ニッケル・カドミウム蓄電池
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ニッケル・カドミウム蓄電池(ニッケル・カドミウムちくでんち、Nickel-Cadmium rechargeable battery:Ni-Cd)は、二次電池の一種で、正極に水酸化ニッケル、負極に水酸化カドミウム、電解液に水酸化カリウム水溶液(苛性カリ・KOH aq.)を用いたアルカリ蓄電池である。ニカド電池(JIS名称)、ニッカド電池(商標)、カドニカ電池(三洋電機の商標)とも呼ばれる。
識別色は、黄緑(ライムグリーン)。
ニッケル・カドミウム蓄電池の出力特性は、モーターなどの大出力用途に適している。反面、自然放電(使用しなくても蓄えていた電気の量が減少すること)が大きいため、時計など消費電力が小さく、また長期間稼働させ続ける機器には不向きである。また、一般に広く流通している円筒型ニッケル・カドミウム蓄電池の電圧は1.2Vとなっており、同形状の一次電池(マンガン乾電池、アルカリ乾電池)の定格である1.5Vよりも低い。このため、シビアに1.5Vの供給が求められる機器に使用することは推奨されない。
含有するカドミウムが有害であり、廃棄時に環境へ悪影響を与える問題があることと、容量が少ないことから、ニッケル・水素蓄電池への転換が進んでいる。しかし、歴史が長く取り扱いのノウハウが豊富であることや、瞬発力の高さや生産コストの面から、ラジコンなどホビーの分野、電動工具用の蓄電池としては現役で広く使われ続けてきた。近年、需要や製造メーカーの減少により、ニッケル・水素蓄電池よりも価格が高くなる逆転現象が続いていたが、ガーデニング用ソーラーライトの普及により需要の減少に歯止めがかかったため沈静化した。
目次 |
[編集] 種類
極板形式による分類は次のとおり。
- ポケット式アルカリ電池
- 焼結(シンター)式アルカリ電池
- 特に極板を薄くすることが出来る為、特に短時間で大電流を取り出せる瞬発力の大きさが期待出来る。
[編集] 特徴
- 内部抵抗が小さい
- 大電流の放電が可能
- 電圧がゼロになるくらいまで放電をしても(過放電)、所定の回復充電を行うことにより容量が回復する
- 蓄電池としては、少々雑な扱いにも耐えると言える
- 低温環境での電圧降下が少ない
[編集] 問題点
- 自然放電が多い(ニッケル・水素蓄電池よりは少ない)
- ニッケル・水素蓄電池に比べて容量が少ない
- メモリー効果が顕著にあらわれる
- 自然環境への影響(使用しているカドミウムが有害)がある。そのため、使用済み電池の回収が行なわれている。
- 起電力が負の温度特性を持っているため、サーマルランナウェイ(熱暴走)を起こす。
[編集] 反応式
正極: NiOOH + H2O + e- → Ni(OH)2 + OH-
負極: Cd + 2OH- → Cd(OH)2 + 2e-
最終更新 2009年6月25日 (木) 03:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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