トミカ

トミカの最新ニュースをまとめて検索!

曖昧さ回避 この項目では、タカラトミーのミニカーについて記述しています。トミカ、富加の他の用法については「富加」をご覧ください。

トミカ(Tomica)は1970年(昭和45年)からタカラトミー(旧・トミー)のTOMYブランドより販売されている車玩具である。

目次

[編集] 概要

プラレールとともにトミー時代からの主力商品であり、販売開始当初から老若男女を問わず愛され続けてきている。同社のプラレールと組み合わせて遊べるように製作されている。年に一度主要都市等で開催される愛好者向けイベントのトミカ博は、プラレール博と共にトミー(現・タカラトミー)の重要なイベントであり、多くの来場者を集めている。

[編集] シリーズ

トミカの商品の一覧についてはトミカ一覧を参照

[編集] トミカ

1970年から発売されている通常シリーズ。殆どの車種に、可動アクションと、車軸のピアノ線を用いた擬似的なサスペンションが設けられていることが大きな特徴。乗用車では側面ドアやテールゲート、働く車では車種に応じた可動機構(ないものもある)がつく。

実車の大きさを問わず、統一サイズのパッケージを基準に製作されている。縮尺は各車種で異なり、乗用車は大体1/60前後程度、他の働く車などは車種によって縮尺が変わる。価格は一台378円(税込み)。

当初は国産車のみだったが1976年に外国車シリーズが追加。一時期は国産車110台・外国車70台で両者合わせて180台のラインナップだったが、1980年に国産車80台・外国車40台の120台体制に縮小。1988年に外国車シリーズが国産車に統合される形で廃止となり120番体制となった。2009年1月からは後述するロングトミカシリーズが通常品の続番で登場し、2009年10月現在は138番体制となっている。

同種の他社ミニカーとの違いとして、乗用車以外のラインナップが並外れて充実している点が挙げられる。変わったところでは70年代中~後期に農耕用トラクター蒸気機関車電気機関車ホバークラフトフェリーヘリコプターといった、自動車以外の乗り物までラインナップされていた。

レーシングカーに関しては長年、長谷見昌弘のスポンサーをつとめている関係から、彼が乗ったマシンやハセミモータースポーツのマシンを中心に製品化されている。 (詳細は長谷見昌弘#トミカの項を参照。)

現在までに600車種以上が製造・販売されており、メーカーによるギフトセットやアソート品、企業、ミニカーショップの特注品、さらにホイールやシャーシ違いなど数多くのバリエーションが存在している。

年間で発売される車種は、現在では24台前後である。発売当初から1999年までは発売日が特に定められておらず、新車情報は毎年刊行されるカタログなどで告知されるのみだったが、2000年以降は毎月第3土曜日を「トミカの日」と制定して、通常2種の新車が必ず発売されることとなった。


各種セット・シリーズ

マスコミトミカ
帰ってきたウルトラマン』に登場したマットビハイクル(元車種はコスモスポーツ)を1971年に「マットカー」の商品名で通常製品で発売し、大人気を博した。この直後、『マスコミトミカ』という新シリーズを立ち上げ、コスモもこのシリーズに移行されて販売継続された他、『ウルトラセブン』や『山ねずみロッキーチャック』といった当時の人気番組のキャラクターがトミカとなった。しかし、「マットカー」と『緊急指令10-4・10-10』以外は、作品と縁もゆかりもない車種にキャラクターのシールを貼っただけの製品で、売れ行きは伸びず、わずか1年で終了した。その後は『コミックトミカ』というブランド名で『頭文字D』や『サーキットの狼』、ドラマ『西部警察』など漫画や映像作品に登場する人気車種が発売されている。過去には『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場したフルカウルミニ四駆も発売されたこともあった。
ディズニートミカ
2004年以降、ディズニーのキャラクターを車体に描いた『ディズニートミカ』が独立シリーズで発売されている。多くはマスコミトミカ同様、通常のトミカにキャラクターを描いた架空のものだが、イラストはタンポ印刷と大幅に進化している。また『カーズ』に関しては独立したシリーズ、2008年7月からはミッキーマウスが創立した架空の自動車会社『ディズニー・ピクサーモータース』シリーズが展開されている。このほか東京ディズニーリゾート内では、アニメや園内アトラクションに登場する乗り物が限定発売されている。
トミカギフトセット
1975年から発売がスタートした、トミカを複数台詰め合わせたセット品。テーマ別に沿った車種が4~6台まとまって入っている。収録される車種は通常製品の色違い品が殆どだが、通常品では手に入らない車種が収録されることが多い。一部のセットでは道路標識などの情景部品が入っていることもある。
これらセットの中には、トミカを複数台搭載できるカーキャリアやフェリーボートを組み合わせたものや、空港支援車両と1/500程度のジャンボジェットのセットもある。
トミカくじ
2000年から登場した、12~20種類のトミカを詰め合わせてボックスに入れ『くじ』方式で発売する製品。当初は古今東西の車種を塗り替えたのみで、変り種は金メッキを施し実際のくじ同様『あたり』的存在に仕立てた車種があった程度だったが、近年は緊急車両や東京オートサロンなど、テーマ別に沿った車種が選択されている。毎年春頃に発売されており、現在第12弾までが登場している。
コンビニトミカシリーズ
2006年末から登場したシリーズ。ブラインドボックスの採用、コンビニを中心とした流通形態など、食玩に近い発売形態を取っているのが特徴。車種は1シリーズにつき6車種となっており、現時点ではレーシングカーが発売されている。
トミカトーマスシリーズ
2004年から発売されているシリーズ。人形劇『きかんしゃトーマス』に登場するキャラクターをトミカサイズで再現したもの。最大の特徴は各車両に「αシステム」と呼ばれるICチップが搭載されており、専用のマップに車両を置くとセンサーがチップを読み取り、車両に応じた音声を起こすという機能を持っている。「トミカ」を名乗っているが、他のトミカシリーズとは一切互換性は無い。

[編集] トミカリミテッド

2001年4月から始まった新シリーズで、塗装、パーツ、タイヤ、ホイールなどをよりリアルに仕上げたもの。大人向けのトミカとして割り切って作られ、クルマに対する思い入れを共感できるような車種構成となっている。通常品の改装品がほとんどだが、中にはこのシリーズ向けに金型を新造したものもある。当初は国産の旧型車種だけだったが、次第に外国車や商用車、レーシングカーなどがモデル化されるようになった。2005年4月~2006年6月の間はSUPER GTで活躍する車種が専門的にモデル化されていた。トミカと同様新車発売日が制定されており、発売は通常品より一週遅れの毎月第4土曜日となる。なお、2002年には後述するトミカダンディの金型を流用し、塗装やパーツなどをリアルに仕上げた「トミカリミテッドSシリーズ」が発売された。

[編集] トミカリミテッドヴィンテージ

詳細は「トミカリミテッドヴィンテージ」を参照

2004年から開始された、開閉アクションのないディスプレイ専門モデルの新シリーズ。「もしもトミカが昭和30年代に誕生していたら」というコンセプトにより昭和30~40年代の日本車を製品化している。なお、このシリーズはトミー→タカラトミーでなくトミーテックが生産・販売を担当している。

[編集] ロングトミカ

1976年に誕生した独立品番のシリーズで、トレーラートラックやタンクローリー、バス、といった長尺の車種がメインに製品化された。1994年に生産中止となったが、2009年1月に新シリーズとしてロングトレーラーや大型建機、新幹線などが発売された。新シリーズの車番は通常品の続き(№121~)となっており、今後は140番までのラインナップが予定されている。

[編集] トミカダンディ

1972年から発売された標準スケールのミニカーシリーズ。トラック、バス等も存在し当初はスケールがまちまちだったが、1977年以降1/43に統一された。トミカと同様さまざまな車種がラインナップされ、スケールが拡大された分ディテールやギミックも充実していたが、1994年に生産中止となった。なお同ブランドは2001年にトミカ30周年を記念して復刻、その後も何度か復刻生産を果たしている。

なお現在トミカの名を冠する1/43モデルとしては「トミカエブロ」が存在するがこちらはエムエムピーが製造、発売をトミーテックが行っており、ダンディとは一切関係が無い。

[編集] 動力系トミカ

手動で走らせる通常のトミカとは異なる、電池やゼンマイなどを使用し自走する商品も存在している。いずれのブランドも動力を搭載する関係からか、通常のトミカよりも一回り大きい。

トミカダッシュ・スーパートミカダッシュ
1977年から発売されたブランド。モーターを下に押し付けて摩擦すると高速でダッシュするというもので、現在のチョロQによく似ている。
パワートミカ
フリクション式のもので、1979年から1981年まで発売。その後『マイティボーイ』というブランド名で発売された。
B/Oトミカ・モータートミカ・プラロード
1993年から発売されたブランド。B/OとはBattery Operatedの略称で、社内的に電動玩具のことをそのように呼び習わしていたが、一般性の無い名称であるという指摘もあった。単五乾電池(ただし一部の商品は単四)を入れて自走するもので、プラレールと一緒に遊べる道路やセットも発売された。1997年に『モータートミカ』に名称変更、さらに2004年には『プラロード』ブランドに変更された。ただしプラロードは車種のほとんどが架空な点や同社のカタログではプラレールブランドで紹介されるなど、トミカの仲間と定義するには少々曖昧な点もある。同シリーズは2006年以降絶版となっており、現在動力系トミカは市場から姿を消している。
ちなみに、かつてプラレールシリーズにも『プラロード』という製品があり、B/Oトミカ発売前に商品展開されていたが、こちらはチョロQほどの大きさの電動ミニカーであり、道路等の部品も含め全くの別物である。

[編集] サウンド系トミカ

トミカには自ら音声を発するシリーズも存在している。通常品の流用で、以下の3シリーズが過去に発売されている。

音が出るトミカ

1992年に発売されたシリーズ。ボディを押すとランプを光らせながらサイレンを鳴らすもの。緊急車両を中心にラインナップされた。ただ、電池交換が不可能である。


サイレントミカ

1997年に発売されたシリーズ。基本的に原理は「音が出る~」と同じだが、こちらは電池交換ができるようになった。

おしゃべりトミカ 

1999年に発売されたシリーズ。こちらは先の2者とは異なり、アナウンスや会話の音声が収録されていた。

[編集] トミカヒーローシリーズ

2008年4月からテレビ放送と同時に展開されている特撮ヒーローシリーズ。世界各地で発生する災害に立ち向かい人々を救出するというコンセプトで、作品に登場する車両が製品化されている。トミカは、通常トミカシリーズを使っているのがある。

2008年4月5日 - 2009年3月28日
2009年4月4日 - 放送中

[編集] トミカワールド・トミカタウン

トミカには情景部品のひとつとして駐車場や高速道路、フェリーといったトミカワールドシリーズが発売されている。主なシリーズ展開としては建設・警察関係があり、2009年現在はトミカハイパーシリーズを中心に商品展開されている。一方、街の身近な建築物を模した「トミカタウン」シリーズもあり、交番や消防署をはじめ、新日本石油(ENEOS)、セブン-イレブンミスタードーナツなど実在する企業の建物も製品化されている。

[編集] その他

実車になったトミカ
2003年光岡自動車のマイクロカー・コンボイ88の仕様を変更し、トミカを模したホイールとパッケージを模した塗装を施し1/1のトミカと銘打った特別仕様車が完全予約販売式で発売された。車体後部には当時のトミカの続番である「121」の文字が描かれている。なおこの車種は玩具としての発売は無く、実車のみの存在である。
ホンコントミカ
1971年に生産コストの削減を狙い、香港の工場で生産させた通常品のことを指す俗称。生産されたのはホンダNIII360E20系スプリンター(クーペ前期型)カペラロータリークーペギャランGTO日産セドリック4ドアセダン(230型)ダットサン1200トラックの6車種。このシリーズは台数も少なくコレクターの間では珍重されている。
トミカフェア
1970年代後半から1980年代後半にかけて実施されたもの。通常品の各種バリエーションを一挙に発売して販売促進を狙ったもので、購入者には販促グッズが配布されていた。対象車種はミニクーパースバル360などカラーバリエーションの多い乗用車やグループA、トラック、バスなど多岐に渡った。
プチカ・アビバシリーズ
1975年にディズニーブランドを使用して発売されたシリーズ。翌年からは当時スヌーピーの版権を持っていたアビバ社からの注文でスヌーピーシリーズのキャラクターを乗せた製品も登場した。いずれも「トミカ」を名乗っていないが、トミカの金型を流用した製品が登場している。このシリーズは生産を中国・韓国で行っていた。
ビッグタイヤ
1983年に発売されたシリーズで、レギュラートミカの4WD車のタイヤを巨大なものに履き替えたモンスタートラックを模した製品。一部の商品は後に仕様を変更し、レギュラートミカの仲間入りを果たした。

[編集] トミカショップ

2005年8月に東京駅一番街にオープンしたトミカの直営店。メーカー直営のため、通常ルートでは手に入らない製品(トミカ博限定発売品など)が置かれているのが特徴。トミカの他にはアパレル商品等の関連グッズやゲームコーナー、トミカ工場も常時設置されている。 2007年12月から改装工事に伴い一時休業し、2008年3月に東京キャラクターストリート内に再度オープンした(この間は『東京ドームシティ』で暫定営業していた)。 2006年10月には栄のオアシス21に名古屋店が、2007年7月にはなんばウォークに大阪店がオープンした。 近年は3店舗の開業時期が近づくと記念モデル(トミカリミテッドヴィンテージ)が発売されるのが恒例となっている。

[編集] 沿革

  • 1970年 - 発売開始。
  • 1972年 - 60車種突破。トミカダンディ発売。
  • 1974年 - 100車種突破。
  • 1976年 - トミカ総生産台数1億台突破。外国車シリーズ・ロングトミカ発売。
  • 1977年 - スーパーカーブームの影響を受け、外国車シリーズにスーパーカー登場。
  • 1979年 - 生産台数2億台突破。
  • 1980年 - 誕生10周年を記念しメモリアルトミカ発売。
  • 1984年 - パッケージが赤箱に統一。生産台数3億台突破。
  • 1985年 - アンチモニー製トミカ発売。
  • 1988年 - 国産車シリーズと外国車シリーズを統合し、120番までとする。
  • 1994年 - トミカダンディ・ロングトミカ生産中止。生産体制の中国移転が開始され、この年の新車から中国製が登場。
  • 2000年 - 純金トミカ・復刻トミカ、アニバーサリー24I・II発売。第3土曜日のトミカの日制定。
  • 2001年 - トミカリミテッド登場。
  • 2004年 - トミカリミテッドヴィンテージ登場。
  • 2005年 - トミカ誕生35周年記念として復刻カタログ付きトミカ発売
  • 2008年 - 生産設備のベトナム移転開始、今後3年以内に中国から生産設備が移行予定。

[編集] 関連書籍

  • 『ミニカーコレクションの世界 トミカのすべて』([童想舎] 1984年) 日本ミニチュアカークラブ(NMCC)(著:中本裕、松井誠一郎、吉瀬拓雄、森山義明) 
  • 『ミニカー大百科―トミカコレクションのすべて』(講談社、1987年) ISBN 4061797514 - 誕生から1987年までのトミカシリーズを写真付で紹介。長く絶版だったが、2005年に再版。
  • 『トミカバリエーションノート』(ガリバー、1997年) - 2007年4月にミニカーショップイケダより再版。
  • 『トミカ徹底大カタログ』(監修:森山義明、勁文社、1999年)ISBN 4766932897
  • 『トミカ大図鑑』(監修:森山義明、ネコ・パブリッシング、2000年)ISBN 4873666163
  • 『トミカ徹底大カタログ 2001年度版』(監修:森山義明、勁文社、2001年)ISBN 476693766X
  • 『トミカ大図鑑2』(監修:森山義明、ネコ・パブリッシング、2003年)ISBN 4777000214
  • 『トミカ大図鑑 改訂版』(ネコ・パブリッシング、2004年)ISBN 4777001261
  • 『トミカライフ 1970-2005』(ネコ・パブリッシング、2005年)ISBN 4777003566

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月20日 (金) 14:30 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【トミカ】変更履歴

ご利用上の注意

もっと調べる!