ハイマウントストップランプ
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ハイマウントストップランプ(Highmount stoplamp)とは、自動車・自転車といった乗り物の尾灯 のうち、制動装置と連動する、特に高い位置に装備されたライトのことである。当初はランプの部分のみが社外品として販売された形だったが、現在はランプの装備が義務化されている。
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[編集] 機能
一般に尾灯は、夜間などに後ろを走る車に前に車が走っていることを知らせるためのもので、2灯を左右対称に両側に配置するものである。そして、その多くはストップランプと兼用、あるいは一緒に配置される。しかし、通常より車高が高い車種、あるいは尾灯の位置が低い場合、後方からの視認性を高める意味で、より上部に別途ストップランプを装着する場合がある。 基本的に色は法例に則り赤色、光源は、多くLEDが使用される。これは、低消費電力、低発熱、低価格、長寿命といったLEDの特性が、ハイマウントストップランプの用途に合致したものである。
設置の根拠は「自動車の後面には、補助制動灯を備えることができる」とする保安基準の第三十九条の二であり、現在新たに製造される車には設置が義務づけられている。ただし、平成17年以前に製造された車に関しては義務づけられていない。
[編集] 配置
ハイマウントストップランプは高所に装着されるのであるが、車種や車格によって、あるいは車体の構造によって装着される位置が異なる。また、LEDは、発熱処理の関係上、輝度を抑えたものを数本あるいは数十本をまとめて使用するのが普通であるため、ランプ内部のLEDの配置も問題となる。 ハイマウントストップランプは、多く、車の中心線上に1つが配置される。これは、ランプで3角形を構成することで、見たものに高さと面を意識させることで、存在感を強調するものである。このことはいくつかの実験でも確認されているが、その理由や、他の配置に対する優位性の評価に対しては、絶対的なものとはいえない。事実、いくつかのメーカーの純正ハイマウントストップランプは、横一列だったり、最上部の両側2カ所に配置するものだったりと、それぞれが工夫を凝らしている。 後付けやオプションのもので、車内に配置し窓を通して視認させるようなものもある(リアウイングが設定されているセダンでは設定されず、ウイング部に装着されることが多い)。 尾灯を高い位置に装着することは、特にハッチバック型の自動車においてはコストダウンにもつながるため(リアピラー部を覆うように尾灯を設けることで、パネルの溶接跡を目隠しできる)、高い位置に尾灯があるにも関わらず、補助のランプを高い位置につける傾向も見られる。しかしこれは、次項に述べるような危険性も孕んでいる。
小型トラックの場合はキャブ内に配置することになるが、貨物を積載すると多くの場合貨物に遮られてしまって意味を成さなくなる。 大型トラックや中型トラックの場合はテールランプの内側にユニット化された物が装着される為、この様な欠点は無い。
なお、法令では中心部に1つ設置するのが正しいのであるが、前述のようにユニットとしてのライトが中心部にあれば良いので、このようなバリエーションが産まれる。ただし、義務車に関しては、そのライトを改変してはならない。LEDや配線にも寿命があり、消えてしまうこともあるが、装着されている状態で作動しない場合は車検に通らない。
[編集] 欠点
高所にランプを装備することで、車自体の視認性をあげることはできるが、それが追突等の事故を減らすかといえば、必ずしもそうではない。 実際に効果を発揮する夜間において、1灯、あるいは2灯のみのハイマウントストップランプを視認した場合、遠近法から、実際より車間距離が遠く見え、追突の可能性が逆に高まる危険性がある。このことから、各方面で尾灯の高さを制限する動きが見られる。
また、ボックス型の自動車に見られるように、ランプどうしが高い位置に寄り添う場合も、同じ理由で追突の可能性が高くなる。この場合、できるだけ低い位置に、同じ幅でランプ、あるいは反射板を装備すると、面としての距離感が与えられるため、危険性を軽減できるとされる。この手法は、ホンダなどのメーカーの車で見られる。
商品に差を付けるため、赤以外の色を照射するものや、明滅するもの、パターンが流れるもの、メッセージを表示するものもあるが、これらも、注意力をそぐ結果になり逆効果である。また、保安基準に抵触する。 ただし、ABS の作動や、速度制限、あるいは積載物に関係する情報等は、その点に注意力を分けてもらわなければならないので、例外であるが、こういったメッセージランプはハイマウントストップランプには含まれない。
[編集] オートバイでの採用
バイクでは、車高に対して標準の尾灯が高い位置にあるため、あまり使用されないが、屋根付きのものや、トップケースを利用する場合は装着することがある。もともと装着されている車種に、新たにトップケース等のストップランプを接続すると保安基準に抵触する。
[編集] 自動車以外の採用
自転車では、他の自転車に比べ車高が低いリカンベントタイプの自転車に使われることがある。元々自動車からの視認性が悪く、旗等では夜間にはどうしても事故に遭う確率が高いためであると思われる。この際も、距離感の喪失や、小さい灯火が何を意味するか分からないドライバー等との間で事故の発生がおこる可能性がある。前照灯や反射板等と併用し、効率のよい使用法が求められる。
路面電車に装着されることがあり、都電荒川線でその例を見ることができる。
最終更新 2009年9月5日 (土) 13:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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