タイブレーク
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タイブレーク (tie break) は、テニス、ソフトボールなどで所定のセットポイント等を達しても勝敗が決しない場合、試合をスムーズに決着できるようにする仕組み。またはバスケットボールなどで総当り戦において、同率で並んだ場合に直接対決で順位を決める事もこう呼ぶ場合もある。
本来、議会などで賛否同数の場合、議長がどちらかに一票を投じる議長決裁を「同数均衡 (tie) を破る (break)」と表現したことから派生した言葉である。
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[編集] テニス
両者のゲームカウントが本来取るべきスコア(6対6)になった場合に行い、そのセットの最初にサーブを行った者からサーブをする。
- 最初にサーブを打つ人はデュースサイドから一本で、二人目からはアドサイド、デュースサイドという順番で二本打つ。
- どちらかが7ポイントを取った時点で終了し、勝者がそのセットを獲得する。ただしポイントが6対6になった場合はその後、2ポイント差がつくまで続けられる。両者のポイントが6の倍数になったときにチェンジエンドを行う。
[編集] ソフトボール
7回終了時で同点の場合、無死二塁から試合再開する(タイブレーカともいう。ランナーは前イニングスの最終打者)。なお、走者が出るため完全試合の記録は途切れるが、ノーヒットノーランの記録は継続される。
[編集] 野球
[編集] 国際試合
国際試合では、延長戦は均衡が破れるまで続けることとされていたが、オリンピックにおける野球競技の復活を目指す国際野球連盟(IBAF)が、野球のショーアップを目的として、2008年の北京オリンピックで採用した。延長11回から適用され、無死一二塁から攻撃を始める。打者は任意打順で、11回の延長に入る前に、監督は球審に希望する打順を告げる。一塁走者は前位の打順の者、二塁走者は一塁走者の前位の打順の者とする。12回以降は、11回からの継続打順とし、同様の方式で2人の走者を置く。
ワールドベースボールクラシックにおいても、第2回大会から採用。延長13回からとし、前の回の最後の打者とその前の打者を一二塁に置き、無死一二塁から打順を変えずにプレーを開始。決着がつくまで行う。
[編集] 社会人野球
日本では、社会人野球の公式戦(都市対抗野球等)で2003年から採用されている。当初の制度適用の要件は以下のとおりであった。
- 延長13回以降で、且つ試合開始から4時間を超えた場合に適用される。一死満塁から試合を行う。打者は、前イニングからの継続打順とし、一塁走者は前位の打順の者、二塁走者は一塁走者の前位の打順の者、三塁走者は二塁走者の前位の打順の者とする。代走を起用してもよいが、通常のルールと同様、代走を送られた選手は退いた形となり、代走者が打順を引き継ぐ。また、延長13回以降であっても4時間に満たない場合、及び4時間を過ぎても13回に満たない場合は通常ルールを続ける。
現在は、試合のスピードアップ化を図る日本野球連盟が、2009年の第80回都市対抗野球大会で、試合時間に関係なく、延長11回からタイブレークを導入する(ただし準決勝以後は従前に同じ)と制度を改正した[1]。打者の打順等、選手の起用法については従前と同じ。
投手、打者、走者の記録は次のとおりである。
- 投手:イニング開始時に塁上にいた走者が生還した場合、失点は記録されるが、自責点とはならない。また、タイブレークでの1イニングを投げた場合は「2/3回」投球したこととされる。完全試合の記録は途切れるが、ノーヒットノーランは継続される。
- 打者:イニング開始時に塁上にいた走者をヒット、内野ゴロ、犠牲フライで生還させた場合は打点が記録される。
- 走者:イニング開始時に塁上にいた走者が生還した場合、その走者には得点が記録される。
2大大会においては、以下の試合が、それぞれの大会においてタイブレークが適用された試合である。
最近では、2大大会のみならず地区連盟主催大会でも適用されているが、上記のような厳格な要件ではなく、延長戦に入った時点で即座にタイブレークを適用して大会運営をスムーズに行う工夫がなされているが、本来の野球のルール(公認野球規則)には示されていない制度であり、安易な導入に対して懸念を示す意見もある。
プロを含むその他の大会では現在採用されていないが、社会人野球と学生野球の対抗戦でタイブレークを採用した例がある(第13回京都府アマチュア野球王座決定戦、同志社大学対日本新薬戦、2007年10月29日[2])。また、2008年のJABA日立市長杯争奪大会に参加した東京ヤクルトのファームチームが日本通運との準決勝でタイブレークの延長戦を経験した([3])。
[編集] メジャーリーグ
メジャーリーグでは、ペナントレースでの勝率が同率となったときに優勝チームやワイルドカード獲得チームを決定するために行われる試合をワンゲーム・プレーオフ(またはタイブレーク、タイブレーカー)と呼ぶ。
メジャーリーグ公式戦は延長イニング無制限で原則として引き分けが存在しないため、チームの勝ち数と負け数の合計が162となる。このため、レギュラーシーズン終了時点で複数のチームが同率となる可能性がある。これによりレギュラーシーズンの地区優勝チームやワイルドカード獲得チームが複数生じる場合があり、ポストシーズンに影響してくる。そこで行われる1試合の順位決定戦をワンゲーム・プレーオフと呼んでいる(よって日本の社会人野球において用いられるような延長戦を早く決着させるという意味はない)。
近年では、2008年のアメリカン・リーグ中地区でシカゴ・ホワイトソックスとミネソタ・ツインズが同率1位で並んだことから、9月30日に優勝決定戦としてワンゲーム・プレーオフが行われ、ホワイトソックスが勝利した。
なお、このゲームの結果(勝敗)及び選手の個人成績はレギュラーシーズンに加えられる(タイブレーク参加チームのみシーズン163試合の結果となる)。
[編集] アメリカンフットボール
以前はトーナメント戦では同点で試合終了した場合、コイントスで次のステップに進出するチームを決めていたが、現在は第4クォーター終了後にファーストダウンから25ヤードの地点から両チームが攻守交替して得点を上回るまで繰り返しプレーを続ける方法(サドンデス方式)が取り入れられている。
[編集] バスケットボール
リーグ戦(ラウンドロビン)で勝率が並んだ場合、当該チーム間の直接対決で成績が上の方を上位としており、これをタイブレークと呼ぶ。NBA及び国際バスケットボール連盟(FIBA)主催大会で採用されている。
[編集] NBA
[編集] FIBA
- 当該チーム間の勝敗
- 当該チーム間の総得点/総失点
- 全試合の総得点/総失点
[編集] カーリング
- 5チーム以上勝敗が並んだ場合に行う1ゲームをタイブレークと呼ぶ。
最終更新 2009年8月28日 (金) 18:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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