ハウステンボス (列車)

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ハウステンボスとは、九州旅客鉄道(JR九州)が博多駅 - ハウステンボス駅間を鹿児島本線長崎本線佐世保線大村線経由で運行する特急列車。本項においては、前身にあたるオランダ村特急についても述べる。

専用塗色車 早岐駅にて
専用塗色車 早岐駅にて

目次

[編集] 運行概況

[編集] 運行本数

通常は1日5往復の運転で、土曜・休日は8往復、最繁忙期には9往復に増発される。博多駅 - 早岐駅間は特急「みどり」に併結して運転。運行日は以下の通りである。なお、号数表記が太字になっている列車は博多駅 - 肥前山口駅間で「かもめ」とも併結。

運行日\上下 下り 上り
毎日運転[1] 3・5・9・13・15 12・14・2022・24
土曜・休日運転 71719 16・18・26
最繁忙期運転 11 82[2]
  1. ^ 9・24号は毎日運転だが臨時列車扱いで、運休日は「みどり9・24号」として運転される。この運用は2007年3月18日より設定されているが、それ以降9・24号は9号が1日だけ団体扱いになったのを除き毎日運転されている。
  2. ^ 82号は全区間単独運転。

また、臨時列車に関しては平日にも、団体専用列車として運行されることがある。この場合、駅や車内の案内では全車指定席として扱われる。

この他、1月1日の早朝に、ハウステンボスのカウントダウンイベント向けの臨時列車「ハウステンボスカウントダウン号」が運行される。上りのみ6本程度の運転で、号数は70号から始まる。

[編集] 列車番号

定期列車は号数+6000H、臨時列車は号数+7000H、11号、82号は9035M、9034Mである。末尾が通常電車列車に用いられる"M"でないのが特徴であるが、前述通り82号を除いて併結運転するため、実際に「○○○○H」を用いるのは早岐駅 - ハウステンボス駅間のみである。

[編集] 使用車両

全列車783系電車(ハイパーサルーン)のCM21 - 25編成を充当。稀に「かもめ」用のCM1 - 5編成が1両減車の上充当されることがあるが、「みどり」に比べると編成に余裕があるため、この代走が見られることは少ない。

[編集] 編成内容

※併結相手の「かもめ」「みどり」の編成はそれぞれのページを参照のこと。「かもめ」はハウステンボス側、「みどり」は博多側に併結する。「かもめ」との車内間通り抜けは不可能。「みどり」との通り抜けは可能(不可能の場合もある)。

←ハウステンボス 博多→
7 8 9 10
G

※9・24号の運休日は「みどり9・24号」として運転し、早岐駅で増解結する。

全車禁煙。各車両ともハウステンボス寄りのA室と博多寄りのB室に分かれる

緑枠G→グリーン車指定席 白枠→普通車 指→座席指定席 自→自由席

※上り列車は佐賀駅より、8号車・9号車A室の空席を自由席として開放する。「かもめ」と併結する場合は7号車B室も開放される。

停車駅

博多駅 - 二日市駅 - 鳥栖駅 - 佐賀駅 - 肥前山口駅 - 武雄温泉駅 - 有田駅 - 早岐駅 - ハウステンボス駅

この他、以下の駅に臨時停車する。

臨時列車の82号は、二日市駅を通過することがある。

[編集] 特徴・利用状況

当列車は名前の通りハウステンボスへのアクセスが主な目的であるが、ハウステンボスの入場者数が減少傾向にある現在は「みどり」の補助列車(増結編成)としての役割が強くなった。土曜・休日やピーク期には混雑も見られるが、平日の午後の下りや午前中 - 昼間の上りではかなりの空席状態になることもある。自由席は「かもめ」「みどり」と同様に佐賀駅での入れ替わりが激しいが、「かもめ」「みどり」と3階建て列車を組む場合は「ハウステンボス」がホームの中央に来るため、上りでは「ハウステンボス」の混雑が特に大きい傾向がある。

また、各地域とハウステンボス駅を結ぶ「2枚きっぷ・4枚きっぷ」は佐世保駅までのものより割高な傾向があるが、これは佐世保駅前に発着する高速バス側の事情によるものが大きい。博多駅交通センター発着の「させぼ号」はハウステンボスまでは乗り入れず(かつては福岡市とハウステンボスを結ぶ高速バス「ハウステンボス号」もあったが、利用不振により廃止された)、ハウステンボスに乗り入れるものも(「さいかい号」など)佐世保行き便の場合、一旦佐世保駅に寄ってからハウステンボスに向かうため、時間的に列車「ハウステンボス」の方が優位になっているのである。

[編集] 沿革

協調運転する「オランダ村特急」と「有明」
  • 1988年3月20日長崎オランダ村への観光誘致のため、小倉駅 - 佐世保駅間をキハ183系気動車1000番台で運転する季節特急「オランダ村特急」運行開始。
    • 運転区間は全線電化区間にも関わらず気動車が用いられたが、これは183系1000番台が「オランダ村特急」運転日以外もオランダ村のPR車両として九州各地を走っていたからである。この1000番台は展望車を両端に備えていた(現在は改造の上「ゆふDX」に使用)。
    • 停車駅は小倉駅 - 黒崎駅 - 折尾駅 - 香椎駅 - 博多駅 - 鳥栖駅 - 佐賀駅 - 武雄温泉駅 - 早岐駅 - 佐世保駅で、肥前山口駅有田駅を通過にするなど「みどり」との差別化は図られていた。
  • 1989年3月11日門司港駅発着に変更。
  • 1989年4月29日、下り列車について485系電車の特急「有明」と博多駅まで併結運転。電車と気動車の協調運転は世界初(電車と気動車の併結自体はすでに「雷鳥」と「ゆぅトピア和倉」でなされていたが、「ゆぅトピア和倉」は「雷鳥」との併結時は無動力であった)。
  • 1990年3月、下り列車の「有明」との分割駅を鳥栖駅に変更。
  • 1992年3月25日ハウステンボス開園と共に「オランダ村特急」に代わり、博多駅 - ハウステンボス駅間を485系電車で運転する特急「ハウステンボス」運行開始。
    • 当時は8 - 10号車の3両編成で、普通車のみの編成であった。ただし「増10号車」を増結して4両で運転することも多かった。
    • おおよそ平日8往復、土曜・休日10往復の運転。ただし、時期によって差が見られた。
    • 博多駅 - 早岐駅間は臨時列車の81・82号を除き「みどり」に併結。
    なお、81・82号は有田陶器市期間中、博多駅 - 早岐駅間で同区間を走る臨時特急「有田陶器市81・82号」を併結。
  • 1993年3月18日、一部列車にグリーン車を設定。
  • 1994年3月、7 - 10号車の4両編成に増強(ただし1年ほど3両編成で運転することもあった)。同時に外装を赤一色から、赤・青・黄・緑をブロックパターンに配色した塗装に変更。グリーン車の設定はなくなる。
  • 1995年5月24日、「ハウステンボスジェイアール全日空ホテル」開業を記念して、81号、82号に本来は「ソニックにちりん」(当時)用の883系電車を充当(25日、6月1日も883系で運転)。翌年も開業1周年記念として883系が使用された日があった。
    • なお、883系の日豊本線系統以外での充当は、2008年3月14日までこの「ハウステンボス81号、82号」のみであった。
  • 1996年3月16日、一部を定期化し、エル特急となる。
  • 2000年3月11日、この時のダイヤ改正により、以下のように変更。
    1. 使用車両をハイパーサルーンに変更。同時に全列車にグリーン車を設定(なお、「ハウステンボス」から撤退した車両は「きりしま」「ひゅうが」に転用された)。
    2. 本数は平日4往復、土曜・休日8 - 9往復に減便(このこともあって以後8両で運転する「みどり」が増加する)。
    3. 81・82号の「有田陶器市号」併結は廃止。
  • 2000年10月 - 11月、81・82号に本来は「有明」用の787系電車が使用された。787系は一般旅客列車として初めて佐世保線に乗り入れた。
  • 2003年3月、この頃から平日はほぼ毎日5往復での運転になる。また、81号は11号に変更し、「みどり11号」に併結されることになった。
  • 2003年7月、主に土曜に佐世保線上り最終特急「みどり32号」の後に走らせる形で、臨時の「ハウステンボス88号」運転開始。
    • この列車の車両は本来8両編成で佐世保駅まで行く「みどり23号」の前4両を早岐駅で切り離して充当していた(なお「みどり23号」は折り返し32号になるので、実質所定8両の「みどり32号」を4両ずつ続行運転させたものであった)。ただし利用は芳しくなく、1年ほどで設定はなくなった。
  • 2005年3月1日、「みどり」と同時に車内販売の営業を廃止。
  • 2007年3月18日健康増進法第25条により、「ハウステンボス」全列車全車両が禁煙となった。
  • 2008年7月頃、JR九州がエル特急の呼称を中止したため、「ハウステンボス」も種別呼称を特急に変更した。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年7月9日 (木) 11:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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