ダイワメジャー

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ダイワメジャー
現役期間 2004年2007年
英字表記 Daiwa Major
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2001年4月8日
抹消日 2007年12月26日
サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
母の父 ノーザンテースト
生国 日本北海道千歳市
生産 社台ファーム
馬主 大和商事(株)
大城敬三
調教師 上原博之美浦
競走成績
生涯成績 27戦9勝(日本)
1戦0勝(海外)
獲得賞金 10億223万円(日本)
5958万900円(海外)
WTRR T/M 121(2007年)
T/I 119(2006年)
T/L 115(2007年)
  

ダイワメジャーは、日本で活躍した競走馬である。現在は種牡馬2004年皐月賞2006年天皇賞(秋)マイルチャンピオンシップ2007年安田記念、マイルチャンピオンシップに勝利した。全兄にスリリングサンデー、半妹に桜花賞秋華賞エリザベス女王杯有馬記念を制したダイワスカーレットがいる。

目次

[編集] 経歴

[編集] 2歳

デビュー戦は2003年12月28日中山第4競走(2歳新馬・芝1600m)。1番人気に支持されるもモンスターロードにクビ差の2着だった。このとき、レース前のパドックで座ってしまうという前代未聞の出来事を起こした。そのことについて、調教師上原は「緊張のあまりお腹が痛くなり、立っていることができなくなったから。主催者側から出走を取消すことも提案されたが、以後のことを考え出走させた。このトレセン内の知らないところに連れて行かれただけで、下痢をしてしまうほど神経質な性格だ」と後日、グリーンチャンネルで述べた。

[編集] 3歳

初勝利は2004年1月17日の中山第3競走(3歳未勝利・ダート1800m)。2着のフサイチバルドルに9馬身差をつけての勝利だった。そして、平場の条件戦(ダート1800m)4着の後、スプリングステークスに1勝馬ながら出走、11番人気の低評価ではあったが3着に入り、皐月賞の優先出走権を手にした。皐月賞では1勝馬ということもあり、またも10番人気という低評価に甘んじたが、前年に同競走をネオユニヴァースで制したミルコ・デムーロが騎乗し、1番人気に推されたホッカイドウ競馬所属の地方馬コスモバルクを抑えて1着となり、初の重賞制覇がGIとなった。なお、レース前に『マイネル&コスモ軍団総帥』として知られるサラブレッドクラブ・ラフィアン代表の岡田繁幸が「(コスモバルクに)勝つとしたらこの馬」と指名していた。ダイワメジャーの皐月賞優勝は母の父にノーザンテーストを持つサンデーサイレンス産駒にとって唯一のクラシック制覇であった。続く東京優駿(日本ダービー)ではキングカメハメハの6着に敗れた。

同年秋は柴田善臣とのコンビでオールカマーから始動したが、9頭立ての9着に終わる。続く天皇賞(秋)も17頭立ての17着と、2戦続けての最下位に終わる。敗因は先から兆候が出ており、二冠馬タニノムーティエゴールドアリュールハーツクライなどが引退に追い込まれた「ノド鳴り」とも呼ばれる喘鳴症であった。天皇賞後、手術を受けるために長期休養に入る。

[編集] 4歳

2005年4月3日、6カ月の休養を経て出走したダービー卿チャレンジトロフィーは芝1600mを1分32秒3の好タイムで制する。その後、安田記念のステップレースとしては距離が短いとして京王杯スプリングカップには出走せず安田記念に直行したが8着に敗れた。

夏の関屋記念では鞍上に横山典弘を迎えて出走したが、サイドワインダーの前に2着。秋初戦の毎日王冠は5着。賞金が足りなかったためにこの年の天皇賞(秋)は除外される。クリストフ・ルメールが騎乗したマイルチャンピオンシップでは、先行し抜け出したところをハットトリックに強襲され、ハナ差の2着になった。

[編集] 5歳

2006年10月29日 第134回天皇賞(秋)

2006年2月26日中山記念では、ミルコ・デムーロと日本ダービー以来となるコンビを組んだが、バランスオブゲームの前にまたも2着。しかし次走のマイラーズカップでは、安藤勝己との初コンビで約1年ぶりの勝利を飾った。そして次の安田記念では左回りの競馬場が苦手といわれていたが4着と健闘した。続いての宝塚記念では騎乗予定だった安藤勝己が騎乗停止処分を受け、四位洋文に乗り替わりになる上に、4枠4番の4番人気で4着と4づくしを演じた。

秋は毎日王冠から始動。GI優勝馬が6頭という強豪ぞろいのなか接戦の末、勝利を収める。続く天皇賞(秋)は4番人気だったがスウィフトカレントに1/2馬身差をつけて勝利し、2度目のGI制覇となった。2年半ぶりのGI制覇は、歴代で3番目に長い間隔であり、皐月賞優勝後、5歳時に天皇賞(秋)に優勝したのは1988年1990年ヤエノムテキと共通している。さらに、続けて挑んだマイルチャンピオンシップでもダンスインザムードらを相手に1番人気で勝利、重賞3連勝を飾った。なお、同一年の天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップの勝利は、ニッポーテイオー1987年に達成して以来19年振りであった。次のレースは有馬記念。それまで唯一出走した長距離戦の日本ダービーでは着外に敗れていることから2500mという長距離レースは不適と思われていたが、近走のレース振りや、過去オグリキャップなどのマイル・中距離馬の好走例があることなどから陣営が出走を決め、ディープインパクトの3着と好走した。翌25日には秋の好走を評価され、東京競馬記者クラブから2006年度東京競馬記者クラブ賞に選出され、同年のJRA賞最優秀短距離馬に選ばれた。

[編集] 6歳

2007年は初の海外遠征で始動。ドバイデューティーフリーに出走し、いつものように先行策をとった。直線で早めに先頭に立つが、終始外を回らされたのが響いたのか、後方から追い込んできたアドマイヤムーンなどに交わされ3着に敗れた。日本に戻り、次の安田記念はスズカフェニックスに続く2番人気に支持される。レースでは先頭集団を見るような形で終始内側を走り、最後の直線で徐々に順位を上げてゆき、ゴール手前で逃げていたコンゴウリキシオーをクビ差で差し切り、安田記念3度目の挑戦にして悲願の初制覇を成し遂げた。前残りが多かったこの日の馬場を考え、丁寧にラチ沿いを走らせてロスを防いだ上、鞭を一発も入れずに腕の扱きだけで追った安藤の好騎乗も光った。また、この勝利でサンデーサイレンス産駒の安田記念初制覇も成し遂げた。また、皐月賞馬が6歳時にGIに優勝したのも初めてのことであるなど、記録ずくしの勝利であった。続いて第48回宝塚記念に出走。史上初の安田記念→宝塚記念制覇が期待され5番人気に支持されたが、馬体重が516kgと16kg減ったのが響き12着に大敗した。神経質な性格だったために前年リニューアルされた出張馬房の劣悪な環境に対応できず馬体重を大きく減らしてしまったとされる。レース後は社台ファームに放牧に出され、馬インフルエンザによる移動制限の影響で9月7日に帰厩した。輸送は他馬と感染しないように貸切で行われた。

秋は毎日王冠から始動。しかし、前半1000mの通過タイム57秒4という超ハイペースと59キロという厳しい斤量も影響してか、後ろから追いこんできたチョウサンに差されて3着に敗れた。なお10月12日に発表されたトップ50ワールドリーディングホースでは、121ポンドの評価を得て21位タイとなった。次走は天皇賞(秋)に出走。前年と同じ7枠14番に入り、連覇を狙ったが、直線で他馬の走行妨害の被害を受け9着(10位入線)に敗れた。レース後の11月4日に発表されたトップ50ワールドリーディングホースでは前回と同じ121ポンドの評価を得たが、順位を落とし27位タイとなった。

天皇賞(秋)後は接触の影響も考慮され第27回ジャパンカップに向かうことも視野に入れられたが馬体は回復し、11月13日第24回マイルチャンピオンシップへの出走が発表された。マイルG1連勝の実績から1番人気に支持されたが、前走で不利を受けたとはいえ惨敗していることや年齢的な衰えを心配する声もあり単勝は3.8倍と評価はそれほど高くなかった。しかし迎えたレースではスーパーホーネットの追撃や大外から追いこんできたスズカフェニックスの追撃をしのぎ切り1分32秒7の好タイム(前年と同タイム)で史上5頭目の連覇を果たした。また、史上5頭目の安田記念との同一年2冠も達成。なお、妹のダイワスカーレットが前週に同じく安藤勝己を背にエリザベス女王杯を制しており史上4例目の2週連続兄妹(兄弟)GI勝利も達成した。レース直後にオーナーが年内で引退させる意向を明らかにし、11月26日にオーナー主催で行われた「ダイワメジャー・ダイワスカーレット感謝の会」で第52回有馬記念を引退レースとし、2008年より社台スタリオンステーションで繋養されることが発表された。18億円(3000万円×60株)のシンジケートは即日で満口となった。なお、アメリカから輸入のオファーがあったが断っている。

11月29日に発表された重賞・オープン特別競走レーティングでは、マイルチャンピオンシップを制したことにより120ポンドの評価を得た。さらに11月30日に発表されたトップ50ワールドリーディングホースは、前回と同じ121ポンドの評価を得たが、順位を落とし28位タイとなった。

そして引退レースとなる有馬記念では、最初で最後となる妹ダイワスカーレットとの兄妹対決が注目された。両馬の主戦騎手の安藤勝己はダイワスカーレットに騎乗することになり、有馬記念の鞍上はミルコ・デムーロに乗り替わることが12月4日に発表された。同騎手とのコンビは約1年10ヶ月ぶりであった。12月6日には有馬記念ファン投票の最終結果で3位となる9万715票を獲得したことが発表され、12月14日には、引退式を有馬記念終了後の同日に行うことがオーナーより発表された。そして迎えた有馬記念では、妹に次ぐ単勝6番人気で、レースは2年連続3着となり、妹の2着に及ばなかったが、1番人気のメイショウサムソンなどには先着し、実力のあるところを見せた。そしてその日の全レース終了後引退式が行われ、安藤勝己、ミルコ・デムーロの両騎手、調教師、オーナーが参加した。なお獲得賞金は海外賞金を含め1,061,810,900円で歴代7位(2008年末現在ではメイショウサムソンに抜かれ8位)となった。

引退式後は美浦トレーニングセンターに戻り、12月26日に北海道へ移動、翌日には社台スタリオンステーションに到着した。また12月26日付で競走馬登録を抹消された。

[編集] 7歳以降

2008年1月8日には前年の成績が評価され、2年連続JRA賞最優秀短距離馬に選ばれた。1月16日に発表された2007年度のワールド・サラブレッド・レースホース・ランキングでは、121ポンドで29位タイとなった。初年度には223頭の牝馬との種付けを行った。これは社台スタリオンステーションの種牡馬のなかでアグネスタキオンに次いで多い頭数である。初年度の種付け料は500万円である。

[編集] 競走成績

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2003 12. 28 中山 2歳新馬 12 5 6 2.0 (1人) 2着 菊沢隆徳 55 芝1600m(良) 1:36.9(35.0) 0.0 モンスターロード
2004 1. 17 中山 3歳未勝利 16 7 14 1.9 (1人) 1着 菊沢隆徳 56 ダ1800m(良) 1:56.4(39.4) -1.5 (フサイチバルドル)
2. 29 中山 3歳500万下 16 8 15 1.4 (1人) 4着 菊沢隆徳 56 ダ1800m(良) 1:57.0(40.8) 0.8 フルオブファイト
3. 21 中山 スプリングS GII 16 4 7 73.7 (11人) 3着 菊沢隆徳 56 芝1800m(稍) 1:48.5(36.3) 0.2 ブラックタイド
4. 18 中山 皐月賞 GI 18 7 14 32.2 (10人) 1着 M・デムーロ 57 芝2000m(良) 1:58.6(33.9) -0.2 コスモバルク
5. 30 東京 東京優駿 GI 18 2 4 7.6 (4人) 6着 M・デムーロ 57 芝2400m(良) 2:24.3(36.3) 1.0 キングカメハメハ
9. 26 中山 オールカマー GII 9 7 7 3.1 (2人) 9着 柴田善臣 56 芝2200m(稍) 2:15.0(36.7) 1.6 トーセンダンディ
10. 31 東京 天皇賞(秋) GI 17 8 17 37.5 (12人) 17着 柴田善臣 56 芝2000m(稍) 2:02.9(38.6) 4.0 ゼンノロブロイ
2005 4. 3 中山 ダービー卿CT GIII 16 3 5 5.8 (3人) 1着 柴田善臣 57.5 芝1600m(良) 1:32.3(34.5) -0.3 (チアズメッセージ)
6. 5 東京 安田記念 GI 18 2 3 6.8 (2人) 8着 柴田善臣 58 芝1600m(良) 1:32.8(35.0) 0.5 アサクサデンエン
7. 31 新潟 関屋記念 GIII 18 6 11 2.7 (1人) 2着 横山典弘 57 芝1600m(良) 1:32.4(33.6) 0.1 サイドワインダー
10. 9 東京 毎日王冠 GII 17 2 3 4.6 (1人) 5着 横山典弘 58 芝1800m(稍) 1:47.0(33.8) 0.5 サンライズペガサス
11. 20 京都 マイルCS GI 17 6 12 13.0 (4人) 2着 C・ルメール 57 芝1600m(良) 1:32.1(34.9) 0.0 ハットトリック
2006 2. 26 中山 中山記念 GII 12 1 1 2.1 (1人) 2着 M・デムーロ 58 芝1800m(重) 1:49.7(36.3) 0.8 バランスオブゲーム
4. 15 阪神 マイラーズC GII 11 8 11 1.8 (1人) 1着 安藤勝己 58 芝1600m(稍) 1:36.2(34.7) -0.1 ダンスインザムード
6. 4 東京 安田記念 GI 18 1 1 5.8 (2人) 4着 安藤勝己 58 芝1600m(良) 1:33.1(34.8) 0.5 ブリッシュラック
6. 25 京都 宝塚記念 GI 13 4 4 25.6 (4人) 4着 四位洋文 58 芝2200m(稍) 2:14.1(36.7) 1.1 ディープインパクト
10. 8 東京 毎日王冠 GII 16 8 16 6.4 (3人) 1着 安藤勝己 58 芝1800m(良) 1:45.5(34.5) 0.0 (ダンスインザムード)
10. 29 東京 天皇賞(秋) GI 16 7 14 7.0 (4人) 1着 安藤勝己 58 芝2000m(良) 1:58.8(35.2) -0.1 スウィフトカレント
11. 19 京都 マイルCS GI 18 5 10 2.3 (1人) 1着 安藤勝己 57 芝1600m(良) 1:32.7(35.1) -0.1 (ダンスインザムード)
12. 24 中山 有馬記念 GI 14 4 5 15.1 (3人) 3着 安藤勝己 57 芝2500m(良) 2:32.5(35.3) 0.6 ディープインパクト
2007 3. 31 UAE ドバイDF G1 18 13 13 - - 3着 安藤勝己 57 芝1777m(良) - - Admire Moon
6. 3 東京 安田記念 GI 18 1 2 4.4 (2人) 1着 安藤勝己 58 芝1600m(良) 1:32.3(34.4) 0.0 コンゴウリキシオー
6. 24 阪神 宝塚記念 GI 18 6 11 11.0 (5人) 12着 安藤勝己 58 芝2200m(稍) 2:15.8(39.8) 3.4 アドマイヤムーン
10. 7 東京 毎日王冠 GII 14 1 1 1.8 (1人) 3着 安藤勝己 59 芝1800m(良) 1:44.5(34.8) 0.3 チョウサン
10. 28 東京 天皇賞(秋) GI 16 7 14 5.6 (3人) 9着 安藤勝己 58 芝2000m(稍) 1:59.3(35.4) 0.9 メイショウサムソン
11. 18 京都 マイルCS GI 18 4 8 3.8 (1人) 1着 安藤勝己 57 芝1600m(良) 1:32.7(34.5) 0.0 スーパーホーネット
12. 23 中山 有馬記念 GI 15 2 4 15.2 (6人) 3着 M・デムーロ 57 芝2500m(稍) 2:34.2(36.4) 0.6 マツリダゴッホ

[編集] 血統表

ダイワメジャー血統 サンデーサイレンス系ヘイルトゥリーズン系)/Almahmoud4×5=9.38%、Lady Angela4x5=9.38%(母内))

*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
Halo 1969
黒鹿毛 アメリカ
Hail to Reason 1958 Turn-to
Nothirdchance
Cosmah 1953 Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well 1975
鹿毛 アメリカ
Understanding 1963 Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower 1964 Montparnasse
Edelweiss

スカーレットブーケ 1988
栗毛 北海道千歳市
*ノーザンテースト
Northern Taste 1971
栗毛 カナダ
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
*スカーレットインク
Scarlet Ink 1971
栗毛 アメリカ
Crimson Satan Spy Song
Papila
Consentid Beau Max
La Menium F-No.4-d

最終更新 2009年11月5日 (木) 00:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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