トランスフォーマー: リベンジ
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| トランスフォーマー: リベンジ Transformers: Revenge of the Fallen |
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|---|---|
| 監督 | マイケル・ベイ |
| 製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ マーク・ヴァーラディアン |
| 製作 | イアン・ブライス トム・デサント ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ |
| 脚本 | アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー アーレン・クルーガー |
| 出演者 | ピーター・カレン ヒューゴ・ウィーヴィング シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス ジョン・タートゥーロ |
| 音楽 | スティーヴ・ジャブロンスキー |
| 主題歌 | リンキン・パーク 「ニュー・ディヴァイド」 |
| 撮影 | ベン・セレシン |
| 編集 | ロジャー・バートン |
| 配給 | ドリームワークス |
| 公開 | |
| 上映時間 | 147分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 制作費 | $200,000,000[1] |
| 興行収入 | $831,753,769[1] |
| 前作 | トランスフォーマー |
| 次作 | トランスフォーマー3(仮) |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| allmovie | |
| IMDb | |
『トランスフォーマー: リベンジ』(Transformers: Revenge of the Fallen)は、2009年のアメリカ映画。『トランスフォーマー』の続編。
目次 |
[編集] 概要
今回は前作の1億5000万ドルを超える2億ドルもの製作費が投じられ、アメリカのみならず、上海、ロンドン、パリ、エジプトなど世界各地を舞台に物語が展開していく。
監督は前作に引き続きマイケル・ベイが担当。シャイア・ラブーフをはじめ、前作の主要キャストも続投する。また、前作に続き今作でもアメリカのロックバンド、リンキン・パークがテーマ曲『ニュー・ディヴァイド(New Divide)』を書き下ろした。
ワールドプレミアは東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズで2009年6月8日に開催された。
アメリカでの興行収入は初日だけで6062万ドル(約58億円)に達し、2億ドルを5日間で突破するなど『ダークナイト』に次ぐ記録的なヒットとなった。また公開2ヵ月で興行収入は3億9800万ドルに達し、歴代9位という驚異的な成績を叩き出している。一方、日本では世界最速公開としたため公開当日が平日の6月19日という事や、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』や『ROOKIES-卒業-』等といった強力なライバルの公開と重なった影響もあり、公開第一週での興行収入が前作を下回り、興行成績は28億円となった。前作の40億円を下回る結果となったが、十分ヒットした映画と言える。(因みに、公開日当日に満席が続出し、一週間後には満員御礼の出演者舞台挨拶の予定までなされた『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』の興行成績も、20億前後に留まっており(通常放映期間のみの集計。現在、一部で追加公演が行なわれており、これを含めた場合の興行成績は不明)、このことから見ても、本作の興行成績は、良成績であったことが分かる。)ファミリー映画としての評価が高く、日本語吹き替え版、一部劇場でのIMAX版は好成績だった。日本語吹き替え版では劇中のプロローグ後に出るメインタイトルが日本表記になっている。
2008年公開の「ダークナイト」に続き、本作も一部のシーンでIMAXカメラで撮影されている。
[編集] キャッチコピー
- リベンジが始まる…
- 新たなるトランスフォーム「変身」はリベンジから始まる。
- 人類よ、覚悟しろ!!
- 世界を繋ぐ 世界が変わる(玩具版)
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
前作のミッション・シティでの戦いから2年。オプティマス・プライム率いるオートボットはアメリカ軍を母体とした対ディセプティコン特殊部隊NEST(ネスト)の一員として世界各地に散らばっているディセプティコンの残党退治に勤しんでいたが、最近になって出没回数が増えていること、そして上海戦にてデモリッシャーが死に際に残した「ザ・フォールン様が蘇る」という言葉を聴き、ディセプティコンが何か企んでいるのではと疑念を募らせる。
一方、大学に進学したサムは両親、恋人のミカエラ、そしてバンブルビーとの別れを惜しみつつも、これから始まる大学生活に胸を躍らせていた。しかし、引越しの最中に見つけたオールスパークの欠片に触れた瞬間、これまで見たことのない文字が頭に浮かぶようになり、授業中に錯乱するなどといった症状が出始める。もしかしたら自分も先祖のようにいつか発狂するのではないか、とサムは疑い始めた。
その頃、情報参謀サウンドウェーブが入手した情報によって、オールスパークの欠片を奪取したディセプティコン達は海底に沈められたメガトロンを復活させる。そうして復活したメガトロンがディセプティコンの本拠地に帰還すると、そこには主と仰ぎ、地球に対して復讐(リベンジ)の念を募らせているザ・フォールンが待っていた。
[編集] キャスト
[編集] 民間人側
- サム・ウィトウィッキー:シャイア・ラブーフ
- 吹き替え:小松史法
- 主人公。フルネームはサミュエル・ジェームズ・ウィトウィッキー。前作までの気弱な性格はほとんど見られなくなり、常に前に進もうとする勇敢な青年へと成長した。口の上手さは相変わらず。プリンストン大学への進学に伴い実家を出て寮住まいを始めようとするが、2年前にキューブを使ってメガトロンを破壊した際に、本人も知らないうちにその知識を吸収してしまい、出発直前に衣服(2年前の戦いの際に着ていたパーカー)に紛れ込んでいたオールスパークの欠片に触れてしまった結果、キューブの知識が活性化。それが原因で再びトランスフォーマー達の戦いに巻き込まれていく。
- ミカエラ・ベインズ:ミーガン・フォックス
- 吹き替え:東條加那子
- サムの恋人。大学には進学せず、出所した父親と共に家業のバイクショップ(カスタムファクトリーと推測される)の運営に精を出している。ボーンズという大型犬を飼っている。愛車はアプリリア・RS125。
- サムがプリンストン大学に進学したため、遠距離恋愛の関係となる。最初は遠距離恋愛に自信が持てず別れ話を切り出したが、オールスパークの欠片を狙うディセプティコンとの接触により再度サムと行動を共にする。行動的な性格は相変わらずであるが、前作とは逆に彼女の方がサムに惚気た一面を見せている。
- シーモア・シモンズ:ジョン・タトゥーロ
- 吹き替え:チョー
- 元セクター7のエージェント。前作の最後でセクター7は解散。セクター7のメンバーの多くはNESTへ引き継がれたもののシモンズのみ人格上の問題から不適として解雇され、実家の肉屋兼惣菜店を切り盛りしながら、セクター7から押収した大量の資料(その中にはフレンジーの頭部も混ざっている)を元に独自で調査を続け、ネット上ではロボウォーリアーというハンドルネームで、トランスフォーマー達の動画を世界中に流していた(流した動画の中にはレオのサイトからハッキングしたものもある)。
- レオの手引きでサムと再会、会った当初は解雇された原因となったことから冷淡な態度を取っていたが、サムが見た文字に興味を示し、協力を受け入れ、セクター7で培ったあらゆる手腕と道具(嘘発見器を騙せるカプセルなど)を用いて、サム達の行動を手助けすることから、トランスフォーマー達の戦いの真っ只中に身を投じることになり、デバステーターがピラミッドのマシンを機動させようと知るや、単身で向かっていくといった勇敢さを見せている。
- スミソニアン航空宇宙博物館を訪れた際、若い頃は宇宙飛行士になりたかったという趣旨の発言をしている。
- なぜかTバック型のスポーツ用サポーターを勝負パンツとして履く習慣がある。下着には「S7」の文字が入っており、まだセクター7に対し未練がある模様。また、メガトロンのことは今でも「NBE-1」と呼んでいる。本人によると、アラブ人の血が混じっているとのこと。
- レオ・スピッツ: ラモン・ロドリゲス
- 吹き替え:阪口周平
- フルネームはレオナルド・ポンス・デ・レオン・スピッツ。
- プリンストン大学でのサムのルームメイト。お調子者の典型的なオタクで「超リアルサイトスクープ.com(Real Effing Deal.com)」なるネット会社を立ち上げ、仲間2人とつるんで金儲けをしている。学生寮のコンピューター情報を操作しサムと同室になったことでなし崩し的に事件に巻き込まれてしまう。ちなみに、そのサイトで販売してる子猫のカレンダーは結構売れているらしい。
- いわゆるヘタレであり危機的状況に陥るとパニックになることも少なくないがコンピューターの技量は確かで、大学のコンピューターにハッキングし自分が住んでいる学生寮に美女ばかりが集まるように細工を施した。
- ロン・ウィトウィッキー:ケヴィン・ダン
- 吹き替え:後藤哲夫
- サムの父親。少々守銭奴な面もあるが、大学に進学した息子のサムを誇りに思い、心から愛している。ギャグ担当だった前作とは一変し、今作ではフランスを旅行中に妻と共にトランスフォーマー達の戦いに巻き込まれる。
- 今作ではチワワの「モージョ」に加え、新たに「フランキー」という名の縞模様をした雄のフレンチブルドッグを飼っている。
- ジュディ・ウィトウィッキー:ジュリー・ホワイト
- 吹き替え:野沢由香里
- サムの母親。前作のエキセントリックな言動は健在で、より親馬鹿な面が顕著になり、サムが大学の寮に引っ越す際には未だに子離れ出来ない一面を見せる。
- コラン教授:レイン・ウィルソン
- 吹き替え:丸山壮史
- プリンストン大学物理学教授。ややプレイボーイ的な思考・言動の持ち主。講義中に錯乱したサムを追い出すが、ラストでは彼を快く迎え入れた。マイケル・ベイがウェスリアン大学在学中に講義を受けていた教授がモデル。
- ミカエラの父:マイケル・パパジョン
- 前作では会話の中で言及されていただけで、実際に登場するのは今作が初めてである。出所したばかりで危なっかしいのか、ミカエラ曰く「まだヨチヨチ歩き」とのことである。
[編集] 政府・軍人側
- ウィリアム・レノックス:ジョシュ・デュアメル
- 吹き替え:矢崎文也
- アメリカ陸軍少佐にしてNEST部隊指揮官。前作にて最初にトランスフォーマーと遭遇した軍人の一人。アイアンハイドのパートナーとして前線にてNESTの指揮を取る。オートボットに対する信頼は厚く、それ故にギャロウェイに反発する。
- ロバート・エップス:タイリース・ギブソン
- 吹き替え:山野井仁
- アメリカ空軍曹長でレノックスの部下。レノックス共々、前作より一階級昇進している。レノックスと同様、ギャロウェイを嫌っている。
- ノベライズではファーストネームが「レイモンド」になっている。
- セオドア・ギャロウェイ:ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
- 吹き替え:御友公喜
- 国家安全保障問題担当大統領補佐官。縁なしの眼鏡が特徴。陰湿な性格でアメリカ大統領の威を借る狐。
- オートボットの存在自体がディセプティコンを地球に呼び込んでいるのではないかと疑い、彼らを追い出そうと企む。だが所詮は口先だけの小物であり、オプティマスの「我々が去った後ディセプティコンが残っていたら?」と言う質問には何も答えられず、終盤では間抜けな様をさらした。
- モーシャワー将軍:グレン・モーシャワー
- 吹き替え:原康義
- アメリカ統合参謀本部議長にしてNEST司令官。NEST司令官であるが所属はアメリカ海兵隊である。レノックスだけでなくオプティマスも非常に信頼しており、サイドスワイプスやアーシーなとを地球に招くことを許可したのも彼である。終盤レノックス達が窮地に陥っていると知るや、周辺の戦力をかき集め、上空からの大量のナパーム弾の投下による「ファイヤーストーム作戦」によってディセプティコンの勢力を一掃するといった司令官として見事な手腕をみせる。前作でもグレン・モーシャワーが演じる司令官が登場するが、前作に登場したのはシャープ大佐という名前であり、モーシャワー将軍とは別人である。
- 国境警備員:ディープ・ロイ
- エジプトの国境にある検問所の警備員。いかつい面構えに反して、ニューヨークによほどいい思い出があるのか、シモンズの「ニューヨークから来た」という一言で警戒心を解き、検査もせず、一行をあっさり通してしまう。
- ワイルダー艦長:ジョン・ニールセン
- アメリカ海軍の原子力空母「ジョン・C・ステニス」の艦長。素性が分からないにも関わらずシモンズの話を信じ、シモンズの要請に応え、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「キッド」によるレールガンの発射を行う。
- グラハム大尉:マシュー・マーズデン
- 吹き替え:宮内敦士
- イギリス軍特殊部隊(United Kingdom Special Forces)より派遣されたエージェント。レノックスたちの優秀な部下として彼らをサポートする。
[編集] トランスフォーマー
[編集] 概要
前作でも言及されている項目については前作映画を参照。
生体構造はナノマシンの集合体である流体構造体に生命としての中枢体のスパークを宿した構造で、スキャン情報によって個別の外観と能力、多種多様の変形機構を兼ね備える機械生命体。
エネルゴンという恒星より精製されるエネルギーを摂取することで生命活動の維持を中心に戦闘のエネルギー等を得ており、エネルゴンを摂取しないでいると徐々に体構造を維持できなくなり、やがて自己崩壊して死に到るが、ジェットファイアの例を見る限りでは1回の摂取で活動できる時間はかなり長いようである。また、別のエネルギー(燃料等)による代替もある程度可能であるようだ[2]。性別の概念があり、遺伝も確認されている。オールスパークがエネルゴンの一種である事から、オールスパークが行方不明になって以降も何らかの方法で繁殖が可能であるが、詳しくは明らかにされていない。
前作では説明がなかったが、同一種族である為自身がオートボットか、ディセプティコンかは「個人の意思」によって決まる物であり、ディセプティコンからオートボットへと趣旨変えする者が現れる。また、オートボット・ディセプティコンが存在する理由も語られた。
今作では合体能力を持つトランスフォーマーも登場するが、合体能力を持つものはザ・ツインズ(アイスクリームバン形態時)、アーシー(小説、コミックのみ)、コンストラクティコン・デバステーターのように何らかの共通因子を共有しているようである。
日本語吹き替え版において新キャラクターの声を担当した声優の中には、かつてのアニメシリーズに関わっていた声優も多い。
[編集] オートボット(サイバトロン)/Autobots
故郷である惑星サイバトロン(セイバートロン)の壊滅に伴い、前作を経て地球へ移民してきた正義のトランスフォーマー軍団。アメリカ政府との間に同盟を結び、新たに結成された特殊部隊NEST (Networked Elements: Supporters and Transformers)の隊員として、ディセプティコン残党壊滅の任務に当たっている。ただし、オートボットの存在を知るのは政府関係者及びアメリカ軍、そしてサムたち一部の民間人のみであり、一般人には彼らの存在は知らされていない[3]。
[編集] 前作から引き続き登場
- オプティマス・プライム(コンボイ)/Optimus Prime
- 変形車種:ピータービルト・379
- 声:ピーター・カレン/日本語版:玄田哲章
- オートボット総司令官。
- 本作ではトランスフォーマー側の主役という位置付けがより明確になっており、オートボットたちのリーダーとして、NEST隊員たちと共にディセプティコンと戦う反面、人類との調和に対し悩みを抱えている。何よりも平和と自由を重んじており、基本的には非常に穏やかな性格なのだが、ディセプティコンとの戦闘に際しては暴力的かつ過激な台詞を発することもある。
- 玩具はリーダークラスのものと、限定品として前作のヴォイジャークラスの玩具の塗装変更品が発売されている。特にリーダークラスのものは本作の為に新設計されており、前作のものと比べると格段に映像作品の姿に近くなっている。
- また日本限定としてオープンフェイスを再現した新造形の頭部とマフラーを外してイオンブラスターに変形させることができる新ギミックを追加した「バスターオプティマスプライム」が11月に発売される予定である。さらに塗装を黒にしたバージョンがAmazon.com限定DVD予約特典として付属する。
- バンブルビー(バンブル)/Bumblebee
- 変形車種:ゼネラルモーターズ(GM)・ シボレー・カマロ Z28コンセプト
- オートボットの斥候。オートボットの中では唯一NESTに加わらず、サムの愛車として生活している。サムとは親友同士。愛称は「ビー」。サムの母親からは「ワッフルビン」(日本語版では「ワッフルメーカー」)と呼ばれている。
- 前作のラストで発声機能を回復したが、完全には回復していないようで引き続きラジオ音声を使用して対話している。[4]大学に進学することになったサムと別れる際は涙(ウォッシャー液)を流したり、ビークルモードでも助手席に向けて放水したりと、前作よりもさらに表情豊かな動きを見せている。
- なお、変形する車両は前作のカマロ・コンセプトよりリニューアルされている。
- 玩具は一部部品を新造しており、顔がより劇中のものと近くなっている他、前作で見せた両肩のキャノンを再現したものと、右腕とキャノンが一体化したものの二種類のデラックスクラス玩具と、サムのフィギュアが付属したヒューマンアライアンス版が発売される。
- アイアンハイド/Ironhide
- 変形車種:ゼネラルモーターズ (GM) ・GMC・トップキック C4500 4WD クルーキャブ
- 声:ジェス・ハーネル/日本語版:北川勝博
- オートボットの兵器担当。前線での指揮を取る。レノックスの相棒でもある。
- 今作ではジャズに代わってサブリーダー的な立場になり、オプティマスの信念を尊重する様子が見られる。一方でギャロウェイが引き連れてきた兵士に銃を向けられた直後に激昂、キャノン砲で撃ち返そうとしてレノックスに窘められるなど血の気の多い性格はそのままである。
- 映画本編からはわからないが、コミック版等では仲間を大切に思っている様子がみられ、第1作目で死亡したジャズを丁寧に棺代わりのトラックのコンテナに入れて海に沈めたり、発声機能を損傷してしまったバンブルビーを気遣ったりしている。
- 玩具は塗装と顔、両腕の武器が変更されたヴォイジャークラスのものが発売されている。
- ラチェット/Ratchet
- 変形車種:ゼネラルモーターズ (GM) ・ハマー・H2・レスキュー車仕様
- 声:ロバート・フォックスワース/日本語版:浦山迅
- オートボットの軍医。ギャロウェイの身勝手さを目の当たりにして「こんな星出て行くか」などネガティヴな発言をすることもあったが、終盤ではジェットファイアーのパーツをオプティマスに移植するといった活躍を見せた。
- 当初、玩具は前作のヴォイジャークラスの塗装を変更したものだけであったが、新規開発されたデラックスクラスのものが発売される。
[編集] 新キャラクター
- サイドスワイプ(ランボル)/Sideswipe
- 変形車種:ゼネラルモーターズ(GM)・シボレー・コルベット・スティングレイコンセプト
- 声 - アンドレ・ソウグリゾ/日本語版 : 東地宏樹
- オプティマスに応じて地球に来た新戦士。足がタイヤになっており、地面を高速で滑走できる。両腕に鋭く射出可能な剣を持ち、4連マフラー型のキャノンなど銃火器も充実している。
- 名称はアニメ第1作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の同名キャラクターに由来する。
- ノベライズでの名称の表記が統一されておらず、ページによってはアニメの日本語版における名称であるランボルであったり、サイドスワイプであったり、全く別人であるサイドウェイズであったりする。
- 玩具はデラックスクラスのものと、ヒューマンアライアンスのものが発売されている。
- アーシー/Arcee
- 変形車種:ドゥカティ・スーパーバイク(赤)
- クロミア/Chromia
- 変形車種:スズキ・B-KING(青)
- フレアラップ/Flareup[5]
- 変形車種:MVアグスタ・F4(紫)
- 声 - グレイ・デリスル/日本語版 : 勝生真沙子
- バイク型の女性トランスフォーマー。3体で1つの人格を共有している。ビークルモードでは座席部分に人間の女性のホログラフを映してカモフラージュしている。本作公開前のインタビューの際、監督のマイケル・ベイが嫌いと明言したトランスフォーマーでもある。企画段階では合体する予定があり、小説版では実際に合体しているほか、コンセプトアートでもその姿が見られる。
- 玩具版におけるビークルモードは、権利上の問題のため実車をアレンジした架空の車両となっている。玩具はアーシー、クロミアがデラックスクラスと、ヒューマンアイランス(日本未発売)のスキッズ、マッドフラップにそれぞれ付属するものがある。
- モチーフは『初代』に登場したウーマン・サイバトロンである。また、前作で登場が予定され、玩具も発売されていたアーシーと本作のキャラクターとは別人である。
- なお、吹き替えを担当した勝生真沙子はアニメの日本語版でもアーシー、クロミアを担当している。
- 紫色の個体は当初名前が発表されておらず、コミコンにてFlareup(フレアラップ)という名称で公表されたが、その後ハズブロ側がElita-1(エリータ・ワン)であると答えており一部食い違いが見られる。[6]
- ザ・ツインズ(スキッズ&マッドフラップ)/The Twins(Skids and Mudflap)
- 変形車種:アイスクリームバン→ゼネラルモーターズ(GM)・シボレー・ビート(スキッズ)、ゼネラルモーターズ (GM)・シボレー・トラックス(マッドフラップ)
- 声 - トム・ケニー(スキッズ)、レノ・ウィルソン(マッドフラップ)/日本語版:関智一(スキッズ)、小西克幸(マッドフラップ)
- サイドスワイプやアーシー3姉妹と共にやって来た双子のオートボット[3]。緑がスキッズ、橙色がマッドフラップ。二人ともお調子者であり普段は喧嘩が耐えないが、基本的にはとても仲が良い。
- 一つのプロトフォームがスパークごと2つに分裂することで誕生した経緯を持つ。[7]最初はアイスクリームバンの姿で登場し、合体してビークルモード、分離してロボットモードという形態を取っていた。後にそれぞれがコンパクトカーを再スキャンする。ちなみに、スキッズのナンバープレートにはアルファベットで名前が記されている(マッドフラップは日本版の玩具のみMUDFLAPと書かれており、映画内と海外版の玩具ではTRAXと書かれている)。アイスクリームバン形態では車体の側面に「POPSICLES!(アイスをしゃぶれ)」と書かれている。
- MTVでマイケル・ベイがお気に入りと語ったキャラクターであるが、アメリカではジャー・ジャー・ビンクス並の不人気キャラ。日本国内でもそのキャラクター性には賛否が分かれている。
- スキッズの名称はアニメ第1作に登場した同名キャラクターに由来する。マッドフラップは『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』のデモリッシャーの海外名であるが、関連性は無い。
- スキッズの声を担当しているトム・ケニーは『ANIMATED』でスタースクリームを演じている。また、マッドフラップの吹き替えを担当している小西克幸は『トランスフォーマー スーパーリンク』でグランドコンボイなどの声を担当していた。
- 玩具は各単体のデラックスクラス、アイスクリームトラック版、ヒューマンアイランス(日本未発売)が発売されている。
- ジョルト/Jolt
- 変形車種:ゼネラルモーターズ(GM)・シボレー・ボルト
- エレクトロウィップを武器に持つ青いオートボット。
- 準備稿の段階では登場させる予定がなかったため登場シーンが非常に少なく、ノベライズでは登場していない。クライマックスではオプティマスとジェットファイアの合体を支援するなどの活躍を見せる。玩具のキャラクターバイオでは、ディセプティコンを混乱させ、トラブルを引き起こすことが大好きなオートボットであると設定されている。
- ジョルトの名称は過去の作品にて、多くのキャラクターで使用されていたものである。
- 玩具はデラックスクラスのものとスカウトクラスのものが発売される予定(2種類の玩具が発売されるのは、予定が変更されて映画に登場した事による混乱によるものである)。
- ジェットファイア(スカイファイアー)/Jetfire
- 変形機種:スカンクワークス、ロッキード・SR-71 ブラックバード
- 声:マーク・ライアン/日本語版:乃村健次
- ディセプティコンの傭兵だった老将で「シーカー」と呼ばれている古い世代のトランスフォーマーの一人。フォールンの命令で「リーダーのマトリクス」を捜し求め地球に潜伏していた。相手を憎むことしか知らないディセプティコンを嫌悪しオートボットに鞍替え、何らかの事情でスミソニアン航空宇宙博物館にブラックバードとして展示されていた。
- 長期にわたりエネルゴンを摂取できなかった為体の老朽化が激しく、動くたびにパーツがいくつかこぼれる事がありランディングギアを杖代わりにして歩いている。記憶情報の取り出しも困難が見え、サム達との会話でも思い出すのに時間がかかるためあまり会話に脈略が無いのだが、実は博識であり古いサイバトロン語を理解することができる。スペースブリッジ(空間移動能力)が体内に搭載されており、周囲の物体ともども遥離れた地にテレポートする能力を持つ。老朽化の影響で火器はほとんど役に立たないが、鎌のように変形させた杖を武器として使用する。
- 古い時代から地球に潜伏しているというG1シリーズに登場したスカイファイアーと、オプティマスとの合体、好戦的な性格などユニクロン3部作に登場したジェットファイアーの設定が反映されている。
- 前作の公開後からSR-71に変形するジェットファイアのファンアートが出回っていたが 関係は不明である。
- 玩具はリーダークラスのものが発売されており、本作で発売されたオプティマスプライムの玩具と合体が可能である。
[編集] ディセプティコン(デストロン)/Decepticons
惑星サイバトロンを壊滅に追い込んだ悪のトランスフォーマー軍団。前回の戦いの後、地球に残った僅かな残党が活動していたが、逃げ延びたスタースクリームを筆頭とする新たな軍団が地球に再来し、オートボットおよびNEST部隊と激しい戦いを繰り広げる。
本作でそのルーツが明かされる。
ディセプティコンにはコンストラクティコンをはじめ、前作のブラックアウトと同型のグラインダー等、いくつかのタイプに同型体が複数存在する事が確認されている。
[編集] 前作から引き続き登場
- メガトロン/Megatron
- 変形形態:エイリアンタンク
- 声:ヒューゴ・ウィーヴィング/日本語版:中村浩太郎
- ディセプティコンのリーダー。
- 前作で倒されローレンシア海溝に沈められたが、キューブの欠片とドクターによる修理で復活。その際に破損した箇所をコンストラクティコンズのパーツで補った為、前作から身体の形状が全体的にマッシブになり、フュージョンキャノンが原作と同様に右腕に装備され、接近戦用の武器もチェーンメイスからデスロックピンサー[8]へと変化した。また、それに合わせてトランスフォーム形態もエイリアンジェットからエイリアンタンクになった。タンクモードではオプティマスに追いつく程の速度を持ち、両側から翼を出すことで地表、宇宙空間を問わずに飛行することができる。
- 玩具はリーダークラスのものと、ヴォイジャークラスのもの(ただし色が異なっている)が発売されている。
- スタースクリーム/Starscream
- 変形機種:ロッキード・マーティン・F-22ラプター(ステルス戦闘機)
- 声:チャーリー・アドラー/日本語版:宮澤正
- 前作で唯一地球から脱出した、ディセプティコンのNo.2。今作では伝説上のディセプティコンに肖り、全身にオールスパークに似た柄の刺青を施している。声は前作と同じ声優が担当しているがより初代スタースクリームに近い甲高い声で演じている。
- 前作で地球から逃亡し、フォールンの命令でディセプティコンの指揮を執っていたが、復活したメガトロンにその件に関し咎められ、折檻を喰らうといったアニメ版でお馴染みのシーンが描かれ、その他にもG1を想起させる情けないシーンが多く見られる一方、メガトロンとグラインダーと共にオプティマスを追い詰めるなど、航空参謀に相応しい活躍を見せた。また、予告第二弾が解禁になるまで、メガトロンとフォールンの存在が秘密にされていた為、ポスターなど広告資材ではディセプティコン側の代表としてメインビジュアルを担当している。
- 玩具は本作のために新設計されており、前作のものと比べると格段に劇中のそれに近くなっている。
- また、リーダークラスの玩具も開発中である事が明らかになっている。
[編集] 新キャラクター
- サウンドウェーブ/Soundwave
- 変形形態:エイリアンサテライト(人工衛星)
- 声:フランク・ウェルカー/日本語版:郷里大輔
- 情報戦略担当のディセプティコン。人工衛星に取り憑き、機密情報の盗聴等による情報収集を行う能力を持つ。劇中ではアメリカ軍の通信衛星をハッキングし、衛星軌道上からディセプティコン達をサポートした。今回は単体での変形による活動や戦闘は行わない。玩具ではトリプルチェンジャーとされ、エイリアンシャトルに変形する他、本編での衛星形態の他にアニメに準じたロボットモードが存在している。
- モチーフはG1シリーズに登場した情報参謀サウンドウェーブ。前作でもヘリコプターへ変形するサウンドウェーブの登場が検討されたが実現せず(代わりに大型ヘリに変形するブラックアウトとカセットロンの一人であるフレンジーが登場した)、その後アメコミでの登場を経て本作でファンの期待に応えての登場となった。
- フランク・ウェルカーは過去のアニメでもサウンドウェーブの声を担当し、吹き替えを担当した郷里大輔は『超神マスターフォース』のダウロス、『V』のダイノキングなどを演じていた。
- 玩具ではトリプルチェンジャーと設定されており、エイリアンシャトルとサテライトへ変形する。限定品としてゲームで登場したバージョンや、ザ☆ヘッドマスターズに登場したサウンドブラスターをイメージした思われる黒と赤を基調に塗装を変更したブラックバージョンも発売された。
- ラヴィッジ(ジャガー)/Ravage
- 動物のジャガーの姿を模したディセプティコン。サウンドウェーブの部下であり、彼の胸部より放たれる。地球上のジャガーと同程度の大きさであるが、背部のガトリング砲や四肢の爪など豊富な武装を持ち、ドクターやインセクティコンなどの小型ディセプティコンを体内に収納する事もできる。
- 劇中では、サウンドウェーブによって地球に送り込まれ、オールスパークの欠片を強奪する為にNESTの本部へ侵入。エジプトでは他のディセプティコン達と共にサムを追跡、バンブルビーと交戦した。
- モチーフはG1シリーズに登場したサウンドウェーブの部下の諜報破壊兵ジャガーで、単眼であること以外は、デザインや設定共にオリジナルに限りなく近い造形となっている。またノベライズではカセットを思わせる直方体の物体にも変形している。
- 大気圏突入する為の形態(リエントリーモード)に変形するデラックスクラスの玩具が発売されている。この玩具では、基本形態はジャガーではなくパンサーモードであるとされている。
- インセクティコン(インセクトロン)/Insecticons
- 地球の節足動物に類似した姿を持つ超小型トランスフォーマー。
- リードマンへと変形するパチンコ玉型のものや、サムの体内を調べる際にドクターが使用した芋虫型、羽を持つハエ型などが存在する。
- G1やビーストウォーズに同カテゴリーのTFが存在するが、昆虫型であるという点以外の共通項はない。
- リードマン/Reedman
- 声:フランク・ウェルカー
- ラヴィッジの口内から放たれたパチンコ玉型のインセクティコンが合体した姿。ボディが紙のように極端に薄くサイズも人間より小さいが、全身が鋭利な刃物で構成されている。
- ラヴィッジを介してNEST本部へ侵入し、アメリカ政府によって管理されていたオールスパークの欠片を強奪する。
- アリス/Alice
- 変形形態:成人型の白人女性[9]
- 演:イザベル・ルーカス、タラ・ペイジ(スタント)/吹き替え:牛田裕子
- 人間に擬態する「プリテンダー」と呼ばれるトランスフォーマー。女子大生を装ってサムに近づき、正体が露見すると大学の校舎内で大暴れした。サム一行との追跡劇はターミネーターを思わせる(ちなみに本作の直前にターミネーター4が公開されており、ロボット映画対決と言われた)。
- かつての作品に登場した同カテゴリーのトランスフォーマーがモチーフになっている。
- 目の色は前作のフレンジーと同様、他のディセプティコンと異なり青色である。
- ザ・ドクター/The Doctor
- 変形器具:光学顕微鏡
- 声:ジョン・ディ・クロスタ/日本語版:龍田直樹
- ディセプティコンの軍医。玩具ではスカルペル/Scalpel(内視鏡)という名称だが劇中ではドクターと呼ばれる。ドイツ訛りの英語で話す。
- 昆虫型で、人間の頭部ほどの大きさしかないが、膨大な解剖学の知識を持っており、目的の為なら手段を選ばない残虐な性格のマッドサイエンティスト。メガトロンを修理する際「パーツが足りない」という理由で味方のディセプティコンを他の者に破壊させてパーツを奪ってしまうほどである。
- また玩具の解説によると、技術こそ確かだが性格に問題があり、時として無茶な治療も行うため、ディセプティコンの兵士は余程の事がない限り彼を頼らないらしい。解剖する際はメガネをかけ、被験者の体内に小型ドローンを侵入させて調べる他、丸鋸や医療器具なども利用する。
- 顕微鏡へと変形するトランスフォーマーとしてはパーセプターが登場しているが、こちらはサイバトロンに所属しているキャラクター。
- 吹き替えを担当した龍田直樹は『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』でワイプの声を担当していた。
- 玩具はスカウトクラスのものが発売されている。
- デモリッシャー/Demolishor
- 変形機種:O&K/テレックス・RH400・油圧ショベル
- 声:カルヴィン・ウィマー/日本語版:大滝寛
- 白い大型ショベルカーに変形。コンセプトアートや玩具では赤いが、劇中では白い。スカベンジャーと同じ建機種に変形するコンストラクティコン。オプティマスの数倍以上の巨大な体躯を持つ。
- メガトロンが機能停止している間、上海に潜伏しているディセプティコン達を仕切っていた。発見されるや、上海市内で怪力と巨体を活かしてNEST部隊を相手に交戦する。しかしオートボットによって追い詰められ、「ザ・フォールン様が蘇る」と不吉な言葉を言い残し殺された。
- ショベルが変形した巨大な両腕と頭部、キャタピラが変形した巨大タイヤのみで構成された異様な姿をしており、両腕はバケットアームになっている。体の上下についたタイヤを一輪と二輪に使い分けて、這いずるように走行する。
- 名称はかつての作品に登場した同名のキャラクターに由来している。
- 撮影中スタッフからWheelBot(ホイールボット)の渾名で呼ばれていた。
- 玩具はヴォイジャークラスのものが発売されているが、構造上キャタピラのゴムの接続部分に負荷がかかる為、非常に切れやすい。劇中同様白を基調に塗装が変更された玩具も発売予定。
- サイドウェイズ/Sideways
- 変形車種:アウディ・R8
- 上海に潜伏していたディセプティコンの1人。NESTに発見された際には全く戦おうとせず真っ先に逃走した。
- 玩具設定ではあまり好戦的な性格ではないとされている。
- デザインが発表された当初から前作のバリケードと似ているとファンの間で騒がれていたが、似ているのは単純にCGデザインを流用しただけであるため、関連性はない。
- 玩具はアウディR8に似た架空のスポーツカーとなっている(権利問題が解決できなかったとの事)。
- 名称は『マイクロン伝説』のダブルフェイス、『ギャラクシーフォース』のノイズメイズの海外名に由来している。
- 玩具はデラックスクラスのものが発売されている。
- グラインダー/Grindor
- 変形機種:シコルスキー・CH-53E スーパースタリオン (多用途ヘリコプター)
- 声:フランク・ウェルカー
- 前作のブラックアウトと同型のディセプティコン。頭部や体色など細部が若干異なっており、変形機種も異なる。
- 玩具の設定では非常に冷静沈着な性格であるとされている。本編では台詞は一言も無いが、アリスから逃走するサム一行をアンカーロックで捕らえてメガトロンの下へ運び、森林の対決ではメガトロン、スタースクリームと組んで、オプティマスを追い込むといった活躍を見せた。
- 予告編に登場した際には「ブラックアウトが復活するのでは?」とファンの間で騒がれていたが、CGデザインが流用された同型の別人である。
- かつてのシリーズに同名のキャラクターが複数存在しているが関連は無い。
- 玩具は前作のブラックアウトを白を基調とした塗装に変更したものである。
- バッファロー型ディセプティコン(名称不明)
- 変形車種:バッファロー (地雷除去車)
- 前作のボーンクラッシャーと同型のディセプティコン。エジプトでのマトリクス争奪戦の際に確認できるが、前作のボーンクラッシャーとの関連は明らかにされていない。腕に銃火器を装備している。
- ウィーリー/Wheelie
- 変形器具:モンスタートラック型・RCカー
- 声:トム・ケニー/日本語版:龍田直樹
- スタースクリームによって派遣されたディセプティコンのスパイ。青いRCカーに擬態し、キューブの欠片の在り処を調査していた。
- 口汚く下品だが、武器もなく臆病な性格である。早口のブルックリン訛りで会話している。
- 当初はサムを監視していたが、スパークの欠片がミカエラに渡ったことで、ターゲットをミカエラに変更し欠片を奪おうするもミカエラに捕らえられたあと、シーカーの情報を教えることを条件に解放される。その後ジェットファイヤーから陣営に関する話を聞き、ミカエラに尽くす形で寝返る。
- 一見するとドジなお調子ものに見えるが、シーカーの場所を全て把握していたことから、その情報収集能力は侮れないものがある。地球の文化に関しても博識なようで、歌手のフランク・シナトラについても知っていた。
- 同名のキャラクターとしては『ザ・ムービー』に登場したミニボットのウィーリーがおり、小柄である事や口調が汚い事など共通点も多いが、こちらは最初からオートボット(サイバトロン)に所属している。
- 玩具はデラックスクラスのものが発売されている。なお、玩具の名称はオートボットウィーリーであり、インシグニアが入れ替わるギミックがある。
- イジェクター/Ejector
- 変形器具:サムの家のトースター
- サムが持っていたキューブの欠片の影響で誕生したトランスフォーマー。誕生するやサムに襲い掛かり、ウィトウィッキー家が半壊する原因となった。同様の経緯でダイソンの掃除機、Blendtec社製のミキサー、コーヒーミル、電子レンジ、ガスコンロなどもトランスフォーマー化している。あまり大きくは無いものの狂暴で火器を乱射するためかなり危険である。
- 過去にスピルバーグが関わった『グレムリン (映画)』に登場したモグワイがモチーフになっていると思われる。
- 玩具はトースターが変形するスカウトクラスのものが発売されているが、こちらはタイアップのTVCMに登場したキャラクターが元になっている。
- ディセプティコン・プロトフォーム/Decepticon Protoforms
- トランスフォーマーのスキャンデータを反映していない状態。十数体がメガトロンの召集を受け地球に飛来し、エジプトでのマトリクス争奪戦に参加。NEST部隊と激しい銃撃戦を繰り広げた。近くに自分の質量に合った機械が無かったのか、プロトフォームのままで戦闘を行っていた。
- 何種類か登場し、それぞれ頭部や武器などの細部が異なっている。前作のブラックアウトの頭部デザインを流用したタイプも見られる。
- ストークスコルポノック(メガザラック)/Stalker Scorponok
- サソリの姿を模したディセプティコン。前作のスコルポノックと同型のディセプティコンである。
- 劇中砂の中から突如出現し、ジェットファイアに襲い掛かった。
- ノベライズでは一作目のスコルポノックとの関連を指摘されているが、同一個体であるかどうかは不明。
- 玩具は前作のスコルポノックのカラーリングを黒を基調としたものに変更したもので、日本ではトイザラス限定で発売されている。グラインダーの玩具にも同様の塗装が施された小さなスコルポノックが付属しているが、関連は特に言及されていない。
[編集] コンストラクティコンズ(ビルドロン)/Constructicons
建設車両から成るトランスフォーマー達。 その内の数体は合体(EZコレクションの玩具では7体、スプリームクラスの玩具ではオーバーロードを除く6体)することにより巨大トランスフォーマー・デバステーターになる。合体に加わるメンバーは劇中では個別では変形しない。合体するものと単体で活動するものはそれぞれ別人(玩具制作で変形、合体をするものを作るのが困難だった故にあえて暈した設定)であるが、玩具では元ネタとなったアニメ版のキャラクターの設定を受け、合体と変形のどちらかだけのものと両方をこなすことが可能なタイプのものも発売されている。 前作に登場したエイブラムス戦車に変形するデバステーター(ブロウル)とは別の存在であり、特に関連も無い。
- スカベンジャー/Scavenger
- 変形機種:O&K/テレックス・RH400・油圧ショベル
- デモリッシャーの同型体で、こちらは体色が赤い。サイズはメンバーの中で最も大きい。合体する際には上半身と両肩に変形(スプリームクラスの玩具では胴体に変形)。劇中において単体で変形はしない。
- デバステーターに合体するシーンにのみ登場。
- 名称はG1シリーズの同名のキャラクターに由来する。
- 玩具はEZコレクションのものが発売されている。
- ミックスマスター/Mixmaster
- 変形機種:マック・トラック・ミキサー車、移動砲台
- 銀色のミキサー車に変形。合体する際には頭部に変形する。長い手足とタンクから変形した装甲板が特徴。ビークルモードではボンネットのキツネの顔の彫刻や、タンクにディセプティコンのエンブレムがあしらわれている。劇中ではデバステーターに合体する同型のトランスフォーマーが1体登場する。
- メガトロンを修理するシーンで初登場し、フォールンが宣戦布告した際にはブルックリン橋に出現。エジプトではNEST部隊と銃撃戦を繰り広げる。
- 名称はG1シリーズの同名のキャラクターに由来し、玩具設定もG1のそれを意識したものになっている。その設定によればディセプティコンの化学者で、化学兵器や細菌兵器に関して優れた技術を持っているため他のディセプティコン達からも重宝されているという。
- 玩具ではトリプルチェンジャーと設定されており、劇中で披露したバトルモード(移動砲台形態)に変形することも可能。限定品として、G1風に頭部と塗装を変更したものが発売されている。
- 劇中ではトラックの車体が割れてデバステーターの顔へ変形しているが、初期デザイン及びスプリームクラスの玩具では車両後方のホッパが顔に変形する。
- 前作公開後に発売されたゲームで同名のドローンが登場しているが別のキャラクターである。
- 玩具はEZコレクションのものとボイジャークラスのものが発売されている。
- ランページ/Rampage
- 変形機種:キャタピラー・D9L・ブルドーザー
- 声:ケビン・マイケル・リチャードソン
- ブルドーザーに変形。合体する際には左脚になる。キャタピラから変形した両腕のムチとバネ状の下半身が特徴。メンバーの中で最も小柄だが、それでもバンブルビーより一回り大きい。
- 劇中では単体で変形する赤い個体と、デバステーターに合体する黄色の個体が登場している。実際にランページと呼ばれたのは赤い個体の方であり、海底のメガトロンを修理するシーンに登場したのも赤い個体である。
- メガトロンを修復するシーンで初登場し、エジプトではマトリクスを入手する為にスタースクリームの命令でサムの両親を人質にサムを脅迫。その後バンブルビーと激戦を繰り広げた。
- 玩具のロボットモードではカニのような多脚形態となっているが、ジャックハンマーモードという第三形態に変形することができ、劇中ではこの形態で登場している。
- 撮影中、スタッフからSkipJack(スキップジャック)という渾名をつけられていた。
- G1のボーンクラッシャーに相当するポジションであるが、前作で同名のキャラクターが登場したため名称が変更された。ランページはG1シリーズのアニマトロン部隊や『ビーストウォーズメタルス』などに同名キャラクターが存在する。
- 彼の声を演じたケビン・マイケル・リチャードソンは『トランスフォーマー アニメイテッド』でオメガスプリームを演じていた。
- 玩具はEZコレクションのものとデラックスクラスのものが発売されている。劇中同様に赤を基調とした塗装変更品も発売予定。
- オーバーロード/Overload
- 変形機種:コマツ・HD465-7・アーティキュレートダンプトラック
- 赤色のアーティキュレート・ダンプに変形。合体する際には胴体下部に変形。
- デバステーターに合体するシーンにのみ登場。劇中においては単体で変形しないが、コンセプトアートや映画を原案とした絵本、EZコレクションの玩具などにロボットモードのデザインが見られる。
- 『マイクロン伝説』(ウルトラマグナスの海外名)や『マイクロマスター』等に同名キャラクターが存在する。『超神マスターフォース』のオーバーロードとはスペルが異なる。
- コンバイナークラスのデバステーターは6体合体であるため、玩具の発売はEZコレクションのみである。
- スクラッパー/Scrapper
- 変形機種:キャタピラー・992G・ホイルローダー
- 黄色のホイルローダーに変形。合体する際には右腕になる。細身の胴体と長い四肢が特徴。左腕が鉄球状に変形したツメを射出するチェーンハンマー、右腕は爪状の武器になっている。デバステーターに合体する同型のトランスフォーマーが1体登場する。
- エジプトでスタースクリームや他のコンストラティコンと共に、マトリクスを持つサムを追跡、NEST部隊と激しい銃撃戦を繰り広げた。
- 前作公開後に発売されたゲームで同名のドローン(ちなみにこのドローンは本作が公開された際にダートボスの名称で玩具が発売されている)とは別のキャラクターである。
- 名称はG1シリーズの同名のキャラクターに由来する。
- 玩具はEZコレクションのものが発売されている。
- ロングハウル/Long Haul
- 変形機種:キャタピラー・773B・重巨大ダンプ
- 緑色の重巨大ダンプに変形。合体する際には右脚に変形。マッシブで大柄な体型が特徴。劇中ではデバステーターの右脚に変形する個体と、さらに体色が異なる個体が1体ずつ登場しているが、こちらはデバステーターに合体するシーンにのみ登場している。メガトロン復活のシーンで初登場し、エジプトでのマトリクス争奪戦の際、NEST部隊と激しい銃撃戦を繰り広げた。
- 玩具における設定では、ロングハウルはディセプティコン随一の戦闘部隊の一員でありながら、他の仲間から荷物運びを命じられる自分の役割に不満がありその鬱憤を暴力によって晴らしている、というやや不遇な扱いとなっている。
- 名称はG1シリーズの同名のキャラクターに由来し、玩具における設定もG1シリーズのそれを意識したものとなっている。
- フリーランスのあるデザイナーがインターネットで公開していたファンアートが原型となっており、本作のデザインはさらにスタッフがアレンジを加えたものである。
- 劇中では披露しなかったものの、玩具には両手から剣が飛び出すギミックがあり、さらにゲームでは火炎放射器を利用している。
- 玩具はEZコレクションのものとボイジャークラスのものが発売されている。
- ハイタワー/Hightower
- 変形機種:コベルコクレーン・CK2500・クレーン車
- 黄色のクレーン車に変形。クレーンの長さの関係でスカベンジャーに次いで大型。合体する際には左腕に変形。
- 劇中においては単体で変形しないが、コンセプトアートやEZコレクションの玩具にロボットモードのデザインが見られる。
- G1のグレン/Hookに相当するキャラクターだが、名称は『トランスフォーマー カーロボット』に登場するビルドサイクロンの海外名に由来する。
- 玩具はEZコレクションのものが発売されている。
- ブルドーザー型ディセプティコン(名称不明)
- 変形機種:キャタピラー・D9L・ブルドーザー
- デバステーターに合体するシーンにのみ登場。ランページに似ているが小型である。ハイタワーに続いて左手首に合体する。
- ショベルカー型ディセプティコン(名称不明)
- 変形機種:VOLVO・ショベルカー
- メガトロンを修理するシーンにのみ登場。シルエットはスクラッパーに似ているが、バケットが油圧クラッシャーのようなものになっており、顔つきなど細部が異なる。
- コンセプトアートにそれらしきデザインが存在している。
- ダンプカー型ディセプティコン(名称不明)
- 変形機種:キャタピラー・773B・重巨大ダンプ
- デバステーターに合体するシーンにのみ登場。ロングハウルと同型で、黄色のダンプカーに変形する。
- 合体する際、ハイタワーより前にダンプカーのタイヤのような物が左上腕部に確認できる事から、上腕部に変形すると思われる。
- デバステーター/Devastator
- 声:フランク・ウェルカー/日本語版 : 原康義
- コンストラクティコンが合体して誕生する超巨大トランスフォーマー。玩具の設定では、デバステーターの名前は惑星サイバトロンにて発生する大型台風の名前にちなんだものであるとされている。
- 頭部を大きく開いてあらゆる物体を吸引し、口内のヴォルテックスグラインダーで粉砕する。両腕の爪はチェーンアンカーとして飛ばすことができる。その巨体は見る者を圧倒するが動作は鈍重である。
- なお、コンセプトアート及び海外版の玩具では頭部は銀だが、本編では赤くなっている。また、いかにも男性の睾丸を思わせる位置に二つの鉄球がついているなどスタッフのお遊び具合が伺える。
- キャラクターはG1シリーズに登場したデバスターそのままだが、今作では合体する個体の数が増えている。
- 玩具はEZコレクションのものを集めて合体させるものと、コンバイナークラスと呼ばれる大型商品のデバステーターが発売されている。コンバイナークラスの各メンバーは、ロボットモードへの変形機構が存在しない。また日本で販売されたものは限定仕様として、頭部が赤く塗装されている。
[編集] 古代トランスフォーマー
今は失われてしまったエネルゴン製造方法を知る、原初のトランスフォーマー。何者かが作ったオールスパークによって誕生した存在で、徐々に増え文化を作る過程で古代トランスフォーマーのまとめ役、プライムと呼ばれる7人の兄弟が登場する事となる。以降、この名称は代々子孫へと受け継がれ、全体のリーダーシップを取ることとなる。本作では総じて「子孫」という表現を使っているが、それがどのような血縁関係を表しているのかは明らかにされていない。
- ザ・フォールン/The Fallen
- 変形形態:エイリアンジェット
- 声 - トニー・トッド/日本語版 : 銀河万丈
- エネルゴンとなる恒星を求め宇宙を探索した7人のプライムの1人。
- 探索の果てに条件を満たす恒星の一つ、地球の太陽を探し出したが、ルールに従い生成を見送ろうとする兄弟達と対立し、種の為(実際には自身のエネルゴン掌握のための方便であり、種のことは考えていない。)と離反。ディセプティコンを創設し対立するも鍵となるマトリクスを隠され、今日まで至る。
- テレポートや重力を操る能力を持ち、他の兄弟同様ロッドのような武器を持っている。
- 玩具版ではフォーレンという名称が使われており、小説版では一貫して「墜落せし者」と訳されている。
- アメコミ『The War Within』に登場した同名のキャラクターに由来。体中の隙間から赤い炎のような光が漏れているなど、デザインにも共通点が見られる。
- 日本語版を演じた銀河万丈は、『ザ☆ヘッドマスターズ』でメガザラックの声を担当している他、後のシリーズにも出演している。
- 6人のプライム達
- 声 - マイケル・ヨーク、ケビン・マイケル・リチャードソン、ロビン・アトキン・ダウンズ/日本語版:銀河万丈、郷里大輔、原康義
- ザ・フォールンと供に地球に訪れたプライム達。掟に反して地球を滅ぼそうとしたザ・フォールンと対立し、マトリクスを奪った後、自らの命を犠牲にして、マトリクスを封印する。肉体は滅んだものの、魂はマトリクスに宿っており、サムの行動を見守っていた。6人のうち誰かの子孫がオプティマス・プライムである。
- 大まかなシルエットはザ・フォールンと同じだが、顔や体のデザインはそれぞれ微妙に違っている。
- アメコミなどに登場した原初のトランスフォーマーや、コンボイ以前のマトリクス保持者達がモチーフになっている。
- また劇中でのサムの台詞から、センチネル・プライム(G1コンボイの先代のマトリクス保持者と同名)の存在が示唆されている。
[編集] 制作・エピソード
[編集] 前作からの連動
前作で明らかとなった概要に加え、今作ではその裏に隠されたもう一つの真実が明らかとなる。
本来オールスパークとはトランスフォーマーを誕生させた何者かが作り出したものであり、原初のトランスフォーマー達はそれの器でもあり生命活動の元となるエネルゴン・キューブを製造することが出来るマシンを建造する技術を得ていた。しかし、製造に適した恒星を探す中、探索隊のリーダーでトランスフォーマーの指導者でもあるプライム兄弟(小説では13人という設定)が一万年前の地球に降り立つが、エネルゴン・キューブの生成の是非を巡って争いが起こり、生成を強行しようとした者から星を守るためマシンを起動させる鍵「マトリクス」を隠し、残る全員が命を落とす。
兄弟と離反した者は「ザ・フォールン」と名乗り、自身の手足となるディセプティコンを創設(故にディセプティコンインシグニアはザ・フォールンの顔が模されたものである)。ザ・フォールンは兄弟と袂を別けた後、故郷サイバトロン星へと戻って星の覇権を握り、兄弟の子孫を根絶やしにしようと戦争をしかけるが何らかの理由で戦争は中断され、ここで一旦歴史が断絶される(『Defiance』より)。
それから後の時代、メガトロンがザ・フォールンと出会い、その弟子となったことで戦争が再開。これが後のサイバトロン星壊滅に繋がる。
オートボットのルーツは古代トランスフォーマーによる、和平・共存を望む『プライム王朝』の意思を受け継いだ本来のトランスフォーマーの姿であると説明がある。ザ・フォールンによってプライムとその子孫はことごとく殺されたが、その最後の子孫が孤児として戦争が中断された事もあって辛うじて生き延び、後のオートボット総司令官としてディセプティコンと敵対する事になる。
ザ・フォールンは地球の場所そのものをすでに知っており、ジェットファイヤーなど多数の配下を送り込みマシンの所在を調べさせていた。しかしオールスパークが落着した場所である事は近年まで判らず、「マシンのある星」と「オールスパークが落着した星」が同一の星である事は長い間、誰も知らなかった。
オールスパークの器だったエネルゴン・キューブは破壊されたが、いくつかの欠片はサムの服、メガトロンの体などに残った。そしてオールスパーク本体といえる膨大な叡智はその時キューブを持っていたサムの脳に移った(小説版ではサムがプリンストン大学に入学できるほどに成績が向上したのはその影響によることが示唆されている)。
[編集] 用語・組織
- NEST
- アメリカ軍をはじめ[10]世界各国から集められた[11]精鋭からなる人間の軍隊とオートボットの連合軍隊。ディエゴガルシア島に本部を置く。
- セクター7解散後の後処理の際に起こった、とあるディセプティコン絡みの「事件」をきっかけに結成された(映画前日談コミックス『Alliance』より)
- 地球に残っているディセプティコンを一般人に知られることなく1体残らず倒す義務を持っており、国境を越えた活動を行なっている(本作時点で既に6つの大陸で活動をしてきた)。
- 「Networked Elements: Supporters and Transformers」の頭文字をとった略。
[編集] オールスパークとエネルゴン・キューブ
前作にてメガトロンの遺骸よりオプティマスが回収した欠片がアメリカ政府によって保管されていたが、メガトロン再生のためにディセプティコンに奪われる(欠片の状態でも機械に生命を与える事ができることが分かったためである)。このオールスパークは偶然地球に落ちてきたのではない。
- (以下、映画続編の前日談となるミニシリーズの一つ『Defiance』の最終号での内容より)。
実はオールスパークは前作のキューブに宿っていた「叡智」の方であり、キューブが実はエネルゴン・キューブにあたる。前作の時点ではオールスパークはエネルゴン・キューブを「器」として宿っていたわけである。オールスパークは宿っていた器が失われると別の器に移るため、オールスパークそのものが失われることはない。オールスパークにはトランスフォーマーの生命活動にとって必要な情報はもちろん、太古からの記録が総てつまっている。
エネルゴン・キューブの精製は、恒星を破壊しその総てのエネルギーを吸収して行うが、その対象となる恒星に属する惑星のなかに「地球型の惑星」が存在することが絶対条件となっており、オールスパークは的確にその条件を備えた恒星を選ぶ。かつてのザ・フォールンを含む古代プライム達は、オールスパークの選んだ恒星に属する「地球型の惑星」に降り立ち、エネルゴン・キューブ精製のための装置を建造して精製を担当するのだが、プライムの絶対のルールとして、その「地球型の惑星」に「一定の基準の生命体」の存在が確認された場合は、彼らの存在を尊重しエネルゴン・キューブを精製するために恒星の破壊は行わない、ということになっている。
精製されたエネルゴン・キューブは通常は元あるエネルゴン・キューブに継ぎ足して保存される。キューブが地球に飛来した理由は、その保存行為が精製装置を使って行われるため、装置の設置された「地球型の惑星」に向かったためである。
ちなみに条件をクリアして恒星を破壊しエネルゴン・キューブの精製を行った場合、残された「地球型の惑星」は必要に応じて機械惑星化されることもある。一説には、惑星サイバトロンはそのようにしてできたのではないかといわれている。
[編集] マトリクス
リーダーのマトリクス(指導者のマトリクス)(Matrix of Leadership)と呼ばれる。本来の使用目的は恒星を破壊してエネルゴンを採取するための装置(小説版では「グレートマシーン」と呼ばれる)を起動するための「鍵」であるが、オールスパークから派生したものである為オールスパークと同程度の力を持っており、胸部に刺し込むことによって機能停止したトランスフォーマーを蘇らせることも可能。
数千年前にその装置を使って太陽を破壊しようとしたザ・フォールンから地球を守るべく、6人の初代リーダーであるプライム達によってヨルダンのペトラ山に封印された。「勇気ある者」だけがマトリクスを持つ資格があるとされ、命を懸けてオプティマス・プライムを救おうとしたサム・ウィトウィッキーが選ばれた(「鍵」それ自体はあくまでも「器」である)。
過去のトランスフォーマーシリーズに登場したマトリクスの意匠を取り込んだデザインとなっている。
[編集] 裏話
- アフリカ大陸でのロケ撮影において、ヨルダンのペトラ遺跡とエジプトのピラミッドをロケ地にした撮影が行われた。ただ背景として映しただけでなく、役者が実際に中に入ったり登ったりもしているが、これはそれらを管理するヨルダン王室およびエジプト考古学最高権威のザヒ・ハワス氏がトランスフォーマーシリーズの大ファンだったため、今回特別に認められたものである。
- 終盤でのプロットのモチーフになったのは、アニメ第1作の第12話「ソーラーエネルギーを盗め!」(原語版第18話「Changing Gears」)である。他にも旧作アニメに対するオマージュが散りばめられている。
- サムが大学の寮にやってきたシーンで、寮の中に様々な作品のポスターが貼られている。
- バッドボーイズ2バッド (マイケル・ベイ監督作品。『バッドボーイズ』の続編)
- クローバーフィールド (J・J・エイブラムス製作のSF・怪獣映画)
- NARUTO -ナルト- (週刊少年ジャンプで連載中の岸本斉史の漫画)
- 本編中に広島に原爆を投下したエノラ・ゲイがロゴをはっきり映す形で登場する。(エノラ・ゲイはスミソニアン航空宇宙博物館に展示されるべきか否かで論争を巻き起こしたことがある)
- 一部のシーンやシチュエーションにおいて前作のライブフィルムが使用されている。
- 作中のテレビの音声で分かるが、作中のアメリカ大統領は現実と同じくバラク・オバマとなっている。
- 本作の制作にあたり、監督のマイケル・ベイは「今度はもっと多くのトランスフォーマーを出す」と公言し、その言葉通り前作の13体から約60体と実に4倍以上のトランスフォーマーが登場した。
- 本作登場のTF達のデザインは、前作から登場しているトランスフォーマーと比べてより奇抜になっているが、これは「ごちゃごちゃし過ぎていて誰が何をどうしているのかわからない」という前作に対する批判を受けてのものである。
- 監督のマイケル・ベイは前作で「道路でのバトルシーンはもうやらない」と発言していたが、今作では前作以上にスケールアップしている。
- 前作同様、マイケル・ベイ本人が端役で出演している。
- 劇中でミカエラのペットとして登場しているマスティフ犬「ボーンズ」のフルネームは「ボーンクラッシャー」であり、マイケル・ベイ自身のペットである。
- 主演を務めるシャイア・ラブーフは撮影中に左腕を負傷し、撮影の続行が危ぶまれたが、マイケル・ベイは「それならそれで対応する」として撮影を続行した。本編後半でサムが左腕に包帯を巻いているのはこの為である(本編ではスペースブリッジで飛ばされた際に負傷したことになっている)。
- オプティマスがジェットファイアと合体してパワーアップするアイディアは映画制作会社から提示されたもので、ロボット同士の合体によるパワーアップという日本のロボットアニメにおけるパワーアップの常套手段(タカラトミーでいえば他に勇者シリーズなど)とも取れるアイディアが海外側から提示されたことにタカラトミー側も当初驚きを隠せなかったという(トランスフォーマー・リベンジアルティメットガイドのタカラトミー開発スタッフインタビュー記事より)。但し、アメリカでも『カーロボット』などが放映されており、これらの作品によって「ロボット同士の合体でパワーアップする」というパターンがアメリカでも受け入られるようになったと思われる。
- IMAX版では森林での戦闘シーンが通常版よりも長い。オプティマスがメガトロンに蹴られる前のカットが13秒程度存在するほか、ところどころに1、2秒程度の追加シーンがある。森林の戦闘やデバステーターの登場シーンなど、4つのシーンでIMAXカメラで撮影されているため、2008年公開の「ダークナイト」同様、画面サイズが混同している。本編はシネスコサイズだが、IMAXのシーンはビスタサイズになっており最高解像度に切り替わる。海外のBlu-ray版は通常版とIMAXエディションの2種類が発売される。
- オプティマスとジェットファイアの合体シーンでは、飛んでいく部品の中にR2-D2のフィギュアが混じっている。また、ツインズがデバステーターのボルテックスグラインダーから逃れようとポールをつかむシーンでは、ポールにくっついた新聞記事にレーザーウェーブの写真がある。
[編集] 玩具
トランスフォーマー達の変形玩具は映画公開に先駆けて、2009年5月下旬に発売される。玩具製作は前回と同様タカラトミーが製作している。
今作登場の玩具には「メックアライブ(MECH ALIVE)」というギミックが搭載されている。なお、前作からの仕様変更品等、搭載されていない製品もある。
前作の玩具制作ではタカラトミー側も本編が公開されるまで各キャラクターの変形スタイルがはっきりとしていなかったため、ハリウッドからのわずかな資料を元にオリジナルのスタイルで制作されていたが、本作ではハリウッドからの変形資料が豊富になったため、前作で登場したキャラクター等も新規でほぼ劇中に近いデザイン、スタイルで制作することができた。
本作では合体するキャラクターが多いが、デバステーターは、合体だけをするものと、単体で変形・7体の合体が可能なEZ(easy)コレクションの2種が発売される。単体で変形だけをするものは7体のうち3体が発売される。合体だけをするスプリームクラス玩具のデバステーターが6体合体となっているのは今作の企画段階ではデバステーターは6体合体となる予定であり、その企画時に玩具も設計されていたため。 EZコレクション版は発売直前に出荷数が削減され、発売後ごく数日で品切れ状態という異例の事態が起こった。
CMのナレーター前作に引き続きアニメ版の政宗一成がナレーションを務めている
[編集] スタッフ
- 監督:マイケル・ベイ
- 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、マイケル・ベイ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・バーラディアン
- 製作:ドン・マーフィ、トム・デサント、ロレンツォ・ディボナベンチュラ、イアン・ブライス
- 脚本:アーレン・クルーガー、ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン
- 撮影:ベン・セレシン
- 編集:ロジャー・バートン、ポール・ルベル
- 美術:ナイジェル・フェルプス
- 音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
- 主題歌 : リンキンパーク『New Divide』
- VFX : ILM、デジタル・ドメイン、CLMスタジオ、アスライム
[編集] 映画前日譚コミック
プリークェル・コミックスより『Alliance』(前作ラストから今作冒頭までの間のエピソード)と『Defiance』(サイバトロンでの戦争勃発からオールスパークが外宇宙に消えるまでのエピソード)と『Tales of the Fallen』(『Alliance』から本編までの間のエピソード)の3つのシリーズが展開。
今作劇中に描かれる内容のうち、『Alliance』からは人類とオートボットの同盟関係、欠片となったオールスパークのその後、スタースクリームの身体の刺青、新たに登場するオートボット等、『Defiance』からはオールスパークとフォールンの背景等が描かれている。
[編集] ノベライズ
ハヤカワ文庫より出版。前作と同じく、アラン・ディーン・フォスターによる著書。翻訳は中原尚哉。
最終決定稿が出る前のプロットをもとに書かれているためジョルトが登場せず、また一部の展開が異なっている。
前作に引き続き、キャラクター名は日本名が使用されているが、前作以上に日本名と海外名の表記が一定していない。また、日本名を優先しすぎた結果、一部の内容に関して強引に解釈されている部分がある(プライムに関することなど)。
さらに、そのような状況であるにもかかわらず、サイバトロン軍団は海外名の「オートボット」が使用されている。
[編集] Blu-ray・DVD
2009年12月18日、パラマウントよりBlu-ray Disc、DVD版リリース・レンタル予定。セル版Blu-ray、DVDは、どちらにも本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典内容はBlu-ray、DVD共通。本編ディスクにはコメンタリを収録。特典ディスクにはメイキングや削除シーン、ミュージックビデオなどを収めている。また、Blu-ray版の特典ディスクにはさらに、オールスパーク(英語のみ)と撮影日誌も収めている。前作をセットにした4枚組のダブルパックも両フォーマットで同日リリース予定。
- Blu-ray Disc
- トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション ※通常版
- トランスフォーマー/リベンジ ブルーレイ バンブルビーBOX ※6,000BOX限定販売
- トランスフォーマー/リベンジ オプティマスプライム ブラックバージョンBlu-ray BOX ※Amazon.co.jp完全限定販売
- DVD
- トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション ※通常版
- トランスフォーマー/リベンジ バンブルビーBOX ※15,000BOX限定販売
- トランスフォーマー/リベンジ オプティマスプライム ブラックバージョン BOX ※Amazon.co.jp完全限定販売
[編集] 脚注
- ^ い ろ "Transformers: Revenge of the Fallen (2009)". Box Office Mojo. 2009年9月25日 閲覧。
- ^ トイ版バンブルビー「RA-03」のバイオカードの記述より
- ^ い ろ 映画前日談であるコミックス『Alliance』より
- ^ あくまでコミック版の描写であるが、『Alliance』では、第1作目と第2作目の間に起こった出来事によりスタースクリームの攻撃から人間を守ろうとして再び発声機関が壊れてしまった経緯が描かれている。
- ^ 発音を参照http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=flareup&dtype=1&dname=1ss&stype=0&pagenum=1&index=154770
- ^ http://www.actionfigs.com/index.php?categoryid=21&p2_articleid=2471
- ^ アルティメットガイドより
- ^ Transformers: Revenge of the Fallen: The Movie Universeより
- ^ 小説版によると、テレビCMに使用されていたホンダ製の女性型ロボットをスキャンしたことが示唆されているが、劇中では特に言及されていない。
- ^ 国防総省に司令部を置くため
- ^ 上海の戦闘にて、SASの紋章を腕に付けた隊員が確認できる事から、イギリス軍も参加していることが分かる
[編集] 外部リンク
- トランスフォーマー: リベンジ 公式サイト
- ワーナーミュージック・ジャパン オリジナル・サウンドトラック特設サイト
- パラマウント DVD/Blu-ray特設サイト
- Transformers: Revenge of the Fallen
- タカラトミー トランスフォーマー公式ページ
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最終更新 2009年11月26日 (木) 05:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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