トイレットペーパー

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トイレットペーパー

トイレットペーパー(便所紙、Toilet paper)とは、便所で用を足す際に後始末に用いられる。普通巻紙(ロール紙)になっているので、トイレットロールとも呼ぶ。俗に「便所紙」とも。

目次

[編集] 概要

日本ではどれもほぼ一定の大きさであって、便所の各個室備え付けのホルダーにとりつけてある。国によってはロールがかなり大きく、その場合はホルダーもそれに対応したものとなっている。また、これが個室の入口に設置され、必要分を取ってから個室に入るようになっている場合もある。

各国の紙資源の状況、下水道の状況により、用いられている紙は違いがある。一般的には柔らかい紙が使われるが、硬い紙が一般的に用いられている場合には同時に処理せず、別に汚物入れに捨てるように指示されている。

日本では、従来はB5版サイズ程度の大きさの、通称ちり紙が利用されていたが、水洗式便所の発達に伴って巻き取り式の物が普及した。その用途のために次の条件を満たす必要がある。

  1. 肌に触れて不快感がないこと。最近では二枚重ねのものが増えてきている。
  2. 強度があること。使用中に崩れてしまうと不快であり、また衛生上望ましくない。
  3. 吸水性に優れていること。
  4. 水に濡れると繊維がほぐれること。下水処理が行いやすくする必要がある。また、下水処理を行うバクテリアなどにとって害のある物質が含まれないようにしなければならない。
  5. 安価であること。消耗品であるので、低コストである必要がある。また再生紙がよく使われる。

この他にも使用者の利便性のためにミシン目などが入っていたり、香りがつけられていたり、文字が印刷されている物も作られている。

トイレットペーパーには、一般的な厚紙で芯を作ってある物と、芯が無く最後まで使いきれる物がある。 芯の無い物は特にコアノンロール等と呼ばれ、環境問題や資源問題などの点から注目されている。 こういったロールの場合、中心一杯まで紙を巻いたものが多く、芯ありロール向けホルダーの太い軸では対応できないことが多いが、中心部の穴を芯の太さ程度まで大きくして、通常の芯ありホルダーに装着可能なものもある。

ホテルやアミューズメント施設などで顧客サービスの一環としてトイレットペーパーを三角に折ってあることがあるが、元々は「ファイアーホールド」といい、緊急呼集をかけられるケースの多い消防署で迅速に対応できるように考案されたものである。一般にも広まったのは帝国ホテルの清掃員が清掃の完了の目印として行ったものと言われている。

[編集] 歴史

トイレットペーパーは14世紀に中国で最初に生産されたとされている。その当時は皇帝用であった。

便所用につくられた初めての工業製品は1857年アメリカ合衆国のジョセフ・カエティによってつくられた。カエティの名前はすべての紙に印刷された。

トイレットペーパーやちり紙が普及する前は、裕福な人は羊毛レースを用いていた。そうでない人は、直接手を用いるか、ぼろ布、かんなくず、干し草トウモロコシの皮、貝殻などを用いて拭いていた。古代ローマでは海綿を用いていた。日本では、ちゅう木(糞べら)という細長い板を用いていた。

帝政ロシアでは、部下が皇帝が用いるトイレットペーパーに皇帝の刻印を押した。ヘンリー8世の宮廷では、その手で王族の臀部を清潔にする便所担当の廷臣がいた。安全上の理由のため、特に信頼された廷臣のみが選ばれた。また、王と毎日二人っきりになる好機であるため、その影響力を得たいためにこの仕事を望む部下は多かったという。

[編集] サイズ

ペーパーホルダーの制約があるので、トイレットペーパーのサイズは標準化されていることが多い。

日本、アメリカでは、114 mm幅が主流である。この半端な数値は4インチ1/2に由来する。日本ではJISで114 mm幅に定められている。芯の内径は38 mm(1インチ1/2)が主流である。

ヨーロッパではメートル法に基づき100 mm幅が主流である。

日本では、長さは60 m(2枚重ねでは30 m)前後が多い。ロールの状態では直径110 mm前後になる。JISでは、直径120 mm以下と定められている。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月6日 (火) 00:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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