テイルズ オブ ヴェスペリア
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| テイルズ オブ ヴェスペリア | |
|---|---|
| ゲーム | |
| ゲームジャンル | ロールプレイングゲーム |
| 対応機種 | Xbox 360 プレイステーション3 |
| 開発元 | ナムコ・テイルズスタジオ |
| 発売元 | バンダイナムコゲームス (ナムコレーベル) |
| キャラクターデザイン | 藤島康介 |
| メディア | XBOX360:DVD-ROM 1枚 PS3:BD-ROM 1枚 |
| プレイ人数 | 1 - 4人 |
| 発売日 | XBOX360: PS3: |
| 販売価格 | XBOX360:7,800円(税込) PS3:7,800円(税込) |
| 売上本数 | XBOX360: |
| レイティング | CERO:B(12才以上対象) ESRB:T(Teen:13歳以上対象) PEGI:12+(12歳以上対象) OFLC:M(Mature:15歳以上対象) |
| コンテンツアイコン | セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他(CERO) 暴力、言葉・その他、ギャンブル(PEGI) |
| その他 | Xbox Live!対応 PlayStation Network対応 対応映像出力 NTSC,480p,720p |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
『テイルズ オブ ヴェスペリア』 (Tales of Vesperia) は、2008年8月7日にバンダイナムコゲームスから発売されたXbox 360用のゲーム。ジャンルはRPG。多数の追加要素を含むプレイステーション3版が2009年9月17日発売された。
目次 |
[編集] 概要
『テイルズ オブ』シリーズのマザーシップタイトル10作目。略称は「ヴェスペリア」、「TOV」。テイルズ独特の固有ジャンル名は“「正義」を貫き通すRPG”。キャラクターデザインは藤島康介。
XBOX360版の発売日にはHDMI端子搭載スタンダードモデル本体、本ソフト、オリジナルフェイスプレート、収録台本レプリカを同梱したプレミアムパックが台数限定、37,800円(税込)で発売された。発売初週のセールスは約10.1万本、XBOX360本体が極度の品薄になるなど人気を博し、マイクロソフトが本体品薄を謝罪するという事態になった。その後も売上は徐々に伸び、『テイルズ オブ マガジン』の吉積信のインタビューによると国内累計出荷は20万本を記録したとのこと。
2009年4月6日、追加要素を含んだPS3版のリリースが発表され、同年9月17日に発売された。PS3版の国内累計出荷は32万本を突破し、XBOX360版を上回った。
また、シリーズ初となる劇場公開作品『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜』も発表されている。
[編集] ストーリー
古代の技術で生み出された魔導器(ブラスティア)の恩恵を受ける世界テルカ・リュミレース。人々は、魔導器の力によって街に結界を張り、魔物に脅かされることのない平和な日々を送っている。
- 水道魔導器奪還編
- 帝都ザーフィアスに住む青年ユーリはある日、下町の水道魔導器(アクエブラスティア)から魔核(コア)を抜いた泥棒モルディオを追うことになるが、今までの無茶が祟って牢屋に投獄されてしまう。当然のように脱獄した彼は、城内で騎士に追われる少女エステリーゼと出会う。エステリーゼはユーリの親友フレンに会わなければならないと訴え、ユーリはその願いを魔核奪還のついでに叶えるべく、相棒であるラピードを伴った二人と一匹で、慌ただしく帝都から旅立つのであった。
- 満月の子編
- 魔核を取り返したユーリ一行の前に現れた人語を理解する謎の魔物。そしてエステルに向けられた言葉「世界の毒」。世界の毒とは何なのか?満月の子とは? 真実を知るべくエステルはユーリら新興ギルド『凛々の明星』に護衛を依頼し、謎の魔物を追いかける事になる。そこで彼らは帝国の陰謀、そして世界の危機を知る。
- 星喰み編
- 遂に蘇る太古の災厄『星喰み』。ユーリ、そしてギルド『凛々の明星』を中心とする一行は世界を救うべく最後の戦いを挑む。
[編集] システム
[編集] スキル
キャラクターに特殊効果を付与するシステム。メイン武器についているもので、防具やアクセサリには存在しない。
- ラーニング
- スキルを持つ武器を装備した状態で戦い続けることにより、LP(ラーニングポイント)が蓄積される。スキルに対するLPが一定値以上に達するとスキルの習得が完了し、以後武器を外した状態でも、キャラクターごとに個別に用意されたSPを消費してスキルを発動することが出来る。同一カテゴリーのスキルを多くセットすることでスキルシンボルが出現し、後述のオーバーリミッツ時に特殊効果を発揮する。
- スキル変化技
- 特定のスキルを装備した状態で、対応した術技を使うと、術技が一段階上の術技にスキル変化を起こす。変化した技を使い続けることで、スキルと同じように個別に習得することが可能。同一の技でも装備スキルにより変化技が複数存在する技もある。
[編集] EFR-LMBS
エヴォルドフレックスレンジ・リニアモーションバトルシステム。『テイルズ オブ ジ アビス』のFR-LMBSを正当進化させた戦闘システムで、3Dバトルフィールドを縦横に駆け回るフリーランに加え、多種多様なシステムが追加されている。
- フェイタルストライク
- 敵にいくつか設定されている、術式に対する耐久値をゼロにした瞬間にRTボタンを押すことにより、専用の演出とともに通常の敵を一撃で倒すことが出来る(ボスキャラクターには追加ダメージ)。成功させることにより、HP回復や攻撃力上昇などのボーナスを与えられる。
- オーバーリミッツ
- 画面左のOVL(オーバーリミッツ)ゲージが溜まっている状態で十字キーを操作することにより、一定時間オーバーリミッツ状態になる。オーバーリミッツは4段階までレベルが設定されており、レベルごとにオーバーリミッツ状態のキャラが纏うオーラの色が変化する。レベル1の状態で術の詠唱時間破棄、技の無限連携可、バーストアーツ発動可などの効果があり、レベルがあがっていくごとに特殊効果が増えていく。レベルを上げるためには、専用のアイテムを合成によって作らなければならない。
- バーストアーツ / 秘奥義
- オーバーリミッツ状態で特殊な操作をすることにより、通常技より強力なバーストアーツを発動可能。特定のスキル装備でバーストアーツが変化する。さらにOVLレベル3以上の時にスキル「スペシャル」を装備して特殊な操作をする事で専用のカットインが挿入される秘奥義を発動することが出来る。バーストアーツから秘奥義への連携は可能。
- ただし、この秘奥義は味方だけでなく一部の敵が使用する事もある。
- シークレットミッション
- ボス戦などに特殊なギミックが用意されており、それを発動させることにより戦闘終了後のグレードなどにボーナスが与えられる。
[編集] 合成
戦闘で得た素材などを掛け合わせ、強化武器や特殊アイテムを作成するシステム。合成でしか入手できないアイテムも存在する。合成はアイテムショップで行う。シナリオを進めると合成できるアイテムの種類が増える。
[編集] その他
- 称号
- 一部の称号ではコスチュームが変化する。
- アタッチメント
- アクセサリーの一種。装備すると能力は変わらないが外見が変わる。装備できるのは一つだけ。
- 料理
- 本作では作るキャラクターと料理の種類によって、成功した際に新しいレシピを開発することがある。また料理する者によって得意な料理・不得意な料理がある。キャラクターによって好みもあり、好きな料理だと効果が上がるが、嫌いな料理だと効果が下がる。
- ギガントモンスター
- 世界各地に9体(/11体)存在するボスクラスのモンスターで、PS3版では2体追加されている。戦闘になっても逃走可能。戦闘勝利後も、マップを切り替えると低確率で復活する。
注意:以降の記述でテイルズ オブ ヴェスペリアに関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] 用語
- テルカ・リュミレース
- ユーリ達が暮らす本作における世界。殆どの街は魔物の侵入を防ぐ為に結界に守られている。一般人の大半は外に出ることもなく生涯を全うすることが多い。
- クリティア族
- テルカ・リュミレースに存在する人間に近い種族。長い耳とその後ろから伸びている触覚が特徴。性格は楽観的で好奇心旺盛かつマイペースで、感情的になることは殆ど無い。多くのクリティア族は学者肌で争いを好まず、人間とは友好的な関係にあり、1000年以上前から人の文明の発展に貢献してきた。空中都市ミョルゾに住むクリティア族は、外界との交流を断ち魔導器を破棄した生活をしている。
- ナギーグという物に込められた情報を読み取る特有の力を持っており、ジュディスたちクリティア族はその力のおかげで戦闘に武醒魔導器を必要としていない。
- エアル
- 世界が最初に形作られた際の余剰エネルギーが地中に溜まったもの。酸素のように空気に紛れて存在する、テルカ・リュミレースのエネルギー源。魔導器はエアルを吸収して動作する。濃度が高ければ高いほど人体に悪影響を与える点では酸素と同じ。
- エアルクレーネ
- 世界に点在するエアルの源泉。世界のエアルの総量を保つようエアルを放出するために、基本的に濃度が高く、現在では周囲の環境は異常な発達を遂げている。前述の通り人間が入ることは難しいことが多い。エアルが消費されればされるほど、それを補うためにエアル放出が活発になり環境異常が起きやすくなる。
- 魔導器(ブラスティア)
- クリティア族が生み出したとされる、古代の遺産。その動力源である魔核(コア)は簡単なものなら復元は成功しているが、現代技術で作ることは基本的に不可能。遺跡から発掘される。完全な形のものは数が少ないため、一般人はなかなか手に入れることができない。発掘は主に遺構の門が行っている。カロルによると、ギルドに所属していると手に入れる機会はあるらしい。小説によると、色々な魔導器を集めた全集も存在するらしい。
- 武醒魔導器(ボーディブラスティア)
- 着けていると己の能力を高めてくれる魔導器。これがあれば一般人でも強力な魔術などを使えるようになる。
- 武器や防具に込められている武能(スキル)を読み込み、獲得するのに使うことができる。
- 結界魔導器(シルトブラスティア)
- 主な町に設置されている、その名の通り、町を守る結界を作り出す。
- ハルルの結界魔導器は、樹と同化した有機型のもの。
- 水道魔導器(アクエブラスティア)
- 噴水等、水の供給に使われている魔導器。帝都の下町ではデデッキに魔核を奪われて動かなくなる。
- 測温魔導器(サーモブラスティア)
- 単純な構造をした制作可能な小型魔導器。体温を測ることができる。
- 心臓魔導器(カディスブラスティア)
- ヘルメスの開発した「ヘルメス式魔導器」の一種。心臓の代替として人体に埋め込むことで、生命力を動力とし心臓と同じ働きをする。通常のものよりも強力な武醒魔導器としても使えるが、エアルではなく装備者の生命力を動力にするため、無理に使えば装備者の心臓に大きな負担がかかり、下手すれば命にも関わる。
- 洗濯乾燥魔導器(プリンディルブラスティア)
- 名前通り、洗濯乾燥機のような魔導器。幼い頃のリタも使えた。小説に登場。
- 料理魔導器(マギノブラスティア)、加圧魔導器(ピエゾブラスティア)
- リタの父親が仮開発した、単においしい飯を食べるために使う小型魔導器。リタの父親曰く、「鍋の中の圧力を高めて沸点を上げることで、時間あたりの味の浸透率が上昇する」らしい。その後普及したかは不明。小説に登場。
- 兵装魔導器(ホブローブラスティア)
- 大砲などの兵器として使用される魔導器。
- ヘルメス式魔導器(ヘルメスしきブラスティア)
- 10年前の人魔戦争のきっかけとなった魔導器。本来は製造可能ではない現在の文明によって作られ、その存在は世に明らかにされていない。従来の魔導器より強力だが遥かに大量のエアルを消費するため、各地でエアルクレーネが大量発生する直接の原因となっている。人魔戦争で開発者のヘルメスが死亡したことによりその技術は失われたが、アレクセイがその技術を持ち帰った為、現在も密かに世の中に出回っている。
- リゾマータの公式
- これまで生産、消費されるだけであったエアルを還元させる事で無用なエアルの乱れを抑える為の方程式。 発見されてはいるものの、物語開始時点では実証に至っていない。
- 後にリタが魔導器無しで術を発動できる『満月の子』とエアルを摂取する事で己の活力とする始祖の隷長からヒントを得て、「全てのものはエアルから成る」という仮定からエアルと物質の中間に位置するエネルギー「マナ」を見出し、それを消費する事でエアルをマナへと変換させる式を確立させた。それはすなわち魔導器の時代の終焉と、全く新しいエネルギー技術の到来を意味する事となる。 エアルを直接消費しないという意味では生命力もマナの一種であり、ヘルメスの発明した魔導器が人間の心臓代わりとなるのはこのためとされている(ヘルメスはリタよりも以前からマナの存在を仮定していた)。
- 始祖の隷長(エンテレケイア)
- テルカ・リュミレースに存在する動物が、長い時間を経て独自に進化を遂げた存在の総称。その進化形態のために多種多様な姿が確認でき、体は総じて巨大。非常に長命で千年以上の時を生きている者も多い。
- 文明こそ築いていないが人間を遥かに凌ぐ高い知性を有しており、人語を解して人と対話ができたり、魔物を統率する事ができる。身を守る為に姿を進化させてきた種族故に、中には人間やクリティア族の姿を模したりする事もできる個体も存在し、その能力を生かして人間社会の中に紛れて暮らしている者もいる。大気中のエアルを摂取することで自らの活力とするという共通の習性があり、独自の視点で世界を管理している存在ともいえる。
- 精霊
- 意味は古代の言葉で「物質の精髄を司る存在」。始祖の隷長がさらなる高次へと進化したもの。
- リタが考案したエアルの抑制術式の理論を立証するために聖核と活性化していないエアルクレーネを使い、エステルが『満月の子』の力でエアルをマナに近い状態に再構築してリタが聖核にエアルを導いた時、聖核を形作る術式が自然に組み上がって再構成され聖核に宿っていた意思が具現化されて生まれた存在。エアルと物質の中間であるマナを操ることができ、『満月の子』(エステル)とも常に精神が繋がっている。
- 聖核の元となった始祖の隷長の生まれ変わりとも言える存在で、以前の記憶・人格も保持している。精霊たちの名前は全てエステルが名付けている。
- 「精霊」というカテゴリーはウンディーネ誕生時にユーリが考案したものだが、実はそれ以前にヘルメスによってその存在が仮定されていた。ただし彼のいう精霊は、人も始祖の隷長も滅び去った遠い未来に、全てのエアルがマナを経て変化する存在であり、本編に登場する聖核・魔核から変化したものとは異なる。
- 聖核(アパティア)
- 始祖の隷長が長い年月をかけて自らの体内に凝縮させたエアルの塊で、始祖の隷長が命を落としたときに結晶となって生まれるもの。いわば彼等の命そのもの。魔導器の動力源である魔核とは、聖核を砕いて術式を施したものであり、その貴重な価値からか様々な人間に狙われている。
- 人魔戦争
- 10年前にテムザ山で起きた、人と魔物の大きな戦争。その真相は謎に包まれていたが、真実は太古の盟約を破り、世界に害為す「ヘルメス式魔導器」を人間が使用することを危惧した始祖の隷長と、人間達との戦いであった。戦いは人間側の勝利で終ったが、戦地に赴いて生き残った者は殆どいない。
- 宙の戒典(デインノモス)
- 10年前の人魔戦争に失われたとされる、皇帝の証となるもの。皇位継承の際に必要であるのだが、前皇帝在位中に紛失したために皇帝即位の儀式が行えず、現在は皇帝は空位のままである。どのような形状をしているのかは一般的にわかっていない。実はデュークが持っている剣がそれであり、古代ゲライオス文明の末期に始祖の隷長と古代人が共同で作り出した究極の魔導器。エアルに直接干渉する力を持っている。最終決戦での描写から、魔装具やタルカロンとも何らかの関連があると思われるが、真相は不明。
- 星喰み(ほしはみ)
- クリティア族の太古の伝承にある、エアル乱れる時に現れる星一つを覆うほどに巨大な「災厄」。かつて退けられたとされているが、どのようにして退けられたのか、またどのような災厄であるのかについては伝えられていない。しかし、それを口伝として現在も真相を知る者がいるという。
- その正体は、皮肉にも世界を守ろうとするあまり、エアルを過剰に摂取して暴走の果てに変異した始祖の隷長達の成れの果て。
- ザウデ不落宮
- かつて世界を襲った災厄である星喰みを打ち破ったと云われている、究極の魔導器。単に「ザウデ」とも呼ばれる。復活には起動キーである宙の戒典が必要だが、本物をデュークに持ち去られ複製にも失敗したアレクセイは、聖核とエステルの力を代用する事で復活に成功させた。
- 災厄を打ち破ったという記述からアレクセイはザウデを巨大な兵装魔導器と考え、世界を支配するために利用しようとしたが、その正体は古の満月の子たちの命を動力にした巨大結界魔導器で、星喰みを封印していたに過ぎなかった。 後にアレクセイがシステムを起動してしまった事で結界は崩壊し、星喰みは帰還した。
- PS3版では、その地下部分に「望鏡の墓所」という空間があり、ザウデの動力として命を差し出した満月の子たちの遺体が壁面に収められている。また、下層部には千年前の戦いで始祖の隷長との和解を拒んだ満月の子が幽閉されている「十六夜の庭」、最下層には封印された古の始祖の隷長の盟主、スパイラルドラコの骸がある。
- 凛々の明星(りりのあかぼし)
- 夜空で最も強い光を放つ星で、ユーリ達のギルド名の由来となった。別名「ブレイブヴェスペリア」。古い伝承によれば、災厄と戦い世界を救った兄妹の兄とされ、戦いの後は星となって空から世界を見守っているとされている。
- その輝きから「空から見守っている」とあるが、その正体は星喰みから世界を護るための超巨大結界魔導器の制御衛星でありザウデ地上部分と対を成す、「満月の子」が打ち上げた上空の人工衛星を指す。世間では夜空の一番星として親しまれている。
- 満月の子(まんげつのこ)
- 古い伝承に伝わる女神。「凛々の明星」の妹であり、世界を災厄から救った後は地上に残り、大地を見守っていると伝えられている。
- 実際は、エアルを力に変え、魔導器がなくとも術が使える能力を持った古代の指導者たちの総称。その能力は世界のエアルを乱し、始祖の隷長達に「世界の毒」と疎まれていた。人間の過ちで世界に災厄が降りかかった時、「満月の子」たちは指導者として世界に償うために、災厄を封じるための「ザウデ不落宮」の原動力として自ら犠牲となって散った。また、「凛々の明星」と対をなすザウデ不落宮を指す名称でもあるが、こちらは特に「真の満月の子」と呼ばれる。
- 皇帝家は僅かに残った「満月の子」の末裔であり、代々の皇帝は微々たるものだが能力を受け継いでいる。しかしエステルは隔世遺伝的に、原初の「満月の子」と遜色ない程の力を持って生まれ、その力は歴代の皇族の中でも飛び抜けていると言われている。ちなみにPS3版に登場する「十六夜の庭」の住民は、皇帝家よりも「満月の子」の血筋を色濃く残しており、顔立ちや髪の色がエステルに似ている。
[編集] 登場人物
[編集] パーティキャラクター
凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)
カロルがユーリと共に結成した「義をもって事を成せ、不義には罰を」「一人はギルドのために、ギルドは一人のために」を信条とするギルド。他と異なり掟らしい掟はなく、前述のものは活動理念といった方が正しい。メンバーはカロル(首領)、ユーリ、ラピード、ジュディス。
本作のメンバーは個々が独自の目的を持って旅をしており、有事の際には団結する強い結束力も見せる。
- ユーリ・ローウェル (Yuri Lowell)
- 21歳(ストーリー中に誕生日を迎え22歳になる)・身長180cm クラス - 元騎士 一人称:オレ
- 声 - 鳥海浩輔
- 帝都ザーフィアスの下町に住む青年で、本編の主人公。定職に就いておらず、宿屋に居候して用心棒の真似事をしている。かつて人々を守る為にと騎士団の門を叩いたが、腐敗した現実を目の当たりにし退団した。下町のため思って騎士と何度も対立しては、数々の小さな犯罪を犯して投獄されている。デザートなどの甘い食べ物が好きで、嫌いな食べ物は特にない。
- 下町の水道魔導器の魔核を盗んだ犯人を探す際に、貴族の屋敷に忍び込んだところを騎士に見つかり投獄。その後脱獄する最中に城内で騎士に追われていたエステルと出会い、「フレンに会いたい」という願いを魔核奪還のついでに叶えるために、彼女と共に帝都から旅立った。旅の中では事件やトラブルに遭遇しやすく、仲間達からは何かに憑かれていると言われることが多い。
- 皮肉屋だが根は人情にあふれ、困っている人を見ると何だかんだ言いながらも放っておく事ができない。私欲の為に人々を傷つける者を何よりも憎み、自らの手を汚そうとも暗殺という方法で自らの「正義」を貫いており、騎士である親友フレンとは考え方の違いから対立している。己の意思を曲げずに貫き通す決意を固めたアンチヒーローで、自分の行為の結果がどうあれそれを受け入れていく「覚悟」を持ち合わせている。
- 戦闘では剣をジャグリングする、奇抜な剣技を使う。魔術は本人に学ぶ気がないために全く使えない。普段は剣を腰に佩かずに左手で持ち歩いている。
- 『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』『テイルズ オブ バーサス』にも登場する。
- エステル (Estelle) / エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン(Estellise Sidos Heurassein)
- 18歳・身長165cm クラス - 貴婦人 一人称:わたし
- 声 - 中原麻衣
- 本編のヒロイン。先帝の遠縁であるが皇族の血を引く皇女であり、評議会が推す次期皇帝候補。両親とは幼い頃に死別。皇位継承の対立に巻き込まれて生まれてから一度も城から出させてもらえず、騎士団の監視下のもとで過していた。そのため少々浮世離れしているが、本の虫のため非常に博学。友人のフレンに彼の命の危機を知らせるため、城で偶然出会ったユーリと共に脱走して旅に出る。その際「エステル」というあだ名をユーリから貰い、以後通称となる。
- 非常に献身的で何事にも一生懸命な性格だが、かなりの頑固者で、一度決めたら簡単には譲らない。物事に夢中になって周りの声が聞こえなくなったり、他人の身を気遣うあまり力を使いすぎたりと無茶しがちで、仲間たちからもその危うさを心配されている。「 - です?」という変わった疑問符が特徴。誰かを傷つけたり命を奪うことを嫌い、たとえ悪い魔物や悪人などでも殺すことに抵抗を感じている。
- 魔導器を使用せずに術を使うことが出来る力を持つが、その正体は満月の子と呼ばれる力で、世界のエアルを大きく乱す為に始祖の隷長には「世界の毒」と疎まれている。その力が原因でアレクセイの世界征服に利用され、他者を傷付け苦しめて、時には命を奪ってしまう事に耐えられずに一時は自らの死を望むも、後にユーリたちに救出され、再び仲間達と共に戦い続ける事を決意する。
- 将来の夢は「絵本作家」になる事。また、小説の1年後ではハルルで暮らしており、そこから城へ通っている。
- 戦闘では主に回復、補助などの魔術を習得。体力・攻撃力に劣るが高い防御力を誇り、使いようによっては接近戦も可能。
- 『レディアントマイソロジー2』にも登場。
- フレン・シーフォ (Flynn Scifo)
- 21歳・身長180cm クラス - 帝国騎士 一人称:僕
- 声 - 宮野真守
- ユーリの幼馴染。ユーリと志を同じくして騎士団の門を叩いた親友であり、彼の退団後も着実に出世を重ねている。謹厳実直な性格で部下や平民、皇帝候補のヨーデルからの信頼も篤いが、その影響力ゆえに貴族たちからは疎まれている。騎士としての気品が感じられるが、下町育ちでユーリの親友だけあって彼と同類視されることもしばしば。また、最終手段が「体当たり」であるなど、冷静なように見えて思考回路はユーリと一緒。本人もある程度自覚している。
- ユーリと違い法と規律を遵守し、帝国内部からの是正を目指している。騎士団長アレクセイの不審な行動に疑問を抱いていたが、同じ理想を掲げている彼を尊敬しており、持ち前の頑なさも相まって彼を反目出来ずにいた。後にユーリの言葉でそんな自分と決別、アレクセイの謀反によって混乱する帝国の中で騎士としての役割を勤め、その功績が称えられて騎士団長代理となる(PS3版では近々ヨーデルから本格的に騎士団長の地位を与えられるらしい)。
- 昔から何事にもユーリの先を行く才覚を見せており、ユーリも「何をしてもフレンには敵わなかった」と語っている。料理も上手だが、味音痴でレシピ通りに作らないと凄まじい味の料理ができてしまう(本人は自覚なし)。この設定のためか、全キャラクター中料理の失敗率が一番高いが成功すると効果は2倍となっている。ユーリと違って食べ物に好き嫌いはある。
- XBOX360版では一度だけゲストメンバーとして戦闘に参加するだけだったが、PS3版ではパーティ加入の機会が増え、終盤に正式に加入する。戦闘では攻撃・防御面に優れ、接近戦を得意とする。回復や攻撃の術も使えるので相手を選ばず戦うことができる。
- 劇場版では騎士団に入団した際にユーリと再会する。また彼の父親(ファイナス・シーフォ)が騎士団にいたことが語られている。
- 名前の由来は友人を意味するFriendから[要出典]。
- ラピード (Repede)
- 4歳半・オス・身長170cm(尾含む) クラス - 戦闘犬
- 声 - 石井真
- 眼光鋭い隻眼のイヌ。どっしりと腰を据えた佇まい、いつもユーリに付き従っていて、彼をずっと見守っている。イヌのために喋れないが、人語を理解しているようなそぶりを見せ、ユーリとは意思疎通もできる賢さも見せる。少し意地悪で、基本的にユーリとフレン以外にはあまり懐かない。母親は(劇場版では父親になっている)優秀な軍用犬だったらしい。かつての飼い主が亡くなった折にユーリとフレンに育てられた。常に咥えているキセルと武醒魔導器は前の主人の形見。水が苦手で、船に乗ると大人しくなる。
- 歴代シリーズに登場した特技の「 - 剣」を「 - 犬」という名前にアレンジした特技を多く覚える。俊敏さが特長で、フィールドを縦横無尽に駆け巡る。アイテム使用のスペシャリストでもある。
- カロル・カペル (Karol Capel)
- 12歳・身長135cm クラス - 少年戦士 一人称:ボク
- 声 - 渡辺久美子
- ギルド『魔狩りの剣』の一員であった少年。ハルルの結界魔導器の件でユーリたちと知り合い、それが縁で彼等の旅に半ば強引に同行した。臆病な性格が原因で様々なギルドで入団と脱退を繰り返していた為、故郷のダングレストでは周囲から白い目で見られている。ナンとは幼なじみで、誘われるまま『魔狩りの剣』に入るが、物語途中脱走と見なされ解雇されてしまう。隠し撮りしてもらった写真を持ち歩く程ナンに好意を寄せるものの、当人からは弱虫を理由に相手にされない。
- 闊達な性格だが少々虚勢を張りがちで、背伸びが祟ることもよくある。一方で様々なギルドを渡り歩いていた時に戦闘の訓練をある程度受けていた為、本人が悲観している程弱くは無い。また旅暮らしのため世俗に詳しく、魔物に対する知識も豊富で手先も非常に器用。特に物語序盤は世俗に疎いユーリらに魔物の情報や町の解説をすることが多い。このことから度々ユーリから「カロル先生」と呼ばれる。苦手なものは虫とオバケ。ネーミングセンスが壊滅的。
- 物語中にユーリと共にギルド『凛々の明星』を立ち上げ、尊敬するドンの言葉や様々な事件の中で、首領としてのあり方を考えるうちに少しずつ成長していく。
- 身長より大きい武器を振り回すパワフルな戦いをする。HPの値が高く、チャージスキルによってパーティ一の爆発力を誇る。
- PS3版では声優繋がりでケロロ軍曹のコスチュームが追加された。ちなみにほんの少しだが劇場版に登場している(台詞は無し)。
- リタ・モルディオ (Rita Mordio)
- 15歳・身長150cm クラス - 魔導士(魔導器研究者) 一人称:あたし
- 声 - 森永理科
- 魔導器の研究の権威である天才少女。研究者としては子供ながらも優秀だが、歯に衣着せぬ物言いや我が道を行く行動をとる変人である為、周囲には敬遠されている。魔導器に対して深い愛情を注いでいるが人間と接するのが苦手で、内面に踏み込まれるとドギマギしてしまう。短気で怒ったり照れ隠しをするとカロルやレイヴンに八つ当たりする癖がある。強がってはいるが高い所とオバケや怪談が苦手。料理もあまり得意ではなく、料理の好き嫌いも全キャラ中最も激しい。魔術詠唱中の術式構築の影響か、ダンスが上手という一面を持つ。口癖は「バカっぽい」。パティから「リタ姐(ねえ)」と呼ばれる。
- 物心がついた頃に母親を亡くした天涯孤独の身。攻略本やサブイベントで父親はジュディスの父ヘルメスで、リタはジュディスの異母妹にあたる事が示唆されている。しかしリタは生後間もなくいなくなった父親のことは殆ど覚えておらず、自分とジュディスの関係も知らない。
- 下町の水道魔導器の魔核を盗んだ盗人が「モルディオ」と名乗った為、その濡れ衣を着せられたことで泥棒を追ってきたユーリ達と出逢う。その際エステルの特異体質に気づき、研究のために旅への同行を申し出る。最初は研究対象としてしか見ていなかったエステルの優しさに触れ、次第に彼女に心を開いていき、かけがえのない友人となった。
- 式の名前を冠した前衛の特技も覚えるが、パラメータは完全な後衛魔術師である。
- 『バーサス』にも登場する。
- レイヴン (Raven)
- 35歳・身長170cm クラス - 風来坊 一人称:俺・俺様・おっさん
- 声 - 竹本英史
- 神出鬼没の瓢々とした風来坊。胡散臭さが服を着て歩いているような風体。自身を指して「おっさん」と呼び、周囲からもそう呼ばれている。
- 序盤でユーリと城の地下牢で出会い、脱獄に力を貸した。その後もユーリたちとは何度も遭う事になるが、二転三転する言動でユーリたちを何度も振り回す為、パーティ加入後もメンバーから胡散臭がられている。適当な言葉の端々に過去の苦労を伺わせるが、腹の奥底は誰にも悟らせない道化者で、考え方も現実的かつシビア。甘い食べ物が嫌い。また暑さには滅法強いが、寒いのは大の苦手。女好きで、ダングレストには多数の恋人らしき女性がいる。
- ふざけた態度と裏腹に五大ギルドのひとつである『天を射る弓』の幹部で、ドンからの信頼も篤い。普段からドンの命令を受けて各地を飛び回っており、帝国との交渉役も勤めている。
- その正体は帝国騎士隊長のシュヴァーン・オルトレイン(後述)であり、ユーリたちの旅に同行するようになったのも、アレクセイからエステルの監視を命令されていた為。後にユーリたちを裏切ってエステルを誘拐、バクティオンで隊長としてユーリ達と戦う。ユーリらに敗北しアレクセイに切り捨てられ、ユーリたちだけを逃がす為の犠牲となるも、部下の助けを得て生存。一行を裏切った事を後悔し、ヘラクレスにて制裁としての死を望んだが、彼らが下した決断は『凛々の明星』が彼の命を預かる(+鉄拳制裁)と言うものであった。アレクセイとの決着以降は「シュヴァーン」としての自分を捨てて「レイヴン」として生きていく道を選ぶ。
- シュヴァーンとして生きていた頃に人魔戦争に参加しており、デュークやイエガーとはその頃からの顔見知りである。
- 戦闘では変形弓と短剣を操り、変幻自在に接近戦も遠距離戦もこなす。癖の強い技が多いが、使いこなせば攻撃から支援まで万能に立ち回る。実は騎士時代の武器である長剣も提げているのだが、これを使うことはない。
- ドラマCDではヘラクレスへ行くシーンがカットされているためザウデでのイエガー戦の際にユーリたちと合流する。
- 第4回目の人気投票では初出ながら9位に食い込むなど大健闘を見せた。
- ジュディス (Judith)
- 19歳・身長175cm クラス - 槍使い 一人称:私
- 声 - 久川綾
- 始祖の隷長バウルと共に各地を放浪しているクリティア族の女性。初めはバルボスの魔導器を破壊するためユーリらと結託、その後『凛々の明星』の一員となる。学者肌の一族にしては珍しく活動的で、好戦的かつマイペースな性格。プロポーションは抜群、おまけに服の露出も高いのでよく男性の目を引く(レイヴンに平気で裸を見せつける事からも羞恥心はあまり無いと思われる)。誰にも相談せずに事を起こしてしまうことも多い。本人曰く「嘘をつくのが苦手」で、言動もストレートで厳しいところもある。パーティの中では一番の料理上手。暑さは人並みに苦手だが、寒さには滅法強い。また、カジノを幾つも潰す程ギャンブルが上手い。
- 父親はヘルメスで、父が開発した魔導器が原因となって勃発した人魔戦争の犠牲者。戦時下で父親を亡くしたところをバウルに助けられ、放浪の果てにミョルゾの同胞に身を寄せた。ユーリたちと遭遇する前はひたすら父の名誉の為に「竜使い」としてヘルメス式魔導器を破壊する事が生きがいであった。ユーリ達の仲間になったのはバウルが感知した「エアルの乱れ」がエステルである事に戸惑った彼女が、エステルが本当に世界に害を成す存在か見極める為。それ故当初はバウル以外に対して心を開くことはせず、自らの生き甲斐に他者を立ち入らせない一面があったが、次第に仲間や絆の価値に気づき、自ら彼らと共にいる事を選んだ。
- 自分とリタの関係に薄々気付いている節がある。ちなみに小説の一年後の世界ではバウルに運搬用のカーゴを装着し、個人的に運搬の仕事を受けている。
- 機動力に優れ、空中での一対一の戦いを得意とする。多数との戦いは不得手。
- 『バーサス』にも登場する。
- パティ・フルール (Patty Fleur)
- 14歳(外見年齢)・身長132cm クラス - 冒険家 一人称:うち
- 声 - 斎藤千和
- PS3版追加キャラクター。自称冒険家の少女。語尾に「なのじゃ」とつけるなど、年寄りのような喋り方をする。好物はおでんで、特に白はんぺんが好き。宝探しのためにラゴウの屋敷の前に居たところユーリと出会う。彼に一目惚れしたらしく、それ以来積極的にアプローチをしている。
- 昔の記憶を失っており、放浪していたところをカプワ・トリムの灯台守の夫婦に拾われて育った。唯一の記憶は自分の名前を教えてくれた老人の事で、後にその老人がアイフリードであったと聞き、彼が自分の祖父と信じて財宝・「麗しの星」を探しながら、自分の記憶を取り戻すための旅に出る。操船の技術を持っており、フィエルティア号の操舵士として活躍する。掴み所が無い性格で、海に関係するものに物事をたとえて表現することを好む。自由奔放で何事にも飽くなき冒険心と好奇心を持っているが、「アイフリードの孫」だと大々的に発表して歩いているようなものなので各地のギルドからの風当たりは強い。
- その正体は成長が退行したアイフリード本人。ドンらの台詞から推測すると本来はかなりの高齢で、喋り方はそれ故の名残りと思われる。ブラックホープ号事件で重傷を負った際、サイファーに治癒目的で飲まされた霊薬「アムリタ」の副作用で子供の姿になって記憶を失ってしまい、サイファーによってカプワ・トリムまで送り届けられた。祖父だと思っていた老人との記憶は別れ際のサイファーとの記憶であり、「パティ」という名はサイファーが彼女に新しく与えた名前である。後に全ての記憶を取り戻すが、同時に魔物化したサイファーを自らの手で殺さなければならないという事実に気付いてしまう。その事を誰にも話せずに悩み苦しむも、ユーリやフレンの信念を聞いていく内に徐々にその覚悟を決めていく。また自分たちを陥れ、仲間たちや多くの人々を死に追いやったアレクセイへの怒りを露にするようになる。
- 四種類のフォームを切り替えることにより特技の性能が変化し、ランダム要素の強い術を習得しているなどかなりトリッキーなキャラクター。
- 移植版からパーティキャラクターとして参加するキャラクターとしては『テイルズ オブ ファンタジア』の藤林すずと違ってオリジナル版には登場しなかった稀なケースでもある。
- なお、カロルがケロロの格好をしている際に一緒に戦闘に出す事で特殊な台詞を言うことがあるが、これは所謂声優ネタで、斉藤千和がケロロ軍曹において日向夏美の声を演じている事から。
[編集] 帝国
テルカ・リュミレースを治める国家。治安を守護する「騎士団」と、政治を補佐する「評議会」の二柱が皇帝を支えている。しかし先の人魔戦争の最中、皇位の証である『宙の戒典』が遺失し、前帝の死後より元首の座は空位である。騎士は帝国の軍隊という扱いであって、必ずしも一般的に言う”騎士”と同義ではない。
平民も交える騎士団と、貴族のみで構成された評議会は決して好ましい仲ではなく、騎士団はヨーデル、評議会はエステルを次期皇帝に推し、それぞれが国の先行きを牛耳らんと暗躍している。
- ヨーデル・アルギュロス・ヒュラッセイン
- 声 - 緒方恵美
- 先帝の甥で、騎士団が支持する次期皇帝候補。気品漂う聡明な少年。お人好しではあるがなかなかの辣腕家で、政治手腕は確か。序盤では評議会のラゴウに拉致されて行方不明になっていたが、後にフレンやその場に居合わせたユーリに救出された。フレンのことを強く信頼しており、同じ次期皇帝候補であるエステルとも仲が良い。後に世界で起きた異変の最中に評議会により全権を委任された(事実上、次期皇帝と認められたという事になる)。
- アレクセイ・ディノイア (Alexei)
- 声 - 小杉十郎太
- 帝国騎士団長。今作の真の黒幕にして、第二部「満月の子編」のラスボス。
- 表の顔は厳しいながらも実直な人物で、エステル曰く「帝国騎士の鑑の様な人」。平民の騎士団雇用や平民騎士の重用など改革を強く推し進めたが、それ故に貴族からは反感を被る。家柄も申し分無く、統率力・判断力に優れ、リタも舌を巻く古代史から魔導器にまで及ぶ知識に、隊長主席のシュヴァーンを三分で負かす実力まで兼ね備えた、名実共に騎士団最強と言える人物。そのカリスマ性は、本来なら皇帝を守るためにエリートで構成された「親衛隊」を私兵化にする程。
- 裏の顔は独善的で目的のためには手段を選ばぬ冷酷な男。権謀術数に長け、フレンやキュモール、果ては敵対関係にあるラゴウやバルボスらも利用し一連の事件の裏で暗躍していた。かつてはフレン同様に腐敗した帝国を変えようとしたが、変わらぬ現実に絶望。その経験が徐々に彼の人格をも歪めてしまい、世界変革のため「覇王」の道を選ぶ。後にその本性を露にし、満月の子の力を持つエステルを利用して世界を支配、理想の世界へ作り変えようとするが、エステルをはじめ多くの人を苦しめるやり方がユーリ達の怒りを買う。
- その後ユーリ達との直接対決に敗れるも、遂にザウデの解放に成功。しかし皮肉にもそれが齎したのは改革の為の力などではなく、太古の災厄「星喰み」であった。最期には自らの愚かさに涙を流し全てを悲観、絶望の中で崩落する巨大聖核を避ける事無く下敷きとなり死亡した。
- PS3版で追加されたブラックホープ号事件の首謀者でもあり、満月の子を人工的に作る実験を行うという目的で、罪の無い多くの人の命を犠牲にしたという狂気じみた一面も描かれている。
- アレキサンダー・フォン・キュモール
- 声 - 野島健児
- キュモール隊の隊長を務める青年。隊のイメージカラーはピンク。奇妙な格好をしたナルシストで、非常にヒステリックな性格。貴族出身で選民意識が強く、平民を「下民」と見下し、上官であるアレクセイやシュヴァーンの事にも陰口をたたいている。規範も守らず自分の都合のいいように行動し、それは時に明らかな背任行為へ及ぶ。将来は騎士団長へ成り代わるという夢を見ているが、当人は胆の弱い小心者のヘタレである。また、血統貴族の出身という立場だけで隊長になった能なしである為、剣術はド素人。カロル曰く「気持ち悪い人」。
- ヘリオードで住民達に強制労働をさせたり、フェローを捕まえる為にマンタイクの住民を無理矢理砂漠に送り出して死に追いやるような事をした為、ユーリによって暗殺された(正確には追いつめられて流砂に落ちた)。公には行方不明という事になっている。今までの素行の悪さから、姉のミムラ共々キュモール家は貴族位を剥奪される。
- シュヴァーン・オルトレイン
- 声 - 竹本英史
- 平民が主に組み込まれているシュヴァーン隊の隊長。黄金の鎧に身を包んだ男で、彼もまた平民からの成り上がりである。
- 帝国騎士団隊長主席、すなわち騎士団のナンバー2の地位を持ち、アレクセイの懐刀とも呼ばれている。表立って行動することがほとんどない(さらに姿自体見た者がほとんどいない)ため、騎士団内でもあまり素性が知られておらず、名前と偉業が一人歩きしている。しかし部下や彼を知る騎士からは非常に尊敬されており、騎士としては噂に違わぬ豪物である事が伺える。騎士団の隊長らしく言動は威厳に満ちているが、女好きという一面もある。隊のイメージカラーはオレンジ。
- 実はレイヴンの正体。人魔戦争で死亡し、アレクセイに武醒も兼ねた心臓魔導器を埋め込まれて蘇った死人である。死んだ身であるが故に生きる意味を見出せず、さらに信頼していた騎士団長の本心を知ってすべてに絶望、自らを捨ててアレクセイに道具として付き従っている。ストーリー中盤、バクティオンにて親衛隊を撤退させ、ただ一人ユーリ達の前に立ちはだかる。その後、神殿崩壊時に命を顧みずにユーリ達を逃がして落石に巻き込まれるが、ルブラン達のおかげで辛うじて命を拾った。
- 長剣による独特の剣術と独自の魔術を操る。条件を満たせば闘技場に直属の部下であるルブラン、アデコール、ボッコスとともに登場する。
- ソディア
- 声 - 長沢美樹
- フレン隊に所属する女騎士で、フレンの副官。元はキュモール隊で、貴族の出身。猫のような釣り目と左目の泣き黒子が特徴で、整った顔立ちをしている。騎士らしく生真面目で怒りっぽい性格。
- 騎士として己の理想と信念を貫くフレンを深く敬愛し、心を寄せている。その為いつも彼の隣に立つユーリには嫉妬にも似た感情を持ち、また自分が敬愛するフレンの幼馴染が罪人であるという事実が許せず、ユーリに対して強い敵愾心、時には殺意さえ抱く。フレンも彼女の事は仲間として、また副官として信頼しているが、自分を理想化し過ぎているソディアの考えに不安を抱いており、彼女なら変われる筈だと信じている。
- ウィチル
- 声 - 大本眞基子
- フレン隊に協力しているアスピオの少年魔導士。アスピオにおいても将来を有望されており、フレンやソディアから仲間として信頼されている。非常に小柄。丸っこい頭の天辺からアホ毛が飛び出していることから「リンゴ頭」と呼ばれる。
- リタとは同じアスピオの研究員だが、彼女にはあまり良い感情はなく、ライバル視しているが当の本人には全く相手にされていない。しかしソディアよりは良識的で思考に柔軟性があり、ユーリたちに対しても特にわだかまりなく接している。
- クローム
- 声 - 新井里美
- 騎士団長アレクセイの副官(秘書)であるクリティア族の女性。「帝国騎士団特別諮問官」の肩書を持ち、常に神秘的な雰囲気を漂わせている。
- 正体は巨大な猛禽類の姿をした始祖の隷長で、先の盟主であったエルシフルの娘でもある。友人のデュークの頼みで、普段はクリティア族の姿で騎士団に所属しながらアレクセイの行動を監視しつつ、その一方で始祖の隷長としての役割を果たしている。同じように人間社会の中で暮らしているベリウスと違い人間を信じていないが、デュークに対しては淡い想いを抱いており、彼が彼の同族である人間に仇を成す姿を見たくはないと思っていた。後にユーリ達にデュークの行動を阻止できる希望を見いだして、自らの命を賭けて彼らの力を試した後に聖核となり、風の精霊シルフへと転生した。
- ルブラン
- 声 - 広瀬正志
- 騎士団のシュヴァーン隊に所属する小隊長。上官のシュヴァーンに対して忠誠を誓っており、彼の前ではアデコール、ボッコスともども、常に敬礼を崩さない。
- 昔からユーリを罪人として追い続けているが、それは彼が帝都の規律を乱している為。あくまで法と秩序を守るべく騎士団に就いており、その信念はたとえ上官相手でも変わらない。義に篤く謹厳実直な性格で根はいい人で、帝都異変の際には命令違反を承知で下町の住民たちを安全地帯に避難させた。終盤ではユーリを騎士団に勧誘する一幕も見られたが、本心ではユーリを追いかける方が気に入っている様子。
- アデコール
- 声 - 難波圭一
- ルブランの部下。騎士団の下っ端騎士で、細い体をしていてチョビヒゲが特徴。ボッコスの相棒。ユーリからは「デコ」と呼ばれており、ユーリを目の仇にしている。「 - であーる」が口癖。武器は片手剣。
- 以前、滞納した税の徴収に来た際にユーリによって川に落とされ、3日間風邪で寝込んだことがある。
- ドラマCDでは登場しない。
- ボッコス
- 声 - 桜井敏治
- ルブランの部下。騎士団の下っ端騎士で、ぽっちゃりとした体をしている。アデコールの相棒。ユーリからは「ボコ」と呼ばれており、同じく目の仇にしている。「 - のだ」という横柄な口調が特徴的。武器は槍。なお、小柄ゆえに盾は背中に背負っている。
- ドラマCDでは登場しない。
- ドレイク・ドロップワート
- 元騎士でエステルの剣の師。現役時代は国のために生き、忠義を尽くした尽忠報国の騎士だったらしく、かつては先帝の剣の指南もしていた。現在は騎士団の顧問官の職に就き、騎士をやめた今でも発言力は強く、騎士団はおろか皇族にも一目置かれるご意見番的な存在。
- 正しいと思った事は遠慮なく口にし、目上の人間に対しても堂々と意見を述べるまじめな性格で、厳しい方だとエステルにも言われている。終盤ではオルニオンにて道場を開いている。ユーリの実力と人柄を認め騎士団は惜しい人材を手放したものだと言っており、騎士団に戻る気はないかと問いかける場面もあった。
- ラゴウ
- 声 - 田口昂
- 帝国評議会員でカプワ・ノールの執政官。街に圧政を敷き、従わない者を捕らえて魔物の餌にするなど極悪非道な行いで民を苦しめていた。バルボスを使って各地の魔核を盗ませ、集めた魔核で偽の宙の戒典を作ろうとしていた。
- バルボスと手を組み騎士団とギルドを衝突させ、評議会に有利に事を運ぼうとするも、ユーリたちによって阻止され、騎士団に逮捕される。評議会の権力で罪を大幅に軽減したものの、それがユーリの怒りに火をつけて暗殺された。アレクセイのことを快く思ってはいなかったが、裏で彼に利用されていた事に最後まで気付かなかった。
- キャナリ
- サブイベントにて名前と武器が登場。10年前の人魔戦争で亡くなった騎士団の女性。シュヴァーン(レイヴン)の親友で彼が密かに想いを寄せていた相手であり、イエガーの恋人。優れた弓手であったらしく、生前は家宝の名弓を愛用していた。好きな花はキルタンサスで、宝物はコンパクト。
- 彼女の死後、家宝の弓はイエガーが回収し保管していた。宝物であったコンパクトは戦争で行方不明になっていたが、後にレイヴンが戦地であったテムザ山で発見する。彼女の弓は経緯を経てレイヴンが受け継ぎ、コンパクトはゴーシュとドロワットの手でイエガーと共に埋葬された。
- ヒスカ・アイヒープ&シャスティル・アイヒープ
- 劇場版に登場する双子の姉妹。ユーリとフレンの先輩。ヒスカが妹で、当時新米騎士だったユーリの指導役。姉のシャスティルはフレンの指導役だった。瓜二つで背丈も全く同じだが、見分けは胸の大きさでわかる(2人はその見分け方をセクハラとして嫌がっている)。本作ではPS3版のサブイベントのみに登場する。何故か劇場版とは胸の大きさが逆になっている(劇場版ではシャスティルの方が大きい)。
[編集] ギルド
帝国の法から外れ、自らに課した掟を遵守する者達の寄り合い。帝国にとってはならず者の集団であるため基本的に対立してはいるが、今の帝国ではギルド無しでは生活が成り立たない部分もあり、その存在をある程度は黙認している。なおギルド自体は大昔から存在していたが、ギルド同士の団結は薄かったらしく、数十年前にダングレストが帝国に制圧された時にギルド同士の結束の重要さを痛感し、ユニオンというギルド連合が生まれた。
[編集] ギルドユニオン
五大ギルドと呼ばれる『天を射る矢(アルトスク)』、『幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)』、『紅の絆傭兵団(ブラッドアライアンス)』、『遺構の門(ルーインズゲート)』、『魂の鉄槌(スミス・ザ・ソウル)』を中心としたギルドの連合組合で、ダングレストに本拠を構える。かつてダングレストが騎士団に制圧された時、ドンが唱えた「ユニオン誓約」をもとに団結し、ダングレストの奪還を成功させたのがユニオンの発端となった。
全てのギルドがユニオンに加盟しているわけではないが、ユニオンの意向を無視できるギルドは居ないことからも、その影響力が絶大なものである事が伺える。
[編集] 天を射る矢(アルトスク)
ダングレスト防衛を主任務とし、五大ギルドの中核に位置する最大規模ギルド。
- ドン・ホワイトホース
- 声 - 加藤治
- 五大ギルドの連盟であるギルドユニオンの元首にして、『天を射る矢』の首領である老人。屈強な体に、聡明且つ剛毅な精神を持つ。かつては人魔戦争にも参加していた。数多くの者に慕われ、他ギルドの首領にすら尊敬される偉大な男。自身の部下であるレイヴンの正体を知りながらその上で彼を信頼しており、側近として重宝していた。ギルドの首領としてのカリスマ性は高いが、逆にそれが原因で『天を射る矢』のギルド員やダングレストの住民たちは何かあればすぐ自分に依存する傾向が強く、血の気の多い者たちの制止力も自分しかいない為、偉大な頭がいなければ団結する事もできない『天を射る矢』やユニオンの現状に憂いを感じている。
- ストーリー中盤で『戦士の殿堂』首領殺害へのギルドの責任を一身に受け、掟に従い自刃。ドラマCDでは死後に落ち込んだカロルの前に霊体として現れ彼を立ち直らせた。
- ハリー
- 声 - 小野大輔
- ドン・ホワイトホースの孫。『天を射る矢』に所属しているが、偉大な祖父の存在と周囲の期待にプレッシャーを感じている。祖父の死後もギルドをまとめ上げる自信がなく戸惑っていたが、カロルの言葉に突き動かされて少しずつ変わり始める。
[編集] 魔狩りの剣(マガリのツルギ)
団員の殆どが悪い魔物によって大切なものを奪われた者たちであるため、全ての魔物を悪とし、狩ることを信念とする武闘派ギルド。その知名度は五大ギルドにも匹敵する。相手が魔物であればたとえそれが始祖の隷長であろうと殺そうとすることから、ユーリたち『凛々の明星』とは敵対関係にある。団員は魔物のような被り物をつけている。
- クリント
- 声 - 高田裕司
- 『魔狩りの剣』の首領。大剣を帯びた凄腕の剣士。魔物であれば相手が何であろうと「悪」として狩ろうとする傾向がある。本当は始祖の隷長の存在意義を知っているが、10年前の人魔戦争で始祖の隷長に家族を殺されたため、彼等を憎み付け狙っている。武人としては礼儀正しく、無愛想ながら気の利く一面も見せる。また魔物、人間を問わず、強い者との戦闘を純粋に楽しむ一面も持つ。信条は「一撃必殺」。
- モチーフは牛。
- ティソン
- 声 - 蓮池龍三
- フードを目深に被った戦士。俊敏な動きと両手指に仕込んだ毒爪が武器。狂気的にテンションが高く、魔物との戦闘を楽しんでいる。闘技場では素顔が見られ、顔の真ん中を横切るように傷跡がある。弟子のナンを可愛がっており、任務の時にはいつも同行させている。
- モチーフは蛇。
- ナン (Nan)
- 声 - 千葉紗子
- カロルの幼馴染の少女。ティソンの弟子。幼い頃に目の前で両親を魔物に殺された過去を持つため、魔物を憎んでいる。好みの男性のタイプはティソンのような強い人。少々辛辣な性格でカロルには特に冷たいが、何だかんだで彼のことは放ってはおけないらしい。巨大なブーメランが武器。
- 好きなタイプは「師匠の様に強い人」で、作中終盤にて心身共に成長したカロルに対して好意を抱くようになる。
- PS3ではデイドン砦にて初登場。
- モチーフは雀。
[編集] 幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)
ギルドと帝国の壁を越えて、世界各地にマーケットを展開している商業ギルド。カプワ・トリムを拠点にしている。帝国とも友好関係を築いており、帝国内を自由に回る事ができる免状を発行されている代わりに、帝国法に乗っ取った商品を取り扱っている。五大ギルドの一つ。
- メアリー・カウフマン
- 声 - 山崎和佳奈
- 『幸福の市場』の社長。商業に対する熱い情熱を持つ大人の女性で、ギルドや帝国の枠を超えて世界各地で活動しており、時にはユーリたちの冒険を手助けする。赤毛と眼鏡がトレードマークで、ファーストネームで呼ばれることを嫌う。ルブランと過去になんらかの関わりがあるらしい。ドラマCDでは登場しない。
[編集] 紅の絆傭兵団(ブラッドアライアンス)
傭兵ギルド。五大ギルドの一つ。傭兵ギルドとしての知名度・力量は確かだが、強引なやり方が問題視されている。後に、ユニオンへの造反が決定的となったため、五大ギルドから外された。
かつてはダングレストとカプワ・トリムを結ぶ都市であったカルボクラムを拠点にしていたが、バルボスがアレクセイと手を組む際にカルボクラムを譲り渡し、現在はガスファロストの塔を根城にしている。ちなみにカルボクラムはアレクセイの魔導器実験の影響で廃墟となり、現在では魔物の住処となっている(公には近年の大規模な地震によって打ち捨てられたという事になっている)。
- バルボス (Barbos)
- 声 - 広瀬正志
- 『紅の絆傭兵団』の首領。また、第一部「水道魔導器奪還編」のラスボス。
- 古典的な海賊のような見た目をした巨漢。「剛嵐のバルボス」を名乗る。凶暴で野心溢れる性格で、以前はドンに追随する戦士と呼ばれていた。ラゴウと手を組み騎士団とユニオンを衝突させ、ドンに代わって自分がユニオンのトップに立とうとしたが、ユーリ達によって阻止される。
- アレクセイからの支援を受けて、ダングレストの付近に10年の歳月を費やしてガスファロストの塔を築き上げ、そこを根城にして魔導器の研究を行なっていた。下町から奪ったの水道魔導器の魔核を使い、ユーリ達に圧倒的な力を見せ付けるもデュークの助けを借りた彼等に敗北する。
- 彼自身はアレクセイを利用していると思っており、逆にアレクセイに利用されていた事には気付いていなかった。しかし最期に自らの愚かさを悟り、ユーリたちに敗れた直後に自ら塔の頂上から身を投げ自害した。
[編集] 海凶の爪(リヴァイアサンのツメ)
暗殺や武器密売を行う闇のギルド。 魔導器密売も行えるなど、独自の流通ルートを持っている。実は海賊ギルド『海竜の夢(サーペントのユメ)』から分裂して出来たギルドであり、ブラックホープ号事件を起こした『海精の牙』とは祖を同じくする。
- イエガー (Yeager)
- 声 - 岩田光央
- 鎌や多種多様な銃器や盾に可変する武器を操る、『海凶の爪』の首領。燕尾服に身を包み、ルー語で人を食った喋り方をする奇妙な男。振る舞いに反してドンとも対等に渡り合うほどの凄腕の戦士であり、仕事であれば私情を一切挟まない冷酷さも持つ。基本的にはユーリ達やギルドユニオンとも対立しているが、内心ではドンのことを尊敬している。また、悪事の償いに救児院へ多額の寄付をするなど本来は人格者である。
- 実は人魔戦争で戦死し、アレクセイに心臓魔導器を胸に埋め込まれたことで生き永らえている死人。それ故にアレクセイの命令に不本意ながら服従している。シュヴァーン(レイヴン)とは従軍時代からの旧知であり、因縁に近い様々な共通点を持つ。
- 本格化してきたアレクセイの野望を裏から阻止すべく、ユーリらを助けたり、情報を流したりしていた。だがその事がアレクセイに発覚してしまい、彼からゴーシュらを守る為に死を覚悟でザウデ不落宮にてユーリ達と単身で戦い、敗死した。
- ゴーシュ&ドロワット
- 声 - 新井里美&長沢美樹
- イエガーの忠実な側近で、可変する銃剣を操る2人の少女。ゴーシュは赤髪で真面目な口調。ドロワットは黄緑の髪にくだけた特徴的な口調。人魔戦争で両親を亡くした孤児で、自分達が世話になっていた救児院に多額の寄付をしていたイエガーへの恩義からギルドに参加した。イエガーからは信頼されているが、逆に他の『海凶の爪』のメンバーに快く思われておらず、衝突も度々あった様子。ドラマCDでは登場しない。
[編集] 戦士の殿堂(パレストラーレ)
闘技場を切り盛りする者たちで構成されたギルド。ノードポリカの自治を行っており、ユニオンには参加していない。
- ベリウス
- 声 - くじら
- 『戦士の殿堂』の統領(ドゥーチェ)。新月の晩にしか人前に姿を現さない、謎多き女性。正体は高貴な口調で年寄りのように喋るキツネに似た姿の始祖の隷長。数百年前に人の住む街としてノードポリカを造り、その統領として自身の正体を知る一部の人間を通じながら、ずっと街を統治してきた。始祖の隷長の中では人間に対して最も友好的で、長い時を生きてきた為多くの親しい者との別れも経験している。ドン・ホワイトホースとは種族を超えた友人で、人魔戦争の時に知り合った。
- 聖核を求めていた『海凶の爪』(アレクセイ)の企みに利用されたハリーや、彼から依頼を受けた『魔狩りの剣』との交戦時、負傷していたところを事情を聞かされていないエステルの治癒術を受けて暴走し、ユーリ達に己の最期を託した。そして力尽きる寸前に、己を責めるエステルに他者を慈しむ心を忘れないようにと言い残して亡くなり、彼女の聖核・蒼穹の水玉(キュアノシエル)はユーリたちによってドンのもとに届けられた。後に水の精霊ウンディーネへと転生する。
- ナッツ
- 声 - 梁田清之
- 『戦士の殿堂』の総領代理。表に姿を表さないベリウスに代わり、外交を行う。眼帯をするなど厳つい姿をしているが、礼節に富んだ人物。ベリウス亡き後は、『戦士の殿堂』の総領としてノードポリカを守る。かつて一人旅の最中、魔物と勘違いして戦いを挑んだベリウスに返り討ちに遭ったことが今の主との出逢いであるらしい。
[編集] 遺構の門(ルーインズゲート)
遺跡発掘を生業とするギルド。五大ギルドの一つ。人畜無害な人が多く、「真面目にコツコツと」が売り。帝国の魔導器発掘にも協力しているが、その一方で発掘品が密かに『海凶の爪』に流れている。
- ラーギィ (Regaey)
- 声 - 岩田光央
- 『遺構の門』の首領。温厚篤実で人畜無害な好人物。どもった喋り方が特徴。しかし発掘した魔導器を密かに横流ししている。
- Regaey(ラーギィ)を逆に書くとYeager(イエガー)になるように、その正体はイエガーの変装した姿である。因みに『遺構の門』に所属している人間はラーギィとイエガーが同一人物である事を知らされておらず、発掘品の横流しの事も知らない。
- マーカム
- サブイベントに登場する、『遺構の門』のメンバー。シャイコス遺跡で発掘した魔導器に自分の名前を書いていたところをリタに見つかり、説教を食らった。愛用のスコップは「ハムファール号」で、貴重な素材で出来ている。
- ヨシュア
- サブイベントに登場する、『遺構の門』のメンバー。マーカムの相棒で、常に一緒に行動している。
[編集] 海精の牙(セイレーンのキバ)
PS3版に登場(XBOX360版にも名前だけ登場している)。かつて海で活動していた海賊ギルドで、かなり大規模なギルドだった模様。ブラックホープ号事件で雇い主を護衛と偽って殺害し、ギルドの信頼を失墜させたことで特にギルドの人間からは憎まれている。事件以降、『海精の牙』は首領のアイフリードを含め行方をくらましている。
事件の真相はアレクセイが依頼したブラックホープ号の護衛の最中、船に仕掛けられていた術式が作動した事で船に乗っていた人間に大量のエアルが流れて魔物化するという事態に陥り、辛うじて魔物化を逃れたサイファーが負傷したアイフリードを守る為、やむを得ず殺したというもの。護衛に関わっていた『海精の牙』のメンバーもほぼ全員が魔物化してサイファーに殺されており、『海精の牙』もアレクセイの犠牲者であった事が伺える。
- アイフリード
- 『テイルズ オブ シリーズ』に様々な形で登場している海賊で、今回はストーリーにも関わる。
- 『海精の牙』の首領だったが、後にブラックホープ号事件で各地のギルド全ての義を汚したとして憎しみの対象とされている。事件以降行方をくらました為、現在では既に死亡したものと思われ、その憎しみは孫だというパティに向けられていた。
- 非道な事件を起こした人物と呼ばれる一方で、事件を起こす前はドンとベリウスに並ぶギルド界の巨頭であった。自由気ままで頭の回る食えない人物だったらしく、ドンですら相手にするのには苦労したらしい。そのドンには「盟友」と呼ばれており、ユニオンの発端となった「ユニオン誓約」に関わり、人魔戦争時代にはギルド総出でダングレストの防衛に協力していた。元は貴族の出身だが海に憧れて家出し、以来ギルドの人間として生きる道を選んだという過去を持つ。
- 死亡したと思われていたが、実際には前述のパティとして生存している。今作でのアイフリードは女性だが、アイフリード自身があまり公に出ず、後述のサイファーがアイフリードだと間違われる事が多かった為、世間では男性と思われていた。ブラックホープ号事件で魔物化を逃れたが、魔物化した仲間たちを殺せずに瀕死の重傷を負い、サイファーに『海精の牙』に伝わる霊薬を飲まされた事で辛うじて一命を取り留める。しかしその後、霊薬の副作用で子供の姿になって記憶を失った。
- サイファー
- 声 - 辻親八(PS3版)
- 『海精の牙』の参謀。アイフリードの側近で、交渉事が苦手なアイフリードに代わってギルド間の交渉を勤めていた。『海精の牙』の活動が主に海上であり、陸の人間との接点が彼に集中していたため、周囲からは彼がアイフリード本人であると間違えられる事が多々あった。パティが祖父だと思っていた老人は、実はアイフリードではなく彼。
- アイフリードと共にブラックホープ号事件を生き残るが、事件の影響で彼も徐々に魔物化していき、子供に戻ってしまった彼女を街に送り届けてから死に場所を求めて海に出る。しかしそこで幽霊船アーセルム号に遭遇してしまい、アーセルム号の力に取り込まれて縛られてしまう。やがて完全に魔物化して「彷徨う骸の凶戦士」となり、死ぬ事すらできずにずっと船に潜んでいた。徐々に魔物の本能に支配され人としての意識は封じられていたが、それでも記憶を失い困難に直面しているであろうアイフリードを気にかけている。なお、馨しの珊瑚という宝物を所持しており、魔物化してもなお肌身離さず持っている。
- かつての姿の彼はパティの秘奥義「サモンフレンズ」の大当たりに登場。大剣と銃を操り、頭も切れる「スーパーマン」だったらしい。
- ジム
- 『海精の牙』の元メンバーで、数少ない生き残り。アイフリードに生き写しのパティを見て泣き出す程、彼女の事を慕っている。アイフリードには「男のくせに泣くな」とよく叱られていた。パティがアイフリードたちの意志を継いで、『海精の牙』を再建してくれることを望んでいる。アイフリードから伝授された魔術「クリティカルモーメント」を使えるが、ロクな事が起こらないらしい。
[編集] その他の登場人物
- ザギ (Zagi)
- 声 - 陶山章央
- 逆手持ちの双剣で戦う殺し屋。どのギルドにも属しておらず、様々な組織に主に暗殺の仕事を引き受けて行動している。強い敵との殺し合いを何より楽しむ悪癖があり、興奮の中で仲間を躊躇いなく殺害する。レイヴン曰く、「その筋じゃ結構知られた名」だったらしい。物語の序盤では『海凶の爪』に雇われていた。
- 最初はフレンが標的だったものの、フレンと勘違いして襲いかかったユーリの実力に心を打たれ、以後は彼を好敵手と見なして一方的なライバル意識を燃やし始める。海上での戦いで左腕に重傷を受け、以後はその左腕をヘルメス式魔導器に改造して戦いを挑んでくる。ちなみにその魔導器が原因でリタとジュディスからは恨みを買っている。
- 最初に戦うボスキャラクターであり、終盤まで因縁が続く。魔導器で魔術を吸引する、海からジャンプで上がってくるなど、戦闘に関してはかなり器用な性質。
- ハンクス
- 声 - チョー
- 下町の老人。ユーリとは馴染みで、たびたび無茶な行動をする彼を時に叱り、助けてくれる。亡くなった妻を愛しており、彼によればエステルは若い頃の妻によく似ているらしい(ユーリとフレンは大げさすぎると言っている)。
- テッド
- 下町に住む少年。ユーリとフレンを慕っており、何かと喧嘩する二人を心配している。
- リッチ
- 旅籠馬車「冒険王」を営む男性。父親はレギン遊撃踏査団唯一の生き残りであり、父の意思を受け継いでギガントモンスターを倒すための旅をしている。無愛想で無口だが使命感が強い。
- カレン
- 旅籠馬車「冒険王」を営む女性。リッチを「お兄ちゃん」と呼び慕う。
- 2人の父親が親友同士であり、昔から家族ぐるみの付き合いをしており、カレンがリッチを「お兄ちゃん」と呼ぶのもそのため。また恋人同士でもあり、結婚を約束した仲でもある。
- トクナガ
- 海船ギルド『ウミネコの詩』のメンバーで魔導船「フィエルティア号」の操縦士。かつてはカウフマンの下で積荷の運搬を主な仕事としていたが、ある仕事の報酬として船ともどもユーリ達へ贈与され、以降は『凛々の明星』専属の操縦士となる。PS3版では最初の仕事の際一回のみ操舵し、その際に魔物の攻撃で負傷してしまうため、以後未登場になる。アフロの髪型とサングラスがトレードマーク。
- ティグル
- 声 - 小野大輔
- 港の街カプワ・ノールにて、ユーリ達が助けた子供の父親。
- ミムラ・フォン・キュモール
- 声 - 新井里美
- キュモールの姉。弟同様に我儘で貴族としての選民意識が高く、平民を見下している。弟の素業のせいでキュモール家は貴族としての地位を剥奪され、そのことを逆恨みして反帝国派の過激派に加担している。
- セバス
- キュモール家の執事を勤めていた老人。キュモール家が貴族位を剥奪された後はミムラに付き従い、反帝国派の過激派に加担していた。しかし一方で貴族位を剥奪された同家に見切りをつける機会を伺っていたらしく、ミムラが騎士団に捕まった時は彼女を見捨て、金目の物だけを持って逃げる。
- デデッキ
- 「モルディオ」の名を騙って下町の水道魔導器の魔核を盗んだ張本人。XBOX版では屋敷を抜け出して以来登場していないがPS3版ではカプワ・ノールでインチキ商売をしているところをユーリたちに見つかり御用となる。
- 灯台守の夫婦
- PS3版に登場。カプワ・トリムの灯台の家に住む夫婦で、記憶を失い放浪していたパティを保護し育ての親となる。パティとは仲が良く彼女の事を可愛がっており、アイフリードの孫を名乗る彼女への偏見は無いが、トリム港がギルドの影響が強い事もあり、アイフリードの名前を言ってはいけないと固く言い聞かせてきたらしい。
- オーマ
- PS3版に登場。千年前に星喰みが世界を覆った時、満月の子を犠牲にするザウデの結界や始祖の隷長たちとの和解を拒み、ゲライオス文明に依存しようとした一部の満月の子達の盟主。最後まで和解する事がなかったらしく、穏健派の満月の子たち(エステルの先祖)によってザウデ不落宮の地下に閉じ込められた。同胞たちが老いで死んでゆき、その子孫たちが時と共に地上の存在を忘れていく中、霊薬「アムリタ」で1000年の時を生き永らえてきた。しかし長い間摂取してきた副作用で、その姿はもはや異形の怪物となった。
- 傲慢な性格で始祖の隷長を忌み嫌っており、始祖の隷長や自分たちを“裏切った”満月の子の子孫への復讐を企んでいる。
- グランカレイ
- PS3版に名前のみ登場。遥か昔に存在した海賊ギルド『海竜の夢(サーペントのユメ)』の首領。『海竜の夢』は『海凶の爪』と『海精の牙』の祖に当たるギルドで、グランカレイの死後方針を巡って二つのギルドに分裂した。『海竜の夢』は全員銃使いだったらしく、アイフリード(パティ)やサイファー、イエガーが武器に銃を使うのはその名残りである。
- かつて世界中の海を探索していた時に、海底に眠る謎の遺跡を発見。それが「ザウデ不落宮」と知らぬまま潜入し、内部に安置されていた麗しの星(マリス・ステラ)と馨しの珊瑚(マリス・ゲンマ)を使って「望鏡の墓所」への入口を開き、更に「十六夜の庭」にまで辿り着いた。しかしそこに住む人々の生活を乱すべきではないと考えて悟られる前に後にし、古代人の街にあった不老長寿の霊薬「アムリタ」と馨しの珊瑚を持ち帰り、彼の死後それらは『海精の牙』の秘宝として受け継がれていった(『海精の牙』が墓所への鍵の片割れである馨しの珊瑚と、オーマが作った「アムリタ」を持っていたのはそのため)。
- グランカレイは麗しの星をあえてザウデに残し、「十六夜の庭」については断片的な言葉しか残さなかった為、いつしか伝説の楽園「十六夜の庭」と、彼がそこに到達して宝物を発見したという伝説が生まれた。『海精の牙』の歴代の首領たちは楽園の存在を信じ、彼の言い残した麗しの星の形状を頼りに楽園への鍵を探していた。
[編集] 始祖の隷長(エンテレケイア)
- フェロー
- 声 - 稲田徹
- 現在の始祖の隷長の盟主。巨鳥の姿をしていて、砂漠上空にその姿が確認される。理知的であるときもあれば、感情的であるときもある気分屋な性格。世界を心から愛しており、世界に害を成す存在には容赦しない。当初はエステルの存在を危惧し彼女を殺そうとしたが、ジュディスの説得を受けて人間達の動向を見守る事にした。
- ザウデ不落宮でユーリ達の囮となった際に瀕死の重傷を負い、彼らに未来を託して聖核と化し、火の精霊イフリートへと転生した。
- グシオス
- エレアルーミン石英林を根城とする、亀のような姿をした始祖の隷長。その一踏みで大地を揺るがす巨体を持つ。一応言葉は理解しているが、自ら喋ることはない。
- 初登場はカルボクラムでエアルを取り込むべく訪れた所を魔狩りの剣に逆結界で捕らえられていた。
- 異常発生したエアルを浄化しようと、限界を越えた多量のエアルを摂取したことで理性を失い、星喰みになりかけたところをユーリ達に介錯される。その後に地の精霊ノームへと転生した。
- アスタル
- 鹿のような姿の空を駆ける始祖の隷長。バクティオン神殿に奉られており、周辺の魔物を統率している。後に聖核を求めたアレクセイの奸計にかかって殺される。
- クローネス
- クラゲのような姿の巨大な始祖の隷長。隠された街ミョルゾを呑みこみ、常に空を浮遊している。住民からは「ミョルゾの主」と呼ばれている。
- バウル
- クジラのような姿の空を飛ぶことができる始祖の隷長。心の絆で繋がったジュディスの相棒で、10年前の人魔戦争で彼女を戦争から救った。人語は話せないが、ジュディスとなら意思疎通ができる。後に以前よりも巨大に成長、「フィエルティア号」を抱えて飛ぶことが可能になり、一行の旅の移動に大きく貢献する。種族の中でもまだ若い方で成長の余地を残しており、聖核を生成できるだけのエアルを有していない。前述の通りフォルムはクジラだが、成長前の姿は小型の竜である(ジュディスが「竜使い」と呼ばれるのはこのため)。
- エルシフル
- 人魔戦争以前の始祖の隷長の盟主で、10年前の人魔戦争終結の立役者。同じ始祖の隷長であるクロームの父親でもある。人との共存を訴え同族との戦いで人間側に力を貸したが、終戦後にその力を恐れた帝国の思惑により暗殺された。デュークに託されたその願いは、「生きとし生けるもの、心あるものの安寧」だった。エフミドの丘に小さな墓があり、時折デュークが訪れている。
- スパイラルドラコ
- 遥か昔の時代の始祖の隷長の盟主。デュークの発言から、魔装具と呼ばれる武具はスパイラルドラコが作った物であることが伺える。PS3版では隠しダンジョンにてボスとして登場、本作最強の敵でもある。ただし既に死んで聖核と化しており、登場したのは意思を持たない肉体のみ。オーマを喰らい、その意志によってユーリ達に襲い掛かる。
- 人の上半身に一本角の龍頭、両脇に竜の頭、下半身は巨大な四足、二本の尾に巨大な翼をもつケンタウロスに似た、始祖の隷長の中でも飛び抜けた異形の姿。ミョルゾの言い伝えでは「十四の頭を持つ魔物」として伝わっていた。
[編集] 精霊
- ウンディーネ
- 声 - 住友優子
- べリウスの生まれ変わりである、美女の姿をした水の精霊。名前は「水を統べる者」を意味する。楽観的な性格。精霊の中では最初に誕生した。
- イフリート
- 声 - 稲田徹
- フェローの生まれ変わりである、蜥蜴のような姿をした火の精霊。名前は「力強く猛々しい炎」と「灼熱の君」を意味する。豪胆な性格。自信家でもあり、転生前と異なり星喰みを全く恐れていない。
- シルフ
- 声 - 新井里美
- クロームの生まれ変わりである、妖精の姿をした風の精霊。名前は「風を紡ぐ者」を意味する。物静かだが、心配性という面もある。ユーリ達を完全には信用していない。
- ノーム
- グシオスの生まれ変わりである、小動物の姿をした地の精霊。人語は話せないが、理解はしている。名前は「根を張る者」を意味する。ユーリ達の生き様に憧憬を抱いている。
- ハルルの樹の精霊
- サブイベントに登場。ハルルの樹と同化した結界魔導器の魔核に宿っていた始祖の隷長の意思が、長い年月の間に樹から吸収した大量のエアルによって精霊化した存在。自然発生であるため名前はない。実体化時の姿はヴェールとドレスをまとった女性らしく、その姿を目撃した子供たちから「花嫁の幽霊」と噂されている。
なお、4大精霊はPS3版ではエステルの追加秘奥義「アルティメットエレメンツ」の演出に登場している。戦うことはできるらしい。
[編集] 重要人物
- デューク・バンタレイ (Duke Pantarei)
- 声 - 小山力也
- 第三部「星喰み編」のラスボスかつ今作本編のラストボス。
- 典雅で幻想的な雰囲気を持つ銀髪の美丈夫。その手に携えた不思議な剣によって、エアルを制御することができる。その身のこなしから、彼も熟達の戦士であることがわかる。時折ユーリ達の前に姿を現し、警告の言葉を残したかと思えば彼らを助けることもあるなど、行動に謎が多い。またレイヴンとは人魔戦争時代からの旧知だが、彼を「道化」と呼び冷たくあしらっている(レイヴンもその言葉を否定していない)。闘技場などの娯楽を「卑俗」と称し、帝国の事にもギルドの事にも関心が無い。しかしアレクセイの不審な動きは気に掛けていたらしく、友人のクロームに監視を頼んでいた。
- 実は人魔戦争を戦い抜いた『英雄』であり、当時の始祖の隷長の盟主であるエルシフルとは親友同士だった。しかし、エルシフルが帝国の裏切りにあって死んだ事で人間に対して絶望。宙の戒典を奪って逃亡し、その後は始祖の隷長側に身を寄せてテルカ・リュミレース各地のエアルクレーネを鎮めるために放浪する。ユーリ達にかつて人間を含めた世界を守ろうとした自分と重ねて見ており、アレクセイを追うユーリに宙の戒典を貸し与えた。しかしアレクセイが「ザウデ不落宮」を甦らせ、星喰みが再び世界を覆い始めた事で過ちを繰り返す人間に再び失望。精霊を生み出して世界の構造を変えようとするユーリたちのやり方も認めず、古代兵器『タルカロン』を復活させて全ての人間の命を犠牲にして星喰みを討つべくユーリたちと対立する。
- ヘルメス
- クリティア族の魔導器研究者でジュディスの父親。魔導器の研究に情熱を注いでおり、バウルや幼少のジュディスと共に世界各地を旅していたが、人魔戦争に巻き込まれて死亡。リタも認めざるを得ないほどの天才的な研究者で、ヘルメス式魔導器の発案者であるが、同時に破壊する方法を暗号文として娘に託していた。また10年前の時点で魔導器の危険性や、エアルに代わる新しいエネルギーの存在を見出していた。
- サブイベントからリタの父親でもあることが推測でき、リタとジュディスが異母姉妹である事が示唆されている(リタの母親は人間)。
[編集] ゲストキャラクター
- ダオス(テイルズオブファンタジアより)
- 声 - 森川智之 / 塩沢兼人(ライブラリ出演)
- 作中では「時を駆ける男」として、闘技場200人抜きに登場。また、PS3版ではリタ専用の特殊イベントも存在する。
- シゼル(テイルズオブエターニアより)
- 声 - 伊倉一恵
- 作中では「哀しき闇の女王」として、闘技場200人抜きに登場。
- バルバトス・ゲーティア(テイルズオブデスティニー2より)
- 声 - 若本規夫
- 作中では「英雄を殺めし者」として、闘技場200人抜きに登場。秘奥義はアイテムに対するカウンターの「アイテムなぞ使ってんじゃねぇ!」。パティの秘奥義「サモンフレンズ」にも登場。サモンフレンズでの登場の際はお札が貼ってある。
- クラトス・アウリオン(テイルズオブシンフォニアより)
- 声 - 立木文彦
- 作中では「天上に反逆せし戦士」として、隠しダンジョン最深部及び闘技場200人抜きに登場。
以上でテイルズ オブ ヴェスペリアに関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 主題歌
- 曲名「鐘を鳴らして」(日本語版)、「Ring A Bell」(外国語版)
- 歌手 - BONNIE PINK
[編集] テイルズチャンネルDVD -ヴェスペリアチャンネル篇-
『テイルズ オブ ヴェスペリア(XBOX360版)』の予約特典DVD。アドベンチャードラマ ラピードと冒険する未来研究所〜エステルを探して〜、スーパープレイ集、イラストギャラリー、PVが収録されている。
- アドベンチャードラマ ラピードと冒険する未来研究所〜エステルを探して〜
- ユーリの声を担当する鳥海浩輔とラピードがエステルを探してバンダイナムコゲームスを探検する内容のチャットドラマ。今回初めて実写で行われている。
[編集] プレイステーション3版
2009年9月17日に、新要素が追加された移植版がプレイステーション3で発売された。追加要素などのまとめは以下の通りである。
- 新パーティキャラクターパティ・フルール追加[1]。
- フレンのパーティ加入時期の増加・延長[2]。
- 「スペシャルフラッグR」(ラピードをパーティトップにすることが可能)追加
- 「アーツボール」(術技セット数が2倍に)[3]
- イベントのカメラワーク・演出見直し。イベントスキップ機能追加
- 新コスチューム[4][5][3]、アタッチメント[5]、術技追加[2][3]
- 新ダンジョン[4]、新ボスキャラクター[2]、新ギガントモンスター追加[4]
- サブイベントの追加・拡張。
- 『テイルズ オブ バーサス』初回特典にPS3版『ヴェスペリア』のオリジナルスキット解放のプロダクトコードを同梱[4]。
- メインシナリオのフルボイス化[1]
[編集] ダウンロードコンテンツ
[編集] XBOX360版
- 2008年8月7日 4個の無料コンテンツを配信。
- 2008年8月21日 14個の有料コンテンツを配信。
- 2008年8月28日 6個の有料コンテンツを配信。
- 2008年9月4日 3個の有料コンテンツを配信。
- 2008年9月11日 2個の有料コンテンツを配信。
- 2008年9月18日 3個の有料コンテンツを配信。
- 2008年9月25日 3個の有料コンテンツを配信。
[編集] PS3版
- 2009年9月17日 9個の無料コンテンツ、1個の有料コンテンツを配信。
- 2009年9月24日 2個の無料コンテンツ、9個の有料コンテンツを配信。
- 2009年10月1日 16個の有料コンテンツを配信。
- 2009年10月8日 2個の有料コンテンツを配信。
- 2009年10月15日 1個の有料コンテンツを配信。
[編集] スタッフ
[編集] 劇場版アニメ『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜』
[編集] 概要(劇場版)
2009年10月3日より池袋シネマサンシャインほか全国34スクリーンでロードショーされた。
こちらではタイトルのロゴマークが騎士団の紋章になっている。
ゲームの数年前、ユーリが騎士団にいたころのストーリーを描いた作品。
本作を制作したProduction I.Gは、テイルズオブシリーズのアニメパートを多く手がけてきたが、メディアミックスとしてアニメ制作に関わったのは本作が初である。
EDには映画のストーリーの後にゲーム本編が続くと言う意味合いからゲームのOPが使用されており、その後には作中のBGMを流し黒バックにスタッフロールを流すという、洋画等に見られるオーソドックスな形式が用いられている。
ゲーム本編とは矛盾する描写があるが、これについては「映画作品として成立させるため、わざとやった」「パラレルワールド」という回答がなされている[6]。
本作の舞台であるシゾンタニアのモデルとなったのはスペインのクエンカである。
[編集] スタッフ(劇場版)
- 原作 - バンダイナムコゲームス
- 監督 - 亀井幹太
- プロデューサー - 吉積信、湯川淳、寺川英和
- 脚本 - 吉田玲子
- 音楽 - 千住明
- キャラクター原案 - 藤島康介
- キャラクターデザイン・キャラクター作画監督 - 松竹徳幸
- 作画監督 - 斎藤卓也・黄瀬和哉・海谷畝久
- 美術監督 - 大野広司
- 色彩設計 - 井上住津枝
- 3D監督 - 遠藤誠
- 撮影監督 - 山田和弘
- 音響監督 - 若林和弘
- アニメーション制作 - プロダクションI.G
- 製作 - バンダイナムコゲームス・バンダイビジュアル・プロダクションI.G
- 製作協力 - 東急エージェンシー・エモーション
- 配給 - 角川映画
[編集] 主題歌(劇場版)
- 曲名「鐘を鳴らして」
- 歌手 - BONNIE PINK
[編集] 登場人物・キャスト
- ユーリ・ローウェル - 鳥海浩輔
- フレン・シーフォ - 宮野真守
- エステリーゼ - 中原麻衣
- リタ・モルディオ - 森永理科
- レイヴン - 竹本英史
- ナイレン・フェドロック - 谷口節
- ユーリたちの隊長。剛胆且つ大雑把だが部下や市民から絶大な信頼を得ている。
- 妻と子がいたが、すでに死別している。写真の制服の色から察するに元アレクセイ親衛隊だと伺える。
- シャスティル - 水沢史絵
- ヒスカ - 小笠原亜里沙
- ユーリたちの先輩の双子の女性騎士。シャスティルが姉でヒスカが妹である。
- 部隊では回復と防御魔法を担当。ちなみにシャスティルの方が胸が大きい(ナイレン曰く“でっかい方”)。
- ユルギス - 加瀬康之
- 副隊長。
- エルヴィン - 木村雅史
- ナイレン隊の騎士。
- ガリスタ・ルオドー - 宮本充
- ナイレンにアドバイスをしている軍師。
- ラピード
- 子犬時代の彼が登場する。
- ランバート
- 騎士団の軍用犬で、ラピードの父親である。
- メルゾム・ケイダ - 郷里大輔
- シゾンタニアのギルドの首領。
- アレクセイ・ディノイア - 小杉十郎太
- グラダナ - 高木渉
- アレクセイの部下の帝国騎士団員。虎の威を駆る子役人的存在。
- デヴィッド - 岩崎正寛
- ハンクス - 堂坂晃三
- カンスケ - 相馬幸人
- イワン - 東龍一
- クリス - 逢坂力
- 町の人々 - 目黒光祐、金沢映子、佐々木誠二
- ギルド達 - 多田野曜平、岩尾万太郎
- ウエイトレス - 庄子裕衣
- 親衛隊 - 川原元幸
- エマ - 宇山玲加
- エマの母 - 石塚さより
[編集] 漫画
角川書店が刊行しているテイルズ オブ マガジンにて2008年8月7日に発売された創刊号より連載開始。
- テイルズ オブ ヴェスペリア
- 作画 - 森田柚花 テイルズ オブ マガジン。
- テイルズ オブ ヴェスペリア 〜フレン 聖なる白銀の騎士〜
- 作画 - 小枕チヨリ テイルズ オブ マガジン。
[編集] 小説
- 著 - 岩佐まもる イラスト - 上田夢人 角川スニーカー文庫
- テイルズ オブ ヴェスペリア I
- テイルズ オブ ヴェスペリア II
- テイルズ オブ ヴェスペリア III
- 著 - 矢島さら イラスト - 中嶋敦子 ファミ通文庫
- テイルズ オブ ヴェスペリア 金の満月(きんのつき)
- テイルズ オブ ヴェスペリア 青の天空(あおのそら)
- テイルズ オブ ヴェスペリア 銀の明星(2009年11月予定)
[編集] 関連商品
[編集] 書籍
- テイルズ オブ ヴェスペリア 公式コンプリートガイド(山下書店、2008年) ISBN 978-4-902372-19-9
- テイルズ オブ ヴェスペリア パーフェクトガイド(エンターブレイン、2008年)
- PS3版 テイルズ オブ ヴェスペリア 公式コンプリートガイド(山下書店、2009年)
[編集] サウンドトラック
- テイルズ オブ ヴェスペリア オリジナルサウンドトラック
[編集] ドラマCD
- テイルズ オブ ヴェスペリアVol.1 2009年5月29日発売
- テイルズ オブ ヴェスペリアVol.2 2009年6月24日発売
- テイルズ オブ ヴェスペリアVol.3 2009年7月23日発売
- テイルズ オブ ヴェスペリアVol.4 2009年8月26日発売
- テイルズ オブ ヴェスペリアVol.5 2009年11月26日発売予定
- テイルズ オブ ヴェスペリアVol.6 2009年12月23日発売予定
- フロンティアワークスより発売。
[編集] 脚注・出典
- ^ い ろ "これまでにない要素が満載の新タイトル続々!! 『テイルズ オブ』シリーズ発表会" (日本語) (2009-4-3). 2009年9月20日 閲覧。
- ^ い ろ は "今度はフレンも大活躍! 『テイルズ オブ ヴェスペリア』PS3版の新仕様は?" (日本語) (2009-5-29). 2009年9月20日 閲覧。
- ^ い ろ は "おっさんも水着に目が釘付け!? PS3『テイルズ オブ ヴェスペリア』最新情報" (日本語) (2009-7-24). 2009年9月20日 閲覧。
- ^ い ろ は に "PS3版『テイルズ オブ ヴェスペリア』初回・予約特典などをおさらい!!" (日本語) (2009-6-26). 2009年9月20日 閲覧。
- ^ い ろ "フレンとユーリの合体秘奥義も! 『TOV』PS3版のさらなる新要素を大紹介!!" (日本語) (2009-9-11). 2009年9月20日 閲覧。
- ^ "映画、ゲームの“続編”話も…劇場版「ヴェスペリア」公式オフ会に密着" (日本語) (2009-10-19). 2009年10月20日 閲覧。
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年12月8日 (火) 13:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【テイルズ オブ ヴェスペリア】変更履歴





