タイタニア
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1988年に徳間書店から新書(トクマノベルズ)で第1巻を刊行、第3巻まで刊行されたところで中断し、未完となっている。後にスクウェア・エニックス社EXノベルズから再刊。さらに2008年9月からはアニメ放送と連動して講談社文庫にて新装版が刊行された。「月刊少年シリウス」2008年5月号より漫画版が連載されている(画:ガンテツ)。テレビアニメは、2008年10月より2009年3月までNHK-BS2で放送された。その後、NHK総合テレビにて2009年4月から放送されている。
2009年3月、『衛星アニメ劇場』に田中芳樹がゲストで登場し、続編の執筆を宣言している。
目次 |
[編集] 刊行リスト
ISBNは講談社文庫のもの。
- 疾風篇(ISBN 978-4-06-276151-2)
- 暴風篇(ISBN 978-4-06-276208-3)
- 旋風篇(ISBN 978-4-06-276249-6)
[編集] あらすじ
広大な宇宙に進出した人類は多数の星間国家を築いたが、その大半は実質的にタイタニア一族の支配下にあった。星暦446年、宇宙都市国家エウリヤはある権益を巡るトラブルからタイタニアの攻撃を受けるが、意外にもこれを撃退してしまう。この戦いを機にタイタニアの覇権を快く思わない人々が動き始め、さらにはタイタニアの内紛も絡んで銀河は激動の時代を迎えようとしていた。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] 登場人物
以下、登場人物名の下部に記載した「声:名前」はアニメ版における声優。原作に無い設定については個別に標記する。
[編集] タイタニア一族
[編集] 五家族当主
タイタニア一族の宗家といえる五家それぞれの当主。第2代の無地藩王(ラントレス・クランナー)ヌーリィ・タイタニアの5人の息子をそれぞれの先祖としており、この5人の嫡流子孫をメンバーとする五家の同族会議がタイタニアの最高意志決定機関である。
この5人のうちの1人が一族の総帥でもある無地藩王に選ばれ、他の4人はヴァルダナ帝国公爵の身分を有する。物語開始時点での当主は、壮年の藩王といずれも20代の四公爵であり、四公爵および無地藩王の嫡子の内の1人が次期藩王になると定められている。
- アジュマーン・タイタニア
- 声:三宅健太
- 40歳。第8代無地藩王。銀灰色の髪をした彫刻的な容姿を持つ。第3代以降の歴代総帥には際立った才能の持ち主はいなかったが、彼は久々に登場した傑物であり、第2代当主ヌーリィの再来と呼ばれる冷徹な切れ者である。物語開始から5年前の星暦441年に藩王に指名される。兄はヴァルダナ帝国軍務大臣を務めるエストラード侯爵。正妻との間に5歳の息子テオフィルスがいる他、幾人かの庶子が存在している。
- タイタニアが強大すぎるゆえに内から腐って滅ぶことを危惧している。タイタニアの内外を問わず強大な敵が現れて大きな争いが起こり、次の藩王になる者がその争いに勝利して「中興の祖」となり、タイタニアを建て直さなくてはならないと考えている。ジュスランを次の藩王にしてアリアバートを補佐につける体制が一番理想だと考えているが、ジュスランを疑ってもいる。
- アリアバート・タイタニア
- 声:近藤隆
- 27歳。上将。主に軍事を担当している。世間では次期藩王候補の筆頭に名が挙がる。四公爵の中では比較的紳士で温厚。白っぽい光沢をおびた金髪、青灰色の瞳、均整の取れた長身と、端正ではあるが没個性と評される容姿の持ち主。才幹も備えており、軍事面での実績は四公爵中随一にもかかわらず、実力を過小評価される傾向があった。しかしファン・ヒューリックに対する敗北を転機に柔軟性、器量ともに示し始める。過去に女性遍歴はあるが、原作中断時点では一切の女気は無い。乗艦は『ゴールデン・シープ』。
- 四公爵の中ではジュスランと手を組むことが多い。ジュスランとは、表向きは母親同士が姉妹の従兄弟であるが、実は異母兄弟でもあり、ジュスランの父が密かにアリアバートの母と肉体関係を結んだ結果、ジュスランと同年同月に生まれている。
- イドリスとリディアは共に、否定的な意味も含めてアリアバートを「善人」「良い人」と評している。ボニー戦争では「良い人」が災いし、バルガシュ政府の建前を全面に押し立てる外交に苦労する。
- アリアバートの戦闘スタイルは、戦力を充分に整え、戦術の教本とまで言われるような隙の無い兵法に則った戦い方をする。また、騎士道を重んじて正々堂々とした戦いを行い、なるべく民間人に被害が出ないよう努める。その愚直なまでの正攻法を貫く姿勢は弱点でもあり、ヒューリックに正攻法の弱点を突かれ、ケルベロス星域会戦で敗北を喫する。ボニー戦争でヒューリックとの二度目の対戦でも、正攻法を通したために計略にはまってしまい再び敗北を喫する。この時、アリアバートは、星間航行に支障をきたす程の重傷を負う。怪我のため前線での軍の指揮が出来なくなったため軍権を返上し、タイタニアの最高意思決定機関である五家族会議からの引退を表明する。だが、この時、天の城(ウラニボルグ、以降ウラニボルグと記述する)ではイドリスとジュスランの派閥抗争が起こっており、アリアバートの引退宣言は、ウラニボルグの派閥抗争を激化させることになる。そんな中、ウラニボルグで、藩王アジュマーンの暗殺未遂事件が起こり、ジュスランがその首謀者にされる。アリアバートもこの派閥抗争に巻き込まれてしまい、ジュスランとともにウラニボルグと敵対せざるを得なくなる。
- ジュスラン・タイタニア
- 声:岸尾だいすけ
- 27歳。上将。主に政治・外交を担当している。アリアバートとザーリッシュが軍事を担当しているため実戦経験は乏しいが、その知略と洞察力によりドクター・リーは四公爵きっての切れ者と評している。乗艦は『アウストラ』。
- 髪と瞳は褐色で、容姿はアリアバートやイドリスに比べると劣っているが存在感では従兄弟のアリアバートを凌駕する。
- 独身だがフランシアという愛人が一人いる。小説版ではアジュマーンとイドリスはリディアもジュスランの愛人ではないかと疑っている。
- 世間でのジュスランの評価は「タイタニアの良識派的な存在」と思われているのだが、当人はその評価に対し「自分を買いかぶっている」と思っている。自分は今の強大過ぎるタイタニアに懐疑的なだけであって、必要とあらばイドリスよりも酷いことが出来る存在だと自覚している。タイタニアの繁栄に懐疑心を抱く自分は藩王に最も向かない存在だと考えている。
- 世間では次の藩王はアリアバートであるという声が優勢だが、ジュスランが次期藩王にふさわしいと考える者はアジュマーンのみならず存在する。
- 四公爵の中で、自分に露骨に敵対意識を向けてくるイドリスはあまり好きではなかったが、不仲と思わせる行動をとったことも無い。だが、世間からはイドリスとジュスランは不仲であると囁かれていた。イドリスの弟であるラドモーズと、自分の家で預かっているリディア姫とのトラブルや、反タイタニア勢力がタイタニアの内乱を期待して流した、嘘情報をジュスランが五家族会議でとりあげたため、イドリスから露骨に敵視されるようになる。これがウラニボルグ内の派閥争いに発展する。アリアバートがファン・ヒューリックとの2度目の対戦で重傷を負い、軍の指揮権を返上したため、バルガシュへ赴き軍を撤退させる任に就くことになるが、ジュスランが出発したすぐ後、藩王アジュマーンの暗殺未遂事件が起こり、その主犯としてジュスランの名前が挙がったため、ジュスランはウラニボルグを追われる立場となり、やむなく、ウラニボルグと敵対する道を選ぶ。
- ジュスランはタイタニアの内乱は、裏でアジュマーンが糸を引いているのではないかと疑っている。ただ「中興の祖」の考えにはいたっていない。
- ウラニボルグとの決着をつけた後は、アジュマーンを退位させてアリアバートを藩王とした後、彼の補佐となり、タイタニアの権益を少しずつ廃していき、かつてのようなささやかな一貴族に戻すことを望んでいる。
- ザーリッシュ・タイタニア
- 声:武虎
- 26歳。主に軍事を担当している。タイタニア屈指の猛将。配下に謀略家がいれば国家を打ち建てる能力の持ち主と言われるが、実際には粗野で思慮の足りない猛将タイプの軍人ばかりが配下に揃っていて、それが弱点とされる。顎ひげのせいでジュスランやアリアバートよりも年長に見えるが、実際は1歳年下である。乗艦は『タイフーン』。
- 多数の美人を愛人として囲っており、戦場へも連れて行く。部下からは「英雄的な言動の一つ」と解釈され、羨望や尊敬の対象となっている。
- 戦闘では、敵を正面から押し潰すことにこだわっている。猪突猛進型の典型のように思われているが、実際の戦闘では突撃に最大限の効果が出るよう戦力を配置し、状況の変化に合わせてこまめに配置転換を行うなど、尋常ならざる指揮を執っている。勇猛な戦いぶりから初代藩王ネヴィルの再来と言われ、本人もそう呼ばれることに喜びを感じている。
- ザーリッシュに仕えている軍人たちは彼を絶対的存在と考えており、忠誠心に厚い反面、主体的な判断力に欠ける者が多い。バルガシュ正規軍との砂漠での戦闘中、旗艦タイフーンが撃沈された時、ザーリッシュを護るため自らの船を盾にしようとした艦が続出して隊列が乱れたことと、ザーリッシュの指揮が得られず統制を失ったことで、ザーリッシュ艦隊は壊滅する。
- 弟アルセスを嫌いぬいているものの、母テリーザに甘く、アルセスの死に取り乱すテリーザをなだめるためファン・ヒューリックの逮捕に全力を注ぐようになる。ヒューリックを追ううちに、次第に感情の起伏が激しく理性と自制心に乏しいという短所が露となり、さらに家庭の不和に由来する判断ミスなどが重なり、そこを突かれて敗死する。
- アニメ版ではアルセスを嫌ってはいるが、不仲というほどではない。また、短慮で粗雑な言動が目立つ。
- イドリス・タイタニア
- 声:吉野裕行
- 24歳。上将。ヴァルダナ帝国近衛軍団司令官であり、エストラードの死後は軍務大臣を兼任する。ウラニボルグで主に内政を担当してきたため実戦経験は乏しい。次期藩王の座を狙っていることを隠そうともせず、ライバルである他の三公爵を敵視しているが、最年少ということもあり次期藩王候補としては最後に名が挙がる。乗艦は『ファイヤー・バード』。
- 容姿はアリアバート以上の秀麗さであり、才気も備えているが、常に傲岸不遜な態度で、何かといえば他人相手に波風を立て、ヴァルダナ皇帝からも憎悪されている。この性格は、前当主の父が宇宙船事故による傷の痛みを紛らすため阿片中毒者になった状況を見ながら育ったことで形成された(アニメ版ではそのような描写は無い)。
- 他人の能力を信じておらず、最終的に自分で直接実行しなければ納得がいかない。部下を信じず、育てる努力をしなかったため、有能で信用の置ける部下が全くいない。
- イドリスはアリアバートとザーリッシュは藩王争いのライバルと見ているが、ジュスランだけは藩王位争いのライバルとは見ていない。それは、二人の公爵は戦争で華々しい武勲を挙げているが、ジュスランは何の功績も挙げていないためだ。だが、会議でアジュマーンが最後に意見を求めるのは必ずジュスランであり、彼の意見をアジュマーンは最も尊重しているように感じており、そのことに苛立ちを覚えている。
- 弟のラドモーズとリディア・バルアミーの事件や、また反タイタニア勢力がタイタニアの分裂を期待して流した嘘情報を、ジュスランが四公爵会議で取り上げたことで、ジュスランを敵視するようになる。
- アリアバートとは対照的に、アジュマーン暗殺未遂事件以降、藩王に近い位置を占めるにつれて柔軟性と器量の不足が目立ち始める。しかしながら部下の進言を聞き入れようと努力するなど、成長の兆しも見える。
- 政治的手段としての女性関係はあるが、これと決まった相手はいない。テオドーラ・タイタニアと何度か関係を重ねている。
- アニメ版では、味方の足を引っ張り部下を使い捨てるなど、狡猾で冷酷な策士として描写されているが、プライベートでは意外な弱さも見せる。
[編集] 主流派
当主の親兄弟など、タイタニア五家族に最も近い血の保持者。
- エストラード・タイタニア
- 声:宗矢樹頼
- 42歳。ヴァルダナ帝国侯爵。軍務大臣。アジュマーンの異母兄。軍人としても政治家としても活躍し、第8代無地藩王の最有力候補と目されていたが、弟アジュマーンが当主を継いで5年前に藩王となり、内心に不満を抱いていた。そのため反アジュマーン派のヴァルダナ貴族が接触を図るが、それを息子バルアミーが反タイタニアの陰謀として処断させようとした矢先に、酔って階段から転落し、不慮の事故死を遂げる。
- アニメ版では反アジュマーン派に同調して積極的に陰謀に加担し、ヴァルダナ帝都リュテッヒでクーデターを起こすも失敗に終わり、不慮の死を遂げるが、公式には反乱分子の巻き添えで死亡とされる。
- バルアミー・タイタニア
- 声:保志総一朗
- 18歳。ヴァルダナ帝国子爵。エストラードの長男。ジュスランの高級副官となるが、完全にジュスランの配下になったわけでないと気を張っている様子が見られる(ジュスランはその気骨に好意を持っている)。事実上の職務はリディアの子守で、「バル」と愛称で呼ばれて振り回される。
- リディアにちょっかいを出したラドモーズと乱闘騒ぎを起し、ジュスランの高級副官を解任され、ティロンに左遷される。ジュスランがウラニボルグから追われたことを知ると、アリアバートの元へ向かい、ジュスラン部隊に参加する。
- アニメ版ではリュテッヒにある自宅で長期謹慎になった後、ジュスランの手により辺境のバルガシュへと左遷されるが、バルガシュでザーリッシュが横死したために緊張状態となり、左遷先がティロンに変更される。
- ラドモーズ・タイタニア
- 声:大川透
- 17歳。ヴァルダナ帝国男爵。イドリスの異母弟。体格は逞しく性格は粗暴。タイタニアの血を守るため近親者同士で嫡子を作る例が多いためか、兄のイドリスではなくザーリッシュに似ている。イドリスが軍務大臣に就くと後任の近衛軍団司令官に任命されるが、就任早々リディア姫をからかい、制したバルアミーと乱闘騒ぎを起こし、喧嘩両成敗の措置で両者が解任される。周囲はラドモーズを非としてバルアミーに同情的であり、イドリスまで物笑いの種になった。
- イドリスはザーリッシュ兄弟を反面教師としてラドモーズを引き立てようとしていたが、本人は自分の能力でその地位を得たと思っており、周囲が能力を認めないことにいらだっている。イドリスへの発言によれば、藩王の地位を熱望する兄の役に立ちたいと思っており、自分が高い地位に就けば公務に忙殺されている兄を助けられると考えている。イドリスはラドモーズに迷惑しているが、嫌ってはいない。
- テリーザ・タイタニア
- 声:佐々木瑶子
- 50歳。ザーリッシュとアルセスの母。最愛の息子アルセスの死に狂乱し、ザーリッシュに仇を討つよう口やかましく命じる。そのザーリッシュが敗死するや、それまでの冷遇を忘れ去って「可愛いザーリッシュ」呼ばわりし、「その遺志を継ぐべく」公爵位を要求する(その裏には、テリーザを操って実権を握ろうとするテオドーラがいた)。アジュマーンが刺客に襲撃された際には、それがジュスランの仕業だと騒ぎ立てる。負傷したアジュマーンが入院した後に、イドリスに問い詰められヒステリーを引き起こして卒倒し、軟禁同様に入院させられた。
- アニメ版では、アルセスだけでなくザーリッシュのことも可愛がっている。
- アルセス・タイタニア
- 声:草尾毅
- 23歳。ヴァルダナ帝国伯爵。ザーリッシュの弟でテリーザの息子。テリーザは素晴らしい息子と溺愛しているが、母親の愛を独占していること、趣味や性癖に対する嫌悪などからザーリッシュには嫌われている。何故かいつもヒューリックをヒューレンと呼び間違える。
- 美貌と明敏な洞察力の持ち主で、学識教養は兄を凌ぐ。兄の公爵位を狙っており、野心は人一倍強いが、中央にいるタイタニアの軍人や役人たちからは疎まれている。自負するほどに有能ではなく、職務に対する熱意も薄く、部下の監督を全く行っていない。そうしたこともあって、ザーリッシュによってエーメンタールに飛ばされている。
- 男色家であり、かなりの猟奇趣味の持ち主で拷問好き。自分で手を下すのではなく、部下にやらせて鑑賞するのが趣味。アニメ版では幼虫のような巨大な虫を肉食魚の水槽に投げ入れる事を趣味としている。
- 一時ヒューリックを捕縛するも逃走され、ヒューリックの居所を聞き出すためリラとデ・ボーアを逮捕し、デ・ボーアを拷問にかけてヒューリックの逃走を知る。その後、リラを軟禁してヒューリックを誘き出そうとするが、リラに飼っていた肉食魚の池へ突き落とされて顔の半分を喰われ、その傷を仮面で隠すようになる。リラを殺したことでヒューリックの怒りを買い、ウラニボルグに帰還しようとするが、ヒューリックらに搭乗艦を捕捉され、イドリスにも見捨てられ、ヒューリック自身の砲撃で死亡した。
- アニメ版では、デ・ボーアを裏切らせてリラを逮捕する。イドリスとベルティエの入れ知恵により、リラの公開処刑を発表し、ヒューリックをおびき寄せることに成功した。コミック共々猟奇趣味の描写は抑えられ、出世欲と兄への対抗意識が目立つ。
[編集] 傍系
主流からは離れたタイタニア一族。ある程度離れると、血族であってもタイタニア姓を名乗れない。
- フランシア
- 声:牧島有希
- 18歳。ジュスランの愛人。元々はジュスランの小間使いだった。ジュスランが本心を吐露する数少ない相手。ただし性格はおとなしすぎ、控え目すぎでジュスランは物足りなく思っている様子。ジュスランとは20親等程離れており、タイタニア姓を名乗っていたのは彼女の外祖父までだった。しかし、タイタニア一門として認められてはいたようで、その縁によってフランシアが16歳のときにジュスランに紹介された。
- テオドーラ・タイタニア
- 伯爵家の令嬢。ただし庶子である。跡目相続争いでの有利な取り計らいを望んでイドリスに接近、条件として肉体関係を迫られたためジュスランとアリアバートを当たったが、よい返事をもらえなかったためイドリスの条件を飲む。伯爵夫人の称号を得た途端、さらに上を目指すという、才覚・野心共にイドリスをも超える野心家。
- 容姿は青みがかった白金色の髪と水色の瞳を持ち、少々顎が張ってはいるものの、水準以上の美女。
- アニメ版では登場していない。
- エルマン・タイタニア
- 42歳。伯爵。本流でも末端でも無い身分。タイタニアのため働くこともなく、悠々自適の生活を送っていたために、出世に興味のない人物と思われていた。ファン・ヒューリック救出のための情報工作の材料としてドクター・リーに拉致された際、反タイタニア派とタイタニアの間の橋渡し役になることを提案する。ドクター・リーもその提案を受け入れて、エルマンは解放され、アジュマーンからも了承を取り付けたため、二勢力間を取り持つことになる。この時、リーはエルマンに「流星旗軍のドクター・リー」と名乗ったため、ヒューリック一党を流星旗軍異端派と捉えている。
- 強大なタイタニアが内部から腐敗しないためには強い敵が必要で、ヒューリック一党にその役目をしてもらう必要があると考えている。次の藩王にジュスランが就き、アリアバートが補佐をする体制が理想と考えていたが、二人がウラニボルグと敵対した後はウラニボルグ側に就き、ヒューリック一党を自陣営に取り込もうとする。
[編集] タイタニアと共に行動する人物
- リディア
- 声:名塚佳織
- 10歳。弱小なエルビング王国の第二王女。天真爛漫かつ聡明な少女。元気で、逆境に全く苦悩することなく、世話役のバルアミーを苦悩させる。本音をはっきり言う性格が、本音を隠す生き方を強いられたジュスランに気に入られる。好物は歳相応の甘いお菓子。エルビング王国が抱える多額の借金の肩代わりを申し込むためウラニボルグを訪れ、行儀見習いの客人兼借金の形としてジュスランの許で暮らすことになる。ラドモーズとの一件で、自主的に本国に帰還するようアジュマーンに求められるが、アリアバートが後見人となることで滞在を認められ、ジュスランはアリアバートを高く評価するようになる。
- アニメ版では、エルビング王国が反タイタニア派との繋がりを疑われ、忠誠の証として鉱山利権を要求された際、鉱山の代わりにリディアが人質となることで決着する。また、直接アジュマーンの居室に乗り込もうとする子供らしい大胆さを見せ、アジュマーンを苦笑させる。そのせいか、ラドモーズ事件でアジュマーンはリディアに随分甘い評価をしている。しかし、ヒューリックを捕らえるためにイドリスが採った策の意図を見抜くなど、洞察力をも兼ね備えている。
[編集] ヴァルダナ帝国
[編集] 皇帝
- ハルシャ6世
- 声:中博史
- 35歳。ヴァルダナ帝国の現皇帝。タイタニア一族の傀儡に成り下がっていることに不満を募らせているが、自分の周りをタイタニア一族の息のかかった者で固められているため、何もできない。タイタニアの中でも特に傲慢なイドリスを嫌っている。
- ハルシャ5世
- 故人。先帝であり、ハルシャ6世の父。タイタニアがおとなしく宇宙が平和なら、己が傀儡でも何の問題もないと割り切っていた。古典芸術を熱心に研究し、6冊の著作があり、いずれも高評価を受けている。
[編集] 軍人
- ボルドレーン
- 声:御園行洋
- 38歳。中将。アリアバートの幕僚。アリアバートに8年仕えている。
- パウルセン
- 声:最上嗣生
- 27歳。少将。アリアバートの幕僚。アリアバートに8年仕えている。ヒューリックとアリアバートの二度目の対決の時、彼はタイタニアの力を過信した発言をする。この発言が、アリアバートにタイタニアへの疑問を芽生えさせる。
- グラニート
- 声:青木強
- 35歳。中佐。ザーリッシュの副官。ザーリッシュに付いて3年になる。旗艦タイラントでザーリッシュに戦況状況を知らせたり、集めた情報の説明などをしている。
- ザーリッシュを絶対的存在と考える風潮のある幕僚たちの中で唯一、理性的にザーリッシュに意見が出来る人物。ただ、ザーリッシュはその進言を聞き入れなかった。ザーリッシュの最期を見届けた人物。
- ボニー戦争に参加し、ファン・ヒューリックとの2度目の戦いで、アリアバートが重症を負うシーンを見届ける。
- アニメ版ではザーリッシュの命令を愚直に実行しようとする、他の幕僚と似た性格になっている。
- エドナ・フレデリックス
- 27歳。女性。大佐。タイタニア全軍の中で100名もいない女性艦長の一人。ジュスランがバルガシュに派遣される直前、ジュスランの旗艦である「朝焼けの女神」(アウストラ)の艦長に任じられる。彼女の強気の判断のために、ウラニボルグとジュスランとの間の亀裂が決定的なものとなる。10年前にアリアバートの部下であり、その時、二人は恋人となるが、エドナは恋より仕事を優先したため、人事異動で2人の部署が離れると疎遠になっていた。ジュスランが知る唯一のアリアバートの浮いた関係。
- ノスティッツ
- 准将。ジュスランがバルガシュ派遣のため、ウラニボルグを離れたすぐ後に、藩王アジュマーンが狙撃される暗殺未遂事件が起こり、その首謀者としてジュスランの名が挙がったため、イドリスがジュスラン逮捕を命令する。ジュスラン逮捕のため派遣された艦隊の司令官。エドナの詭計のために捕らえられてしまう。
[編集] 官僚・役人
- ドナルド・ファラー
- タイタニア藩王府参事官。年齢は40代半ば。選挙をこよなく愛する人物。選挙についての情報を集め、結果を予測し、不利と見た選挙がある惑星には自ら赴き、タイタニア派の議員を一人でも多く当選させるために選挙応援と裏工作を行っている。アジュマーン曰く「全宇宙で一番の民主主義者」。バルガシュにおいてファン・ヒューリックを発見したため、ヒューリック捕獲の任務を与えられたが、彼自身はアクションやテロを軽蔑しているため、非常に不本意な仕事であった。本人は藩王争いの派閥争いから距離を置き、あくまで中立的な立場でいたいと考えている。
- ドナルド・ファラーの秘書(名前は作中では出ていない)
- アルセス・タイタニアの元部下。アルセスの命令を受けてコンプトン・カジミールの声帯を潰した人物。このため、コンプトンの妻であるミランダに命を狙われている。ミランダの暗殺の手から逃れるため転属を願い出て、ドナルド・ファラーの秘書となる。3度目のファン・ヒューリック逮捕に貢献する。
- アニメでは登場せず、カイルというエスタールのタイタニア領事館に勤める男がコンプトンの声帯を潰したことになっている。
[編集] 反タイタニア勢力
- ファン・ヒューリック
- 声:小西克幸
- 28歳。髪の色はにんじん色の青年。一目観た時、大半の人が受ける印象は、いい加減を絵に書いたような青年。元エウリヤ都市艦隊司令官代理。周囲の人物は「提督」と呼んでいる。
- 手に職を持たなかったため、商館や商船で事務の仕事をしていた。乗っていた商船がタイタニアに拿捕されたため、4年間の収容所生活を強いられる。婚約者がいたが帰ってくると恋人は他の男と結婚しており、自分は無職になってた。このことからタイタニアを良く思っていない。職探しの末にエウリヤ軍へ入隊し、砲術の才能を示して25歳から28歳の3年間で軍曹から大佐にまで昇りつめる。
- ケルベロス星域会戦で上官が急病になったという理由で急遽、司令官代理に指名され、砲術士官の経験からワイゲルト砲の奇策を考え付き、タイタニアに勝利する。元々エウリヤ政府はこの戦いで負けるつもりであり、「勝ってはならない戦いに勝ってしまった」ためエウリヤを追放される。200年間戦争で負けたことが無いタイタニアに勝利したことで、周囲に過剰な期待を寄せられる。
- ヒューリック自身は政治の都合に振り回される宮使いはこりごりと考え、民間の職を探すため惑星エーメンタールにやってくる。到着後リラ・フローレンツという女性に出会い職業案内所を紹介して貰う。そこで職探しをしていると、いきなりエーメンタールタイタニア領事館の兵士に取り囲まれ捕縛されてしまう。捕縛後、アルセス・タイタニアの前に引きずり出され、自分を雇いたので、素直に雇われるか、タイタニアと敵対するか選べと言ってくる。ヒューリックは地方役人程度と考えていたが、タイタニア側は爵位をあたえるつもりであった。ドクタ・リーが後に自分が藩王なら四公爵に次ぐ地位を与えるだろう言っている。そんな時、タイタニアに戦争で勝利した自分を反タイタニアのシンボルとして勝手に担ぎ出そうとするリラ・フローレンツとその恋人のフリモンド・デ・ボーアという、たった二人のおままごと組織が実力行使でファンを誘拐する。この誘拐のためヒューリックは事実上の逃亡者にされてしまう。逃亡中にミランダに誘拐され、脅迫に近い勧誘で、密輸を専門として扱う「正直じいさん」号のクルー(事務次官)となる。タイタニアに追われているが敵対するほどの恨みはなく、お互い距離をとって近づかないし、相手にしない関係でいたいと思っている。
- しかし、リラ・フローレンツが死亡した事を知ったヒューリックは、アルセス・タイタニアを殺害する。そのためタイタニア側から敵と認定され(小説ではザーリッシュ家の私怨・アニメではタイタニアの公敵)、タイタニアとの戦いに身を投じる事となる。
- コミックス版では賢明というより狡猾、不真面目というより不良といった性格になっている。
- リー・ツァンチェン
- 声:堀内賢雄
- 27歳。出身はバルガシュ。ニックネームはドクター・リー。職業は宇宙海賊。13隻の海賊船団を率いるリーダー。海賊集団「流星旗軍」幹部の甥。若くして哲学博士号をとった天才。「タイタニアの勃興と滅亡」という研究テーマを掲げているが、「タイタニアが滅亡する気配が無いため、しかたなく自分でタイタニアを滅ぼす」という動機で、戦いの渦中にいる。変わり者で、人を見下す態度をとり、言葉を選ばないため、流星旗軍内で嫌われ孤立している。人望が全く無いため部下が集まらないが、バルガシュ周辺で活動する海賊の幾つかは、リーが招集をかければ叔父の義理でイヤイヤながら集まる。
- リトル・ビッグホーンの戦いで流星旗連合軍といさかいを起し、連合軍を脱退して宇宙をさまよっていると「正直じいさん」号とたまたま出会う。その船にケルベロス星域会戦でタイタニアに勝利したファン・ヒューリックを発見し、そのまま「正直じいさん」号に居座り、世界情勢の解釈や戦略的知識をミランダやファン・ヒューリックに勝手に吹き込む講義をしながら、ヒューリックのウォッチをはじめる。
- リラ死亡(アニメ版では公開処刑を実行するという発表)の報が、ファンにとって反タイタニアの強い動機になると判断したため、アルセスへの復讐に積極的に参加する。
- アニメ版では、当初特に何もしていなかったが、リラ救出作戦以降は反タイタニア武装組織との連携や、自分の小艦隊をファンに指揮させるなど積極的に参戦する。特に講義を勝手に始めるシーンは無く、嫌味を言うツッコミの立場になっている。
- リーの部下
- 情報工作や独自のネットワークを使った情報収集が得意。白兵戦や艦隊戦に置いて、個々の攻撃力は弱いが、機動性と組織力を生かし、素早い動きで攻撃をかわし、集団で襲いかかる戦法が得意である。数は300名程度。
- アニメ版では、アルセス暗殺後にリーの元を離れる。
- リラ・フローレンツ
- 声:矢作紗友里
- エーメンタールで逃亡者としてタイタニアに追われていたヒューリックをかくまった少女。カサビアンカ公国再興を目指す反タイタニア・グループのメンバーで、カサビアンカ公妃の元侍女の孫。ヒューリック好みの容姿の美女で、彼好みのオムレツを作る。デ・ボーアと恋人同士で、夢見がちな彼の夢に引きずられて二人で公国再興ごっこをやっている。ファンの足取りがつかめないアルセスは二人を逮捕し、デ・ボーアは拷問を受ける。囚われていたリラは、アルセスに一矢報いようとし、アルセスと共に肉食魚のいる水槽へと落ち、リラだけが死亡する。
- アニメ版では、同士のフリモンド・デ・ボーア(声:遠藤大智)の裏切りで逮捕され、反タイタニア運動家として公開処刑が決定する。ヒューリックは救出作戦を実行するが、結局リラを助ける事は出来なかった。
- 漫画版では少年のような容姿である。
- ミランダ・カジミール
- 声:皆川純子
- 28歳。タイタニアに滅ぼされたカサビアンカ公国の元公女。大柄で豪快、体格・膂力・漢気のすべてにおいてヒューリックを上回る女傑。密輸船「正直じいさん」号のオーナー兼密輸商人。3年前にカジミール船長と結婚した。既に公国再興の意志は無いが、知り合いが逃亡者にさせてしまったことに負い目があるため、ヒューリックを養ている。アルセスの暗殺が成功したことでタイタニアに追われる立場となり、反タイタニア運動に加わる。
- アラン・マフディー
- 声:大原崇
- 22歳。元ヴァルダナ軍中尉。エーメンタールでヒューリックを捕らえる任務に当たっていた。密かにミランダと手を組み、軍の物資を横流ししていた小悪党で、エーメンタール脱出の際に通行証代わりに「正直じいさん」号に拉致され、以降タイタニアに封鎖された預金を取り戻すため会計役となる。
- アニメ版では、リラ救出の資金をイカサマポーカーで稼ぎ出してみせる、医者に変装して監獄衛星へヒューリックを助けに行くなど、原作よりも積極的に活動する。
- ミハエル・ワレンコフ
- 声:斧アツシ
- 27歳。元エウリヤ軍中尉。体格は2mを超える巨漢。大柄な体格に似合わず身のこなしが軽く、格闘戦に向いた高い身体能力を持っているが、格闘戦に向かないおっとりした性格をしている。エウリヤの士官時代、ヒューリックやパジェスと仲が良く、ケルベロス星域会戦に際して副官に任命される。会戦後に戦犯としてタイタニアに差し出されかけるが脱走し、パジェスと共にヒューリックに合流する。後にザーリッシュと格闘することとなる。
- アニメ版では、ヒューリックの部下のほとんどが戦犯としてエウリヤの収容所送りになるが、ワレンコフ等はエウリヤ崩壊の混乱に乗じて脱走する。
- ルイ・エドモン・パジェス
- 声:神谷浩史
- 26歳。元エウリヤ軍中尉で情報参謀。喰うために軍人になる。エウリヤの士官時代からヒューリックらと仲が良く、ケルベロス星域会戦に際して副官に任命される。戦犯としてタイタニアに差し出されかけるも脱走し、ワレンコフと共にバルガシュの歓楽街で日雇いのバイトをしながらファンを待っていた。情報の収集と分析、説明の能力に優れ、オペレーターや副官として優秀である。うわさ話や目視による敵情視察などで、的確に敵の戦力を知る能力にも長けている。
- アニメ版では、情報工作面でも優れている。リラ救出作戦ではドクター・リーの部下顔負けの情報工作を行っている。
- コンプトン・カジミール
- 「正直じいさん(オネスト・オールドマン)」号の船長。3年前にミランダと結婚した。アルセスによって声を奪われる。普段は温厚で思慮深い人物だが、タイタニアとのトラブルに自ら首を突っ込んだりと大胆な行動をすることがある。ドクター・リー曰く「一番大胆なのはミランダと結婚した事」。操船技術が高い。
- ザーリッシュ艦隊との戦いで、「正直じいさん」号を失う。ファン・ヒューリックはこの時「俺が何とかする」と新たな船をコンプトンに与える事を約束する。ボニー戦争の時、ヒューリック一党はバルガシュ政府より巡航艦を与えられる。彼らはこの船を、「正直じいさん二世」号と呼んでいるが、バルガシュ政府の正規軍人がこの船の運用をしているので、コンプトンがこの船でどのような立ち位置なのかは不明。
- サラーム・アムゼカール
- 声:梅津秀行
- 30歳。ヴァルダナ軍の提督であったが、テュランジア公国の軍事顧問を務め、シラクサ星域会戦でアリアバートと戦う。しかし、ワイゲルト砲の奇策により敗れ去り「正規軍人の正規の発想では、タイタニアの柔軟さには勝てない」ことを悟った。その後、逃亡生活を強いられ、バルガシュに身を潜めていた。反タイタニア運動のため「正直じいさん」号と接触するが、その時ファン・ヒューリックがタイタニアに逮捕され、救出作戦の一環として「正直じいさん」号のメンバーやドクター・リーと共に、新たな流星旗軍の旗揚げに参加する。
- アニメ版では、ヒューリック一党の流星旗軍の旗揚げそのものが無いため、シラクサ会戦以降登場していない。
- イブン・カシム
- 声:最上嗣生
- 30代後半。医師。バルガシュで20名程度の反タイタニア組織のリーダーをしている。タイタニア系化学工場の事故で妻子を失ったため、タイタニアに恨みを抱いている。バルガシュでのファン・ヒューリック3度目の逮捕の時、彼が囚われていたホテルの専属医師であったことを利用して食事に毒を盛り、治療中にヒューリックを逃亡させる。
- セラフィン・クーパース
- 声:柚木涼香
- バルガシュの反タイタニア組織で兵士をしている女性。愛称はセラ。ファン・ヒューリックと肉体関係を持つようになり、同じ部屋で同棲している。
- アニメ版では姓が「クーパーズ」となっている。
- トゥルビル
- 声:樫井笙人
- 60代。少将。バルガシュ正規軍の指揮官。白髪の頭髪に髭を生やしており、大学教授を思わせるような端然とした老紳士。礼節を持ってザーリッシュと話し合うが、結局無視される。ザーリッシュが独立国家である惑星バルガシュの主権を無視してヒューリック捕縛を行ったり、タイタニア軍の揚陸艦の降下阻止をしようとしたバルガシュ艦隊の駆逐艦が大破させられたことを切っ掛けに、会戦の責務は問われまいと判断して攻撃を決意。副官の慎重論を跳ね飛ばす等、温厚な老紳士から熱血戦争老人へと本性を表す。以後、小説では反タイタニア派として、ファン・ヒューリック一党とタイタニアと戦う事となる。
- イルク
- 声:坪井智浩
- 30代前半。少佐。トゥルビルの副官。始めはザーリッシュ艦隊との戦闘を控えるようトゥルビルをいさめていた。バルガシュの駆逐艦が攻撃されたことで、会戦は止む無しと判断。それでも、ザーリッシュの旗艦タイフーンが大破し、勢いに乗じたトゥルビルを、「反タイタニア派と結託したと思われては後々不利になる。」と忠告したのだが、トゥルビルに「小心者め」等と一喝される。それからは「毒食わば皿までだ!」と開き直り、唯一だった慎重派から主戦派に転じてしまう。小説ではザーリッシュ艦隊の敗走後、トゥルビル同様、反タイタニア派の一人となる。
[編集] アニメ版のみの登場人物
[編集] 軍人
- ベルティエ
- 声:宇垣秀成
- エウリヤ軍中将で、ファン・ヒューリックの上司。若輩者のヒューリックをあえて司令官に登用、ケルベロス星域会戦を故意に敗戦に導こうとした陰険な策士。後にイドリスと密約を交わし、市長と将軍を爆殺して、「タイタニアの汚点」エウリヤ征服の口実を作る。エウリヤ滅亡後はイドリスに幕僚として登用され(階級は大佐)、エーメンタールのアルセスの下でヒューリック捕縛の策を巡らすも、出し抜かれて失敗した。間一髪で脱出には成功し、ヒューリックがカサビアンカ公国に流れ着いたことを探り当て、捕縛に向かうが取り逃がし、イドリスから与えられた最後のチャンスを失ってしまう。
- カイル大尉
- 声:加藤将之
- 惑星エスタールに勤務するタイタニア軍人。アニメ版でコンプトン・カジミールの声帯を潰した人物。エーメンタールでアルセスに仕えていた経験があり、当時、同僚だったマフディーを知っていた。
- 逃亡の旅を続けていたヒューリックが自分に賭けられた賞金を猫ばばするために、わざと逮捕され賞金を受け取ったその足で逃走しようとしたところを、捕縛する。その後ヒューリック奪還にやってきたミランダと出会い、夫の声を奪った張本人を前にして逆上したミランダの手により射殺される。
- ワイズ
- 声:川田紳司
- テュランジア軍中佐。退役軍人で、元は准将。分艦隊、駆逐艦5隻を率いて会戦に挑む。シラクサ星域会戦で味方が総崩れとなる中、揮下の駆逐艦隊を率いてアリアバートの旗艦ゴールデン・シープに決死の突撃をかけるが僚艦5隻は撃沈され、自艦もあと一歩の所まで肉薄するが、被弾した影響により軌道がズレて掠めるだけに終わり、果たせずに撃沈。
- ドールマン
- 声:稲田徹
- 「流星旗軍」のリーダー。小さな財閥の会長(アニメでは大きな財閥の会長)で、タイタニアに財閥を潰された恨みがある。ミランダの昔なじみでもあり、ヒューリックと会った際に「タイタニアに怒りはないのか?」と質問した。シラクサ星域会戦後の治安の乱れを好機と見、正面からの武装蜂起を決行する。3千隻の集団でタイタニアの要塞リトル・ビッグホーンを落とす等、勝利を飾って見せた。戦力をさらに5千隻までに膨らませたが、倍する兵力をそろえたザーリッシュ(ジュスランは副司令官として参加)率いる討伐艦隊にあっさり敗れて降伏し、ヒューリックを捕縛するための情報を提供する事を条件に、ザーリッシュに登用される。後に惑星バルガシュにて、降下兵部隊の指揮を執る。
- ソニア
- 声:甲斐田裕子
- 反タイタニア武装組織「自由エーメンタール軍」リーダー。元エーメンタール軍少佐だった女性で、ドクター・リーと連携していた。ヒューリックのリラ救出作戦に協力し、アルセス邸に陽動作戦としての正面攻撃をかける。
- マッケンゼン
- 声:織田優成
- 「流星旗軍」の軍事顧問的、中枢的存在。中将。所属国家は明かせなかったために不明であるが、少なくとも滅ぼされた国家軍人であると推測される。恐らくリトルビッグホーン攻略後に参加したと思われる。ザーリッシュ艦隊との決戦時に、逃げたヒューリックを臆病者と評して、自分の作戦案(要塞を背後にして、攻撃を控えるザーリッシュ艦隊を叩き潰す)で対峙する。が、猛将の前にはあっけなく彼の作戦は打ち壊され、指揮官の中で最初に戦死した。無能ではないと思われるが、あらゆる状況を想定していなかった所は、指揮官として残念である。
- ヘンリック
- 声:宮坂俊蔵
- 元テュランジア公国の軍人。少将。容貌はスキンヘッドに、片眼鏡をかけていた。ヒューリックを尊敬していたらしく、逃亡したヒューリックを連れ戻そうとした。マッケンゼンやトスカーニ同様、元軍人であり、「流星旗軍」の中枢を担っていた。指揮官としては無能ではないと思われるが、マッケンゼンが戦死した数分後に、彼もトスカーニと同じくして戦死した。
- トスカーニ
- 声:松本大
- 所属国は不明、元軍人で少将。「流星旗軍」の中枢的存在。猛将タイプらしく、タイタニア兵を匿ったエルビング王国を、自分自身が率いて真っ先に潰そうと具申した。結局、彼もザーリッシュ艦隊との戦闘でマッケンゼンより少し長生きして戦死し、配下の艦隊も全滅という状況になった。
[編集] その他の人々(非軍人、民間人など)
- 老執事
- 声:茶風林
- リディアに「じい」と呼ばれており、いつも振り回される、心配性で人の良さそうな執事。リディアを藩王アジュマーン(事実上はジュスラン)の元へ送り届け、帰国する。
- エルベルト・カナック
- 声:中野裕斗
- 惑星エスタールの大統領。ヒューリック拿捕の際「正式な手続きなしではファン・ヒューリックを引き渡せない」とタイタニア相手に筋を通そうとする。が、当のヒューリックは奪還され(この時点では行方不明だが、タイタニアには死亡したと伝えた)、怒ったザーリッシュの八つ当たりのような総攻撃で街を焼き払われる。その後、「ヒューリックの遺体」を引き取りに来たジュスランに空の棺を差し出して謝罪と賠償を要求するが、すぐにヒューリックの生存を見抜かれ、直後にヒューリック一味がエスタールを脱出。そのままヒューリック逃亡の責任を問われ、形式上の自治以外の権益をすべて奪われてしまう。
[編集] 登場勢力
原作に無い設定については個別に標記する。
[編集] タイタニア及びその属国
- タイタニア
- 先祖は星間都市連盟の要人だったが、星暦228年、一族全員が莫大な資産を手にヴァルダナ帝国へ亡命、形式的には帝国の一貴族となった。翌年、連盟軍との間のブラウンワルト星域の会戦に圧勝、やがてヴァルダナ帝国の実権を握り、人類宇宙を牛耳る最強の一族となる。当主ネヴィルは領土を望まず藩王の位のみを授かり、「無地藩王」と呼ばれることになる。第2代無地藩王ヌーリィの5人の子がそれぞれに一家を立て、その一族の中から代々の無地藩王が選ばれている。
- 本拠地はヴァルダナ帝国主星リュテッヒの衛星軌道上にある「天の城(ウラニボルグ)」。国家権力そのものに執心しないが、一族の安泰と経済利権確保のためなら政治や軍を動かすことにためらいはなく、逆らうものは国でも個人でも容赦なく潰される。
- 家名の由来は妖精の女王タイターニアから。「この世のどこにも存在しない姓」として元の姓から改めた。自分たちは俗人の王族よりさらに高い存在だ、という一族の誇りが現われている。旗下に10万隻余の艦隊戦力を配備している。
- 勢力下の国家群は直接的に支配するのではなく、軍事力と有り余る資金によって、傀儡政権による間接統治、大手企業の株式の買い占め、将来の技術の中核になるような技術の買収、星間航路の安全確保、希少資源の独占、などの手段によって実質的に支配し、莫大な富を得ている。
- 反抗さえしなければ危険があるわけではないため、一般市民はタイタニアによる支配を甘受し、当たり前のものとしている。
- ヴァルダナ帝国
- かつては星間都市連盟の最大の敵であったが、勢力差は歴然としており、かなり差をつけられての2番手に甘んじていた。その後、連盟の有力者であるタイタニア一族の加入により勢力が逆転し、星間国家の最大勢力となるが、その実タイタニアの傀儡となっている。歴代の皇帝や貴族たちは不満を募らせつつも何もできずにいた。
- テュランジア公国
- タイタニアの属国の一つだが、大公の死と共に反タイタニア派が実権を掌握して反抗、しかしシラクサ星域会戦においてアリアバートに艦隊を撃滅されて平定される。
- アニメ版ではジュスランが調停に乗り出すが失敗。
- エルビング王国
- いくつかの鉱山以外めぼしい産業はない小国。資源が枯渇しており、王位継承問題などの問題が重なり、第二王女がタイタニア(ジュスラン)に借金の申し込みに行き、保護下に置かれている。
- アニメ版ではタイタニアから忠誠の証として鉱山を差し出すよう要求され、窮地に陥る。
- カサビアンカ公国
- ミランダの祖国。20年前にタイタニアによって滅ぼされ、公室は解体した。「正直じいさん」号の内装は公国の高級ホテルを模したもので、船内の「窓」にはカサビアンカの山々の映像が表示されている。
- AJ連合
- ウラニボルグに反旗を翻し、手を組んだジュスランとアリアバートの呼称。この呼称はあくまでバルガシュ政府で使用されている。
- アニメオリジナル
-
- 惑星カガノート
- かつて治安もよく栄華を誇っていたが、シラクサ星域会戦以後は星間航路が乱れて流通経路が断たれ、荒廃して見る影もない。物資も乏しくなり物価が高騰、住民達の中にも盗み、タカリも出る様になり、治安も悪化している。
- ドールマン率いる「流星旗軍」が本拠地を構えていた。
- 惑星エスタール
- 元々は流刑地だった「辺境中の辺境」の砂漠の星。治安は悪く、タイタニアの駐留軍も士気は緩み、上層部は腐敗している。
[編集] その他の国家・組織
[編集] 星間都市連盟
多数の宇宙都市(都市国家である人工天体)からなる勢力。通称「連盟(リーグ)」。この連盟が発足した年(西暦2530年)をもって星暦元年とする。連盟は国家ではないので首都は置かず、1年に1回連盟に参加するどこかの都市が総会を開く「連盟代表都市」となる。また、事務処理のために事務局が置かれ、その長は総会が選出する事務総長が務める。
かつては人類社会の最大勢力であったが、タイタニア一族の離脱により衰退し、かつての余光により何とか勢力を保っている。常備軍は保持せず、会戦前の連盟都市の合議によって連盟軍艦隊の編成人事が組織される仕組み。各都市の艦隊規模によって、都市司令官の階級は大佐クラスから大将クラスまである。
- エウリヤ
- 星間都市連盟所属の宇宙都市国家だが、連盟の非主流派として振る舞っていたことが災いし、タイタニアの侵攻にあたって連盟の援助が得られず、裏でタイタニアと取引する。
- アニメでは、イドリスが故意に密約を議会にリークしてエウリヤ国内を混乱させ、さらに市長を暗殺、内乱の勃発に乗じてイドリス揮下の近衛軍艦隊がエウリヤを掌握した。
以下に4大商館の概略を記述する。商館は星間都市連盟のいわば代表部で、その他の地の惑星国家の連盟代表部は出張所と呼ばれる。
- カフィール
- 連盟の重要な通商・外交拠点である「商館(コントール)」が置かれている4つの惑星国家の一つ。連盟市民の商館長と別に現地人の「総館長」がいる。
- エーメンタール
- 連盟の商館が置かれている惑星国家の一つ。ただし商館と名がつく特定の建物はなく、多くの連盟商人が市内各所に家や事務所などを構えており、そのうち商館長に選ばれた者の事務所等が連絡先となる。惑星の実権はアルセスが握っており、事実上タイタニアの支配下にある。
- ティロン
- 連盟の商館が置かれている惑星国家の一つ。地理的には最適な場所であるが、現地人と連盟の関係は悪く、商館は租界のような区画に設けられ、連盟関係者はその中にこもっている。左遷されたバルアミーが赴任した惑星。
- バルガシュ
- 連盟の商館が置かれている惑星国家の一つで、最も辺境にある。空間的な意味での辺境の中心的惑星ではないが、人類の利便的な尺度から言えば辺境惑星の中心的な惑星がバルガシュである。ヒューリックらが潜伏していた。
- バルガシュ艦隊がザーリッシュ艦隊を壊滅させたことで、タイタニアがバルガシュ政府に飲めないような賠償を求め、交渉がまとまらずにタイタニアが2万隻の大艦隊で攻めこみ、ボニー(いんちき)戦争がはじまる。バルガシュ政府は、表立っては反タイタニア運動をせず、局外中立を装いつつ裏工作を行い、状況の変化に応じてどちらにつくか決めるつもりであった。
- バルガシュ正規軍
- 総数3000隻程度。指揮官はトゥルビル少将。ザーリッシュがバルガシュの主権を侵すほどの不法行為を行ったため、トゥルビルが腹を立て暴走し、ザーリッシュ艦隊を挑発して戦闘となり、結果としてバルガシュにいたザーリッシュ艦隊を壊滅させる。これがきっかけとなってボニー戦争が始まる。
- バルガシュ宇宙艦隊
- ボニー戦争の際、アリアバート艦隊がレーダー上で発見した1000隻程度の集団。アリアバートが陽動(ファン・ヒューリックの奇計)と判断したため、目視による確認を行っていない。
- バルガシュ占領後、タイタニアと流星旗軍が全力を挙げて、この艦隊を捜索したが、存在を確認できていない。原作が中断しているため、存在しているかどうかは不明。タイタニアと流星旗軍残党が全力をあげて発見できなったので存在する可能性は極めて低いが、ファン・ヒューリック一党と共闘しているバルガシュ艦隊がいる場所が、非常に特殊であるために全ての船が行けるわけではなく、トゥルビル、イルクがその艦隊では登場していないので、存在している可能性もある。
- バルガシュ政府はタイタニアに対し、政府を見捨てた裏切り者であり、発見し次第タイタニアの手で退治して欲しい、と言っている。
- バルガシュ艦隊(ファン・ヒューリック一党)
- タイタニアとバルガシュとの戦いがボニー(いんちき)戦争と呼ばれる理由となった艦隊。表向きは、この艦隊は政府を裏切り、反タイタニア運動のため、ファン・ヒューリック一党と共にどこかに旅立った事になっている。
- ファン・ヒューリック一党の流星旗軍と共闘しつつも、彼らを常に監視し、状況が不利にれば、彼らを殺すかタイタニアに差しだそうとしている。リーとヒューリックの策謀であったのか、それともこの艦隊の独断なのかは不明であるが、アリアバート艦隊がこの艦隊を発見し、進軍してきた時、「ヒューリック一党をそちらに差し出すか、殺すので見逃して欲しい」という通信がアリアバートに送られてくる。騎士道に反する裏切り行為を是としないアリアバートはその申し出を無視する。
- ヒューリックとアリアバートとの二度目の戦いが始まり、アリアバート艦隊を退却に追い込む事に成功する。
- タイタニアの内乱でヒューリック一党は宇宙に出たが、この艦隊がどうなったのかは原作が中断しているため不明。
- バルガシュ反タイタニア組織
- バルガシュの砂漠を拠点とする小さな反タイタニア組織。20名ほどで組織の規模は小さく、タイタニアや流星旗軍の情報網にかからない。リーダーはイブン・カシム医師。ザーリッシュに囚われていたファン・ヒューリックを救出する。後にヒューリック一党と共同戦線を張る。
- アニメ版では、3000人程のバルガシュを代表する大きな反タイタニア組織。
[編集] 流星旗軍(ブレイズ・フラッグ)
反タイタニアを掲げる海賊の集まり。宇宙全体に無数にいる小さな海賊団が集まってできたパイレーツギルド。仕事に際しては流星旗軍内の連絡網を用いて海賊仲間を募集し、集まった海賊団と共闘して大きな船団を作り、海賊行為を行う。巨大化した集団をタイタニアが潰そうしても、状況が悪くなると分裂して蠅のごとく逃げ回るため、タイタニアも決定的な打撃を与えられないでいる。そのためタイタニアでは流星旗軍討伐を「ハエたたき」と呼んでいる。 小説とアニメで流星旗軍の扱いが大きく違っているため分けて記載。
[編集] 小説での「流星旗」軍
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- リトルビックホーンの戦い
- シラクサ星域会戦後、流星旗軍が大連合艦隊を結成する。タイタニアが軍を派遣しリトルビッグホーンの戦いが始まる。この戦いで流星旗連合軍は全滅する。
- リトルビッグホーンの戦い以後
- 流星旗軍の残党はリトルビッグホーンの戦い以後も辺境地域で細々と海賊行為をしていたが、ヒューリックがバルガシュで逮捕されたのをきっかけに2つに分裂する。
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- 主流派
- リトルビッグホーンの戦いの後、タイタニアに帰順したいと考える一派が現れ、内部分裂状態となっていた。帰順派はドナルド・ファラーを通じて、その事をザーリッシュに申し出るが、「反対派の幹部10人の首をさしだせば考える」と無茶な要求を突きつけられる。その直後、ザーリッシュに監禁されていたファン・ヒューリックが逃亡したため、事前に送られてきた流星旗軍からの挑戦状のせいで、ザーリッシュの苛烈な流星旗軍狩りに遭う。
- ボニー戦争でタイタニアがバルガシュ占領した後、ファン・ヒューリック探しが始まり、ドクター・リーが「流星旗軍」とエルマン・タイタニアに名乗っていたため、アリアバートはその情報を基に苛烈な流星旗軍狩りを始める。この流星旗軍狩りで、タイタニアは初めて「別の流星旗軍」が存在することを知る。
- 主流派はアリアバートに降伏してタイタニア側に就くことになり、流星旗軍の総力をあげて「ファン・ヒューリック一党の流星旗軍」と、「バルガシュ宇宙艦隊」を探すことになる。
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- ファン・ヒューリック、ドクター・リーの一派
- タイタニアに「ファン・ヒューリック一党」と呼ばれている流星旗軍。ヒューリックが逮捕された時、彼を救出するために「正直じいさん」号とドクター・リーの船団とサラーム・アムゼカールで急遽結成された組織。流星旗軍残党と縁を切って、別の「流星旗軍」として旗揚げした。ドクター・リーが考案した救出作戦は、イブン・カシム率いる反タイタニア組織がヒューリックを逃亡させたため不発に終わったが、これをきっかけにザーリッシュによる苛烈な流星旗軍狩りが行われることになる。
- その後、反タイタニア組織と共同戦線を組むことになり、バルガシュ正規軍の暴走もあってザーリッシュを殺すことになるが、反タイタニア組織とヒューリックらの流星旗軍は全員バルガシュ政府に拘禁される。
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[編集] アニメ版 流星旗軍
原則として原作には存在しない設定を記述する。
-
- 変更された箇所
- ドールマンが流星旗連合軍を束ねている。正規の軍人を顧問に招き入れ、軍として組織しなおし、統率のとれた戦法でリトルビッグホーン要塞を陥落させる。その後、討伐に来たザーリッシュ艦隊に敗北、捕虜となった幹部の一部はザーリッシュに登用された。その後も一部残党はドクター・リーと協力関係を保っている。
[編集] アニメ版 「正直じいさん号」一行(アルセス暗殺以後)
- アルセスを暗殺したため「正直じいさん号」のメンバーは、タイタニアに追われる立場になっていた。ドクター・リー個人はファン・ヒューリックのウォッチのため残ったものの、彼の率いる13隻の武装商船とは別れ、「正直じいさん」号だけで逃亡生活を送っていた。タイタニアに追われる立場になったものの、「正直じいさん」号の面々は反タイタニア運動をする気になれないでいた。特にファン・ヒューリックがその考えが強く、「正直じいさん」号から逃げ出してしまう。惑星カサビアンカを訪れたファン・ヒューリックはエウリアで会った少女カレン(声:塩野アンリ)と再会し、彼女との触れ合いの中で元気を取り戻し、また正直じいさん号に戻ってくる。
- 反タイタニア運動をするわけでもなく、ただ逃亡生活を送っていたが、「正直じいさん」号が惑星エスタールに着いた頃にはパンを奪い合うほど財政事情は逼迫していた。エスタールで自分に多額の賞金が賭けられている事を知ると、その賞金目当てにエスタールのタイタニア領事館にファン・ヒューリックが自ら逮捕されに行く。しかし作戦は失敗し、ヒューリックは監獄衛星クロノスへ収容される。その後、ドクター・リーの計略やマフディー等の奮闘でヒューリックの救出作戦に成功し、バルガシュへと逃げ込む。「正直じいさん」号一行は、逃げていてもしかたないと考え、反タイタニア運動を本格的に開始する。その第一歩として、バルガシュの反タイタニア組織と流星旗軍へ接触する事を決める。
- ファン・ヒューリック自らが出向き、バルガシュでも有数の勢力を誇るイブン・カシム率いる反タイタニア組織と酒場(偶然の出会い亭)で接触した時、タイタニアの憲兵に発見される。上手く酒場から逃げ出し、彼らの本拠地である砂漠の洞窟に逃げ込むが、そこもザーリッシュ艦隊旗下の特務艦に発見されてしまう。特務艦との戦闘となるが、ファン・ヒューリックの名に呼応したバルガシュの流星旗軍と「正直じいさん」号の救援のおかげで何とか助かるが、その代償として「正直じいさん」号を失う事になる。
- ファン・ヒューリックを探すため、辺境の宇宙を徘徊していたザーリッシュの下にバルガシュに派遣した特務艦からファン・ヒューリック発見の報がもたらされる。それを聞いたザーリッシュは、惑星バルガシュに急行、政府の許可もとらずに惑星におりる。ザーリッシュが強行に惑星に大艦隊を下ろした事に警告を与えるため、バルガシュ政府より船が派遣される。ザーリッシュはその警告を無視し、威嚇射撃を行って追っ払ってしまう。そして大艦隊で反タイタニア組織の本拠地である砂漠の洞窟を包囲する。
[編集] 兵器、技術など
[編集] 兵器
- ワイゲルト砲
- 特殊なレールガン。発射と同時に爆薬によって砲身の左右にあるレールを内側に押し付け、磁場を圧迫する事で高い初速を得る。宇宙戦艦などの大型艦をも一撃で完全破壊する桁違いの威力を持つ。発射により砲身が破壊されるため、搭載している艦自体にも多大な負荷をかけ、下手をすれば重大な損傷を与えてしまう諸刃の剣的な兵器。
- その性質から積極的に使われることは少なく、発射時の衝撃に耐えうる大型艦の最後の切り札としての運用が中心であった。が、ファン・ヒューリックはケルベロス会戦においてワイゲルト砲一門を搭載した小型艦艇を多数投入し、艦ごと使い捨てにする奇策でアリアバート艦隊に大打撃を与えた。
- アリアバートはその戦法を有効と見たジュスランの進言を受け入れ、次のシラクサ星域会戦において模倣して大勝した。
[編集] 軍艦、宇宙船(輸送船など)
固有名を持つ艦艇は(イドリス艦隊旗艦ファイアー・バードを除き)原作にも登場するが、艦形や色、兵装などはアニメ版での設定。
- 正直じいさん号(オネスト・オールドマン号)
- ミランダの夫コンプトン所有の密輸船。全長330m、ビーム放射誘導砲×4門、中射程連装ビーム砲×2基計12門、ビームクラスター砲56門。外装は全体的に青色。老朽船だが、内装は旧カサビアンカ公国の高級ホテルを模している。コミック版での愛称は「OO(ダブルオー)号」(英語表記ではHonest Oldmanであるが、この世界で使用される言語は英語の発音とスペルを一致させた「公共語(パブリック)」なのでOnest Oldmanとなる)。
- 密輸という仕事上、速度と機動性を重視した船。武装はタイタニアの駆逐艦にやや劣り、タイタニアの特務艦より上。船本体の機動性が高く、コンプトン・カジミールの操船技術も高いため、ヒットアンドアウェイの様な、アクロバティックな戦闘も可能。
- 搭載されているビームは、出力の問題で船体の装甲板(セラミックタイル)を剥離させる程度しか破壊力はない。アニメ版では、一撃で船体を貫通するぐらいの威力があり、隕石に金属を吹きつけレーダーを攪乱させる装置などもついている。
- バルガシュの砂漠でタイタニアの特務艦と戦闘中、2発被弾し破棄せざるを得ない程のダメージを受ける。不時着・放棄された後、見せしめとしてザーリッシュ艦隊の集中攻撃を受け破壊される。
- 「正直じいさん2世」号(オネスト・オールドマン・ジュニア:正式な艦名は不明)
- ボニー・ウォーでファン・ヒューリック一党が乗り込んだ艦。乗員229名。通称00J(ダブル・オー・ジェイ)。
- 元々はバルガシュ正規軍の巡航艦で、表向きはファン・ヒューリック一党が奪ったことになっている。バルガシュ政府としては、タイタニアとの戦いで旗色が悪くなれば、艦ごとタイタニアに差し出すか、艦を破壊して皆殺しにすることもできるようにそのため、彼らの収容所代わりとしてこの船を与えた。
- バルガシュの深海でアリアバートらと戦った後、バルガシュ艦隊とは別行動を取る。原作3巻の終盤で、ファン・ヒューリック一党がエルマン伯の誘いに応じて宇宙へ出ることが語られており、その際全員が同じ艦に乗ることになっているが、それが00Jのことかどうかは不明。
- タイフーン
- ザーリッシュ・タイタニアが搭乗し指揮を執る旗艦。艦名は原作2巻では「タイラント」になっている。全体的な色は落ち着いた緑色。艦首に武装を集中しており、正面でのビーム斉射は他の旗艦よりも破壊力があり、ザーリッシュの性格を表している。
- バルガシュ正規軍との戦闘中、地中に隠れていたドクター・リーとファン・ヒューリックが率いる武装商船の一点集中砲火を浴びせられ、撃沈される。
- アニメ版では正直じいさん号の最後の攻撃を受け撃沈される。
- 朝焼けの女神(アウストラ)
- ジュスラン・タイタニアが搭乗し指揮を執る旗艦。全体的な色は紫色。艦側十八連砲×2、大型対艦四連ビーム砲×2等を装備。なお、舷側に取り付けられている砲群は、前後にスライドする事で、互いの砲が射線に入らないように、真正面にも砲撃が可能である(これは、アルセス・タイタニアの戦艦オーロラも同じと思われる)。
- 遠距離支援に特化した大型戦艦で、ビーム砲の殆どが遠距離砲撃に使われている。反面、近距離に対しての装備は極力少ないと思われる。
- 通常の戦艦の設計に強引に貴賓室を設けたため、物資貯蔵庫が犠牲となり、船体の大きさの割に物資貯蔵庫が小さいため、補給艦を同行させないと長距離航行ができない。バルガシュ派遣直前にアリアバート・タイタニアの元部下のエドナ・フレデリックが艦長に就任する。
- ただし、アニメ版では通常戦艦ではなく、大型な専用旗艦になっている。
- 黄金の羊(ゴールデン・シープ)
- アリアバート・タイタニアが搭乗し指揮を執る旗艦。全長1km。全体的な色は金色。対惑星攻撃ビーム砲、大型対艦ビームランチャー、対艦ビーム砲、艦側三十連砲×2、近接防衛ビーム砲、艦橋防衛ビーム砲を装備。
- 四侯爵の中で、最も武装が豊富で、遠距離、近距離、対惑星攻撃など、あらゆる場面に対応できる戦艦であり、水中航行機能も持っている。
- 艦橋にオペラの観客席を思わせる優雅な座席がしつえられ、アリアバートと幕僚たちはそこで戦を「観賞」しながら指揮を執る。
- ファイアー・バード
- イドリス・タイタニアが搭乗し指揮を執る旗艦。全体的な色は赤色。艦側十四連砲×2、大型対艦八連ビーム砲等を装備。
- 原作にはイドリスの旗艦の名前が記述されておらず(アルセスを囮にヒューリックらを討とうとした時は、高速巡航艦とフリゲート艦のみで構成された小艦隊を率いている)、アニメ版を制作するにあたり作者本人に取材を行った処、当時の資料の山から名前を発見した[1]。
- オーロラ
- アルセス・タイタニアが搭乗する賓客用の宇宙船。武装は最低限の物しか装備しておらず、正直じいさん号との一騎討ちに敗れ撃沈される。
- アニメ版では、全長670mの中型戦艦。全体的な色はピンク。遠距離用軸線固定主砲×6門、艦側十二連砲×2基計24門、近接防御用ビーム砲多数を装備しており、遠距離戦・近接戦の両方に対応できる万能艦。似た造りとしては、黄金の羊(ゴールデン・シ-プ)を小型化して、多少丸みを帯びた姿(ブーストの配置や艦橋周りの造りは勿論異なる)。
- ファン・ヒューリック指揮するドクター・リーの14隻(オーロラの索敵手の報告より推測)の武装船団と正直じいさん号の部隊によって、壮絶な袋叩きにあい、最後は正直じいさん号の砲撃で真っ二つに分断されて轟沈した。
- なお、艦前部当たり(前部ブリッジ付近)は切り離しが可能で、それ自体が高軌道突撃艦として独立出来る。しかし、本会戦でその活躍は見る事無く撃沈してしまった。
- タイタニア護衛司令艦
- 全長550m程の戦闘艦。全体的に紫色。魚を連想させ、縦に平べったく、ひし形を3つ繋げた様な艦型になっている。対艦ビーム砲×14、等を装備。
- 主に分艦隊旗艦を担っていると思われ、そのためか、艦上下に計4本のアンテナが備えられている。
- 種別は戦艦と思われる(尚、原作でもアニメでも艦の種別は曖昧なものが多い)。
- タイタニア護衛艦
- 全長450m程の戦闘艦。縦に平べったい、ひし形の様な艦型。対艦ビーム砲×8、牽引アンカーを装備(アニメ版では、エスタールにて、監獄衛星クロノスを引っ張って持っていこうとした)。さらに、上陸艇等を搭載している。
- 種別はやはり曖昧で、惑星バルガシュで探索をしていた護衛艦を特務艦と呼んでいたり、巡洋艦等と呼ばれることがある。
- 旗艦級戦艦
- 星間都市連盟で統一製造されている旗艦専用戦艦。テュランジア軍やバルガシュ軍、流星旗軍などでも使用されている。全長は550m程と、タイタニアの旗艦クラスよりも小さい。一般巡洋艦を大型化し、艦首がクワガタの様になっているのが特徴。速力は戦艦にしては高機動型であると推測される(リトルビックホーン要塞攻略戦にて)。艦側多連ビーム砲2基、対艦ビーム砲を艦首と舷側に計4門、艦首収納式ビーム砲1門(バルガシュ軍の映像より確認)等で、総合的な火力では、タイタニア護衛司令艦に少し劣ると思われる。
- 国家によって艦体色が異なるようで(多彩ではないが)、エウリヤ市では赤。テュランジア公国またはバルガシュ政府軍ではグレーとなっている。
- 一般巡洋艦
- 旗艦級戦艦同様、星間都市連盟等の間で大量に生産されている400m程の戦闘艦。旗艦級戦艦をサイズ・ダウンし、艦首を1つにした様な艦型。対艦三連ビーム砲塔1基、対艦ビーム砲2門、収納式艦首ビーム砲1門等を装備。尚、艦首部の対艦三連ビーム砲は、装備されている艦とされていない艦がある。
- 艦隊の構成は殆どがこのタイプで成り立っており、旗艦級戦艦同様に、国家によって艦体色が異なる。エウリヤの場合は旗艦を除き、グレー(大方、どの国家もグレーが基本)。惑星エスタールの巡航艦は赤。流星旗軍の中でもこのタイプが多数確認されており、色は様々。
- 公式設定では巡航艦とされているが、テュランジア公国とタイタニアのシラクサ星域の会戦では、同型ながら駆逐艦とも称されているため、どこで見分けるかは不明。
- ドクター・リー専用艦
- 流星旗軍の幹部、ドクター・リーことリー・ツァンチェンが乗艦していた戦闘艦。タイタニア護衛司令艦に似た艦形だが、艦体各所にスタビライザーフィンが装備されており、鮫に似た姿。対艦ビーム砲×4、等を装備。
- 流星旗軍内部でよく見られる艦型。流星旗軍の指導者であるドールマンもこのタイプに乗艦しており、小型ながらも3000~5000隻もの集団を指揮しているところを見ると、指揮能力も高めであると思われる。ドクター・リー率いる集団は殆どがこのタイプで、赤色。艦体色が様々で、バルガシュにいたのは青、黄色などが確認される。武装は少なく、あまり威力が高くないが、集団戦法で威力を発揮する。また、正直じいさん号のようにヒット・アンド・アウェイを主戦法とする。アニメ版ではアルセス・タイタニアの戦艦オーロラを集団で包囲し、常に動き回りつつ連続的に砲火を浴びせ、多大な損害を与えた。
- 武装商船(キャラック)
- アニメ版での正式設定は出されてはいないが、惑星カフィールや惑星エーメンタールの宇宙港、流星旗軍の内部でその存在が確認できる。巡洋艦に似た造りになっている。武装は少なくとも対艦ビーム砲を2門装備していると思われる。
[編集] 技術
- 化学式半透膜
- エウリヤ市が開発した海洋惑星開発のための最新技術。タイタニアがこれを格安で売るよう要求し、エウリヤが拒否したことから「ケルベロス星域の会戦」が起こる。
- WG(ウォーター・ガーゼ)
- 艦体を薄い水流の膜で覆い、海中を高速(最高時速190km)で航行できるようにするシステム。ゴールデン・シープを始めとするアリアバート艦隊の多くの艦艇に(おそらくOOJにも)装備されている。
[編集] 要塞・建物など
- 天の城(ウラニボルグ)
- ヴァルダナ帝都リュテッヒの軌道上を周回するタイタニアの本拠地。巨大で本格的なスペースコロニーで、内部は人工の青空が広がり、藩王や四公爵の居住区域の「麓」には庶民たちが暮らす市街区域がある。また、10万余隻の艦隊が駐留する難攻不落の要塞でもある。
- リトルビッグホーン要塞
- アニメ版オリジナル。タイタニアの駐留要塞で、重要文化財のひとつ。300隻程度の艦隊が駐留していたが、もっと多くの艦艇を収容することもできると思われる。要塞と呼ばれてはいるが、老朽化のためか巡航艦の砲撃程度で被害を受けていた。流星旗軍はこれを陥落させ、ザーリッシュ艦隊が来るとその陰に隠れて迎え撃つが、ザーリッシュは海賊を一網打尽に出来るなら要塞の一つや二つ安い物だ、と言って流星旗軍共々、完全破壊してしまう。
- クロノス刑務所
- アニメ版オリジナル。惑星エスタールの軌道上に浮かぶ監獄衛星。エスタールで逮捕されたファン・ヒューリックが収監された。ザーリッシュ艦隊に牽引されそうになったり、ドクター・リーの遠隔操作で旗艦タイフーンにぶつけられたりする。
[編集] 戦闘・戦役
- ブラウンワルト星域の会戦
- タイタニア一族が星間都市連盟を離れ、ヴァルダナ帝国側についた翌年の星暦229年、連盟とタイタニアの間で行われた会戦。タイタニアは連盟の宣伝工作によって帝国の支援を得られなかったが、独力で2倍の連盟軍に完勝。以後、宇宙の歴史はタイタニアを中心に回っていく。
- ケルベロス星域会戦
- 星暦446年4月、エウリヤ市とタイタニアの間で行われた会戦。
- タイタニア艦隊の指揮官はアリアバート・タイタニア侯爵、エウリヤ都市艦隊はファン・ヒューリック大佐。
- タイタニア側の戦力は、総数は明記されていないが一都市を相手にするには過剰なほどの量であり、質においても高い水準にあった。しかしエウリヤ都市艦隊は主力兵器とは考えられていなかったワイゲルト砲を大量に投入し、艦もろとも使い捨てにする奇策で、小型ガンボート600隻と引き換えにタイタニア艦600隻(戦艦119隻、巡航艦106隻、宇宙空母44隻、フリゲート艦147隻、揚陸艦80隻、輸送艦104隻)を完全破壊した。これにより、タイタニアの被害は10万人に昇った。
- 原作では、エウリヤ都市艦隊はワイゲルト砲搭載艦600隻(乗員総数7,200名、うち未帰還者は100名以下)以外の艦艇については言及されていない。
- 漫画版では、アリアバート艦隊が750隻、エウリヤ都市艦隊が86隻(戦艦6、巡洋艦30、大小武装商船50)とされている。
- アニメ版ではワイゲルト砲搭載艦以外の艦艇からなる前衛部隊があり、ワレンコフとパジェスに指揮されている。アリアバート艦隊との戦闘でほぼ全滅状態になるも、敵を罠へ誘い込むことに成功する。最終局面にて、円陣を組んでいたエウリヤ艦隊を包囲していたがために、アリアバート艦隊はワイゲルト砲をまともに受けてしまう。
- 宇宙に強大な勢力を誇っていたタイタニア(アリアバート・タイタニア)が初めて敗北した戦いだが、実は事前にアジュマーンとエウリヤ市長との間で密約が交わされており、市民を納得させるための形だけの戦いになるはずだった。確実に負けるように、「血の気の多い若者の暴走」を装って経験の浅い者ばかりで部隊を編成したにも関わらず勝ってしまい、ヒューリックはエウリヤを追放される。
- シラクサ星域会戦
- 星暦446年6月10日、テュランジア公国とタイタニアの間で行われた会戦。前回の屈辱を晴らすべく、アリアバートが討伐の任に当たった。
- タイタニア艦隊3,600隻(他にワイゲルト砲搭載ガンボート1,000隻強)、指揮官はアリアバート公爵、アニメ版では幕僚にボルドレーン中将、分艦隊司令にパウルセン少将。
- 対するテュランジア艦隊は3,300隻、指揮官はコンノート少将、参謀はハーフェズ少将。テュランジア公国の軍事顧問を務めていたヴァルダナ帝国軍のサラーム・アムゼカール提督も参加。
- 序盤、テュランジア艦隊は攻勢に出てアリアバート艦隊は後退する。コンノート少将はアリアバートが未だに自信を損失していると誤認して、後退するアリアバート艦隊に釣られて突撃した。しかし、テュランジア艦隊はワイゲルト砲の待ち伏せにあい、一撃で全兵力の三割を失う。撤退を開始するが追撃を受け、最終的に恒星間戦闘力の7割を失う。
- アニメ版では、アリアバート艦隊が半月陣を敷いて防御に徹し、方やテュランジア艦隊は凸形陣で砲火を集中してアリアバート艦隊を崩しにかかった。圧倒的な戦果に酔ったコンノート少将は、半ば崩壊しつつあるアリアバート艦隊を殲滅すべく突撃をしかけた。だが、アリアバートが苦戦を“演じていた”とも気づかず、突然、左右に分離したアリアバート艦隊の後方からワイゲルト砲が現れ、その直撃をテュランジア艦隊は受けて半数近くを失ってしまった。斉射された直後、ワイズ中佐の分艦隊がワイゲルト砲の自爆により陣形を崩しているアリアバート艦隊に向けて突撃。旗艦ゴールデン・シープに肉薄するが、一歩及ばず全滅した。テュランジア艦隊は追撃を受けなかったものの、結果として敗退してしまった。
- リトルビッグホーンの戦い
- ○小説
- シラクサ星域会戦のため、周辺の地域の秩序が崩壊し、この地域に海賊が横行するようになる。
- 元々、反タイタニアを大義名分として掲げ海賊行為を行っていた「流星旗」軍は、この地域に群がっていた海賊たちを反タイタニアの旗を掲げることで集結させ、5000隻を超える大連合艦隊へとと成長させていき、プレーゼ星域のタイタニアの物資補給センターを攻め大量の物資を略奪することに成功した。
- この自体を憂慮したタイタニアは、ザーリッシュ・タイタニアを司令官とし、ジュスラン・タイタニアを補佐とする艦隊を派遣する。
- このタイタニアから派遣された軍隊に対し、流星旗連合軍は正面決戦を挑む。
- ザーリッシュ艦隊は正面決戦と突撃攻撃に重点を置いた戦力配置をしており、戦争が始まった瞬間、流星旗連合軍はザーリッシュ艦隊の猛攻を受ける。所詮、寄り合い所帯であった流星旗連合軍はザーリッシュ艦隊の猛攻に恐怖して逃げ出す船が続出し、統率がとれずに瓦解する。
- 個々に逃げていた海賊たちは、ジュスランのバックアップを受けながら退路に待ち伏せていたザーリッシュの分艦隊に次々と撃沈され、投降してきた海賊たちは、幹部を含めほぼ全員処刑される。
- ○アニメ
- アニメ版のこの戦役は小説版とは大きく異なる。
- リトルビッグホーン要塞攻略戦
- シラクサ星域会戦の結果、星域の情勢が不安定になったのを利用して、ドールマンを長とする宇宙海賊(流星旗軍)は3000隻を超える大規模な集団を形成し、タイタニア要塞に総攻撃を開始した。
- ザーリッシュの部下、猛将と評されるランカスター中将が指揮を執っていたものの、駐留部隊は僅かに300隻。
- 流星旗軍は小集団に分散して、要塞に攻撃しては逃げるヒット&アウェイ戦法で波状攻撃を繰り返し、多大な損害を与える。300隻のタイタニア艦隊は瞬く間に全滅し、機能不能にまで要塞を攻撃を続行。結果として、要塞は大破し、ランカスター中将も戦死した。
- 流星旗軍討伐戦
- 要塞を攻略した事で士気が上がり、流星旗軍は5000隻にまで膨れ上がり、新たに指揮官として元軍人だったマッケンゼン中将、ヘンリック少将、トスカーニ少将が加わっている。
- 対するタイタニアは、ザーリッシュ艦隊とジュスラン艦隊の合計1万2000隻で、総司令官はザーリッシュ、副司令はジュスランである。
- 当初、流星旗軍はタイタニア艦隊が要塞の奪還に固執するとばかり思い込んでいたため、要塞を背後にして、攻撃を抑えるタイタニア軍を別働隊が伏兵として攻撃し、殲滅する、という策を立てていた。
- ところが、ザーリッシュは要塞を奪還せず、纏めて流星旗軍を撃滅する気でいたために、要塞を盾にしていた流星旗軍は瞬く間に被害を受ける。
- 別働隊が攻撃を仕掛けるが、それは敵わずに全滅し、同時にマッケンゼン、ヘンリック、トスカーニの三名は戦死し、流星旗軍は壊滅した。
- エウリヤ革命(アニメ版オリジナル)
- ケルベロス星域の会戦で、アジュマーン・タイタニアとエウリヤ市との間で市民に極秘で交わされた密約が、突如、エウリア市で噂として流れるようになり、市長の陰謀論として渦巻くようになっていた。
- イドリスとベルティエが裏で手を組み、市長を暗殺して革命を起こした。
- このイドリスが成し遂げた功績をアジュマーンは非常に大きく評価しており、ジュスランも他の四公爵の誰よりも大きな功績と称えている。
- リラ・フローレンツ救出(アニメオリジナル)
- 反タイタニア分子として、リラが公開処刑されることが宇宙中に公表される。
- ヒューリックはリラの救出に向かうが、ヒューリックの目の前でアルセスと共にリラが食肉魚の水槽に落ち、リラだけが死亡し、アルセスは生き残る。
- アルセス・タイタニア暗殺事件
- リラの復讐に燃えたヒューリックが実行した事件。
- ヒューリックは、ウラニボルグへ逃げ込もうとする所を攻撃しようと計画するが、アルセスは4隻を別々のルートで航行させて惑わせつつ、護衛に来るイドリス艦隊に合流しようとした。
- しかし、アルセスが通信をイドリスに送っていたのをヒューリックらに探知された。
- ドクター・リーは、配下の2隻を使ってタイタニアの護衛艦を1隻捕獲し、それで近づいてアルセスを殺害しようとしている、とイドリスに思わせた。
- その隙に、正直じいさん号は、アルセスの武装商船(オーロラ)と一騎打ちに出る。正直じいさん号のビームは威力が低いため、ヒューリックは一点集中砲撃を指示し、オーロラは反撃するも大した抵抗にならず、機関部を破壊されて撃沈された。
- アニメ版では、イドリスの部下ベルティエ大佐が乗り込んでおり、わざと通信波を流して居場所を付き止めさせた。どちらにしろ、イドリスはアルセスを利用してヒューリック共々葬る気でいた。
- ヒューリックらは、正直じいさん号の他、ドクター・リーの船団14隻が参加しており、これらをヒューリックが指揮した。
- 小説とは違い、オーロラはアルセス専用の戦艦であり、簡単にはやられないとベルティエは断言している。
- ヒューリック艦隊は、後方からオーロラの機関部を集中砲撃して足止めし、両翼に展開。オーロラの砲撃は中々当たらず、逆に被害を受け続ける。戦艦だけあって、耐久力は高かったが、次第に戦闘能力を奪われる。ベルティエは機関部を徹底攻撃する1隻をヒューリックだと判断して回頭するが、それを気に、左右に回り込んでいた部隊が砲撃をさらに集中。これが決定的となり、オーロラは大破。ベルティエは、イドリスに見捨てられた事をこの時点で理解した。最後は、満身創痍となったオーロラに正直じいさん号のビームが命中、艦体を真っ二つに折って爆沈した。
- エスタール(アニメ版オリジナル)
- アニメ版のオリジナルで、小説版の「三度目のヒューリック逮捕・救出」にあたる部分を大幅に変更している。
- アルセスを暗殺し、タイタニアから追われる立場になったものの反タイタニア運動をする気にはなれないでいた「正直じいさん」号一行は逃亡生活をつづけていた。惑星エスタールについた頃には資金が底をつき、パンを奪い合うような状態になっていた。そこでヒューリックがわざと逮捕され、自らに掛けられた賞金をねこばばして逃走する計画を立てるも、作戦を実行したマフディーが帰りにカジノで稼いでいる所を元同僚のカイルに気付かれ、作戦は失敗。カイルはミランダに射殺されたものの、ヒューリックはエスタール政府に捕らえられ、監獄衛星クロノスへ収容された。母の命を受けたザーリッシュがヒューリックの引渡しを要求するが、正式な書状が無いと言う理由でエスタール政府は拒否。両者が膠着している間に正直じいさん号一向はヒューリック救出作戦を実行し、囚人達の協力もあってヒューリックを奪還する。エスタール政府からはファン・ヒューリック死亡の報がもたらされ、ザーリッシュは殆ど八つ当たりで都市を破壊する。ヒューリックの遺体を引き取りに来たジュスランにその惨状を見せつけて謝罪を要求するも、ジュスランは即座にヒューリック生存を見抜く。その隙を突いて正直じいさん号はエスタール脱出を図るが、先手を読んだジュスランの艦隊が立ち塞がる。しかしジュスランは「タイタニアには敵が必要」と考えて正直じいさん号を見逃した。
- 三度目のヒューリック逮捕・救出(小説)
- アニメ版はこの事件を大きく変更しているためアニメ版は別記で記載。上記のエスタールを参照。
- アルセスを暗殺したファン・ヒューリック一行は、タイタニアから追われる立場となり、辺境宇宙の中心都市バルガシュへ逃げ込む。
- ストレス解消のため、女好きであるヒューリックは売春宿で女を抱いているところをタイタニアに見つかり逮捕され、アルセスの母親であるテリーザ・タイタニアの命を受け、ヒューリック逮捕にやってきたザーリッシュ・タイタニアに引き渡される。
- ヒューリック逮捕を知った、ドクター・リーは、ヒューリック救出作戦を計画する。作戦は、まず、「流星旗」軍の名前で、ザーリッシュに挑戦状を送り、宇宙での艦隊決戦でヒューリックを奪い返すと思わせておき、実際には、警備の隙をついてバルガシュ内で救出するというものだった。
- 「正直じいさん」号のクルーとドクター・リーの船団、それとシラクサ星域会戦で提督としてタイタニアと戦い、逃亡生活を続けていたサラーム・アムゼカールとで、新しい「流星旗」軍を旗揚げをする。本来の「流星旗」軍とは縁を切り、別の「流星旗」軍として独立する。これは、ドクター・リーがヒューリック救出に成功したとき、ザーリッシュの目を本来の「流星旗」軍の方にむけさせ、その隙に逃亡をはかるためであった。
- エルマン・タイタニアを誘拐するが、すぐに開放する。
- こうして、ヒューリック救出のため、ザーリッシュに「流星旗」軍の名で挑戦状を送りつけるが、そのすぐ後、全く関係ない別の組織の手によってヒューリックが救出される。ヒューリックを救出した組織は、医師のイブン・カシムが率いるバルガシュで反タイタニア運動を起こっている20名ほどの小さな組織で、たまたま、ヒューリックが拘禁されているホテルの専属医師であったイブン・カシムがヒューリックに毒を飲ませ、その治療中に逃亡させる事に成功する。
- バルガシュの砂漠 反タイタニア勢力と特務艦の戦い。
- ファン・ヒューリックがホテルから逃亡したため、ザーリッシュは事前に送られてきた「流星旗」軍の挑戦状をもとに、苛烈な「流星旗」軍狩りとヒューリック探しを開始する。
- 膨大な量の衛星写真を調べた結果、砂漠に怪しげな処があることがわかり、ザーリッシュは急遽、調査のため特務艦を派遣する。そこは反タイニア組織のアジトであり、そこにヒューリックもいた。特務艦と反タイタニア組織との戦いが始まる。そこに「正直じいさん」号とドクター・リーの船団がかけつけ、特務艦との戦いに勝利するが、「正直じいさん」号は二発の攻撃をくらい航行不能になった。
- 特務艦からの報告を聞いたザーリッシュは艦隊を率いて、反タイタニア組織のアジトへと向かう。
- ※アニメ版については、「アニメ版 「正直じいさん号」一行(アルセス暗殺以後)」を参照
- 惑星バルガシュ上空戦
- 惑星バルガシュで起きた、ザーリッシュ艦隊とバルガシュ正規軍(トゥルビル艦隊)の戦い。
- ザーリッシュ艦隊220隻、指揮官はザーリッシュ・タイタニア公爵、参謀グラニート中佐、分艦隊指揮官サラマンカ准将、ヴェヒター准将。
- バルガシュ正規軍160隻、指揮官はトゥルビル少将、副官はイルク少佐。
- 元々の発端の原因は、ザーリッシュ艦隊がバルガシュ政府の主権を無視し、さらに降下阻止をしようとしたバルガシュ軍の駆逐艦を大破させた事による。
- 数において勝るザーリッシュは、サラマンカ准将に上空を封鎖させ、ヴェヒター准将にはバルガシュ軍を半包囲するよう時計方向へ展開するように指示。対するトゥルビル少将には選択肢はなく、後退しつつ迎撃するという危険な行動に出る。だが艦隊の動きを完全に掌握しているバルガシュ軍はザーリッシュ艦隊の包囲網を何とか避け続ける。業を煮やしたザーリッシュが40隻の僚艦を率いて、低空からバルガシュ軍を痛撃して上空を封鎖しているサラマンカ准将と挟撃を狙い驀進するが、ヒューリックらの仕掛けた罠(正直じいさん号のビーム砲)の真上を通過し、見事に正直じいさん号の最後の攻撃が旗艦タイフーンに直撃。機関部をやられ、さらにバルガシュ軍の猛撃がタイフーンを襲い、砂上に着地。ザーリッシュは健在であると僚艦に告げられ、それを知ったタイタニア艦隊は主君を救おうと一斉に降下する。そこへ、一気に守備から攻勢に転じたバルガシュ軍の集中砲撃にさらされ、大損害を被る。指揮を失ったザーリッシュ艦隊(サラマンカとヴェヒターが指揮していたかは不明)は、烏合の衆と変貌。最後は半数にまで撃ち減らされて壊走する。
- アニメ版では、正直じいさん号の罠を受けたタイフーンをバルガシュ軍は攻撃していない。撃墜後、バルガシュ軍は前衛艦隊を反時計回りに展開させてザーリッシュ艦隊を半包囲し、十字砲火を浴びせて全滅(恐らくであるが)させてしまう。
- ザーリッシュ横死事件
- バルガシュの砂漠でザーリッシュ艦隊とバルガシュ正規軍との戦闘中、砂の中に隠れていたドクター・リーの武装商船の一点集中砲火(アニメ版では「正直じいさん」号の攻撃)を機関部に食らったザーリッシュ旗艦タイラントは砂漠に不時着する。ヒューリック逮捕が最大の目的であったザーリッシュは、船から脱出した後すぐに、反タイタニア組織のアジトへと攻め込む。だが、ザーリッシュは罠にはまり、ファン・ヒューリックに銃殺される。
- いんちき戦争(ボニー・ウォー)
- バルガシュ共和国とヴァルダナ帝国(タイタニア)との戦争の通称。
- タイタニアはザーリッシュ横死の責任を問い、バルガシュ政府がとても飲めないような要求を突き付ける。バルガシュは混乱し、直接ザーリッシュに手を下したファン・ヒューリックらを引き渡して恭順を図ろうとする者もいたが、結局はヒューリックらを自軍に編入して戦わせ、また反タイタニア勢力の結集を図ることになる。
- ザーリッシュの死から約2ヶ月後の星暦446年12月中旬、ヴァルダナ帝国はバルガシュに宣戦布告。アリアバート・タイタニアが2万隻近い艦艇と300万人余りの将兵を率いて出撃する。星暦447年1月1日、タイタニア艦隊は惑星バルガシュが存在する星系の外縁部に到達、アリアバートはエルマン伯を最後の交渉に派遣する。1週間(アニメ版では4日)の起源を過ぎても成果はなく、タイタニアは進軍を開始する。
- 1月10日、バルガシュ各地の軍事施設を軌道上からの攻撃で徹底的に破壊したのち陸戦部隊を降下させるが、バルガシュ艦隊の姿はなく、バルガシュ政府はファン・ヒューリックらが艦隊を乗っ取って逃げたと言い訳する。艦艇や部隊が「タイタニア軍の攻撃により地上で撃破された」と主張されても真偽を確認できないため、逃走した兵力を推定するのは困難だったが、概ね艦艇2,500隻弱、将兵8万4千人余りとされた。宇宙艦隊同士のまともな戦闘が行われないことから「いんちき戦争(ボニー・ウォー)」と呼ばれ始める。
- バルガシュ海中戦
- 2月、バルガシュの深海に潜伏していたバルガシュ艦隊およびファン・ヒューリック一党とアリアバート直率の捜索部隊が交戦する。まずアリアバートは、海上とさらに衛星軌道上に艦隊を配置して、逃走ルートを絶った。序盤、バルガシュ艦隊の魚雷攻撃を受けるものの単発に終わり、被害も無かった。しかし、直後に海流が襲い、さらにその流れに乗ってきた爆雷により被害を受ける。(その時、アリアバートが水路局に提出させた海底地形のデータに虚偽があることが判明した)急ぎ態勢を立て直すために上昇を命じるが、それを読んでいたヒューリックは、アリアバート艦隊の上方に向けてさらなる爆雷を流しておいた。結果として、アリアバート艦隊は爆雷群に突っ込む形となる。それにより、被害を増やした上に旗艦ゴールデン・シープも僚艦に接触し、アリアバート自身も全治3ヶ月に及ぶ負傷を負った。この戦いで8千人以上が戦死し、アリアバートは2度に渡る敗北によって辞意を表明する。
- 3月27日、アリアバートの後任としてジュスランが出陣した直後に藩王アジュマーンの暗殺未遂事件が起こる。タイタニアは分裂状態となり、その一方がバルガシュを本拠地としたため、「いんちき戦争(ボニー・ウォー)」は決着を見ないまま有耶無耶になる。
- タイタニア内乱(藩王アジュマーン・イドリス 対 アリアバート・ジュスラン)
[編集] 用語
- パックス・タイタニアーナ
- タイタニアが他国を凌ぐ強大な軍事力を持ち、宇宙全体を監視し管理することで、宇宙の平和が保たれるという考え方。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] テレビアニメ
『TYTANIA -タイタニア-』のタイトルで、NHK-BS2の「衛星アニメ劇場」にて、2008年10月より2009年3月まで放送された。全26回。原作2巻までに相当する内容で、ザーリッシュ横死事件までを描く。その後、NHK総合テレビにて2009年4月から放送されている。
監督の石黒昇は、講談社文庫版「1.疾風篇」あとがきにおいて、原作が未完のままアニメ化するのは不本意であり、原作完結の暁には改めてアニメ化したいと発言している。
[編集] スタッフ
- 原作:田中芳樹
- 監督:石黒昇
- シリーズ構成:金巻兼一(1話 - 13話)、岸間信明(14話 - 26話)
- チーフディレクター:伊藤浩二
- キャラクター原案:美樹本晴彦
- キャラクターデザイン:杉光登
- メカニックデザイン:宮武一貴、伊藤浩二
- 美術監督:河合泰利
- 色彩設計:山崎朋子
- 撮影監督:大西博
- 音楽:高木洋
- 音響監督:明田川進
- アニメーションプロデューサー:渡辺秀信、村岡康成
- プロデューサー:松井智、近藤栄三、菊川幸夫
- アニメーション制作:アートランド
- 製作:TYTANIA26PARTNERS
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「あの宇宙(そら)を、征け」
- 作詞・作曲:高取ヒデアキ、編曲:高木洋、歌:錦織健、指揮:竹本泰蔵、演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
- エンディングテーマ「LOST IN SPACE」
- 作詞・作曲:YOFFY、編曲:大石憲一郎、歌・演奏:サイキックラバー
[編集] 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ケルベロスの戦い | 鈴木雅詞 | 石黒昇 | 金田貞徳 | 高野和史 小関雅 |
| 2 | 天の城(ウラニボルグ)の四公爵 | 川崎ヒロユキ | 伊藤浩二 | 安藤健 | 桜井このみ |
| 3 | 英雄の条件 | 金巻兼一 | よこた和 | 又野弘道 | 小山知洋 |
| 4 | リラの決心 | 伊藤浩二 | 中野英明 | 飯飼一幸 | |
| 5 | 憧れと、誇りと | なかの陽 | 玉田博 | 南伸一郎 | |
| 6 | シラクサ星域会戦 | 鈴木雅詞 | うえだひでひと | 三家本泰美 | 雨宮英雄 服部森樹朗 |
| 7 | 流星の旗のもとに | 二瓶勇一 | 金田貞徳 | 緒方美枝子 猿渡聖加 |
|
| 8 | ふたつの出会い | なかの陽 | 安藤健 | 桜井このみ | |
| 9 | 小さな風 | 金巻兼一 | 伊藤浩二 | 新田義方 | 飯飼一幸 |
| 10 | エウリヤ崩壊 | 鈴木雅詞 | よこた和 | 田中智也 | 小山知洋 |
| 11 | ヒューリックの決意 | うえだひでひと | 高田昌宏 | 南伸一郎 | |
| 12 | エーメンタール潜入 | 金巻兼一 | 伊藤浩二 河村明夫 |
金田貞徳 | 緒方美枝子 田中正之 氏家嘉宏 有澤寛 |
| 13 | 終わりと始まり | 鈴木雅詞 | 二瓶勇一 | 三家本泰美 | 雨宮英雄 |
| 14 | リュテッヒの動乱 | 岸間信明 | 矢吹勉 | 山口頼房 | 桜井このみ 岡本達明 |
| 15 | 一粒の麦のごとく | 伊藤浩二 | 新田義方 | 飯飼一幸 | |
| 16 | 反撃の烽火 | 山下憲一 | よこた和 | 田中智也 | 山崎展義 |
| 17 | 高すぎた身代金 | 高柳哲也 | 高田昌宏 | 南伸一郎 | |
| 18 | 監獄衛星クロノス | 岸間信明 | 二瓶勇一 | 中智仁 | 馬場竜一 |
| 19 | ラドモーズ事件 | 山下憲一 | うえだひでひと | 金田貞徳 | 田中正之 猿渡聖加 |
| 20 | クロノス強襲 | 岸間信明 | 高柳哲司 | 五月女有作 近藤一英 |
内野明男 渡辺伸弘 |
| 21 | エスタールの邂逅 | 山下憲一 | よこた和 | 安藤健 | 松岡謙治 岡本達明 |
| 22 | 野望のプレリュード | 岸間信明 | 二瓶勇一 | 依田正彦 | |
| 23 | 砂漠の鼠 | 山下憲一 | うえだひでひと | 田中智也 | 山崎展義 |
| 24 | オネストオールドマン | 岸間信明 | 高柳哲司 | 高田昌宏 | 南伸一郎 |
| 25 | 熱砂の激闘 | 山下憲一 | 矢吹勉 二瓶勇一 |
神原敏昭 | 飯飼一幸 酒井智史 |
| 26 | 終幕の鎮魂歌(レクイエム) | 岸間信明 | 伊藤浩二 | 金田貞徳 | 田中正之 馬場竜一 宇津木勇 |
[編集] 放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 日本全域 | NHK・BS2 | 2008年10月9日 - 2009年3月26日 | 木曜 23時32分 - 23時57分 2009年3月5日より 木曜 23時02分 - 23時57分 同日二話放送に変更 |
『衛星アニメ劇場』枠 |
| 日本全域 | NHK総合テレビ | 2009年4月3日 - 2009年9月25日 | 金曜 0時45分 - 1時10分 | 『衛星アニメ劇場』枠 |
| BS2 衛星アニメ劇場 23時32分枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
TYTANIA
-タイタニア- |
グイン・サーガ
※ここから日曜23:29-23:54に枠が移動 |
|
| NHK総合テレビ 衛星アニメ劇場 木曜24:45枠 | ||
|
(アニメ枠未開設)
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TYTANIA
-タイタニア- |
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[編集] 漫画版
「月刊少年シリウス」2008年5月号より漫画版がガンテツの作画で連載されている。
- 単行本
講談社シリウスKC
- タイタニア1 (2008年9月22日発売 ISBN 978-4063731378)
- タイタニア2 (2009年2月23日発売 ISBN 978-4063731583)
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月8日 (日) 07:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【タイタニア】変更履歴



