デジキューブ

デジキューブの最新ニュースをまとめて検索!

デジキューブ (DigiCube Co., Ltd.) は、かつて存在した日本のゲームソフトウェア販売会社。1996年2月 コンビニエンスストアにおけるエンターテイメントソフトの販売を主たる目的としてスクウェア(現スクウェア・エニックス)が設立した。 スクウェアのゲームソフトのサウンドトラックCDや「アルティマニア」など、攻略本の出版事業、オリジナルのゲームタイトル発売も行っていた。 後に、旧エニックスナムコカプコンカルチュア・コンビニエンス・クラブ等も出資した。

目次

[編集] 沿革

[編集] 事業

ソフト媒体の生産コストが大幅に下がったことを利用し、販売店(主にコンビニ)からの返品を受け入れる制度を取り入れていた。これは初回出荷本数をデジキューブ側が設定できる見返りとして契約されたもの。売り切れた場合は販売店の裁量で仕入れ、その場合は返品できない。ただし売れ残った場合は全て返品される為、デジキューブの収益率はお世辞にも良いとはいえず、店側も任意分の売れ残りを中古業者に売却して処分していたため、一時期ソフトの価格が大幅に下落、価格設定を譲らないメーカー側との間で半ば強引なやり取りがあったとされている。このスタイルが定着した後、出荷本数と実売との差が大きく開くようになり、一部メディアから指摘されたこともあった。

形式上は独立した卸売・販売会社ではあったものの、その存在は母体であるスクウェアの売り上げを単に補填する為の存在であったという側面も否めない。 またスクウェアの当時交流があった会社にもその取り扱われるゲームのラインナップは左右されたため、その為に任天堂・コナミなどの製品を取り扱えなかったことが利益を取りこぼした原因とも言われている。

コンビニ店頭の端末へCS放送スカイパーフェクTV!)によるゲームソフトのPR映像などを配信する「デジキューブチャンネル」の放送も行っていた。

ゲームソフト以外にも、グラビアDVD、音楽CD、パソコンソフト販売を行うようになった。

音楽端末事業参入時、業界最大手であるリキッドオーディオジャパン(現・ニューディール)による銃撃事件が発生する。さらにその応酬ともいわれているデジキューブの子会社アイフェイスによるリキッドオーディオジャパンへの不正アクセス事件が発生するが、これは銃撃事件の捜査の過程で検挙されたものである(後にデジキューブ側はこの件について、銃撃事件との関連を否定している)。

[編集] 突然の倒産

店頭ではほぼ定価販売であったための割高感や、ネット通販の普及によるコンビニでのゲームソフト売り上げの低下、コンビニに設置した端末(マルチメディアステーション)による音楽などの配信を行う「キオスク端末事業」より撤退する際の多額の損失により、資金繰りが悪化していた。さらに旧三和銀行との合弁で設立したコンビニATM事業会社「ミックスキューブ」が、三和銀行がアイワイバンク銀行(現・セブン銀行)のATM網を利用する方針に転換したことから清算を余儀なくされたこと、ファイナルファンタジーXIIの発売延期によりそれに伴う攻略本関連の収入が見込めなくなったことなどが重なり、事業継続を断念したとされている。また、エニックスとの合併により自社に出版事業を抱えることとなったスクウェアとの兼ね合いで整理を行ったためともされている。

デジキューブ倒産に伴い絶版となった一部の書籍や音楽CDは、スクウェア・エニックス名義で再発売されている。この規模の企業で会社更生手続きを行わず、即清算に踏み切ったのは異例であるが、スクウェア合併の兼ね合いや、コンビニゲーム販売事業そのものに再建の見込みがないと判断したためであった。

[編集] 社名の由来

デジタルと、スクウェア(四角形)の多角化(立方体)を意味している。

[編集] 商品を扱っていたコンビニエンスストア

[編集] 主なゲームタイトル

[編集] 参考文献

  • 「ザ・トーク/デジキューブ社長・染野正道」 週刊東洋経済 2003/06/07
  • 「特集/危ない会社ランキング」 週刊東洋経済 2003/03/29
  • 「デジキューブの奇妙な幕引き-直前に株式大量異動」 週刊東洋経済 2003/12/13
  • 「デジキューブ「突然死」の怪-債務超過にあらず、不可解な株の流れ 」 日経ビジネス 2003/12/08

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年10月21日 (水) 00:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【デジキューブ】変更履歴

ご利用上の注意