ダイムラー (自動車メーカー)

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ダイムラー・アーゲー
Daimler AG
種類 AG
市場情報
FWB DAI
NYSE DAI
本社所在地 ドイツ
バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト、メルセデスシュトラーセ 137
設立 1998年5月6日
業種 製造業
事業内容 乗用車の製造・販売等
代表者 Dieter Zetsche(ディーター・ツェッチェ)
(取締役会会長)
資本金 27億6,616万9,590.44ユーロ
(2007年12月31日現在)
売上高 993億99百万ユーロ
(2007年12月31日終了年度)
総資産 1,350億94百万ユーロ
(2007年12月31日現在)
従業員数 272,382名(2007年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 クウェート投資庁 7.2%
ドイツ銀行 4.4%
(2007年12月31日現在)
外部リンク www.daimler.com(英語)
www.mercedes-benz.co.jp(日本語)
  

ダイムラー・アーゲーDaimler AG )は、乗用車及び商用車の世界的メーカーである。2006年の生産台数は204万台で世界13位。トラックの販売では世界最大手である。

目次

[編集] 概要

アメリカ合衆国の自動車会社クライスラーとの関係解消(後述)に伴い、2007年10月4日(現地時間)に旧社名であるダイムラー・クライスラー・アーゲー(DaimlerChrysler AG )から現社名に変更した。

同社の乗用車はメルセデス・ベンツスマートマイバッハフレイトライナー、その他のブランドで販売されている。また、子会社として三菱ふそうトラック・バスなどを所有している。

2000年には航空宇宙産業部門のダイムラー・クライスラー・エアロスペース(DASA)は分離、合併しEADSとなった。日本三菱自動車工業韓国現代自動車とも提携していたが、巨額の損失による対アジア計画の見直しにより、2004年に現代自動車との提携を解消、2005年11月には、不祥事が次々に発覚し会社存続の危機に陥った三菱自動車工業との資本提携も解消した。2003年に三菱自動車工業から分離・独立した三菱ふそうトラック・バスとは資本提携を継続させ、後に連結子会社とした。

[編集] 会社略歴

[編集] ダイムラー・ベンツ

詳細は「ダイムラー・ベンツ」を参照

1883年ドイツ人技術者のカール・ベンツがベンツ社(Benz & Cie )を創立、1900年にはドイツ人技術者のゴットリープ・ダイムラーヴィルヘルム・マイバッハらによりダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社(Daimler Motoren Gesellschaft, DMG)が設立された。1926年両社は合併しダイムラー・ベンツとなる。同社は「メルセデス・ベンツ」ブランドの自動車や、戦車・船舶・航空機エンジンなどのメーカーとして発展をとげた。

[編集] クライスラーとの合弁

1998年、当時のダイムラーベンツ会長であるユルゲン・シュレンプの主導により、ドイツのダイムラーベンツ・アーゲーとアメリカ合衆国のクライスラー・コーポレーションの事業結合契約に基づきダイムラー・クライスラーが誕生した。乗用車で6大グループの一角で、グループ総合での世界販売実績第6位、商用車においては世界最大のメーカーであった。2007年のクライスラー部門売却まで、アメリカ・ミシガン州オーバーンヒルズとドイツ南部のシュトゥットガルトに本社を置いていた(登記上の本社はシュトゥットガルト)。

一部車種では部品共用や兄弟車関係が行われ、一例としてクライスラー・300にはメルセデス・ベンツ Eクラスのコンポーネンツが用いられ、メルセデス・ベンツ Rクラスクライスラー・パシフィカの兄弟車である。

[編集] 合併から解消へ至る経緯

ダイムラー・ベンツとクライスラーの経営方針や技術思想にあまりにも違いがあったため、協業開始時から「ドイツとアメリカが手を組めるはずがない」などと陰口も叩かれており、互いに相手との違いを尊重しあう両社の姿勢が協業を継続させる鍵と見られていた。結局両部門が揃って好業績をあげたのは初年度だけで、クライスラー部門の北米不振はついに解消されず、2007年5月14日、ダイムラー・クライスラーはクライスラー部門を米投資会社サーベラスへ売却することを発表、同年8月3日、ダイムラー・クライスラーは、クライスラー部門の資産管理を行う持株会社「クライスラーChrysler LLC )」を設立し、その株式の80.1%を55億ユーロでサーベラスに売却、かつては「世紀の合併」といわれたダイムラーとクライスラーの協業体制は約9年で解消されることとなった。イギリスBBCは、「不幸な結婚は終了することになった」と報じた。同年10月4日の株主総会によって、社名をダイムラー・クライスラーから現社名に変更した。なお、協業解消後もダイムラーからクライスラーへの出資(所有比率19.9%)、および業務上の提携関係は継続した。2009年4月27日、残りの株式をサーベラスに譲渡するとともにクライスラー向け債権15億ドルを放棄すること、3年間にわたり年間2億ドル(計6億ドル)をクライスラーの年金基金に拠出することで、サーベラスおよびアメリカ年金給付保証公社(PBGC)と合意した。2009年4月30日、クライスラーは連邦倒産法第11章の適用を申請して倒産。クライスラーは、アメリカとカナダ両政府から総額100億ドルの公的資金と、フィアットからの技術支援・人材支援を得て経営再建を目指すことになった。

[編集] “ダイムラーベンツ”から“ダイムラー”へ

2007年のクライスラー部門パージの際、ダイムラー・クライスラーはかつての社名である“ダイムラーベンツ”では無く“ダイムラー”と改名した。同時に高級車部門は“メルセデス・ベンツ・カーズ”、バン部門は“メルセデス・ベンツ・バンズ”、系列企業であるダイムラークライスラー銀行は“メルセデス・ベンツ銀行”に改名され、ベンツの名前を尊重する意思は示しているものの、投資家やベンツファンからは歴史と伝統のある“ベンツ”を社名から除いた事への不満も多い。

[編集] 株主構成

ダイムラーの筆頭株主はクウェートで2007年9月30日時点で7.0%、ドイツ銀行が2007年5月2日時点で4.35%、アラブ首長国連邦が2006年1月1日時点で2.0% 所有している。[1]

地域別の保有割合2007年9月30日時点:[1]

  • 36.7% ドイツ
  • 36.2% ヨーロッパ諸国
  • 19.8% アメリカ
  • 7.30% 他の国

[編集] ブランド一覧

  • Mercedes-Benz Vans(メルセデス・ベンツ・バンズ)
    • Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ-バン部門)
  • Daimler Buses(ダイムラー・バスズ)
    • Setra(セトラ)
    • Thomas Built Buses(トーマス・ビルト・バス)
    • Orion Bus Industries(オリオン・バス・インダストリー)
  • Daimler Financial Services(ダイムラー・ファイナンシャル・サービス)
    • Mercedes-Benz Bank(メルセデス・ベンツ銀行)
    • Mercedes-Benz Financial(メルセデス・ベンツ・ファイナンシャル)
    • Daimler Truck Financial(ダイムラー・トラック・ファイナンシャル)

[編集] 日本法人

完全子会社であるダイムラー・クライスラー日本ホールディングス株式会社及びダイムラー・クライスラー日本株式会社(社長ハンス・テンペル)は、東京都港区六本木に所在し、略称としてDCJを用いていた。

輸入・販売していたブランドは、AMGを含むメルセデス・ベンツ、マイバッハ、スマート、クライスラー、ダッジ、ジープのみであり、それぞれの販売車には、専用のステッカーが貼られていた。スマートのリアウインドに灰色をバックに「DaimlerChrysler Japan」と書かれたステッカーが貼られていた。過去にダッジブランドのバイパーを輸入していたが、現在は輸入していない。

2007年11月1日に会社分割により、ダイムラー・クライスラー日本ホールディングスはダイムラー日本株式会社へ、メルセデス・マイバッハ・スマートブランドを取り扱うダイムラー・クライスラー日本はメルセデス・ベンツ日本株式会社(クライスラージャパンセールスとの合併前の旧社名が9年ぶりに復活した、いずれも社長及び所在地はDCJと変更なし)に社名変更した。略称は、MBJ。またクライスラー・ダッジ・ジープブランドについては、メルセデス・ベンツ日本の子会社として、新たにクライスラー日本株式会社(クライスラーブランドの責任者であったクリストファー・エリスが社長に就任[2] 所在地は東京都港区台場)として設立された。

[編集] 日本での主な関連会社

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ a b "Shareholder Structure". Daimler AG. 2007-11-06 閲覧。
  2. ^ 2009年7月から七五三木 敏幸が就任。エリスはジープラングラーチェロキーの商品開発責任者として就任する為に米国に帰国。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年8月28日 (金) 23:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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