トロール
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トロールまたはトロル(troll)とは、北欧の国、特にノルウェーの伝承に登場する妖精の一種である。どのような存在であるかについては様々な描写があり、一定しない。ただし、鼻や耳が大きく醜いものとして描かれることが多い。 北欧ではトロルド、トロールド、トラウ、トゥローと呼ばれる。当初は悪意に満ちた毛むくじゃらの巨人として描かれ、それがやがて小さい身長として設定されている。変身能力があるのでどんな姿でも変身できる。デンマークでは白く長いあごひげの老人として、赤い帽子、革エプロン姿で描かれる。エブレトフトのトロルは背中にこぶがあり大きな鉤鼻、灰色ジャケット、とがった赤い帽子を着ている。グドマンストルップのトロルは背が高く黒く長い服を着ている。ノルウェイでは女のトロルは美しく長い赤毛をしているとされた。 トロルは丘陵地、長塚、土墳などの下に共同体を作り暮らすためスウェーデンではベルグフォルク(丘の人々)と呼ばれた。彼等の住処は財宝でいっぱいで夜になると光り輝くと言われた。 彼らは騒音を嫌い鐘や教会からは離れて暮らした。気に入った人間には富と幸運をもたらし、気に入らないものには不運と破壊をもたらした。また女子供をさらい財宝を盗む。さらわれないためには人も動物もヤドリギの枝を身に着ける。 金属工芸にも秀で薬草や魔法を使った治療にも秀でていると言う。日の光に当たると石に変わるため夕暮れ時から明け方までしか姿を見せない。
フェロー諸島ではフォッデン・スケマエンドと呼ばれ「うつろな人々」、「地下の人々」であり人をさらって何年も捕らえておくと言う。
アイスランドでは一つ目の邪悪な巨人である。フィンランドでは池にすむ邪悪なシェートロールとして知られ、霧が出たり嵐が来ると人々はトロールが池から出てきて人を溺れさせると言う。
シェットランド諸島やオークニー諸島ではランド・トロー、ピーリー・トロー、シー・トローの三種に別れると言う。 グリーンランド、カナダのイヌイット、イハルシュミット族に伝わるトロルは邪悪な巨人であり毛の生えてない腹を引きずり鉤爪が生え物陰に潜み人を襲い肉を引き裂くという。 ノルウェーの人の中では、現在でもこのトロールを信じている人が多い。日常生活でふっと物が無くなった際には「トロールのいたずら」と言われる。
また、ほとんどの御土産物屋にトロールの人形が販売されており高い人気をはくしている。陶器製、マグネット製、紙製、キーホルダー製など実に様々なものがあり、トロールの姿も男性、女性、子供、老人、中にはバイキング姿、サッカー姿、サーファー姿、スキーヤー姿など実に様々なものがあり、中にはアンティークコレクションとして評価の高いものも数多く存在する。
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[編集] 一般的なイメージ
トロールについてのイメージには、以下のようなものがある。
- 巨大で怪力
- 粗暴で大雑把
- いたずら好き
- 醜悪な容姿
- あまり知能は高くない
[編集] 有名なトロールおよび書籍など
- ウイリアム、トム、バート(小説『ホビットの冒険』)
- トトロ(アニメーション映画「となりのトトロ」)- 森の主の妖精であるが、登場人物の草壁サツキはトロルであると解釈している。
- 獣鬼(トロール)(漫画『ベルセルク』三浦建太郎)
- 話集『トロールものがたり』
- 昔話『三びきのやぎのがらがらどん』
- 小説『ハリー・ポッターと賢者の石』
- トロル、ボストロール、トロルボンバー、トロルキング、ダークトロル(『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』等ドラゴンクエストシリーズ作品)
- ムーミントロール(小説『楽しいムーミン一家』など) - ただし作者トーベ・ヤンソンによるとムーミントロールは妖精のトロールとは違う生き物とされる。
- トロウル(ルーンクエスト) - 多数の亜種、架空の学名(例えばダークトロウルはStyganthropus uzko)、骨格標本、進化樹形図、宗教、食や生活文化などが詳細に設定されている。サプリメント「トロウルパック」にはトロウルが経営するレストランのメニューまでもが付属している。背景世界グローランサ最強の種族と表現されることも。
- 『トンネルズ&トロールズ(T&T)』 - 米国製のテーブルトークRPG。ただし、特にトロールが主要な役割を果たしているというよりは、『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』を意識したタイトルである。
[編集] 参考文献
- キャロルローズ著「世界の妖精妖怪事典」原書房255p
[編集] 関連項目
- 妖精arz:ترول
最終更新 2009年10月30日 (金) 13:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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