ハワイ式噴火
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ハワイ式噴火(英: Hawaiian eruption)とは火山灰などをあまり噴出せずほぼ溶岩だけが流れ出るタイプの噴火である。ハワイの火山に多いのでこの名がある。このタイプの噴火が起こるのは、マグマが玄武岩質で粘度が低く、水分や気体の含有量が少なく、温度が高い場合に多い。地学的にはキラウエア火山のようなホットスポット上にある火山、カリフォルニア州のような沈み込み型のプレートの近くにある火山に多い。1964年から1967年にアイスランドのスルツェイ島で起こった噴火が有名である。
ハワイ式噴火は1950年のマウナ・ロア山噴火のように地の割れ目から起こることもあり、1959年のキラウエア火山噴火のようにほぼ丸い噴火口から起こることもある。地の割れ目から起こる場合には溶岩の噴出はあまり高く上がらないことが多い。丸い噴火口から起こる場合には高く上がり、1959年のキラウエア火山噴火では300メートル以上まで達した。(ただしハワイ式以外ではもっと高く上がることもあり、例えば日本の三原山では1986年にストロンボリ式噴火により1600メートルまで上がっている。)
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[編集] プルームテクトニクス
ハワイ式噴火が起こる主な条件は、マグマの主成分が玄武岩質であり、含まれる水分が1パーセント未満であることである。水分が多いと、水蒸気爆発が生じるのでハワイ式噴火にはなりにくい。ハワイ式噴火で生じる溶岩のほとんどは玄武岩である。ハワイにはアルカリ成分(カリウム、ナトリウム)が少なく石英が多いソレアイト玄武岩(tholeiite)が多い。一方、ハワイの火山としては比較的新しい、ハワイ南東にあるロイヒ海底火山は、アルカリ性玄武岩を生ずることが多い。これらの玄武岩を分析することで、地中のマグマの動き、ひいてはマントルによるプルームテクトニクスを解明できる。
[編集] 安全性
ハワイ式噴火は灰などの飛散物が少ないため、火山活動の中では安全なものと思われており、観光スポットとしても人気がある。
しかし、ハワイ式噴火は必ずしも安全とはいえない。1790年、キラウエアを行進中の兵士80名が死亡する事故が起こっている[1]。また、1924年5月18日、観光客が火口からの飛来物に当たり、それが原因で死亡している[2][3]。
[編集] 参考文献
- Frankel, Charles (2005). Worlds on Fire: Volcanoes on the Earth, the Moon, Mars, Venus and Io. Cambridge University Press, 21–22. ISBN 0521803934.
- Frankel, Charles (1996). Volcanoes of the Solar System. Cambridge University Press. ISBN 0521477700.
- Casadevall, T.J. (ed.) (1995). Volcanic Ash and Aviation Safety: Proceedings of the First International Symposium on Volcanic Ash and Aviation Safety. DIANE Publishing. ISBN 0788116509.
- MacDonald, Gordon A. (1983). Volcanoes in the Sea: Geology of Hawaii (2nd edition). University of Hawaii Press, 156–157. ISBN 0824808320.
- ^ Natural Hazards of North America (map), National Geographic Society.
- ^ William Melson (1982). Volcano. Time Life Books. ISBN 0-8094-4304-X.
- ^ "The 1924 Explosions of Kilauea". Hawaiian Volcano Observatory. 2008-03-19 閲覧。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月8日 (日) 06:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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