タキシン

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タキシン (taxine) は、主にイチイ属に含まれるアルカロイドの混合物である。外観は粒状の粉末で、CAS登録番号 は [12607-93-1]。taxine A (C35H47NO10、 [1361-49-5])、taxine B (C33H45NO8、[1361-51-9]) などが含まれる。『イチイ』の意であるラテン語『taxus』から名が取られた。また、英語で『毒素』を表す『toxin』もここから来たと言われている。1950年代から1960年代にかけて分離と構造決定の研究がなされた。

目次

[編集] 毒性

心臓毒の一種であり、症状としては末梢神経性循環障害,食欲廃絶,筋力低下,四肢の振戦,呼吸困難,心臓麻痺,心拍数減少,血圧低下,体温低下,痙攣,硬直など様々なものが挙げられる。 症状が急速に進むため、死ぬ寸前まで気付かないことも稀では無い。

[編集] 医薬品としての利用

昔、イチイを天日干しにしたものが医薬品として使われていたことがあるが、効果の程は不明。医薬品として用いるならば、同じイチイから取れるタキサンタキソールの方が有用である。

[編集] 参考文献

  • Merck Index 14th ed., 9078.
  • Roger W. Miller (1980). “A Brief Survey of Taxus Alkaloids and Other Taxane Derivatives”. J. Nat. Prod., 1980, 43 (4), 425-437 doi:10.1021/np50010a001 
論文中でタキシンの発見から成分の同定に至る諸研究が紹介されている。

[編集] 関連項目



最終更新 2009年9月16日 (水) 16:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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