ハイペロン

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ハイペロンは、ストレンジクォークを含む(ただし、チャームクォーク、ボトムクォーク、トップクォークを含まない)バリオンである。言い換えると、ストレンジネスがある(ただし、チャームボトムネス、トップネスはない)バリオンである。重核子、超核子、超重粒子ともいう。しかしながら、粒子物理学者がこれらの和名で呼ぶことは皆無と言っていいほど無い。

目次

[編集] 種類

バリオン8重項。最上段のn・p以外のΣ・Ξ・Λがハイペロン。Qは電荷、Sはストレンジネス。
バリオン10重項。最上段のΔ以外のΣ*・Ξ*・Ωがハイペロン。

Σ粒子、Ξ粒子、Λ粒子、Σ*粒子、Ξ*粒子、Ω粒子がある。アイソスピンの第3成分を考慮に入れる(アップクォークとダウンクォークを区別する)と、全部で12種類になる。

8重項
sdd = Σ
(sud + sdu) / √2 = Σ0
uus = Σ+
dss = Ξ
uss = Ξ0
(sud - sdu) / √2 = Λ0
10重項
(sdd + dsd + dds) / √3 = Σ*-
(uds + sdu + usd + dsu + sud + sdu) / √6 = Σ*0
(uus + usu + suu) / √3 = Σ*+
(dss + sds + ssd) / √3 = Ξ*-
(uss + sus + ssu) / √3 = Ξ*0
sss = Ω

[編集] 性質

寿命は10-10~10-8 sと、核子に比べきわめて短命である。

質量は核子の数割増しである。

1つの核子と、1つまたはいくつかの中間子に崩壊する。

個々のハイペロンの性質についてはバリオンも参考。

[編集] 研究

ハイペロンは、通常の原子核には含まれないので、原子核内でパウリの排他原理の制約を受けない。そのため、ハイペロンを使って原子核の内部を探ることができる。

ハイペロン-核子相互作用を研究することで、一般化された強い相互作用の性質がわかる。 この相互作用は、ハイパー核を作り、そのエネルギー準位を調べることによって研究されている。

[編集] 関連用語

ハイパー核またはハイパー原子核は、ハイペロンを含む原子核である。

スーペロンは、チャームクォークを含む(ただし、ボトムクォーク、トップクォークを含まない)バリオンである。

最終更新 2008年12月18日 (木) 11:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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