ダプネー
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ダプネー(古典ギリシア語:Δάφνη Dáphnê)は、ギリシア神話の登場する河の神の娘である。ギリシア語で月桂樹の意味を持つ。欧米では女性の名前として名付けられることもあり(著名な例ではデュ・モーリア)、日本語ではドイツ語・フランス語経由でダフネ(英・独:Daphne、仏:Daphné)とも呼ばれる。
アポローンに求愛を迫られ自らの身を月桂樹に変える話は、ギリシア神話の物語の中でもポピュラーであり、この物語に由来する芸術作品や風習が数多く存在している。
[編集] 物語概要
ある日アポローンは弓矢で遊んでいたエロースを揶揄する。そのことで激怒したエロースは相手に恋する金の矢をアポローンに、逆に相手を疎む鉛の矢を近くで川遊びをしていたダプネーにそれぞれ放った。
金の矢で射られたアポローンはダプネーを求愛し続ける一方、鉛の矢を射られたダプネーはアポローンを頑なに拒絶した。追うアポローンと逃げるダプネー、ついにアポローンはペーネイオス河畔までダプネーを追いつめたが、ダプネーはアポローンの求愛から逃れるために、父である河の神に自らの身を変える事を強く望んだ。
その望みを聞き届けた父は、ダプネーの体を月桂樹に変えた。あと一歩で手が届くところで月桂樹に変えられてしまったダプネーの姿を見てアポローンはひどく悲しんだ。そしてアポローンは、その愛の永遠の証として月桂樹の枝から月桂冠を作り、永遠に身に着けている。
[編集] 芸術作品
- クラシック
- 『ダフネ』(La Dafne、1608年、ガリアーノ マルコ・ダ)
- 『美しき娘、ダフネ(笛の楽園)』(Doen Daphne d'over schoone Maeght、1648年、作曲:ヤコブ・ファン・エイク)
- 『アポロとダフネ』(Apollo e Dafne "La terra e liberata"、1710年、作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル)
- オペラ
- 『ダフネ』(Dafne、1597年頃、作曲:ヤコポ・ペーリ):世界最初のオペラとされている。
- 『フロリンドとダフネ』(Der beglueckte Florindo und Die verwandelte Daphne、1708年、作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル)
- 『ダフネ』(Dafne、1709年、作曲:エマヌエーレ・アストルガ)
- 『ダフニスとアグライア』(Daphnis et Egle、1753年、ジャン=フィリップ・ラモー)
- 『ダフネ』(Dafni、1928年、作曲:ムレー・ジュゼッペ)
- 『ダフネ』(Daphne、1937年、作曲:リヒャルト・シュトラウス)
- 『ダフネ』(Daphne、発表年不明、作曲:ハインリヒ・シュッツ)
- 彫刻
- 『アポロンとダフネ』(1625年、作者:ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ)
- 絵画
- 『アポロとダフネ』(1480年頃、作者:アントニオ・ポライウォーロ)
- 『アポロンとダフネ』(1625年、作者:ニコラ・プッサン)
- 『アポロンとダフネ』(発表年不明、作者:テオドール・シャセリオー)
- 『アポロンとダフネ』(発表年不明、作者:ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ)
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月20日 (金) 14:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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