ドリアン

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ドリアン

ドリアンの果実
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: アオイ目 Malvales
: パンヤ(キワタ)科 Bombacaceae
: ドリアン属 Durio
: ドリアン D. zibethinus
学名
Durio zibethinus
和名
ドリアン
英名
durian

ドリアン(学名:Durio zibethinus)はパンヤ科(キワタ科)に属する樹木。また、その果実

目次

[編集] 植物学上の特徴と分布

代表的なドリアンと呼ばれる栽培種の学名はDurio zibethinus、その他にも分かっているだけで30の種が存在する。原産地は東南アジアマレー半島タイ語ではトゥリアン(ทุเรียน)。学名のDurio=ドリアン属であり、このラテン語のもとになったdurianという言葉は、もともとマレー語で、刺duriを持つものという意味である。また、種名のzibethinusというのは、「麝香の香りを持つ」という意味の形容詞である。合わせて、麝香の香りを持ち、針を持つものという意味になる。

果実は強い甘味を持ち、栄養豊富なため、王様が精力増強に食されていた。ゆえに王様の果実と呼ばれていたが、時代にともない今では果物の王様と呼ばれている。

[編集] 木・花

ドリアンのは、高さが20-30mほどになる(果樹園では10m程度に抑えられる)常緑樹ピラミッド状の樹冠を作る。は細かく、は互生する。葉の表面は緑暗色で光沢があり長さ10-18cm幅5cmほどの長楕円形。

は、黄白色で5つの花弁を持ち、果梗に数個から数十個ほど群生させる。

[編集] 果実

殻を剥いたドリアンの果実
ドリアンの種子は可食部(仮種皮)に包まれている

果実は、受粉後3ヶ月ほどで成熟し、大きさは20-30cmほど重さは1-5kgほどになる。植樹後、5年程で収穫できるようになる。1本の木から1年で100-200個が収穫される。灰緑色をしており、外皮は革質で全体が硬いに覆われている。内部は5室からなり、各室に2-3個の種子がある。可食部は甘い香りとともに、玉ねぎの腐敗臭または都市ガスのような強烈な匂いを放つ。ドリアンの香り成分として解っているだけでも、エステルアルコールアルデヒドに属する26種類の揮発成分、及び8種類の硫黄化合物が存在する。強烈な臭いの元は臭い成分の一つ硫黄化合物1-プロパンチオールC3H7SHが核となり、その他さまざまな臭い成分が複雑に絡み合い作り出されている。

食べられるのは、種子の周りのクリーム状の部分で、果実全体に占める可食部分の割合は少ない。種子焼く茹でることで食べることが可能である。種子の食用はドリアンの産地でごく稀に行われるが、あまり一般的ではないため、ほとんどの場合に廃棄される。

[編集] その他

シンガポールの地下鉄にあるドリアン持込禁止サイン

ドリアンの果実は臭いが強烈なため、飛行機内への持込みが禁止されている。公共の建物やホテルも、持ち込み禁止にしている所が多い。 

近年タイではMon Thong(モントーン)という臭いを抑えた改良品種が作られ流通している。

東南アジアではドリアンを食べるとき飲酒すると死に繋がると信じられている。古くは18世紀に書かれた文献にも登場する。ガスによる腹内での異常発酵説、または高カロリーのドリアンとアルコールによる急激な高血糖説など様々な俗説がある。これまでにドリアンと飲酒による因果関係が証明された死亡事故は報告されていない。医学的な調査もされているが、食い合わせによる死亡に繋がる要素は発見されておらず、ドリアンとアルコールの食い合わせは迷信とされている。ネズミを使った実験では死亡例がなかったという報告がある[1]

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月15日 (木) 23:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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