トヨタ・U型エンジン

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トヨタ・U型エンジン(トヨタ・Uがたエンジン)は、トヨタ自動車で製造されていた0.7L〜0.8L級の空冷水平対向2気筒ガソリンエンジンの系列である。


目次

[編集] 概要

同社としては最初にして唯一の空冷・水平対向による2気筒エンジンであり、最初に登場したU型のボア×ストロークは78mm×73mmのオーバースクエア、水平対向2気筒で先例の多い、半球型燃焼室を持つクロスフロー弁配置となり、性能は最高出力28ps/4,300rpm、最大トルク5.4km-m/2,800rpmを達成させた。

後年に至るまで同社としては史上唯一となったこの空冷エンジンは、シトロエン2CV同様の水平対向2気筒で、プロペラファンよりやや効率が劣るがコンパクトで騒音が少ない遠心式のシロッコファンとシュラウドを組み合わせた強制冷却という点は共通する。しかし2CVエンジンは日本の内燃機関の通例から乖離した特殊設計でもあったため[1]、より常識的なBMWやツュンダップなどのドイツ製オートバイ用水平対向2気筒エンジンをも参考とし、震動対策にも意を払った。経験の少ない空冷エンジンの設計で、開発陣は熱変形など冷却対策に苦慮したという。

吸排気バルブの隙間調整機構として、日本の乗用車としては初の油圧式ラッシュアジャスターを採用し、メンテナンスフリーを実現したことが特徴である。軽量かつ簡潔、しかもコンパクトにまとめ上げられたこのエンジンの採用で、後輪駆動車ながらエンジンルームの前後長を詰めることができ、前輪駆動車と大差ない居住空間が得られたが、同時に、空冷・水平対向2気筒エンジン故の騒音・震動など、ハンデキャップをも抱えることとなり、最終的に昭和50年排出ガス規制を達成する事ができず、1975年11月をもって製造を終了した。



[編集] 共通項目

[編集] バリエーション

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[編集] U - 700cc

U
登場年月 1961年6月
エンジン種別 ガソリンエンジン
冷却方式 空冷
シリンダー配置・数 水平 対向 2気筒
弁形式 OHV
ボア×ストローク 78mm×73mm
排気量 697cc
圧縮比 7.2:1
馬力 28PS/4300rpm
トルク 5.4m・kg/2800rpm
重量 79kg
  • (初)初代パブリカ(UP10)
  • 初代パブリカトラック/バン(UP16/16V)


[編集] 2U - 800cc


[編集] 2U-B - 800cc

  • (初)初代パブリカトラック/バン(UP26/26V)
  • ミニエース(UP100)
  • 2代目パブリカトラック/バン(UP36/36V)



[編集] 2U-C - 800cc

  • (初)初代パブリカ(UP20)
  • 2代目パブリカ(UP30)


[編集] 注釈

  1. ^ シリンダのコネクションロッド大端部を一体式とし、組立式クランクを窒素冷却して圧入する構造や、簡素化を狙った左右同時点火など、常道から外れた特徴が多かった。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月3日 (火) 04:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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