンタフレックス#二眼レフ」も参照
[編集] コンタフレックス126(Contaflex126 )用
専用マウントによる交換式。
- ゾナー85mmF2.8
[編集] コンタレックス(Contarex )用
- ゾナー85mmF2
- ゾナー135mmF2.8
- ゾナー135mmF4
- ゾナー180mmF2.8
- ゾナー250mmF4
「コンタレックス」も参照
[編集] コンタックス(Contax )用
コンタックス用ゾナーはいずれも1940~1950年代、高性能なレンズのお手本として世界中でコピーや改良型が設計された。
- ゾナー50mmF1.5 - 発売当時から長らく世界最高速でありつづけ、ライバルであったエルンスト・ライツ(現ライカ)が同スペックのズマリット50mmF1.5を出すのは10年以上後になった。
- ゾナー50mmF2
- ゾナー85mmF2 - その大きさ太さから当時「樽」と俗称された。
- ゾナー135mmF4
- ゾナー18cmF2.8/180mmF2.8 - ベルリンオリンピックに合わせて開発されたと言われオリンピア・ゾナーと俗称される。ベルリンオリンピックの記録映画「美の祭典」を撮影したレニ・リーフェンシュタールは後に「ツァイスが開発した新型レンズが強力な武器になった」と語っている。最初期型は距離計連動、後にミラーボックス併用となった。
「コンタックス#レンジファインダーのコンタックスシリーズ」も参照
[編集] コンタックスRTS(CONTAX RTS )用
- ゾナー85mmF2.8
- ゾナー100mmF3.5
- ゾナー135mmF2.8
- ゾナー180mmF2.8
- アポゾナー200mmF2
「コンタックス#コンタックスRTSシリーズ」も参照
[編集] コンタックスT(CONTAX T )用
高級コンパクトカメラコンタックスTシリーズに固定装着されている。いずれもエルノスター型である。
- ゾナー38mmF2.8 - 当初はコンタックスTに装着され距離計連動、至近距離1m。製品自体の写真を除きカタログの写真を全てコンタックスTで撮影しレンズの高性能をアピールした。コンタックスT2ではオートフォーカス化され、至近距離が0.7mに短縮された。
- ゾナー35mmF2.8 - コンタックスT3に装着されている。至近距離は0.35m。
- ゾナー28mmF2.8 - コンタックスTixに装着されている。
「コンタックス#コンタックスTシリーズ」も参照
[編集] コンタックスG(CONTAX G)用
- ゾナーT* 90mmF2.8 - コンタックスG1にあわせ、1994年に発売された。明るく焦点距離が長いため、測距精度の高くないコンタックスG1ではしばしばオートフォーカス機構の誤動作が指摘される。
「コンタックスG」も参照
[編集] コンタックスN(CONTAX N )用
- マクロゾナー100mmF2
[編集] エキザクタマウント
- ゾナー180mmF2.8
- ゾナー300mmF4
[編集] グラフレックスXLシリーズ用
- ゾナー180mmF4.8
[編集] ハッセルブラッドVシリーズ用
SWCシリーズを除くハッセルブラッドVシリーズ用。シャッターを内蔵しないものは2000、200シリーズ専用。
「ハッセルブラッド」も参照
[編集] ライカL/Mマウント
[編集] M42マウント
- ゾナー85mmF2.8 - ローライ製。ローライフレックスSL35用に設計されたもので、M42マウントでの生産数は極めて少数。コーティングはHFT。
- ゾナー135mmF3.5
- ゾナー135mmF4
- ゾナー180mmF2.8
- ゾナー200mmF2.8
- ゾナー300mmF4
[編集] ペンタコン6用
- ゾナー180mmF2.8
- ゾナー300mmF4
[編集] ローライ35S用
- ゾナー40mmF2.8 - 4群5枚。アタッチメントφ30.5mmねじ込み。ローライ35Sに固定装着されている。
[編集] ローライフレックス6×6cm判二眼レフ用
- ゾナー135mmF4 - テレローライフレックスに固定装着されている。
[編集] ローライフレックス6000用
- ゾナー150mmF4
- ゾナー250mmF5.6
[編集] ローライフレックスSL66用
- ゾナー150mmF4
[編集] ローライフレックスSL35/SL2000シリーズ用
- ゾナー85mmF2.8
- ゾナー135mmF2.8
「ローライ#ローライフレックスSL35/SL2000シリーズ」も参照
[編集] ソニーαマウント
コニカミノルタホールディングスから引き継いだαシリーズ用。
- ゾナー135mmF1.8
[編集] 大判用
- ゾナー250mmF5.6 - リンホフ純正。



