ハヌマーン

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テラコッタでできた、5つの顔をもつハヌマーンの彫刻

ハヌマーンहनुमान् Hanumān)は、インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻アンジャナーとの間にもうけた子とされる。ハヌマットहनुमत् Hanumat)、ハヌマンアンジャネーヤ(アンジャナーの息子)とも。

目次

[編集] ラーマーヤナでの記述

ヒンドゥー教の聖典ともなっている叙事詩『ラーマーヤナ』では、ハヌマーンは猿王スグリーヴァが兄ヴァーリンによって王都キシュキンダーを追われた際、スグリーヴァに付き従い、後にヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子とラクシュマナに助けを請う。ラーマが約束通りにヴァーリンを倒してスグリーヴァの王位を回復した後、今度はラーマ王子の願いでその妃シータの捜索に参加する。そしてラークシャサ(仏教での羅刹)王ラーヴァナの居城、海を越えたランカ(島の意味。セイロン島とされる)にシータを見出し、ラーマに知らせる。それ以外にも単身あるいは猿族を率いて幾度もラーマを助けたとされており、その中でも最も優れた戦士、弁舌家とされている。

[編集] 現在の民間信仰

今でも民間信仰の対象として人気が高く、インドの人里に広く見られるサルの一種、ハヌマンラングールはこのハヌマーン神の眷属とされてヒンドゥー教寺院において手厚く保護されている。中国に伝わり、『西遊記』の登場人物である斉天大聖孫悟空のモデルになったとの説もある[1]

福音館書店より『おひさまをほしがったハヌマン』として童話化されている[2]

[編集] ハヌマーンに由来する同名のもの

[編集] 出典

  1. ^ 中野美代子『孫悟空の誕生 ― サルの民話学と「西遊記」』 1980年 ISBN 4006020503
  2. ^ A.ラマチャンドラン・再話、松井直・訳
ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月13日 (金) 17:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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