ドリル (工具)
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ドリル (drill, drill bit) は、物に穴をあけるための切削加工の工具(切削工具)で、錐の一種である。金属製の円柱や円筒の先端に切刃を設け、主にこれを回転させて穴あけを行う。
通常、シャンク(柄)をチャックなどでより大きな器具や装置に固定して使う。この器具や装置全体をドリルということもあり、ドリル本体をこれと区別したい場合は、ドリル刃、ドリルビットなどという。
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[編集] 半月ドリル
切刃を付けた丸棒の片側半分を削り落としただけのものである。
[編集] ガンドリル
半月ドリルの一種で直線状の溝を持ったものである。
[編集] ツイストドリル
丸棒に切りくず排出用の螺旋(らせん)状の溝が2本切られ、円錐型に尖らせた先端に一対の切れ刃が設けられる。 この切れ刃は中心で交わらず、それぞれの逃げ面が先端で峰を形成する。これを「チゼルエッジ」と呼び、この部分には切れ刃が無い。正確に穴の位置を定めるためには、被削材にチゼルエッジの幅よりも大きな径の円錐状の窪みを予め加工しておく必要がある。この作業は通常、「センタ打ち」などと呼ばれる。 チゼルエッジの幅はウェブの厚みに比例し大きな径のドリルほど大きくなるため、これを小さくする(あるいは無くす)ためにシンニング (thinning) 加工を施す。 金属などの深穴加工用ドリルでは、ドリル先端の切削点へ切削油が確実に届くようにするために、ドリルの内部に先端まで貫通したオイルホールを持つものがある。
[編集] 柄の形状
ツイストドリルのシャンクには、主に以下の様な形状がある。
- ストレートシャンク
- 円筒状の柄は、ストレートシャンクと呼ばれ、この径は一般にはドリルの呼び径と同一寸法である。この柄を持ったドリルは、ストレートドリルと呼ばれる。
- テーパシャンク
- 円錐状の柄をテーパシャンクと呼ぶ。この形状の柄を持つドリルは一般にテーパドリルと呼ばれるが、これは「テーパの付いた穴をあけるドリル」を意味するものではない。
- SDSプラス、SDS-max
- ボッシュの開発した特殊な形状のシャンクでハンマドリルなど強力な穴あけに用いられる。SDSとはドイツ語の Steck, Dreh, Sitzt (差し込み、回すと、固定される)の略[1]であり、簡単に強力な把握が可能で振動にも強い。
[編集] 溝の長さ
- スタブ (stub)
- 穴の径に対して3倍以下の深さの、浅い穴に用いられる。
- レギュラー (regular)
- 穴の径に対して5倍以下の深さの穴に用いられ、これが標準的な溝長である。
- ロング (long) 、エキストラロング (extra-long)
- これらは、穴の径に対して5倍より深い穴に用いられる。こうした非常に長いドリルを使用するには、「ガイド穴」と呼ばれるドリルを被削材に導き入れるための加工を予め施す必要がある。
[編集] 超硬ドリル
ツイストドリルの先端に超硬合金のチップを取り付けたもの。コンクリートなど脆性の低い被削材の穴あけに適する。先端にツイストドリルのような切れ刃はなくタガネのような形状となっている。これに振動ドリルやハンマドリルで軸方向に衝撃を与えることにより被削材を砕き穴を空ける。 超硬合金製のツイストドリルのことを指す場合もある。
[編集] コアドリル
ツイストドリルは穴容積分の被削材をすべて切りくずとして排出するが、コアドリルは穴の外周部のみを削り取り中心部(コア)をくり抜くものである。このためツイストドリルに比べて大きな穴を短時間で空ける事ができる。建物の壁に配管用の穴を空ける場合に用いられることが多い。
[編集] ホールソー
コアドリル同様に穴の外周部のみを削り取るものであるがこちらは薄板用である。
[編集] ステップドリル
ステップドリルは多数の円筒切れ刃を段階的に設けることにより円錐形の外形としたものである。主に薄板の穴あけに用いられ、任意の段で送りを止めることにより広い範囲の大きさの穴あけが可能である。
[編集] 法律による携帯禁止
直径1cm以上の刃が附属するドリルについては、特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律(ピッキング防止法)にいう「指定侵入工具」に該当するので、業務その他正当な理由による場合を除いて、隠して携帯すると1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられるので注意が必要である。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
最終更新 2009年11月11日 (水) 11:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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