タイタン (ロケット)

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タイタン・ロケット
基本データ
運用国 アメリカ合衆国
開発者 グレン・マーティン・カンパニー
発展型 タイタンI
タイタンII
タイタンII GLV
タイタン23G
タイタンIIIA
タイタンIIIB
タイタンIIIC
タイタンIIID
タイタンIIIE
タイタン34D
タイタンIV
物理的特徴
軌道投入能力
  
ケープ・カナベラルでテスト発射されたタイタンI
サイロから発射されるタイタンII
タイタンIV-Bの最後の打ち上げ(2005年10月19日バンデンバーグ空軍基地)

タイタン (Titan) は、アメリカ合衆国大陸間弾道ミサイル(ICBM)、および人工衛星打ち上げロケットである。ICBMとして退役後も衛星打ち上げ用として改良が続けられ、アメリカ空軍軍事衛星や、大型衛星の打ち上げ用として2005年まで運用された。

タイタンの名前はギリシャ神話ティタンから。

目次

[編集] タイタンI

詳細は「タイタンI (ミサイル)」を参照

マーティン・マリエッタ社(現在はロッキード・マーティン社)によって核弾頭を備えるICBMとして開発された。当初、先行したアトラスICBMの開発が難航したため、バックアップとしてタイタンIが1955年に開発着手された。1959年初飛行。その後改良型のタイタンIIに置き換えられ、1960年代に退役した。

第1段(LR-87-3×2基)・第2段(LR-91-3)ともケロシン液体酸素を用いたエンジンを採用している。

  • 名称: HGM-25A タイタン I
  • アメリカ空軍所属の大陸間弾道ミサイル(二段式液体燃料ロケット)
  • 1962年実戦配備、1965年退役
  • サイロ配備(発射はエレベーターで地上に出てから)、ホットローンチ方式
  • 推進剤: ケロシン液体酸素
  • 誘導方式: ラジオ司令
  • 弾頭: 1 (Mk.4再突入体(RV)にW38核弾頭(核出力 3.75 Mt))
  • 全長: 29.87 m
  • 発射重量: 99,790 kg
  • 射程: 10,000 km
  • 命中精度 1,400 m(CEP)

[編集] タイタン II

詳細は「タイタンII (ミサイル)」を参照

詳細は「タイタンII GLV」を参照

詳細は「タイタン23G」を参照

タイタンIを改良したICBMで、1962年初飛行。第1段(LR-87-7×2基)- 第2段(LR-91-7)とも四酸化二窒素 (N2O4)とエアロジン-50 (A-50、UDMH/MMH)を燃料として用いたことにより即応性が向上している。打上げロケットとしても転用され、タイタンII GLVはジェミニ計画に用いられた。

ICBMとしてはLGM-25C タイタン IIとして1963年より部隊配備が開始、1987年まで運用された。ミサイルサイロよりホットローンチされる。二段式液体燃料ロケットであり、核弾頭1基を搭載し、射程は16,000 km。整備にはデリケートな部分があり、1980年にはアーカンソー州リトルロック空軍基地で作業員がミサイルサイロ内で落としたレンチがミサイルに当たって燃料漏れを起こし爆発、作業員1人が死亡、核出力9Mtの核弾頭が約200mも吹き飛ぶ事故が発生している。1987年にICBMとしての運用を終了。再整備のうえ、衛星打ち上げロケット(タイタン23G)として再利用された(これは2003年10月の打上げを最後に引退)。

打上げロケットのタイタンII GLVとしては、ICBM配備開始直後には転用を始めている。1964年4月にジェミニ1号(無人)の打上げに成功。引き続き、1965年3月ジェミニ3号(有人)の打上げに成功。以後計画最後のジェミニ12号まで12回の打上げに使用された。全打上げに成功している。

[編集] タイタンIII

タイタンIIIはタイタンIIシリーズの拡張型であり、上段へ固体燃料ロケットなどの追加を行い、軌道投入能力を向上させたものである。

  • タイタンIIIA
    タイタンIIに3段目 (トランステージ,Transtage) を追加した3段式ロケット。試作機であり、1964年から1965年にかけて4回の打ち上げが行なわれた。
  • タイタンIIIB
    タイタンIIに3段目(アジェナ)を追加した3段式ロケット。1966年から1987年にかけて70回の打ち上げが行なわれた。
  • タイタンIIIC
    タイタンIIIAに補助固体ロケットブースタ(SRB) を追加。1965年から1982年にかけて36回の打ち上げが行なわれた。
  • タイタンIIID
    タイタンIIICの2段式構成。1971年から1982年にかけて22回の打ち上げが行なわれた。
  • タイタン34D(III4D) および商用タイタンIII
    3段目・4段目にIUS (Interim Upper Stage) を用いた4段式。SRB使用。1982年 - 1992年まで運用。

[編集] タイタン IV

詳細は「タイタンIV」を参照

スペースシャトルチャレンジャー爆発事故後、大型衛星打ち上げ能力を維持するためアメリカ空軍が開発したもの。3段目にセントールロケットを用いた3段式で、低軌道ペイロードは17,700 kgに達する。1989年初飛行後、1997年までは成功率90%以上を維持したが、1998年に連続3回打上げに失敗している。2004年、ロッキード・マーティン社は高価なタイタンに代わり新設計のアトラスVの使用を決め、タイタンは2005年10月19日偵察衛星の打ち上げを最後に引退した。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月4日 (水) 03:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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