トランスフォーマー (架空の生物)
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トランスフォーマー(Transformer)とは、株式会社タカラ(現タカラトミー)より発売されている変形ロボット玩具シリーズ「トランスフォーマー(THE TRANSFORMERS)」及び、それを原作としたアニメ・漫画・ゲームに登場する架空の生物。
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[編集] 概要
作品世界において、様々な姿に形態を変える「トランスフォーム」の機能を有し、機械の肉体と「スパーク」呼ばれる魂を持つ生物である「超ロボット生命体」に対して使われる呼称。
機械惑星セイバートロン原産の超ロボット生命体「セイバートロニアン」の進化した、セイバートロン原産のトランスフォーマーが最もよく知られているが、他の天体原産であっても、変身能力を持つ超ロボット生命体はトランスフォーマーと呼ぶことはできる。
ただし、変身機能を有さない超ロボット生命体も時にトランスフォーマーと呼ばれる[1]ことがあり、「超ロボット生命体」の総称として使われることもある。
これについては、変身形態を組み込むこと初めて「正式なトランスフォーマーとして生まれ変わる」という記述もあり、作品内での「超ロボット生命体」には形態を変える「トランスフォーム」の機能を有しているものが多いため、「変身機能を持った超ロボット生命体」の総称だけでなく、「超ロボット生命体」への総称としても使われているようである[2]。
[編集] 生態
「超ロボット生命体」という名の通り、彼らは機械の肉体を持つロボットであり、また生命体である。ロボットである以上生物的な特徴は人間のような有機生命体とは異なることが多いが、彼らは喜怒哀楽・大切なモノへの愛や友情・怒りや悲しみといった豊かな感情と高度な知能を備え、また魂を宿していることで「機械の機能」や「人格プログラム」の枠を超えた、「生物」としての知覚や心を備えるに至っている。
生物であり機械である以上、食物(エネルギー)を必要とし、作品中ではエネルゴンと呼ばれる特殊エネルギーを精製して摂取していることが多いが、中には雑食性のインセクトロンなど、有機物をそのままエネルギー源とできるものいる。
彼らの肉体は金属であるため有機生命体に比べて非常に頑丈である。大きなダメージを負っても部品の交換や修復を行うことで、大抵の損傷は完治させることが可能。これは外傷だけでなく老朽化に対しても同様であり、適切な肉体のメンテナンスを受け続ければ、ほぼ半永久的に生きることができる。そのため超ロボット生命体は基本的に非常に長命な種族であり、劇中で確認できる限りは寿命は存在せず、数億年、あるいは百億年といった有機生命から見れば無限とも思える長い時代を生きていると発言してるトランスフォーマーも珍しくは無い。ただし、彼等も不死なわけではない。状況や損傷箇所にもよるが、あまりにも大きな損傷を受けることで体からスパークが離れたり消滅すると、スパークを失ったトランスフォーマーは肉体の損傷に関わらず死亡する。
しかし、スパークが離れただけの「肉体の死」の場合、スパークが肉体に舞い戻ることができれば、そのトランスフォーマーが元の人格を保ったまま復活することもある。元の肉体に戻ることは必須では無く、時には全く別の身体にスパークが宿り、別人のような姿・能力で復活することもある。このような現象はトランスフォーマーを個人たらしめる要素の多くがスパークに含まれているゆえの現象であり、時に人間の感覚とトランスフォーマーの感覚を隔てる差となることもある。ただし、生きているトランスフォーマーから適切な方法でスパークを抜き取り移植したり、何らかの要因で消えずに漂うスパークを移植する場合以外の、一度完全に消えてしまったスパークが舞い戻りトランスフォーマーとして復活するようなことは、トランスフォーマーたちにとっても非常に稀な事態であり、基本的には復活は無く「肉体の死」と完全な死はほぼ同義と捉えられている。
基本的にトランスフォーマーは誕生直後から十分な身体機能と人間性を持っており、即座に戦士として戦闘行為に参加できるほどである。戦乱の時代が多いため、新たなトランスフォーマーが誕生した殆どのケースにおいて新たな戦力の誕生として期待され、生まれたばかりで即戦闘行為へ参加することも珍しくは無い。
身体のサイズは種族や個体差による差が大きく、極小サイズから惑星サイズまで様々なトランスフォーマーが存在する。そして身体のサイズや質量、性能に見合ったパワーやスピードを発揮し、単純な身体能力は地球上のどの生き物よりも優れている場合が多い。また、自身の身体の改造や、前述のように部品の交換、あるいはボディそのものを変えることで、有機性生命体より迅速に自身の能力を向上させることも可能。ただし逆に有機生命体のように時間の経過と共に身体能力が成長することは無く、彼らが肉体の改造や進化無しに力を付けるには、身体を動かす技術の向上など精神面での成長が必要不可欠である。
知能に関しては大抵は地球人類とほぼ同程度であり、人間の発想によってトランスフォーマーが救われることも作品内では珍しくない。しかし、知識に関しては、トランスフォーマーが基本的に長生きであり高度な文明を持っていることや、機械から直接かつ高速にデータを吸収できる能力を備えた者の存在から、地球人類を圧倒することも多い。ただし、人間と同じように知識を忘却したり、間違った解釈をして覚えるということもあり、人間との決定的な差にはならない。また、地球人類と比較すると、年齢と精神的な加齢の相関が低いことが伺える。
[編集] 変身能力
基本形態(概ね人型)から全く別の形へと変形する能力であり、「トランスフォーム能力」と呼ばれ、彼ら「トランスフォーマー」を特徴付ける能力である。また、生まれた後に後天的にトランスフォーム能力を付け加える種族もいれば、生まれながらにしてトランスフォーム能力を持つ種族もおり、それに伴って一概に「トランスフォーム能力」といっても様々な手段がある。
変形する姿は基本的に後天的に決めることが可能であり、トランスフォーマーは目的に合わせて様々な姿を自分の変形する姿に選ぶ。この選んだ対象に変形できるようにトランスフォーマーの身体構造を組み替えるプロセスを「トランススキャン」「スキャニング」と呼び、専用の機械で対象の構造やデータを読み取り、トランスフォーマーの身体構造をそれに合わせて変化させる。
多くのトランスフォーマーの変形は、関節機構による機械的な形状の変化のみならず、「トランスミューター」という機構により分子構造までをも変化させる。そのため、変形前後で体積や質量に変化が現れる。例えばG1のサウンドウェーブは、ロボットモードでは他のデストロン兵士と同等の体格でありながら、ラジカセに変形すると地球人が軽く持つことができる体積と質量や、セイバートロニアン向けサイズのラジカセの両方に変形できる。ただし、実写映画版のトランスフォーマーのようにこの機能が無いトランスフォーマーもおり、その場合は自分の体格に合わせた変形形態を選ぶ必要がある。
この変形プロセスは、地球の動物でいう小脳のような回路に制御を任せるため、変形しようと考えるだけで変形することができる。すなわち、日常的な動作としてトランスフォーマーは変形するのである。この「日常的な動作としての変形」は、初代『トランスフォーマー』における、変形によって受身を取るマイスター、バク転しながら変形しスタースクリームの手に収まるメガトロンといった、トランスフォーマー独特のアクションの演出に貢献している。ただしビーストウォーズリターンズでリフォーマットされテクノオーガニックのボディに生まれ変わったビースト戦士のように、機能ではなく技能としてトランスフォームに練習が必要なトランスフォーマーもいる。
変形の目的は様々で、擬態、火力や移動能力の向上、輸送、環境への最適化など多岐に渡る。また、変形のパターンは基本形態と変形形態の2つとは限らず、3つの形態を持つ者(トリプルチェンジャー)や、6つの形態を持つ者(シックス一族)などもいる。また、変形とは違う擬態方法も併せ持つ者(プリテンダー)なども存在する。
擬態目的の変形の場合、変形形態によっては、十分な効果を発揮できない可能性がある。例えば自動車に変形する者や情報機器に変形する者の場合、擬態モデルのモデルチェンジが頻繁に行われるため、変形形態獲得から時を経るに従って目立ちやすくなる。そのため、状況の変化や作戦によっては、変形形態の再獲得や新しい肉体への人格載せ替えが必要になることがある。実例として、作戦上擬態効果を高める必要性が発生し、BT化が行われたマイスターのケースがある(『バイナルテック』。さらに彼の場合、それまでの変形形態がレース仕様という目立つ物であったという事情もある)。
[編集] スパーク
トランスフォーマーたちの魂。作品によって解釈や概念は異なることもある。トランスフォーマーを生物として、個人として確立させる大きな要素であり、心身共に深くトランスフォーマーと結びついている。
光の球のような形で表現されることもあるスパークは、物理的な性質を持ちながら、精神的な性質も持っており、物理的な手段で破壊することが可能であったり、トランスフォーマーの心や精神に干渉され反応を示すこともある。
トランスフォーマーたちが起こす特殊能力や肉体の限界を超えた力、不思議な現象の中には、彼らを形作る機械の機能としてではなく、このスパークの力により発揮される物もあり、それらは気合や感情などの精神的な力により発揮されることが多い。
このスパークが、トランスフォーマーたちの身体から離れた後、この世とは別の「マトリクス・ディメンジョン」や「オールスパーク」に還るというのが一般的な彼等の死生観である。
[編集] 誕生
トランスフォーマーの誕生は一つではなくいくつか種類があるが、概ね「機械にスパークを宿す」「スパークを宿した機械を精製する」ことで機械を超ロボット生命体へと変えるという手段が取られている。
G1では生産されたロボットに対してセイバートロン星の中枢コンピューター「ベクターシグマ」がスパークを吹き込み超ロボット生命体へと変えている。実写映画版では「オールスパーク」のエネルギーを浴びた機械が命を宿した。
ビーストウォーズシリーズに登場する「マクシマルズ」「プレダコン」の二つの種族は、セイバートロン星の奥深く「マトリクス」「ピット」でスパークを液体金属に宿した「プロトフォーム」状態で生産され、プロトフォームに外部の存在をスキャンさせることでロボットとしての形を作り出している。
他にも、エネルゴンマトリクスが緊急的に持ち主であるライオコンボイをコピーして誕生した「ライオジュニア」や、ユニクロンが分裂させた細胞が独立したトランスフォーマーになるなど、上記以外の方法で誕生する場合もある。
トランスフォーマーたちにより有性生殖は行われたことは確認されてない。しかしトランスフォーマーには性別が存在し、男性型が大勢を占めるものの男女間の恋愛もある。生殖能力を持たないトランスフォーマーたちに何故性別が存在するかは謎である。
[編集] 起源
セイバートロン原産のトランスフォーマーの起源の説は大きく分けて2つある。
アニメ版では『ムービー』および『2010』に登場したクインテッサ星人が過去に生み出した労働用機械生命体であるとされ、それが意思を持って造反し、独立したものが今のトランスフォーマーの始祖となったと言われている。一方、アメコミ版では光の神プライマスが自分に敵対する闇の存在ユニクロンに対抗して作り上げた眷属であるとされる。
これらの説はどちらも完全に否定も肯定もされておらず、作品により「正しい起源」が適宜決められている。
[編集] サイバトロンとデストロン
トランスフォーマーには平和を尊ぶ「サイバトロン」たち、そして闘争を尊ぶ「デストロン」の二大勢力が存在し、殆どのトランスフォーマーたちはどちらかに属する。
サイバトロンとデストロンは彼らトランスフォーマーの大部分を占める二つの種族の名前にして、それらの種族が組織し束ねる集団名も兼ねる。ほとんどのシリーズでサイバトロンとデストロンはその考えや価値観の違いから数百万年、あるいはそれ以上の年月にわたって果てなく戦争を行っている。この戦いを止めようとする者たちが異星より現れることもあったが、それらはことごとく失敗している。また、トランスフォーマーたちの間でもこのような動きが生まれることもあったが、それらもまた同様である。代表例として、スターセイバーとデスザラスが戦争終結に向けて動こうとした際に、デストロン戦没者たちの怨念に阻まれたケースが挙げられる(漫画版「V」〜「Z」)。
二大勢力の名前が種族名も兼ねていることからわかるように、彼らは種族によって生まれ持つ気質が決まりやすいため、大抵のサイバトロンは平和を愛しサイバトロンの組織に入り、大抵のデストロンは闘争を好んでデストロンの組織に属す。
しかし、これは絶対というわけではなく、G1のスカイファイヤーや、ビーストウォーズのダイノボットとブラックウィドー、マイクロン伝説のランページのように、トランスフォーマー個人が自らの意思で、生まれ持った種族とは異なる組織へ所属を変えるケースもある。
サイバトロンとデストロン以外にも戦いを嫌って疎開した移民たちやマイクロンや作業用に特化したオムニコンたち、ブレントロンに代表される、破壊神ユニクロンに製作されユニクロンを信奉する「ユニクロンズスポーン(あるいはユニクロンズヘラルド)」と呼ばれる組織など、中立組織は存在するが、それらの組織が表舞台に立つことは珍しい。
[編集] 他種族との関わり
トランスフォーマーたちは異星への進出も行っており、当地に住む種族との関わりを持つことも多い。その種族がある程度発達した通信網を持っている場合、トランスフォーマーはそれを傍受することによって相手種族の言語を習得する。実写映画版では、インターネットを用いて地球の言語を習得したとオプティマスの口から語られ、更にアイアンハイドが「ダーティーハリー」に登場した台詞を披露するシーンまである。また、過去にトランスフォーマーと関わったことのある種族が、伝承としてその目撃談・体験談を語り継ぐケースが見られる。地球では、「超神マスターフォース」のデストロンプリテンダーや「ギャラクシーフォース」の地球トランスフォーマーが妖怪伝承の原型になったと描写されている(裏話にはなるが、このような描写は同じくタカラの玩具シリーズであるミクロマンでも見られる)。
[編集] 合体
トランスフォーマーの合体とは、複数の独立した個体が結合し、一つの個体となることである。合体によって誕生した個体を、サイバトロンでは合体戦士、デストロンでは合体兵士と呼ぶ。合体戦士/兵士のパワーは、その構成要素となる各個体のパワーの総和を上回る。
合体は、変形と異なり特別な動作となる。アメコミに拠れば、誕生時から合体能力を持つ者でない場合は、合体の適合性を試験し合格した場合、肉体をリフォーマットすることで合体能力を獲得する。適合性試験で不合格となると、意識中枢の不可逆的な破壊が生じ、人間でいう脳死か植物状態のような状態となる。史上初の合体兵士であるデバスターは、アメコミ版ではこの方法で誕生した。アニメ版では、ブルーティカス誕生の経緯から考えると、合体の適合性にかかわる条件はアメコミ版より緩いようである。
合体には、さらに精神的な資質も重要となる。合体戦士/兵士の人格は、その構成要素となるどの個体のものとも異なる、独立した人格として存在する[3]が、各員の意思の統一された部分のみが合体戦士/兵士の人格が使用できるリソースとなる。そのため、意思統一の度合いと合体戦士/兵士の知能には正の相関が存在する。この意思統一は非常に難しく、高水準で達成されている、即ち高い知能を持つ合体戦士/兵士は、サイバトロンではガーディアン(テックスペックにて知力7)とコンピューティコン(知力10)、デストロンではプレダキング(知力5)くらいのものである。意思統一の水準が低い場合、知能も低水準となり、その人格自体も不安定となる。そのため、合体後は細かい複雑な動作が難しくなり、合体するべきか否かの判断は、作戦内容等から考え慎重に行うべきものとなっている。事実ビルドロンは、正面からの戦いやバリケード突破といった、単純な作戦内容のときのみデバスターに合体しており、他の合体戦士/兵士も、先のガーディアンのような例外もあるものの、「切り札」「決戦兵器」といった運用法に限定された。この問題は『V』の時期には解決を見ることができたようで、コンスタントに合体後も高知能を保つことが出来、合体後も高度な知能を要求される作戦も行え、非合体戦士/兵士同様の運用も可能となった。また、テックスペック上ほぼ互角の戦闘力を持つメナゾールとブルーティカスが戦い、(不意打ちだったとは言え)メナゾールが勝利していることから、知能以外の能力も意思統一の度合いに影響され、低水準だと実質的な能力がテックスペックの数値を下回ると考えられる。
[編集] スクランブル合体
初代『トランスフォーマー』後半より登場した合体法。指揮官が頭部と体幹部、他のメンバーが四肢となり結合する。四肢となるメンバーは、全員四肢のどの部位にもなることができる。通常の合体戦士/兵士より柔軟な作戦への対応が可能なばかりか、同規格ならば別部隊や敵対勢力のスクランブル能力者を相手にしてすらの混成合体すら可能である。もっとも、ややっこしくていけない(ファイアーボルト談)ためか実例は極端に少なく、アニメでは敵対者の手足に強制合体して動きを封じ込めたり、脚を吹っ飛ばされた際にそこに腕をくっつけ射撃した程度であり、基本的な合体形態を崩すことはほとんど無い。詳細はスクランブル合体ロボを参照。
[編集] バイナリー・ボンド
トランスフォーマーの中には、地球人やネビュロン人等の、有機知性体と合体するものもいる。バイナリー・ボンドとは、『ザ・リバース』以降の海外版に登場する、そのような合体法である。パートナーとなる人間あるいはネビュロン人がエクソスーツと呼ばれるスーツを着用し、トランスフォーマーの頭部(ヘッドマスター)、武器(ターゲットマスター)、変形形態でのエンジン部(パワーマスター)といった部品に変形、合体する。トランスフォーマーと人間の融合によるパワーアップという、サイバトロン戦士ブレインストームの理論がベースとなっている。
[編集] エボリューション
「ユニクロン三部作」と呼ばれる、『マイクロン伝説』『スーパーリンク』『ギャラクシーフォース』に登場する合体法。マイクロンという、小型のトランスフォーマーとジョイントを介して結合することで、能力の拡大を図るというものである。この能力ゆえに、マイクロンはデストロンから狙われるという受難を背負うこととなった。 また、バルク(マイクロン達が用いる大型TFの俗称)とエボリューションすると、バルクに対しての強い帰属感が生まれてしまう。場合によってはバルクに自由意思さえも支配されてしまうこともある。 マイクロン同士の合体能力や、それによって誕生する武装も「エボリューション」といわれ、特に「スターセイバー」「コスモテクター」「アストロブラスター」の三種の神器と呼ばれる装備はリンクアップ以上の力を発揮する。
[編集] リンクアップ
『マイクロン伝説』『スーパーリンク』『ギャラクシーフォース』の3作に登場する総司令官級のトランスフォーマーが仲間のトランスフォーマーと合体する行為を呼ぶ。 具体的には「ジェットコンボイ」「バーニングメガトロン」「マグナコンボイ」「マグナジェットコンボイ」「ウィングコンボイ」「オメガコンボイ」「ライガーコンボイ」「ソニックコンボイ」「ライガーメガトロン」への合体を指す。 人格の統合は行われず、司令官側が裁量権を持ち、アシスト側はアドバイスを送る程度。ただし心が合わないと強制分離されるケースも確認されている。起源は「超神マスターフォース」のゴッドジンライで、後の「勇者シリーズ」で確立された「グレート合体」から発展したもの。このリンクアップは、実写映画の「トランスフォーマー リベンジ」でも行なわれた。 合体する資格や条件については殆どの場合説明されていない[4]。
[編集] スーパーリンク
「スーパーリンク」においてプライマスから授けられたコンビネーションスパークを持つ物同士の合体を呼ぶ。 通常のトランスフォームに加え、上半身下半身へのトランスフォームを可能とし、コンビネーションスパークを持つスーパーリンク能力を持つ物同士ならば自在に上下二体合体が可能。
[編集] 転生
トランスフォーマーは変形以外にも、新たなボディに身体を作り変えることで進化する事がある。これを転生と呼ぶ。 転生は瀕死のトランスフォーマーを修復する過程で発生する事が多い。 初期の例では重傷を負ったオライオンパックスをアルファートリンが修復して初代コンボイとして生まれ変わらせた事例があげられる。 通常のトランスフォームと異なり、転生とは不可逆的な活動であり、一度転生してしまえば以前の姿に戻ることはまず無い。 タカラトミーの公式発表に寄れば初代コンボイはもっとも多く転生を繰り返した存在である。
- オライオンパックス→初代コンボイ→キスぷれコンボイ→初代コンボイ→G1コンボイ(ロボットマスターズ)→ニュークリオンクエストコンボイ→アクションマスターコンボイ→G2コンボイ→バトルコンボイ
ビーストコンボイも多くの転生を起こしている
- ビーストコンボイ→メタルスコンボイ→メタルスパワードコンボイ→リターンズコンボイ→フォースチップコンボイ
転生は総司令官級に限ったことではなく、通常のトランスフォーマーでも何らかのきっかけで起こすことがある。 バンブルがゴールドバグに転生したり、エクシリオンがエクシゲイザーに転生したりと、総司令官とは無関係に転生したケースも多い。 また、転生は通常大幅に姿が変わるが、マスターメガトロンがマスターガルバトロンに変わったように外見上は色が変わった程度の変化でも姿がまるで変わった転生と同列に扱われる。
[編集] バイナルテック・プロジェクト
「バイナルテック」に登場した転生計画。コズミックルストの被害を受けたサイバトロン戦士を、地球人の手で建造された新しい肉体「BT体」に人格を載せかえる「BT化」によって蘇らせる計画である。修復過程による転生の一種であるが、地球人類の大幅な関与が行われている点が特異的である。
バイナルテック・プロジェクトには、地球の様々な企業が関わったため、BT化の際に、関わった企業の個性が垣間見えることもあった。例えばホンダは、オーバードライブのBT化にP3やASIMOで得たノウハウを投入することで、納期の最短記録をマークしている。
地球人類とサイバトロンの結びつきを象徴するような計画だが、この成果がデストロンに強奪され、悪のBT兵士が数名誕生している。最悪の場合、地球人類とサイバトロンの関係悪化に結びつくこの事態に、地球防衛軍とサイバトロンは、調査チームを結成し、極秘捜査を行っている。
[編集] 特異的な機構のトランスフォーマー
トランスフォーマーの中には、特異的な変形、合体を行う者が存在する。
[編集] リフレクター
初代『トランスフォーマー』の登場人物。1台のカメラから3人のロボットに変形する。この3人は、一人一人では変形が不可能で、変形するために合体が必要である。地球の生物でいう、群体のようなものではないかと考えるファンもいる。 リフレクターたち以外にはマイクロトランスフォーマーで登場した「コンバイナー」も二人で一台のビークルを再現している。
[編集] マスター星への疎開移民
「ザ☆ヘッドマスターズ」に登場。もともとはセイバートロン星に住む変形能力を持たない小型トランスフォーマーである。 戦闘力が低い彼等は争いを嫌い、指導者「フォートレス」のもと戦争の無い新天地へと疎開していき「マスター星」へたどり着いた。 マスター星の厳しい環境でごく一部の者はヘッドマスターへ進化を遂げたが大半は未だにトランスフォーム能力を持たないままマスター星へ定住している。
[編集] ヘッドマスター
- 「ザ☆ヘッドマスターズ」に登場。マスター星の移民の一部は苛酷な環境で修行し、頭部型の形状に変形する能力を得た。それがヘッドマスターである。
- ボディ状に変形をする特殊ビークル「トランステクター」との合体「ヘッドオン」により中型のトランスフォーマー戦士に変形できる。ヘッドオンは自分が変形しているという事を忘れるぐらい自然な状態であるようで、日常生活もヘッドオンした状態でなんら支障がない。
ヘッドマスターは通常のトランスフォーマーと比べて戦闘力に大差は無いが、ヘッドマスター同士のテレパシー(電波妨害に干渉されない)やテレキネシスなどの超常的な特殊能力を持っている。
- また、ヘッドマスター同士は自在にボディを交換できる。これを「クロスヘッドオン」と呼ぶ。交換した瞬間に一時的なパワーアップが発生する事が確認されている。
- 直接頭部を交換する以外にも、戦士同士が腕を組む事により強大なエネルギーを発生させる「クロスフォーメーション」という現象が発生するがその詳細は不明。
- 皮肉なことに、戦争を避けて疎開したヘッドマスターたちだが、ヘッドマスター能力という戦力を手に入れることによってマスター星で戦争が行われ、やがてはサイバトロンとデストロンの争いに参加する原因になってしまった。
[編集] ターゲットマスター
「ザ☆ヘッドマスターズ」マスター星の疎開移民の一部がブラックホールの影響により銃に変形する能力を得た。 ターゲットマスターはサイバトロンかデストロンと融合し、合体兵士を一撃で撃破できる高性能な銃になるが、これは彼等の意思とは無関係のようだ。 もともと発音機能を持たない種族のようで、特殊音波と光波により会話を行うが、ターゲットマスター同士と、パートナーの中型トランスフォーマー以外にはコミュニケーションが成り立たない。 「ザ・リバース」では射撃性能、威力の増強の為にサイクロナスがサイバトロンのヘッドマスターを参考に発案したもの(勿論、この意図もあっただろうが、主たる理由は頭を差し出すことにより、行動の主導権がハイブの手に奪われるのを防ぐためであろう。武器なら、いざと言う時捨てれば済む話であり、事実、リバース第3話でサイクロナスは通常の武器を手にしている)。 提供した武器を原型にネビュロン人がヘッドマスターの様に武器に変形する。
[編集] プリテンダー
「超神マスターフォース」より。 数万年前地球に移住した中型トランスフォーマー。サイバトロンたちは地球人の姿に擬態する。一方でデストロンたちは有機的な怪物の姿に変身する。 セイバートロン星の戦争には干渉せず、地球で独自に活動をしていた。サイバトロンプリテンダーたちは地球で人間の姿で生活し、不老ではあるものの酒を飲んだり、肉を食べたり、女性とデートをしたりと人間らしい人生を謳歌している。 いざ戦闘に参加する時にだけスーツオン、マスターフォースプリテンダーというプロセスを経て本来の姿を現す。
[編集] ヘッドマスターJr
「超神マスターフォース」より、クロームドームが開発。ヘッドマスターと同様のトランステクターを地球人向けにカスタマイズしたもの。 人間は「マスターブレス」と銀色のアイテムで「マスターフォース」してヘッドモードに変形する。 人類の、それも子供がトランスフォーマーに変身できるという革命的なシステムであるが、一部はデストロンに奪われ悪用された。 最終話付近で、システム自体が自我を持ち人間無しでトランスフォーマー生命体として生まれ変わった。 ちなみに、劇中では語られていないが玩具では旧来のヘッドマスターと合体ジョイントが同規格であり、ヘッドマスターJr同士はもとより、クロームドームやメガザラックなどの旧ヘッドマスターともクロスヘッドオンが可能である。
[編集] ゴッドマスター
『超神マスターフォース』に登場する、トランスフォーマーの一カテゴリー。 ゴッドマスターは「トランステクター」に擬態した乗り物状の生命体である。単独ではトランスフォームが出来ず、コミュニケーション能力を全く持たない。しかしゴッドマスターは超常的な縁のような力で人間のパートナーを呼び寄せ、彼等に金色のマスターブレスを与えマスターフォースによりアイアコーンとして取り込むように仕向ける。このゴッドマスターが人間を取り込む事を「ゴッドオン」と呼ぶ。「ゴッドオン」をするとロボットモードにトランスフォームし、今度は取り込まれた人間の意思どおりに動くようになる。トランステクター状の生命体と人間は一種の共生関係にあるといえるだろう。 人間の精神エネルギーにより、超自然的な力「超魂パワー」の中でも通常のトランスフォーマーでも使えると言われる「天超魂」「地超魂」に加えて「人超魂」を発揮することができる。(そのため、そのパワーが神の域にまで行ったため、「ゴッド」マスターと呼ばれる。)他のトランスフォーマーと比べ肉弾戦を好み、驚異的な再生力を持っている。再生力は人間にも適用され、ゴッドオン前に重傷を負ったジンライはゴッドオンすることにより全快したケースがある。しかし逆にゴッドオンした状態で再生不能な傷を受ければ人間側にもフィードバックされ、過度なダメージを受ければ強制分離され自然的な治癒を待つしかなくなってしまう。
- ジンライのように二重合体「ダブルオン」を行うものやオーバーロードのように二体のビークルと二人のアイアコーンを共有するものなど実験的なトランスフォーマーが多い。
- ゴッドマスターのオリジンはセイバートロン星で開発されたという説とデビルZが作ったというニ説がありはっきりしない。後年のキスぷれでは「セイバートロン星で開発されたゴッドマスターをデビルZが奪い改造を施した」という解釈がなされている。
[編集] Vフォーマー
長期にわたりゴッドマスターとして戦い続けると、トランステクターに人格が転写され、最終的にはトランステクターが独立した超ロボット生命体となるようだ。こうなった“元ゴッドマスター”は特異的な機構が災いして、「治療者泣かせのトランスフォーマー」と化してしまう。ジンライ青年を必要としなくなったゴッドジンライがデスザラスの金属生命体破壊砲により重度の損傷をこうむった時、重傷を負った肉体の治療をあきらめ、別の肉体への人格移植(スパークの移植?)で対応された。こうしてゴッドジンライはビクトリーレオとして転生した。ビクトリーレオは人格移植を受けた際にトランスフォーマーは、移植後しばらくは記憶が阻害され、情緒不安定となり人格も大幅に変更されたが、やがては落ち着いていくことになった。 ビクトリーレオをさして「Vフォーマー(ブイフォーマー)」とカテゴライズされている。しかし、他にカテゴライズされている個体は存在しないため、どういうカテゴリーなのかは不明である。 あるいは「スーパーリンク」に登場する「インフェルノV」や「ウィングセイバー」「アイアントレッド」のように損傷の激しいボディを棄て、スパークを別のボディに移植した存在を指すカテゴリーなのかもしれない。スパークの移植はトランスフォーマーの個体に多大な負担を強いるため、記憶障害や人格障害が起きる可能性が非常に高い。何も問題が起こらなかったケースはインフェルノVと、「マイクロン伝説」のグラップルのみである。
[編集] ブレインマスター
スターセイバーと彼の部下である三人の騎士たちは胴体内部にブレインと呼ばれる小型ロボ状の物を収納している。 ブレインの正体については劇中では明らかにされていないが、トランスフォーマーに組み込むことによって何らかのパワーアップが出来るらしい。 そのためか、ブレインを持つものはブレインマスターとしてサイバトロンの中でエリートとされている。 ブレインマスターはヘッドマスターやゴッドマスターと違い、ビークルの方が本体であり、ブレインは補助的なシステムに過ぎない。 ちなみに玩具ではブレイン同士を交換できるギミックがあるが、劇中では行われていない。
[編集] ブレストフォース
トランスフォーマーVに登場。胸部にブレスター(デスザラス)もしくはブレストアニマル(配下の部隊)と呼ばれる小型動物型トランスフォーマーを装備している。 ブレスターは胸部装甲、射撃武器そして自立式動物型マシーンとして利用可能。 動物型に変形したブレスターと本体のトランスフォーマーのコンビネーション攻撃はサイバトロンにとって脅威である。 他方でブレスターを攻撃に回すと胸部の防御力が低下するという弱点もある。 ブレストアニマルと本体のトランスフォーマーの関係は劇中ではデスザラスを見る限りペットと飼い主という風情であるが レオザックのブレストアニマルのみレオザックの意志そのものとして行動し喋っているシーンがあり、詳しい関係は謎である。
[編集] マルチ戦隊
「トランスフォーマーV」に登場。上下合体能力を持つ六体のトランスフォーマーの総称。 普段は二体合体状態で生活している。合体時に人格は統合されているようで、分離時の人格と合体時の人格がまるで違う事もある。 玩具ではその組み合わせは自在であるのだが、劇中ではほとんど生かされず、わずかにマッハタックルが上下を交換してタックルマッハに変形した程度である。 六体全員が合体すればランドクロスが完成する。 基本的に未熟なキャラで、たとえ合体していても大して強くない。
[編集] 恐竜戦隊
普段はサイボーグ恐竜の内部に収納されているトランスフォーマー。収納時は内部のトランスフォーマーの意思が恐竜を動かす。 戦闘時には内部のトランスフォーマーが「トランスアウト」して飛び出し、内蔵トランスフォーマーと外装のサイボーグ恐竜とで独立して動くようになる。 サイボーグ恐竜とトランスフォーマーとは良好な関係のようで、恐竜はパートナーのトランスフォーマーから簡単な指令を受け取って任務をこなすが、互いの体を洗いあったりというほほえましい動きもする。 ゴウリュウとヨクリュウは恐竜シェルの背部に乗ってのコンビネーションが得意。特にゴウリュウは恐竜内部に収納されることは無く、ずっと背中に乗っている。 恐竜戦隊トランスフォーマーは単独ではトランスフォーム能力を持たないが、六体合体して合体兵士ダイノキングになる。 玩具では、モンスターモードになる。
[編集] アクションマスター
新エネルギー「ニュークリオン」を取り込むことによって自身の変形能力を失ったトランスフォーマー。 失ったトランスフォーム能力を補うため、トランスフォーム能力を持つ補助ビークルやパートナーのミニトランスフォーマーを持つ。 アクションマスターエリートとして変形機能を残したアクションマスターも存在する。 アクションマスターの一部(コンボイやバンブルなど)は後に新たなボディに転生してトランスフォーム能力を取り戻している。
[編集] ビースト戦士
ビーストウォーズシリーズに登場する新世代のトランスフォーマー達。身体のサイズはそれまでのトランスフォーマーに比べ小型になっている。従来のトランスフォーマーのように無機的な存在をスキャンし変形することに加え、動植物といった有機生物をスキャンし「変身」することを可能とする。それまでのサイバトロンやデストロンとは種族が異なる存在だが、性質的には似通っており、従来のサイバトロンに近い方を「マクシマルズ」、従来のデストロンに近い方を「プレダコンズ」ともそれぞれ呼称される。
動植物をスキャンする主な理由としては、彼らが他星への探検・外交使節などの役割を担った際、その星の環境に迅速に適応するため。ビーストウォーズ無印ではロボットモードでは星に溢れるエネルゴンの影響を強く受けすぎるため、それから逃れるためとしても使われた。ただし、あまりに長時間ビースト形態で居ると、その動物の野生的部分が人格プログラムを侵食してしまうという弊害が出る場合もある。
彼ら以前のトランスフォーマーにもアニマトロンやテラートロンなどの動物型に変身する者は存在したが、それらはあくまでアニマルロボットという動物型ではあっても無機的な存在であったのに対して、ビースト戦士は生物のDNAをスキャンし(DNAをスキャンできるならば対象の状態は問わず、化石をスキャンすることも可能)、ビーストモード時にはスキャンした生物の有機的な外観を忠実に再現することが可能。ただし、あまりにも小さい生物をスキャンした場合(鼠、蜘蛛など)はそのサイズまでは再現できず、ビーストモードは本来の生物よりも巨大な物となってしまい、擬態としては不完全なものになる。また、スキャン装置に不具合が生じ、一度のスキャンで二種の生物をスキャンされた場合はキメラ状のビーストモードを持つ「フューザース」という状態になる。
旧トランスフォーマーがビースト戦士に転生することも可能で、作中ではG1に登場していたカセットロンのジャガーがプレダコンズに転生して登場している。また、プロトフォーム状態ならばマクシマルズもプレダコンズの境界が曖昧らしく、マトリクスから生まれ本来マクシマルズであるはずの存在をプレダコンズとして容易く再プログラミングしている。ビーストウォーズ時点でセイバートロン星ではサイバトロン・デストロン・マクシマルズ・プレダコンズの四つの種族が共存して暮らしており、『BWネオ』ではセイバートロン星のビースト戦士の考えとして「命を持つロボットとして自然からパワーを得て生きる。その原点がビーストモード」と一種の思想めいた物が語られている。
彼らはサイバトロンとデストロンの大戦の終結後、「マクシマルズ・アップグレード」政策により誕生したとされ、両者ともセイバートロン星奥深くの生産工場でスパークを宿した液体金属の「プロトフォーム」と呼ばれる状態で生まれてくる。プロトフォームはカプセルの中で眠り続け、他の存在をスキャンしトランスフォーマーとしてのカタチを得て初めて活動を開始する。スキャンを行うには外部装置の利用が必須であったが、『ビーストウォーズリターンズ』では体の中にスキャン装置を内蔵した新型のビースト戦士も登場している。ビースト戦士は一度生物をスキャンすると体の組成がDNAレベルで変化するため、セイバートロン星でリフォーマットを受けるか、何らかの外部入力(クォンタムサージやアンゴルモアエネルギー、トランスメタルドライバーなど)が無い限り、自分でその擬態形態を変更する事は不可能とされる。
ビースト戦士のスパークとは、劇中で謎のエイリアンとして現われる「ヴォック」と呼ばれる存在の一端であり、さらに「ヴォック」とは、「スウォーム」と「マトリクスオブリーダーシップ」の力で未来の地球人たち、爬虫人類「ジャダイ」、外宇宙で帝国を築いていたG2デストロン達が一つの大きなスパークへと融合した三位一体の存在である。そしてヴォックの一部である「マトリクス」(G1のマトリクスとは別物)からビースト戦士のスパークは生まれているのである[5]。これらの設定は劇中では語られないが、タカラトミーの公式サイトなどで語られている。
アニメスタッフにインタビューして制作された書籍「ビーストウォーズユニバース」によれば、生まれた直後のスパークがプロトフォームの状態でセイバートロン星へ現れ、別の惑星で生物をスキャンし、死亡するとマトリクスへ帰っていく。このビースト戦士の一生の輪廻のプロセスでマトリクス(ヴォック)は有機的なデータを回収し、人類の姿の再生を目指すのである。劇中ではビースト戦士にとって異質的な者「エイリアン」と呼ばれたヴォックは本来はビースト戦士と同質の存在なのである。劇中で描写されていない「ビーストウォーズユニバース」で描かれたこれらの設定が公式の設定とは認知されているわけではないことも付記しておく。[6]
ちなみに、『GF』に登場した惑星アニマトロスのトランスフォーマー達も普段は動物の姿を取っているが、彼らもビースト戦士と呼べるかについては劇中では言及されていない為、ジャガー、コンドルやアニマトロンの様な存在だと思われる。
[編集] トランスメタルス
ビースト戦士がクォンタムサージと呼ばれる特殊エネルギーを浴びることで進化した姿。基本的に素質に関係なく浴びた物は無条件で進化するが、元々多少のクォンタムサージの影響下にある環境で生まれたビースト戦士は、誕生の過程でクォンタムサージに適合しているためか、クォンタムサージを浴びてもトランスメタルスに進化することはない
メタルス化するとビーストモードから有機的さが大幅に失われロボットアニマルに近くなるが、「ビークルモード」と呼ばれる第三のモードを手に入れる。これはビーストモードの姿を基本に車輪や羽根やブースターなどが現われる形での変形で、機動力が大幅に上昇する。また、これらの変化に伴ってロボットモードの外見も変化し、パワーアップする場合もある。
[編集] ブレントロン
『ビーストウォーズネオ』に登場。ユニクロンが己の復活のために製作したトランスフォーマーで、ユニクロンに絶対の忠義を誓う眷属的な存在。 キメラ状のビーストに変身するが『メタルス』のフューザー戦士との関連は不明。 アニメでは三体のみが登場したが、単体でもビッグコンボイやマグマトロンなど総司令官および破壊大帝級の戦士を凌ぐ圧倒的な戦闘能力でサイバトロンとデストロン両軍のビースト戦士たちを翻弄した。 漫画版では逆に大量に現われてビッグコンボイ部隊と戦ったが、雑魚敵のような扱いでアニメほど強くは無かった。
[編集] マイクロン
『マイクロン伝説』以降の作品に登場する人間の子供程度のサイズしかない小型トランスフォーマー。 サイバトロンデストロンのどちらの陣営にも付かない中立の存在だが、 中型トランスフォーマーと合体「エボリューション」して潜在力を引き出す能力があるため、戦いに巻き込まれていくことになる。 発話能力を持たないが、一度エボリューションした相手や人間の子供たちとは意志の疎通が可能になる。
『マイクロン伝説』においてはマイクロンの正体はユニクロンの体細胞の変化体であるとされ、ユニクロンが他のトランスフォーマーをエボリューションを通じて侵蝕する、それが本来のマイクロンの役目だったのである。しかしマイクロンたちはパートナーのトランスフォーマーや人間たちとの絆により自我を持ち、ユニクロンに対し反逆することになる。 なお、『ギャラクシーフォース』に登場するマイクロンたちのオリジンは明らかになっていないが、ギャラクシーフォース劇中では惑星ギガロニアにて建築作業用に特化かつ巨大化したTFとは別系統に進化したTF種族であると言及されており、彼らは共生関係であると示唆されている。
[編集] 人造トランスフォーマーの試み
トランスフォーマーを人類の手で生み出そうとする試みが、シリーズ中何度か行われている。その全てが、全く異なるアプローチであることは興味深い。
[編集] ボンバー計画
『超神マスターフォース』に登場。ジンライのパワーアップ案として、超魂パワーで駆動し、装甲トラック、ヒューマノイド、スーパージンライの強化パーツの形態をとる自律ロボット「ゴッドボンバー」が建造された。超魂パワーで駆動するという点では、ゴッドマスターのトランステクターの延長上にあるといえる。 ゴッドボンバーは開発者であるメタルホークの予想を超え、やがて新生命体ゴッドジンライ、そしてビクトリーレオへの進化を遂げ行くことになる。
[編集] BT-08
『バイナルテック』に登場。最新の人工知能技術により、トランスフォーマーの精神を人間の手で再現するプロジェクトである。この精神を再現した人工知能をBT体に組み込むことで、まさに人間に対する人造人間のような自律ロボット「レプリカ・オートマトン」となる。
[編集] オートルーパーの量産
『キスぷれ』に登場。謎のトランスフォーマー「レギオン」に対抗するために、可変式自律ロボット「オートルーパー」の生産、配備を行っている。レプリカ・オートマトンが人造人間的アプローチならば、こちらは純然たる機械としてのアプローチで作られた人造トランスフォーマーである、といわれているが、そのオートルーパーの正体はユニクロン細胞を培養して製作されたロボットであり、レギオンと全く同質の存在である。 それゆえキスプレイヤーの人間が憎悪に染まればパートナーのオートルーパーも暴走してしまうという危険性を孕んだ存在であった。 実はオートルーパーが開発された真の目的とは、ユニクロン細胞による死人を再生するプロジェクトの試作機なのである。
[編集] ユニクロンとプライマス
トランスフォーマーの中で神と呼ばれる存在。トランスフォーマーの歴史はこの二極神の戦いの歴史でもある。詳細はユニクロン、プライマス (トランスフォーマー)参照。
[編集] 脚注
- ^ 変身機能を有さないマスター星の移民や、アクションマスターなど
- ^ 初代『トランスフォーマー』第65話で、サイバトロン戦士たちの変形能力を封じたメガトロンが「これで奴等はトランスフォーマーと呼べなくなったわけだ」という発言も、変身機能を失ったことで「正式なトランスフォーマー」とは呼べなくなったという意味合いであると思われる。
- ^ 例外として、中心になる個体に、ほかの個体が強化パーツに変形して結合するタイプの合体戦士がある。この場合、中心になる個体の人格と合体戦士の人格は同一のものであり、知能に関する問題は生じない。具体的な例として、ゴッドジンライ、ビクトリーセイバーが挙げられる。ユニクロン三部作のリンクアップにもこのことが言える。
- ^ ソニックボンバーに至っては直感と勢いだけでリンクアップを成功させた(海外設定ではウィングセイバーの強化形態であるためリンクアップが可能なものと思われる)。
- ^ 正確にはサイバトロンのスパークは善性を司る「マトリクス」、デストロンのスパークは悪性を司る「ピット」と呼ばれるネビュラから生まれるとされている。なお、劇中でマトリクスは何度か言及されているがピットという単語が出たことはない。
- ^ アニメスタッフにインタビューして制作された書籍「ビーストウォーズユニバース」。エイリアンヴォックと人類の関係の設定は脚本家のラリー・ディティリオ氏の考え。
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最終更新 2009年11月14日 (土) 14:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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