ハリー・ポッターと秘密の部屋
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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(ハリー・ポッターとひみつのへや、原題:Harry Potter and the Chamber of Secrets)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングが1998年に発表した、子供向けのファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第2巻。同じ題名で映画化されている。
日本語訳された際、先天性疾患に対する差別的表現があったと指摘され、66刷以降は該当部分を削除している。
目次 |
[編集] 概要
ホグワーツ魔法魔術学校の2年生となったハリー・ポッターが、親友と共にホグワーツ城で起こった「秘密の部屋」事件を解決するまでの1年間を描く。
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
夏休み、ハリー・ポッターは唯一の身寄りであるダーズリー家へ帰省していた。初めての友人も出来て、夢のようだったホグワーツ魔法魔術学校での生活を中断されていたハリーのもとに、ドビーと名乗る屋敷しもべ妖精が現れる。そしてドビーはハリーにホグワーツに戻ってはならないと警告する。だがそれを拒否したハリーの前でドビーはケーキに浮遊術をかけ、ハリーの仕業と見せかけてマグルの前で魔法を使ってしまう。その後ドビーは「姿くらまし」し、ハリーを学校に行かせないために退学にさせようとした。その後ダーズリー一家の怒りに触れたハリーは部屋に閉じこめられたばかりか、規定に違反したとして魔法省から警告を受ける。部屋に監禁されたハリーは、ロン・ウィーズリー、フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー達に空飛ぶフォード・アングリアで救いだされて、ウィーズリー家へと向かった。
新学期の新しい教科書を買うために訪れたダイアゴン横丁で、ハリーはホグワーツの森番、ルビウス・ハグリッドや親友のハーマイオニー・グレンジャーと再会する。書店ではハンサムな魔法使いギルデロイ・ロックハートのサイン会が行われていて、有名であるハリーと彼は一緒に日刊予言者新聞の記者に写真を撮られ、教科書に指定されている彼の自伝7冊全てを贈られる。その後、一行はスリザリン生のドラコ・マルフォイとその父親、ルシウス・マルフォイと出会い、ロンの父親のアーサーとルシウスは殴り合いの喧嘩になるがハグリッドに止められる。(映画ではドラコ・マルフォイの「学校で会おう」で終わっている)
新学期、キングズ・クロス駅の9と3/4番線へつながる柵を何故か通り抜けられなくて柵に激突したハリーとロンは、ホグワーツ特急に乗り遅れたためにアーサーが魔法をかけた空飛ぶフォード・アングリアでホグワーツへ向かった。フォード・アングリアはホグワーツの敷地内にある暴れ柳に激突し、そのためにロンの杖は折れ、車は2人を降ろして禁じられた森へと走り去った。途中でマグル(非魔法族)に空を飛んでいるところを見られたこともあり、退学処分を免れたが2人は罰則を受け、ロンは母親から吼えメールで散々叱られ、杖は折れたものをそのまま使用しなければいけなくなった。
ハロウィンの日に、管理人アーガス・フィルチの猫であるミセス・ノリスが石になる事件が起こる。その後、マグル出身者の生徒が石にされる事件が立て続けに発生し、伝説と化していた「秘密の部屋」が「スリザリンの継承者」の手で開かれたのではないか、という疑惑がホグワーツ城内に広まる。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ドラコ・マルフォイが「スリザリンの継承者」ではないかと考え、ポリジュース薬を使ってマルフォイから話を聞きだそうと計画する。
「秘密の部屋」の話題でもちきりになっていたある日、ロックハートの提案で「決闘クラブ」が開催される。このクラブにて、ハリーが蛇語を話せることが明らかになる。これを契機に、城内ではハリーが「継承者」ではないかという噂が広まる(サラザール・スリザリンは蛇語に長けていたことで有名だった)。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はクリスマス休暇を利用してマルフォイに探りを入れたが、マルフォイが「継承者」ではないことが判明する。
クリスマス休暇が明けたある日、ハリーは3階の女子トイレで黒く古い日記帳を見つける。その日記帳にはT・M・リドルの記憶が残されていて、その記憶を見たハリーは前回(50年前)の「秘密の部屋」事件の概要を知る。しかし、後日何者かに日記を盗まれてしまう。
日記を盗まれてからしばらくして、ハーマイオニーと女子生徒が襲われる事件が発生し、前回の事件の容疑者だと言われているハグリッドがアズカバンに送られてしまう。更にはアルバス・ダンブルドアが校長職を停職させられる事態になり、城内は更なる不安に駆られる。ハグリッドが去り際に残した言葉を基に「禁じられた森」に向かったハリーとロンは、ハグリッドに育てられた大蜘蛛・アラゴグから話を聞く。その話から、2人は知り合いである嘆きのマートルが前回の事件の犠牲者だったのではないかと推測、彼女から話を聞こうとする。
期末試験の3日前、2人は機会を得てマートルを訪ねようとしたがミネルバ・マクゴナガルに見つかってしまう。しかしハリーが「ハーマイオニーを見舞おうとした」と機転を効かせたおかげで処罰を免れ、2人はハーマイオニーを見舞う。見ると、石になっている彼女が小さな紙切れを握っている事に気付いた。2人が取り出したくしゃくしゃになった紙切れを見てみると、そこには「スリザリンの怪物」の正体が記されていた。これを見た2人は、今までの事実が全て整合性を持つことに気づき、寮監であるマクゴナガルに話そうと職員室へ向かう。しかしまたもや事件が起こる。内容はロンの妹であるジニー・ウィーズリーが「秘密の部屋」に攫われたので、翌朝、生徒を全員帰宅させるというものだった。話を聞いたロンとハリーは愕然とする。
ハリーとロンは、ロックハートが教授達から「スリザリンの怪物」退治を任されていたことを思い出し、彼を訪ねて一緒に「秘密の部屋」へ連れて行くことにする。マートルを訪ねた一行は彼女から死んだ時の話を聞き、「秘密の部屋」へ続くトンネルの入り口がマートルの棲む3階の女子トイレにあることを知り、「秘密の部屋」に乗り込んだ。途中、トンネルでロックハートとの間で小競り合いとなり、ロックハートが自身の記憶を無くす事態になる。その際トンネルが崩れた為に、ハリーはロンとロックハートを残して1人で「秘密の部屋」へ向かった。
「秘密の部屋」で横たわっているジニーを見つけたハリーは、そこに16歳のT・M・リドルがいるのを見て驚く。「リドルは50年前の生徒だったはずだ」と驚くハリーに、リドルは「これは50年前の記憶だよ。一連の事件は全て自分がジニーにやらせ、自分はジニーの魂で復活するのだ」と明かす。更にリドルは自らの正体が学生時代のヴォルデモート卿だと明かす。自分の目の前にいるこの青年が将来大人になり、ハリーの両親や他の魔法使いを殺したのかと思い悩むハリーにリドルが容赦なく襲い掛かり、スリザリンの怪物にハリーを始末させようとする。窮地に陥ったハリーのところへダンブルドアのペットである不死鳥のフォークスが飛んできてハリーに「組分け帽子」を渡し、ハリーを手助けする。ハリーは帽子から剣を取り出して怪物を倒し、その牙を使ってリドルを消滅させた。
その後、今回の「秘密の部屋」事件は全てルシウス・マルフォイの陰謀であったことがハリーに暴かれ、ルシウスは学校の理事をクビになる。ドビーはハリーの手によってマルフォイ家から「解放」され、自由な屋敷しもべ妖精となる。ロックハートはホグワーツ城を去らねばならなくなったが、ジャスティンやハーマイオニーをはじめ石にされた生徒達もみな元に戻り、ホグワーツに再び平和が戻った。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 映画
| ハリー・ポッターと秘密の部屋 Harry Potter And The Chamber Of Secrets |
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|---|---|
| 監督 | クリス・コロンバス |
| 製作 | デヴィッド・ハイマン クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ |
| 脚本 | スティーブ・クローブス |
| 出演者 | ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン |
| 音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
| 撮影 | ロジャー・プラット |
| 編集 | ピーター・ホーネス |
| 配給 | ワーナー・ブラザーズ |
| 公開 | 2002年10月15日 2002年11月23日 |
| 上映時間 | 161分 |
| 製作国 | アメリカ/イギリス |
| 言語 | 英語 |
| 制作費 | $100,000,000 |
| 興行収入 | $878,988,482 |
| 前作 | ハリー・ポッターと賢者の石 |
| 次作 | ハリー・ポッターと アズカバンの囚人 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| allmovie | |
| IMDb | |
小説と同じくシリーズの第2作として映画化された。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:デヴィッド・ハイマン、クリス・コロンバス、マーク・ラドクリフ
- 監督:クリス・コロンバス
- 脚本:スティーブ・クローブス
- 視覚効果:インダストリアル・ライト&マジック、フレームストアCFC、ムービング・ピクチャー・カンパニー、リーダー・セレビック、ジム・ヘリクソン・クリーチャー・ショップ、コンピューター・フィルム・カンパニー、ミル・フィルム、シネ・サイト
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
[編集] キャスト
- ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ(タイトル・ロール、吹き替え:小野賢章)
- ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント(吹き替え:常盤祐貴)
- ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン(吹き替え:須藤祐実)
- アルバス・ダンブルドア:リチャード・ハリス(吹き替え:永井一郎)
- ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス(吹き替え:谷育子)
- ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン(吹き替え:斎藤志郎)
- セブルス・スネイプ:アラン・リックマン(吹き替え:土師孝也)
- フィリウス・フリットウィック先生:ワーウィック・デイヴィス(吹き替え:田村錦人)
- ギルデロイ・ロックハート:ケネス・ブラナー(吹き替え:内田直哉)
- ポモーナ・スプラウト先生:ミリアム・マーゴリーズ(吹き替え:火野カチコ)
- マダム・ポンフリー:ジェンマ・ジョーンズ(吹き替え:麻生美代子)
- マダム・ピンス:サリー・モルトモア
- アーガス・フィルチ:デイビッド・ブラッドリー(吹き替え:青野武)
- コーネリウス・ファッジ:ロバート・ハーディ
- 嘆きのマートル:シャーリー・ヘンダーソン(吹き替え:坂本千夏)
- ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン(吹き替え:三枝享祐)
- ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス(吹き替え:上野容)
- ビンセント・クラッブ:ジェイミー・ウェイレット
- グレゴリー・ゴイル:ジョシュア・ハードマン
- オリバー・ウッド:ショーン・ビガースタッフ(吹き替え:川島得愛)
- パーシー・ウィーズリー:クリス・ランキン(吹き替え:宮野真守)
- フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス(吹き替え:尾崎光洋)
- ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス(吹き替え:尾崎光洋)
- ジニー・ウィーズリー:ボニー・ライト(吹き替え:高野朱華)
- コリン・クリービー:ヒュー・ミッチェル
- ジャスティン・フィンチ=フレッチリー:エドワード・ランデル
- ペネロピー・クリアウォーター:ジェンマ・パドリー
- モリー・ウィーズリー:ジュリー・ウォルターズ(吹き替え:一龍斎貞友)
- アーサー・ウィーズリー:マーク・ウィリアムス(吹き替え:梅津秀行)
- ドビー:トビー・ジョーンズ(声)(吹き替え:高木渉)
- ルシウス・マルフォイ:ジェイソン・アイザックス(吹き替え:諸角憲一)
- バーノン・ダーズリー:リチャード・グリフィス(吹き替え:楠見尚己)
- ペチュニア・ダーズリー:フィオナ・ショウ(吹き替え:さとうあい)
- ダドリー・ダーズリー:ハリー・メリング(吹き替え:忍足航己)
- ボージン:エド・チューダー=ポール
- アラゴグ:ジュリアン・グラバー(声)
- アーマンド・ディペット:アルフレッド・バーク
- トム・マールヴォロ・リドル:クリスチャン・コールソン(吹き替え:石田彰)
[編集] ゲーム
2002年11月23日には同タイトルのプレイステーション2用ゲームソフトも発売されている。
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最終更新 2009年10月30日 (金) 12:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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