トヨタ・アルテッツァ

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トヨタ・アルテッツァ
SXE10/GXE1#/JCE10型
フロント
リア
アルテッツァジータ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアスポーツセダン
5ドアショートスポーツワゴン
(実際は5ドアハッチバック
エンジン 1G-FE型 2.0L 直6 160ps
3S-GE型 2.0L 直4 210ps
2JZ-GE型 3.0L 直6 220ps
変速機 6MT / 5AT / 4AT
駆動方式 FR
サスペンション 四輪タブルウィッシュボーン
全長 セダン:4400mm
ジータ:4505mm
全幅 前期型:1720mm
後期型:1725mm
全高 セダン:1410mm
ジータ:1420 - 1435mm
ホイールベース 2670mm
車両重量 1300 - 1540kg
姉妹車 初代レクサス・IS
後継 2代目レクサス・IS
-このスペック表は試行運用中です-

アルテッツァ (ALTEZZA)/アルテッツァジータ (ALTEZZA GITA) は、トヨタ自動車が生産していた乗用車である。

プログレ/ブレビスプラットフォームを共有するスポーツセダン/ショートスポーツワゴン(実質的には5ドアハッチバック)で、取扱店はネッツ店専売であった。

海外ではトヨタの最高級ブランドである「レクサス」のコンパクトセダン「IS」としてリリースされ人気を博した。製造は岩手県胆沢郡金ケ崎町にある関東自動車工業岩手工場で行われていた。

目次

[編集] 概要

[編集] パッケージング

もともとは「コンパクトなボディーにFRレイアウトという走りのコンパクトセダン」として開発がスタートしたが、同時期に開発途中であった他のスポーツセダンと統合され、さらにレクサスの販売戦略における欧州Cセグメント車(BMW・3シリーズメルセデス・ベンツ Cクラス等)の対抗車種としての役割も担うことになったため、「スポーツセダン」と「プレミアムセダン」の両方の役割が求められることとなり、高剛性かつ日欧米の各地域の基準をクリアする衝突安全ボディが採用された。

「ショートオーバーハング+大径ホイール+ロングホイールベース」とスポーツカーレベルの走りを意識したプロポーションとなっている。このスタイルは、後のトヨタやレクサスのFRセダン(S180系クラウン以降のFRセダン等)に受け継がれている。なお、外装にはトヨタ車ながら同社のエンブレムを装着していない(フロントグリルに「A」をあしらったものが装着されているだけ)。

大小2つの円を用いたデザインのリアコンビネーションランプと大幅に切り詰められた前後オーバーハング、17インチアルミホイールと低扁平(45扁平)タイヤ、そしてクロノグラフをモチーフとしたメーターなど、当時の国産4ドアセダンとしては珍しい装備が多くなされている。

日本国内仕様のセダンモデルへの3リッターエンジンの搭載は見送られ、当初は直列4気筒搭載のスポーツモデルである「RS200」にのみに6速MTが設定されていたが、後に直列6気筒モデルの「AS200」にも追加された。逆にワゴンモデルであるジータには、当初「AS200」のみに6速MTが設定されていたがマイナーチェンジで消滅し、全車ATのみの設定となっている。

2005年、トヨタは日本国内でのレクサスブランドの展開を発表。それに伴って後継車種となる2代目「レクサス・IS」の販売を決めたため、「アルテッツァ」の名称は終了した。

[編集] エンジン・ドライブトレイン

日本国内専用の3S-GE型エンジン

エンジンは1G-FE直列6気筒エンジンと3S-GE直列4気筒エンジンを搭載。どちらも2L。

3S-GE型エンジンは吸気・排気の両方にVVT-iを搭載する「デュアルVVT」や「チタンバルブ」(MTの210PS仕様のみ)」を採用するなど、当時の最新技術が盛り込まれている。ちなみに、従来の3S型エンジンとは、横置きから縦置き仕様へと大幅に設計変更されていることから(エンジンブロック自体も違う)、共通点、互換性は殆ど無い。

アルテッツァが発売された当初、この3S-GE型エンジンはカタログスペック上において、国産2000ccの自然吸気(NA)エンジンの中では最高出力(210PS)であった。また、RS200とAS200の6速MTモデルはトルセンLSDが標準となっている。

[編集] サスペンション

プラットフォームは2代目アリストから採用された当時最新の「FRマルチプラットフォーム」の改良版で、プログレに先行採用されていたものをベースに改良されたものである。

フロント、リア共にスープラなどのスポーツカーやクラウンなどの高級セダンにも用いられたダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用され、サブフレームを介してボディにマウントすることで運動性能と乗り心地の向上、両立を図っている。なお、この方式は現在も多くの上位車種で採用されている。また、前後重量配分が適正化されるよう、車体の軽量化にも重点が置かれていた。

MT車では、フロントはアリスト用、リアにはアリストより1サイズピストン径が大きいブレーキキャリパーとローターが使われ、ホイールサイズも17インチのものが搭載された。実際、当時の日本のブレーキアセスメント試験で最短制動距離を記録していた[1]

後のマイナーチェンジではリアまわりのボディの剛性が引き上げられ、リアサスペンションの路面追従性が向上した。そしスポーツABSがGセンサー付のスポーツABSへと変るなどして、走行性能のレベルアップが図られている。

[編集] 内装

レクサス・ISのメーター

インテリアでは、スピードメーター(マイナーチェンジ後のRS200の6速マニュアルはタコメーター)の内側に水温計・油圧計(AS系は瞬間燃費計)・電圧計3つの計器を配したクロノグラフメーターを採用した。

内装に使用されている革はレクサスISのものよりグレードが落とされており、シフトレバーパーキングブレーキレバーのブーツはフェイクレザー(合成皮革)が使われていた。

[編集] 販売

アルテッツァが発売された当初、トヨタ自動車は取扱いディーラーであるネッツ店に対し「ワンプライス」「値引き無し」を半ば強制していた[要出典]

初期型のアルテッツァは室内装備品が少なく、本革パーキングブレーキレバー&シフトレバーブーツ・リアセンターヘッドレスト・ドアカーテシーランプ・コンライト・ドアミラーヒーター・ステンレス製スカッフプレート・鍵付き起毛グローブボックス等は、後に追加された海外仕様の「レクサスIS」に準じた高級仕様の「L-EDITION」にのみ設定されていた。また、ディスチャージヘッドランプはオプション設定にも存在しなかった(TRDやアフターパーツメーカーなどから後付けキットが販売されている)。

なお、マイナーチェンジ後はディスチャージヘッドランプやミラーヒーターの標準装備化、パワーステアリングギアの高精度化、ギア比アップによるフィーリング向上、6速MTのギア比変更(クロス化)が行なわれた。さらに外装・内装パーツのブラッシュアップ(リアコンビ部のブラックスモーク塗装、フロントグリルのデザインをレクサスISと同一デザイン化等)が行なわれて質感が向上している。

発売開始直後は若者を中心としてRS200のMT仕様が売れ筋だったが、後に他セダンからの乗換えと見られる40歳代以上の中高年ユーザーによるAS200のAT仕様の購入が中心となっていった[1]

[編集] 年表

[編集] モータースポーツ

スーパー耐久のグループN+クラスに参戦した。通常のグループNより改造範囲が広いスーパー耐久の中でもさらに改造範囲が広く、スリックタイヤの使用が認められるというグループN+のレギュレーションのもとで強さを発揮し、2000年から2005年にかけてグループN+(2005年はST5クラス)のクラスチャンピオンを獲得した。またマカオグランプリ併催のギア・レースといった海外レースにも出場し、2001年には織戸学がギア・レースで2位に入るなどの成績を残している。

アルテッツァのワンメイクレースとしては、2000年 - 2006年に開催されていたネッツカップアルテッツァシリーズがあった。実績あるドライバーが参加したことに加え、より上のクラスへの登竜門としての役割も兼ねていた。

[編集] チューニング

発売当初はFRスポーツをアピールしていたこともあり、ライトチューンからヘビーチューンまで様々なチューニングベースとして使用された。ディーラー販売モデルとしてトムスによる後付ターボ仕様車280Tが存在しているが、これはトヨタ系のディーラーやメーカーによるカスタマイズ販売としては先駆けとなった車である。パワー向上のため、直6のターボエンジンを換装(1JZ-GTE2JZ-GTE(ワゴンのジータが一部グレードで、海外仕様のレクサスISでは「IS300」が自然吸気の2JZ-GEを搭載していたためエンジンマウント等のパーツが共用できる)、さらに大幅な改造を施してRB26DETTを搭載した例もある。また海外ではセルシオ(LS430)などが搭載するV型8気筒エンジンに換装された個体も存在する(実際に北米レクサスでは「IS430」の名称で初代ISに3UZ型V8エンジンとスープラの6速マニュアルミッションを換装したモデルをSEMAショー等に出展している)。 なおTRDからは路面追従性を引き上げた改良型のリアサスペンションメンバーが限定販売された。また、トムスではサイドフレーム強化ブレースやサスペンションメンバー強化ロッドなどが販売されていた。

[編集] 車名の由来

  • アルテッツァ - イタリア語で「高貴」の意味。
  • ジータ - イタリア語で「小旅行」の意味。

[編集] その他

  • アルテッツァ・ジータが発売された直後、TOKYO FMのラジオ番組「TOYOTA SOUND IN MY LIFE」でお台場にある「MEGAWEB」から公開生放送を行ったことがある(通常はスペイン坂スタジオから放送)。番組にはアルテッツァ・ジータの開発担当者もゲスト出演していた。
  • アルテッツァが発売された当初、ディーラーにて『ネッツマガジン アルテッツァ』としてプレイステーションソフトが配布されていた。

[編集] 脚注

  1. ^ ニューズ出版「HYPER REV Vol.98 トヨタ・アルテッツアNo.3」 2004年9月10日発行

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年12月1日 (火) 04:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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