ノルディックスキー・コンバインド
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ノルディックスキー・コンバインドは冬季スキー競技スポーツの一つで、クロスカントリースキーとスキージャンプという二つのノルディックスキー競技を組み合わせて競う競技のことである。ノルディック複合とも言う。英語ではNordic combinedと呼ばれ、ドイツ語ではNordische Kombinationと呼ばれている。
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[編集] 解説
クロスカントリーでは持久力、ジャンプでは瞬発力が必要となるため総合的な運動能力が求められる厳しい競技と言え、ヨーロッパではこの種目の王者を「King of Ski」(キング・オブ・スキー)と呼ぶ。冬季オリンピックの競技種目となっている。テレビのスポーツニュース等などでは「スキー複合」と伝えることがあるがノルディック複合とアルペン複合(回転と滑降の2種目を行う)の2つがあるため「スキー複合」という言い方は適切でない。
[編集] 日本における競技認知度
日本においてこの競技が知られるようになったのは1992年のアルベールビルオリンピックの団体戦において伏兵の日本チーム(荻原健司、河野孝典、三ヶ田礼一)がいち早くV字ジャンプを取り入れ(ちなみにV字で飛んだのは荻原のみ)優勝したことである。それまで日本では全く無名の競技だったが、一躍注目を浴びることとなり、翌シーズンのFISワールドカップにて荻原健司が個人総合優勝すると一気にスターダムにのし上がった。
荻原は前半のジャンプでトップに立ち後半の距離で逃げ切ると言う必勝パターンを確立、個人総合3年連続優勝を果たす。1994年のリレハンメルオリンピックでは荻原が個人戦の優勝を逃したものの荻原に次ぐ実力を持つ河野孝典がビーク(ノルウェー)とのゴール前スプリント勝負を制し、見事銀メダルを獲得。団体戦では荻原、河野に、前回大会直前でメンバーから外れた阿部雅司を加え、2位以下に圧倒的な差をつけ2連覇を果たす。
しかし日本勢のあまりのジャンプでの強さにFIS(国際スキー連盟)側はルールの改正を提案、前半ジャンプのポイントの比重を下げ後半クロスカントリーの比重を上げるというものだった。これに対し第一人者の荻原もクロスカントリーの走力アップに力を入れ、走力でも上位に入る力をつけたが、前述のルール改正(距離重視)が幾度もおこなわれたことと外国勢のジャンプの強化、荻原のジャンプの不調などにより、その後日本勢はほとんど勝てなくなった。結局長野以降のオリンピックで日本は個人・団体ともメダルを逃している。このときからの距離有利のルールが現在も続いており日本勢は苦戦を強いられてきた。
日本勢では荻原の現役引退後頭角を現してきた高橋大斗が2004年3月のFISワールドカップ・ラハティ大会にて得意のジャンプを活かし日本勢として久々に優勝。このほか日本勢では珍しく距離が強い小林範仁も2006年のFISワールドカップで4位に入った。
また、2009年2月のノルディックスキー世界選手権(リベレツ/ チェコ)では、小林範仁、湊祐介、加藤大平、渡部暁斗の日本チームが優勝し、復興の兆しが見え始めている。
[編集] 生い立ちと変遷
[編集] スキージャンプ
[編集] クロスカントリースキー
[編集] ルール
競技のルールは前半ジャンプを行い、そのポイント差をタイムに換算し、後半クロスカントリーではジャンプの成績が良かった順からタイム差をつけて後続が次々とスタート、トップでゴールした選手が優勝となる。これはグンダーセン方式とよばれる(グンダー・グンダーセンの項目参照)。これに対して最近ではFISワールドカップにおいて従来と逆で、クロスカントリーを行った後ジャンプを行なうマススタート方式で競技が行なわれることもある。世界選手権は個人ノーマルヒル・マススタート、個人ノーマルヒル・グンダーセン、個人ラージヒル・グンダーセン、団体の4種目で行われている。それぞれでルールが異なる。
FISワールドカップでは、個人ラージヒル・グンダーセンを中心に行われている。
[編集] グンダーセン方式のルール
[編集] スキージャンプ
採点方法はスキージャンプの項目を参照。
- 個人ラージヒル - 選手はラージヒルでジャンプを1本飛ぶ。
- 個人ノーマルヒル - ノーマルヒルでジャンプを1本飛ぶ。
- 団体 - 1チーム3~4人がラージヒルで1本ずつジャンプを飛び、得点合計がチームの成績になる。トリノオリンピック以降は団体もジャンプはラージヒルとなり、2009年の世界選手権からジャンプの本数が1本となった。
[編集] クロスカントリースキー
ジャンプで得た得点を1位の選手を基準としてポイントに比例したタイム差に換算し、ジャンプ1位からスタート、最初にゴールした選手またはチームが優勝となる。距離は以下の通り。
- 個人ラージヒル・個人ノーマルヒル - 10km
- 団体 - 1人につき5kmまたは10km
スプリントは1日で全ての競技が終了するが、個人戦と団体戦は多くの場合は2日間かけて行われる。
2007年の世界選手権までは、スプリントが7.5km、個人が15kmで行われていたが、現在は個人は10kmに統合されている。
[編集] マススタート方式のルール
[編集] クロスカントリースキー
マススタート方式はクロスカントリーを先に行う。一斉スタートにより順位を決定する。
[編集] スキージャンプ
クロスカントリーでのタイム差を得点に換算し、2本飛んで得点の最も高い選手またはチームの優勝となる。クロスカントリーで最下位だった選手からスタートする。
[編集] 主な大会
[編集] オリンピック
[編集] ノルディックスキー世界選手権
- 日本選手(団体)の金メダル一覧
- 日本選手(個人)の金メダル一覧
- 1993年ファルン(スウェーデン)/荻原健司
- 1997年トロンハイム(ノルウェー)/荻原健司
[編集] FISワールドカップ
- 日本選手の個人総合上位成績一覧
- 1990-1991シーズン
- 7位/阿部雅司
- 1992-1993シーズン
- 優勝/荻原健司
- 3位/河野孝典
- 4位/阿部雅司
- 1993-1994シーズン
- 優勝/荻原健司
- 2位/河野孝典
- 1994-1995シーズン
- 優勝/荻原健司
- 4位/荻原次晴
- 5位/河野孝典
- 10位/阿部雅司
- 1995-1996シーズン
- 2位/荻原健司
- 1996-1997シーズン
- 6位/荻原健司
- 1998-1999シーズン
- 7位/荻原健司
- 1999-2000シーズン
- 6位/荻原健司
- 2001-2002シーズン
- 5位/高橋大斗
- 2003-2004シーズン
- 5位/高橋大斗
- 2004-2005シーズン
- 8位/高橋大斗
- 1990-1991シーズン
[編集] ホルメンコーレン
[編集] 国内大会
[編集] 女子選手種目のない競技
ノルディックスキー・コンバインドは欧州では人気の高い競技だが、欧米及び日本以外では競技人口が少なく、近年冬季競技に力を入れている中国や韓国でも競技人口が少ないと言われている。ノルディックスキーの女子ジャンプ競技は女子選手の増加によって2009年世界選手権より正式種目になったが、コンバインド種目は欧州でも女子選手が少なく、公式大会の開催は今のところない。
[編集] 外部リンク
- 国際スキー連盟(FIS)公式サイト
- 全日本スキー連盟(SAJ)公式サイト(コンバインド)
- ウィキペディアノルディックコンバインド(複合)サイト(英語)
- ウィキペディアノルディックコンバインド(複合)サイト(ドイツ語)
- ウィキペディアスキージャンプサイト(英語)
- ウィキペディアスキージャンプサイト(ドイツ語)
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最終更新 2009年9月24日 (木) 07:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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