ドクター・バン

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銀河鉄道999 > ドクター・バン

ドクター・バンDoctor Ban)は、松本零士の漫画・アニメ『銀河鉄道999』、ならびにその派生作品などに登場する架空の人物。


注意以降の記述でドクター・バンに関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] キャラクター概要

メーテルの父にしてプロメシュームのかつての夫。近年の作品では、メーテルとエメラルダスが姉妹と設定されたことにより、2人の父となっている。プロメシューム曰く「反機械化世界を目指した裏切り者」。こうしたセリフから、彼女の機械化政策に反対し対立などがあったとみられるが、派生作品を含めそうした経緯や詳細な人物像は描かれていない。講談社から出ていた映画1作目のフィルムコミック第4巻での人物紹介では、機械人間の社会を嫌って星を出たとされている。

『999』作中では既に体は滅していたため、原作と映画1作目においてメーテルが持つペンダントに付けられたカプセルに身をやつしていた。TVアニメでは999号の終着駅・惑星プロメシューム都心部から離れたところに巨大なクリスタルの結晶がそそり立つ場所があり、それを模した建物の一室に安置されていた。このカプセルは機械帝国の首都とされる大母星や機械化母星を破壊する力を持っている。また、「暗黒星メフィストの黒騎士」及び「装甲惑星」のエピソードでは、重傷を負ったメーテルの傷を治癒するなど、特殊な力もある。

[編集] 外観・デザイン

『999』原作及び映画1作目では黒いカプセル型の形状をしており、前面と後面には松本作品でおなじみの多針メーターが配され、青白い光を放っている。TVアニメではデザインが異なり、白っぽい色をした菱型で真ん中に赤い玉がついたものに変更されている。『宇宙交響詩メーテル』では『999』原作及び映画1作目のデザインを踏襲しているが、色は黒っぽいグレーとなっている。

声を出して話す時は、メーター部分が点滅する。TV版では菱形のペンタントにはめ込まれた赤い玉の部分が点滅する。

[編集] 劇中での登場

銀河鉄道999
『999』原作の漫画及びTVアニメと映画1作目『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』で登場。娘のメーテルに、機械化惑星と機械帝国の女王にしてかつての妻・プロメシュームを滅ぼすよう指示をする。
初登場は漫画及びTVアニメ第1話で、鉄郎とメーテルが泊まったホテルの一室にあるバスルーム内でのメーテルとの会話シーンだが声だけであり、初めて正体が明かされたのは原作の漫画が連載中に公開された先述の映画1作目。
当初はその指令をメーテルが実行していたが、映画1作目の最終局面では父母の間で悩むメーテルに代わり星野鉄郎が実行し、TVアニメではメーテルと鉄郎により指令が実行された。なお、原作ではメーテルが一人で実行している(詳しい経緯はプロメシュームの項を参照)。また、「C62の反乱」(TV版69話)では、鉄郎が指令を実行するのにふさわしい少年かどうかをテストすべく、「時間を食べるテスト」として999から機関車を切り離した状態で1日以上停止させたこともあった。
TVアニメでは、このほかにメーテルが通信室や掌サイズの通信機などを利用してバンと会話を交わす場面が追加された。
メーテルレジェンド
メーテルとエメラルダスの父であり、1000年周期の軌道から離れて寒冷化していく惑星ラーメタルの住民(ラーメタル人)のために人工太陽を作ったが、惑星や住民の機械化を進めようとする機械化人の科学者・ハードギアの謀略により、カプセルの姿に変えられてしまったことが示唆されている。999に乗ってラーメタル星を離れるメーテルへの餞別の品として、メーテルはプロメシュームから黒い喪服と共にカプセルを付けたペンダントとして渡される。
宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝
メーテルの傍に寄り添う猫として登場。最終回で猫の体が黒焦げになってしまうが、その中からカプセルが出てくる。彼は猫の姿を借りて娘のメーテルを見守り続けていたのだった。

[編集] 声優

ただし当初のクレジットは謎の声であり、正体が明らかになる第112話及び最終回エンディングのクレジットでもメーテルの父となっている。メーテルからは「お父様」、妻であったプロメシュームからは夫を呼ぶときの「あなた」と呼ばれており、劇中でもドクター・バンの呼称はない。最終回の翌週に放映された総集編でのクレジット表記では田中康郎となっているが、これは誤りである。
東映アニメBBプレミアムで配信中のwebアニメにおいて、メーテルに指令を下す謎の声として原作者の松本が声を当てている。
最終回でメーテルに話しかける場面以外は台詞がなく、竹本はハーロックでクレジットされているためにクレジットはない。

[編集] 備考

  • メーテルの登場も予定されていたアニメ『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』では、ドクター蛮(ばん)というキャラクターが登場していた。
  • 松本零士監修の関連本では、『新竹取物語 1000年女王』に登場する少年「雨森始」と同一人物とされている[1]。ただし、始が弥生(プロメシューム)のいる惑星ラーメタルへ渡ったことが描かれている作品はない。また、『メーテルレジェンド』作中でプロメシュームが一家4人で暮らしていた時のことを回想する場面において、生身の体だった頃のバンの姿が映るが始とは顔や姿が全く異なっており、白衣を着た学者のような姿となっている。
  • プレイステーション用ゲーム『松本零士999』では、『ミライザーバン』のバン一族とも友人であり、彼の名を譲り受けたとされている。また、トチローなどと共に松本の作品世界における「宇宙5大頭脳」の科学者としてその名が挙げられている。
  • 『999』DVD-BOX5「時間城の海賊」の封入特典は、設定からリアルに再現したドクター・バンのペンダントである。

[編集] 参考図書

  1. ^ 別冊宝島708号『銀河鉄道999 PERFECT BOOK』、松本零士監修、宝島社、2002年、ISBN4-7966-2989-0

最終更新 2009年11月7日 (土) 15:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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