テサロニケの信徒への手紙二
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『テサロニケの信徒への手紙二』は新約聖書中の一書で使徒パウロの書簡といわれるものの一つ。『テサロニケ人への第二の手紙』とも呼ばれる。
伝統的にはパウロの書簡と看做されていたが、近代以降、パウロの真正書簡に属するかどうかについては議論がある。文献学的アプローチを採る学者からは否定的見解が多い。このためしばしば「擬パウロ書簡」に分類される。
伝統的アプローチを採る学者からは、本書簡は『テサロニケの信徒への手紙一』から時をおかずに(おそらくコリントで)書かれたと考えられている。というのも第一の手紙に書いたキリストの再臨について誤解している人々がいることを知ったパウロがその誤りを正すために書いたことが伺えるからである。パウロは自分が述べたキリストの再臨がいまにも訪れるというわけではなく、それに先だって「滅びの子」が現れると述べている。
一方、本書簡に2回登場する「父なる神と主イエス・キリスト」という言い回しは、写本によっては他のパウロ書簡と異なる言い回しとなり、父なる神とイエスをまったく同一視する意味をもつ(ただしこのような読みに対する写本の支持は弱い)。このような語法や文体の違いが、本書簡には多く指摘されており、また他の書簡でパウロが再臨を「差し迫ったこと」として考えていることと上で指摘した「いまにも訪れるわけではない再臨」を対比させ、パウロ自身の思想を受け継ぎながらそれを発展させている筆者を想定する学者が多くいる。
3章10節にはパウロがかつてテサロニケで語った言葉として「働きたくないものは食べてはならない」という一節があり、これが「働かざるもの食うべからざる」という表現で人口に膾炙している。
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最終更新 2009年12月2日 (水) 23:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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