トースター

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ポップアップ式トースター

トースター (Toaster) は、小型の調理用電気製品で、スライスした食パンを焼いてトーストにするためのもの。主として台所食堂で使われ、一般的には2枚の食パンを短時間で焼くことができる。商用電源で使用されニクロム線ヒーターを熱源とし、消費電力は概ね600から1200Wと家庭電化製品の中では多い部類に入る。

目次

[編集] 概要

現在一般に「トースター」として家庭で使われているものは「ポップアップ式」とよばれる縦置き式の箱型で、スライスした食パンが1枚すっぽりとはまる幅と深さの溝がふたつあり、そこに食パンを挿し電源スイッチを兼ねたレバーを押し下げると、2枚の食パンは1-3分でこんがりと焼け自動的にポンと競りあがってくる。バリエーションとして、1枚だけ焼けるもの、3枚焼けるものなどもある。食パンを入れずに通電すると内部の発熱体を傷めるため、複数の食パンを焼ける製品は枚数に応じた切り替えスイッチを備えており、入れる食パンの枚数に応じて切りかえる必要がある。

ポップアップする仕組み(焼きあがり判定)にバイメタルを用いている関係から、細かな焼き具合調整はできない。バイメタルが一定の熱量を受けた時点で焼きあがりと判定される。構造上、薄切りパンよりも厚切りパンが熱源に近くなり焼け易い。厚切りパンを焼く場合、焼き過ぎを防ぐために場合によってはポップアップを待たずに手でレバーを引き上げる必要がある。

類似の家電製品オーブントースターはトースト以外にいろいろな調理に応用できるのに対し、トースターはトーストに特化している。オーブントースターに比して熱源が非常に近いため、焼き上がりが速くてパンに含まれる水分も逃がしにくい。

分解清掃できる製品が少ないことと油分が発火することに繋がるため、バターマーガリンなどのスプレッドを塗った食パンやチーズなどを載せた食パンを焼くことは避けるべきである。同様に、シナモントーストの調理にも向かない。また、超厚切りのパン(2~5枚切り)を調理するようには作られていないため、近畿地方ではポップアップ式のトースターはあまり普及しておらず、ほとんどの家庭や喫茶店でオーブントースターが使われている。

内部に溜まったパンくずを排出するために、底が開けられるようになっている製品が多い。

シンプルな構造ゆえにあらゆる家具・調理器具の中でも特に持ちが良く、気付いたら同じトースターを20年以上使っていた、という家庭も多い。

[編集] トースターの種類

ホットドッグ専用のトースター。中央の丸穴にソーセージが入っている。左右の半月穴には縦切りにしたロールパンを入れる。
トースターで焼いた食パン。
トースト。

トースターにはいくつかの種類があり、一般的なポップアップ・トースターの他、オーブン・トースター、レンジ・トースター、Wサンド・トースターなどがある。

[編集] 名称の由来

「トースター」という言葉は、英語の "Toaster" のカタカナ書きで「トーストするもの」の意味。Toasterの語源であるToast(トースト)は、"火であぶってキツネ色にしたパンやチーズ。またそのようにあぶって温めること"の意味である。

[編集] 発明

トースターの発明者は、トーマス・エジソンである。エジソンは電球の発明者と誤解されているが、実際には発電から家庭への送電までの電気の事業化に成功したことが、最も大きな功績である。電球の普及が最大の目的であるのは言うまでもないが、それだけでは電気事業の立ち上げには不十分であり、それ以外にも電気の使い道が必要であり、トースターはそのひとつであった。エジソンの発明品としては知名度が高くは無いが、電気事業の立ち上げに貢献した役割は意外に大きい。

[編集] トースターを扱った作品

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月16日 (月) 14:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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