ネカマ

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ネカマとは、姿が見えず素性がわからないネットワーク社会の匿名性を利用して、男性が女性を装うこと及び装っている人、またその行為。対語として逆のケースの「ネナベ」がある。「ネットおかま」が略語化されて出来た言葉で、インターネット以前のパソコン通信時代から用いられている。

匿名の上に成り立っているネットワーク上で男女の判別に意味があるのかどうかはともかく、ネカマは一部の利用者には忌み嫌われている。しかし相手の積極的な協力がない状態で確実に判別する方法はなく、またネナベも存在することから、どの程度の利用者が現実の性と違う性を装っているかは結局のところわからない。

目次

[編集] 歴史

パソコン通時代は草の根ごとに方言のごとく色々差があるためあまり強くは言えないが、当初はジョーク的な使われ方をすることが多かった。

インターネットが始まった頃、出会い系のチャットで女性に成り済まして男をからかう、もしくは騙して貢がせるなどの犯罪的な行為を行う者が現れ、雑誌やテレビでも取り上げられた為、ネカマ=詐欺師犯罪者というイメージが強く一般に広まった。そのため、インターネットカフェ以外の一般家庭にもインターネットが普及し始めた頃は、騙すことを目的としている者とは別の、ただの趣味や遊びでやっている者を指す言葉を作ろうという論議がいくつかの掲示板で行われたが、「女性と思われる行為をしている者は全て犯罪者だ」という不正者論や「女性と解らなくていい。ただ男性は先に男性と明かせ。女性も既婚とおばさんもだ」という少々別のことが目的と思われる論等の一部の猛反発にあい、ネカマという単語を使っただけで荒らし認定されるほど一時期は荒れる禁止ワードになった。

やがてお笑い芸人のオカマキャラ(オネェキャラ)の一般への定着などもあってか、ADSLなどの低額常時接続の登場及びネット料金引き下げにより次々と増える新規参入者への断片的なネカマという言葉の広がりに合わせいつの間にかその議論はほとんど消えてしまった。

現在でのネカマかそうでないかの線引きは個々人によって多様に異なり、自らを女性であると明言している場合のみを指す者もいれば、言葉遣いを丁寧で礼儀正しく細かに周りに気を使っている、言いかえればまるでドラマやアニメの女性のような行動をする者、またはオンラインゲームのキャラやアバターといった自己の分身となるものに女性の容姿や名前を使用している者、果ては男性キャラで男名男言葉で喋っていてもリアルでは女性、つまりネナベと一方的に勘違いされた者にも、ネカマと呼ぶ者もいる。

オンラインゲームにおけるネカマ自体に悪性はなく、ネカマを利用して男性ないし女性を騙す行為にまで発展しなければ、基本的に害はないとみられる。

近年は腐女子と定義される者が匿名掲示板等で理想の男性を演じる事も少なくなく、一説ではネカマよりもネナベのほうが多いとされ、こちらの方はネカマとは逆に少々賞賛されている趣がみられる。

[編集] 目的・動機

ネット上で男性が女性を装う理由は個々により違うが、以下のような点が挙げられる。

[編集] 物質的な利益

  • ゲーム内で有利
日本産・韓国産のオンラインゲームでは、女性キャラクターの方が装備が充実していたり(特にメイド服等の萌え系装備が実用的な能力を備えている場合)、参加できるイベントが多かったりと利点が多い(俗に言う洋ゲーだとやや逆の傾向がある(ビキニアーマー等はあくまでも絵画上のネタであり、洋ゲーで服が鎧より丈夫などと言うことは基本的に無い))。
また、ゲームによっては、成れる職業(たとえば同じ「神の戦士」でもパラディンはどちらでも成れるが、ワルキューレは女性しか成れない上、利点も多い等)や使えるスキル(技)、基本数値に違いがある場合もある(男は腕力が高く、女は器用さが高い等。また、アクション性が有るなら能力が同じなのに体が小さい(攻撃が当たりづらい)のは利点と言える。リーチも短そうだが、武器の大きさだけで決まる場合も多い。飛び道具なら基より関係ない)。
ゲーム内の通貨やアイテムを周囲のプレイヤーに貢いでもらう目的で行われる場合もある。
  • 現金を貢がせる
インターネットへの接続料金から、家族が病気等と言い騙し、数十万円振り込ませてから消え去るまで色々[要出典]
  • 職業としてのネカマ
有料サイトでキャッシュバック制度を利用したり、雇用関係を結ぶ。楽しみながらお金を稼げて一石二鳥。従量課金制出会い系サイトサクラの半数はネカマと言われている[要出典]

[編集] 精神的な満足

  • 優しく(チヤホヤ)されたい
男性よりも女性の方が人当たりが良くなる風潮に基づく。
特定のキャラクターになりきる事や、架空の人物(自分の理想とする人物象等)を作り出すことに楽しみを覚える。
  • そのキャラクター・名称・容姿を押している(応援している)。
装うというよりキャラクターグッズを持ち歩いたり、人気投票に投票したりしているような状態。
  • 女性と思わせて周りの反応を楽しみたい
男性を騙すことが楽しい。からかうことを遊びにしている。
  • 見た目が可愛いキャラクターを選びたい
周囲の対応やなりきりプレイとは関係なく、単純に美的感覚の問題。プレイヤーが、ゲーム内の男性キャラクターの外見が女性キャラクターに比べて劣ると判断した場合。劣らなくとも3D後方視点タイプで「男の尻など見続けたくない」と言う男性も多い。また萌え系装備の多いゲームでは実用性が無くとも男性キャラよりファッションを楽しめる。
  • 流行りと勘違いしている
ネカマの方が多数派のゲームもあり、中には見た目に劣る男性キャラクターを使っていると却って変人扱いされる事もある[要出典]
  • 異性に対して強く憧れを感じる
異性であることを疑似体験する。
  • 自分の性別に対して不満を感じる
異性を疑似体験して不満を解消する。
自分や親しいものを楽しませるため。

[編集] その他

  • 実は何も考えてない
所詮ネット内のことなので性別とかを全く気にしておらず、女性の振りをしている・もしくは女性に見られていると思っていない。
普段周りに居る男性の喋りを文字にしてみると声と口調で男らしく聞こえるだけで意外と丁寧だったり、周りに居る女性の喋りも文字にしてみると意外と男っぽかったりすることは多い。
  • ハッキリと男そのもの(なのに、何故か女性と思われる)
周囲が誤解するケース。
  • 女性を装っている男性の振りをしているが本当は女性
ナンパ追跡行為を受けた・そういった話を聞いた・男女間の話が煩わしい、と考える女性が、「女性の振りをする男性」を装っているケース。

[編集] 海外での事例

中華人民共和国の某ネットゲームサービスでは、ネカマの参加を禁止を表明しており、一部で差別行為として問題視している。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月21日 (土) 18:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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