テーマパーク

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曖昧さ回避
この項目では、日本でいうところのテーマパークについて説明しています。その他のテーマパークなどについては「テーマパーク (ゲーム)」、「フードテーマパーク」、「レトロテーマパーク」、「遊園地」、「博物館」をご覧ください。

テーマパーク(Theme Park)とは、日本では、特定のテーマ(特定の国の文化、物語、映画、時代)をベースに全体が演出された観光施設を指す。娯楽やレジャー、知的好奇心を触発する各種趣向などを盛り込み、遊園地博物館ホテル商業施設などを併設することもある。なお、海外ではテーマパークと遊園地は区別されていないことが多い。

目次

[編集] 概要

従来の行楽地全般は、その地域の観光名所にちなんだ内容に重点をおく場合もあったが、その多くでは定型の遊具や施設を設置するなどして、専ら行楽客がそれらで遊ぶという形態であり、そこには一貫性は無かった。テーマパークはそういった「一貫性の無い行楽施設」との差別化を図るため、明確なテーマを掲げて遊具や施設から細々したみやげ物に至るまで、一貫性を図った行楽施設群である。その多くでは複数の建物からなるなど、施設的にも大規模な傾向があり、その一方では屋内型施設などに「ミニテーマパーク」などとして、所定のテーマに沿ったアトラクションを提供する施設も見られる。

愛知県犬山市にある博物館明治村1965年開園)や京都市東映太秦映画村1975年開園)、高松市四国村1976年開園)が、日本のテーマパークの草分けとも言えるが、日本においてこの言葉が一般化し、ビジネスモデルとして知られるようになったのは、1983年千葉県浦安市に開業した東京ディズニーランド(TDL)で用いられるようになってからである[1]

テーマパークの性格は多種多様である。総合テーマを決めた遊園地という性格の強いもの(代表例は東京ディズニーランド)から、娯楽という側面を加えながらも社会教育や研究を重視した野外博物館的な性格のもの(代表例は博物館明治村リトルワールド)まで、さまざまなテーマパークがある。

[編集] 日本のテーマパーク

[編集] 日本での勃興と失墜

バブル景気の頃や1990年代中頃に、通称リゾートといわれる総合保養地域整備法1987年制定)にも後押しをされて全国各地に観光の目玉とするためテーマパークと銘打った様々な施設が計画され作られたが、リピーターを獲得できる魅力に乏しい施設も多く、平成不況にもより来場者が激減。各地で民事再生法会社更生法などの適用が相次いでいる。これらではコンテンツの魅力と充実が求められる。特に、アメリカで一般的である余暇ハシゴ図式(=Travel-career needs(1992):Tourism:P261)による具体的検証が求められる。このモデルは、アメリカで用いられるテーマパークのリピータ確保の基礎理論で、こうした研究が充分されていない観光系大学の課題もある。第三セクター方式のものでは全体の事業計画が定まらず、個々の関連施設が一定の事業利益を挙げるも全体の運営が立ち行かなくなった地方テーマパークも散見される。これらの背景として、アメリカのテーマパークの基礎理論を学んでいないコンサルタントが指導し、被害を拡大化していることも指摘されよう。

長崎の歴史とオランダの紹介という独自のテーマを掲げてテーマパークの先駆け的存在であった長崎オランダ村の閉鎖と再開の失敗による倒産は象徴的なものであるが、新潟ロシア村柏崎トルコ文化村富士ガリバー王国の3テーマパークの設立に参画し融資を行って破綻した新潟中央銀行や、第三セクター方式により設立した石炭の歴史村夕張リゾートの開発や運営の失敗を伴って財政再建団体となった北海道夕張市などテーマパーク事業関係者には痛手を受けたものは少なくない。

日本においては、千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾートTDR)と大阪市此花区にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンUSJ)は来場者が落ち込まず、テーマパーク業界では運営的に一人勝ちの様相を呈している。その東京ディズニーリゾートも2004年度、2005年度は来場者数が2年連続前年度比で減少、2006年度は前年度比で来場者数が増加したものの、今後の状況を楽観視はできなくなっている。とりわけ世界金融危機を発端とする不景気の影響で地方のテーマパークの営業環境は一段と厳しくなっている。

[編集] ミニテーマパーク

テーマパークは複合行楽施設としての側面が強く、例えば東京ディズニーリゾート東京ディズニーランド東京ディズニーシーではアトラクションを含む遊具施設だけでなく、飲食店、みやげ物などの販売店も行楽施設内にあるほか、周辺地域にも宿泊施設、ショッピングモール、劇場施設があり、各施設間の移動手段の整備といった総合的なサービスを提供している。しかし、こういった統合型のサービスはそれだけで大変な規模となり、この全体を運営するともなると、それだけで膨大な数の行楽客を受け入れねばならないが、そのためには広い敷地面積を必要とする。大都市圏ではそれだけの土地を確保するのが難しく、地方ではそれだけの土地を開発する負担に対応できるだけの財力が無い場合も少なくない。

しかし、こういった大型行楽施設とは別の方向性として、都市部の大型商業施設の1フロアやその一部を占有する形で、屋内型の「ミニテーマパーク」と呼ばれる施設も首都圏・大都市圏で2000年代より増加傾向が見られる。これら都市部のミニテーマパークは公共交通機関などによる交通の便が良く、また商業施設の利用者がついでに立ち寄る事もできるようアトラクション数や所要時間は少ない・短いなどの配慮が見られ、また屋内施設であることから全天候型施設としても人気を集める。

この方向性では、フードテーマパークレトロテーマパークなどといったスタイルも多いが、その一方では「働く事を体験する」という職業体験型テーマパークキッザニアや、自動車のショールーム内にアトラクションを設けたMEGAWEBのように、既存行楽施設から完全にかけ離れた様式も登場している。施設規模も小さい事からテナントとしても扱い易く、大型商業施設新設の際に導入も進んでおり、既存施設でもシーズンごとにアトラクション内容を入れ替え、リピーター獲得を行っている。

[編集] 日本のテーマパーク一覧

[編集] 北海道東北

[編集] 関東

[編集] 北陸

[編集] 東海

[編集] 関西

[編集] 中国四国

[編集] 九州

[編集] かつて存在したテーマパーク

[編集] 世界のテーマパーク一覧

詳細は「世界の遊園地・テーマパーク一覧」参照

[編集] 北米

[編集] 欧州

[編集] アジア

[編集] テーマパーク集客人員

[編集] 日本のテーマパーク集客人員(2005年度)[1]

「2007レジャーランド&レクパーク総覧」より。ERA社やフォーブスと数字の乖離があり、調査方法が異なっていると見られる。※公園複合商業施設などテーマパークに分類されないものも含む。

  1. サンシャインシティ 東京 30,000,000(商業施設などを含む)
  2. 東京ディズニーランド/東京ディズニーシー 千葉 25,000,000
  3. ホークスタウン 福岡 10,430,000(ホテル、ショッピングモール含む)
  4. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 大阪 8,500,000
  5. 東京ドームシティアトラクションズ(ラクーア含む) 東京 8,000,000
  6. 横浜八景島シーパラダイス 5,260,000
  7. 阿蘇ファームランド 熊本 4,400,000
  8. 長島温泉 三重 3,960,000
  9. 恩賜上野動物園 東京 3,390,000
  10. よこはまコスモワールド 横浜 3,100,000
  11. 国営昭和記念公園 東京 2,850,000
  12. フェスティバルウォーク蘇我 2,850,000

[編集] 世界のテーマパーク集客順位

[編集] 米ERA社による世界のテーマパークの集客人員[2]

レジャー産業を調査している米ERA社が2008年3月1日に発表した、2007年3月期の世界のテーマパークの集客数(集計方法は明らかにされていない)またERA社の定義での「テーマパーク」であるため、遊園地や、温泉施設、動物園水族館など、厳密にはテーマパークとはいえない施設も含まれている。

  1. マジック・キングダム フロリダ 米国USA 16,640,000
  2. ディズニーランド アナハイム カルフォルニア 米国 14,730,000
  3. 東京ディズニーランド 東京 日本 12,900,000
  4. 東京ディスニーシー 東京 日本 12,100,000
  5. ディズニーランド パリ フランス 10,600,000
  6. エプコット フロリダ 米国 10,460,000
  7. ホークスタウン 日本 10,430,000(ホテル、ショッピングモール含む)
  8. ディズニー ハリウッドスタジオ フロリダ、米国 9,100,000
  9. ディズニーアニマルキングダム, フロリダ、米国 8,910,000
  10. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 大阪 日本 8,500,000
  11. 東京ドームシティアトラクションズ(ラクーア含む) 東京 8,000,000
  12. エバーランド 韓国 7,500,000
13+ ユニバーサル・スタジオ・オーランド, フロリダ 米国 6,000,000
13+ ブラックプールプレジャービーチ イギリス 6,000,000
15 ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー, アナハイム カルフォルニア 米国 5,950,000
16 フロリダ・シーワールド, オーランド フロリダ 米国 5,740,000
17 ロッテワールド ソウル 韓国 5,500,000
18 横浜八景島シーパラダイス 横浜 日本 5,400,000
19 アイランド・オブ・アドベンチャー, オーランド フロリダ 米国 5,300,000
20 香港ディズニーランド 香港 5,200,000
21 ユニバーサルスタジオハリウッド カリフォルニア 米国 4,700,000
22 阿蘇ファームランド 日本 4,400,000
23 チボリガーデンズ, コペンハーゲン デンマーク 4,396,000
24 オーシャンパーク 香港 4,380,000
25 ブッシュ・ガーデンズ・アフリカ, タンパベイ, フロリダ 米国 4,360,000
26 カリフォルニア・シーワールド, サンディエゴ カルフォルニア 米国 4,260,000
27 ヨーロッパパーク ルースト ドイツ 3,950,000
28 長島温泉 桑名 日本 3,910,000

[編集] フォーブスが選んだ世界10大テーマパーク[3]

米国誌フォーブスが選んだ「世界10大テーマパーク」(2006年6月1日)

  1. :マジック・キングダム(アメリカ)
  2. :東京ディズニーランド(日本)
  3. :ディズニーランド パリ(フランス)
  4. :エバーランド(韓国)
  5. :ブラックプールプレジャービーチ(イギリス)
  6. :チボリガーデン(コペンハーゲン・デンマーク)
  7. :オーシャンパーク(香港)
  8. :ヨーロッパパーク(ドイツ)
  9. :パラマウントカナダズワンダーランド(カナダ)
  10. :ポートアベンチャー(スペイン)

[編集] 出典・脚注

  1. ^ 東京ディズニーランドでは娯楽施設のある区画をテーマパークと称していた。書籍のタイトルに見られるものでは、根本祐二『テーマ・パーク時代の到来 魅力ある地域創造のニュービジネス』(ダイヤモンド社、1990年)が早い時期のものである。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月21日 (水) 22:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【テーマパーク】変更履歴

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